今回の旅は熊本県の北部に位置する、菊池市。透明度の高い湧水が流れる豊かな自然を有し、菊池一族を生んだ歴史の街です。菊池渓谷や肥後の石工により作られた現役の石橋に感動しました。レンタカーを使わない、熊本県菊池市のレポートです。
画像: 熊本県菊池市 歴史と湧水を巡る旅(前編)

西村 愛

2004年からスタートしたブログ「じぶん日記」管理者。47都道府県を踏破し、地域の文化や歴史が大好きなライター。
島根「地理・地名・地図」の謎 (実業之日本社)、わたしのまちが「日本一」事典 (PHP研究所)、ねこねこ日本史でわかる都道府県(実業之日本社)を執筆。 サントリーグルメガイド公式ブロガー、Retty公式トップユーザー、エキサイト公式プラチナブロガー。

歴史と自然の街、菊池市へ

今回も朝の便で羽田空港を出発し、熊本空港へ向かいます。いいお天気の中、上空からは阿蘇山が!熊本を空から見ると大きな盆地なのですね。広い平野を持つ熊本は、農業や酪農が盛んです。
空港から菊池温泉までは1時間15分ほどで到着します。空港の最寄り駅である肥後大津駅まではなんと無料タクシーが送迎してくれます。

天然のピーリング!良質なアルカリ性の温泉「菊池温泉」を中心にまわる。

菊池温泉は比較的新しい温泉で、戦後「熊本市の奥座敷」と呼ばれて栄えました。
お湯はpH値がとても高く、名湯とも呼べるほどの高アルカリ性、そして湯量も多いです。アルカリ性の温泉は肌の角質を取ってつるつるにしてくれるので、女性にはとても嬉しい温泉です。私も毎日入るのがとても楽しみでした。
温泉街やその周辺には足湯もあって、歩き疲れた時に休憩するのにも良いですよ。

城下町に残る和菓子の文化。名菓「松風」は薄さ際立つ繊細な味。

菊池には沢山の和菓子屋さんがあります。代表的なお菓子として各店舗で作られているのが「松風(まつかぜ)」。
「松風本家 正願寺丸宝」では扱うお菓子はこの松風のみ。毎日お店の近くを通るととても甘い香りが漂い幸せな気持ちになります。現在四代目となる歴史あるお店で代々その製法が守られてきました。一部を機械化していますが、今もなおほとんどを手作業で行っている。甘めに、そして焼き色を付けるため砂糖を多めに入れるということですが、松風に合うよう、てんさい糖を使っているということでした。
シンプルな食材のみで作られる松風。いつどんな時に誰にあげても喜ばれる名菓で、全国の百貨店などでも購入することが出来ます。

後編はこちら

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