神奈川県の湘南エリアを象徴するスポットのひとつ、江の島。「江島神社」や「新江ノ島水族館」などの観光スポットはもちろん、ここでの食べ歩きを楽しみに足を運ぶ人も多いのでは。それもそのはず、江の島には名物のシラスをはじめとする海鮮グルメや、多くの著名人から愛され続ける老舗菓子店などが目白押しなのです。

本稿では、数ある中から厳選した15の食べ歩きグルメをマップ付きでご紹介。何を食べようか迷った際には、この“必食のグルメ集”をご覧ください!

※価格は税込み表記です。
※営業時間や提供内容が変更になっている場合がございます。
※“歩き食べ”はお控えいただき、マナーを守って食べ歩きをお楽しみください。

INDEX

江の島の食べ歩きマップ

江の島へのアクセス

江の島へのアクセスは、小田急線「片瀬江ノ島駅」からは徒歩約12分。江ノ島電鉄線「江ノ島駅」と、湘南モノレール「湘南江の島駅」からはともに徒歩15分ほどで着きます。羽田空港からは、大船・藤沢・鎌倉方面への直通バスも運行しています。

江の島といえばやっぱりシーフードグルメ!

海に囲まれた江の島は、新鮮な魚介類が豊富なエリア。湘南名産のシラスをはじめ海鮮料理を得意とするお店が多く、その中から和洋それぞれの人気店をピックアップしました。

海鮮丼が有名な「島童子」はシラスまんも絶品

画像1: 海鮮丼が有名な「島童子」はシラスまんも絶品

後述する「江の島 貝作」や、「しらす問屋とびっちょ」の本店前を過ぎて徒歩数十秒。大きなクマのイラスト看板が見えてきたら、そこが「島童子(しまわらし) 片瀬江の島本店」です。同店は海鮮丼が名物ですが、テイクアウトで有名なのが「しらすまん」(500円)。

画像2: 海鮮丼が有名な「島童子」はシラスまんも絶品

具材には湘南名物のシラスほか、海老、タケノコ、白菜などが入っており、海鮮ダシのやさしい旨みもたまりません。手包み製法によるふんわりソフトな生地とも好相性で、全体的にやさしい味わいとなっています。

その他、テイクアウトでは「しらすたこ焼き」(500円)や「しらすソフトクリーム」(400円)に加え、大ぶりのマグロを味噌で濃厚に煮込んだ「まぐろどて煮」(500円)も人気。店の前にはベンチも用意されているので、小休憩にもおすすめです。

島童子 片瀬江の島本店

住所神奈川県藤沢市江の島1-6-8
電話0466-22-0090
営業時間平日11:00〜17:00、土日祝11:00〜20:00
定休日なし
web島童子 公式サイト

新鮮な海の幸を焼き立てで味わうなら「貝作」

画像1: 新鮮な海の幸を焼き立てで味わうなら「貝作」

島の玄関口といえる場所にあり、ひときわ目立つ3階建ての大きな店舗が「江の島 貝作」。昭和38年(1963年)に現在の場所でサザエの壷焼きを売ったのがはじまりで、以来60年以上愛され続ける老舗です。

画像2: 新鮮な海の幸を焼き立てで味わうなら「貝作」

店の中と外ではメニューが異なり、店頭には魚介類のほかソフトクリームや冷やしきゅうり、ドリンクなど種類豊富に販売。名物はその場で調理したできたてを提供してくれる磯焼きで、「いか丸焼き」(950円)と「ホタテ」(750円)を注文しました。

画像3: 新鮮な海の幸を焼き立てで味わうなら「貝作」

「いか丸焼き」は、ベストマッチだというマヨネーズ付き(+50円)で賞味。ふっくら香ばしいイカにダシ醤油の濃厚ダレがトロッと絡み、そこに加わるマヨネーズのまろやかさと相性抜群です。
「ホタテ」は特製ダシとバターによる味付けで、貝の凝縮された旨みがより倍増。海が間近のロケーションと開放感満点の雰囲気が、インパクト大のおいしさと相まって贅沢な気分にしてくれます。

店内は海鮮丼や定食などメニューがより充実しているので、しっかり食べたい人はこちらもどうぞ。

江の島 貝作

住所神奈川県藤沢市江の島1-3-20
電話0466-22-3759
営業時間平日10:30~21:00、土日祝9:30~21:30
※大型連休中は9:00~21:30
定休⽇不定休
web江の島 貝作 公式サイト

アメリカンな海鮮丼を楽しめる「Cafe Living Room」

画像1: アメリカンな海鮮丼を楽しめる「Cafe Living Room」

江の島に海鮮丼は数あれど、少々珍しい一杯を楽しむなら「Cafe Living Room」がおすすめです。同店があるのは江ノ島電鉄線江ノ島駅前の「すばな通り」沿い。駅から南に徒歩約1分で着くアメリカンダイナーで、ハワイ式ロコグルメのシーフードライスボウル「ポキ丼」が注目の一品です。

画像2: アメリカンな海鮮丼を楽しめる「Cafe Living Room」

この「ポキ丼」は丼サイズのM(1,300円)とお茶碗入りのS(850円)があり、食べ歩きにおすすめなのは軽めの後者。マグロとサーモンの漬けに、生シラス、海老のスパイスマリネ、ダイスカットのきゅうりがのった鮮やかな彩りも特徴です。

画像3: アメリカンな海鮮丼を楽しめる「Cafe Living Room」

同店でも生シラスは名物で、「ひとくち生しらす」(350円)としても提供(1月1日~3月10日は禁漁により提供不可)。そんな生シラスを使った「ポキ丼」は、江の島ならではといっていいでしょう。マグロとサーモンは甘じょっぱい醤油ベースのタレで味付けされ、ゴマ油の香ばしい風味がほんのり。お好みで特製チリソースをかければ、洋風エスニックなテイストになります。

ほかにも、ハンバーガーやタコスといったアメリカンフードに、自家製ピンクレモネードや濃厚なシェイクにソフトクリームなどスイーツも人気。店内でくつろぐこともできるので、ひと休みにもぜひお立ち寄りを。

Cafe Living Room

住所神奈川県藤沢市片瀬海岸1-8-38 グランブルー湘南103
電話0466-47-7314
営業時間11:00〜
Instagram@cafe_livingroom

江の島ならではのシラスピッツァ「PIZZERIA&DINING PICO」

画像1: 江の島ならではのシラスピッツァ「PIZZERIA&DINING PICO」

次に紹介するのは、江の島食材をふんだんに使うピッツァとパスタが名物のピッツェリア「PIZZERIA&DINING PICO 江ノ島店」。江ノ島電鉄線江ノ島駅から南に徒歩約3分の場所にあります。

画像2: 江の島ならではのシラスピッツァ「PIZZERIA&DINING PICO」

オーナーシェフはピッツァ職人歴25年以上という匠で、熟練の技から生み出される本格派の味わいが魅力。特に生地にはその経験が生かされ、厳選した小麦、水、生イースト、岩塩のみを使用し、その日の気温、水温、湿度に合わせて配合を変え仕込まれています。

そして、1枚1枚丁寧に手のばしで形成し、500℃の高温にも達するピッツァ専用の特注石窯へ。一気に焼き上げられた生地はこんがりカリッと、中はモチモチの食感に仕上がります。

画像3: 江の島ならではのシラスピッツァ「PIZZERIA&DINING PICO」

そんな同店で人気の食べ歩きメニューが、片手で持ち歩ける直径13cmサイズの「One hand Pizza」。王道の「マルゲリータ」(600円)をはじめ種類も豊富ですが、やはりぜひ味わいたいのが「シラス」(650円)。トマトソースとチーズの上にたっぷりのシラスがのって、海の香りと力強い旨みを演出します。

見た目もかわいらしい、ミニサイズのシラスピッツァ。こちらもやはり、江の島だからこそ味わえるご馳走です。

PIZZERIA&DINING PICO 江ノ島店

住所神奈川県藤沢市片瀬海岸1-11-30
電話0466-25-8777
営業時間11:00~21:30(L.O.21:00)
定休日水曜
webPIZZERIA&DINING PICO. 公式サイト

「しらす問屋とびっちょ」の大胆カラーなホットスナック

画像1: 「しらす問屋とびっちょ」の大胆カラーなホットスナック

「江の島でシラスのお店といえば?」と聞いて、真っ先に名前が挙がるであろう有名店が「しらす問屋とびっちょ」です。島には「江の島本店」「江の島弁財天仲見世通り店」と系列店の「cafeとびっちょ江の島ヨットハーバー店」があり、どの店も問屋ならではの朝獲れシラスを求める人でにぎわっています。

画像2: 「しらす問屋とびっちょ」の大胆カラーなホットスナック

訪れたのは「江の島弁財天仲見世通り店」。イートインではシラスを使った丼が人気ですが、食べ歩きグルメではここと本店で提供されている「しらすブラックコロッケ」(250円)が名物です。

その名の通り、具材の黒さも特徴。こちらはミネラル豊富な竹炭パウダーをジャガイモに混ぜ込むことで黒くしており、だからこそ白いシラスがはっきりと見えます。甘くホクホクとした味に釜揚げシラスがアクセントとなり、サクサク衣とのメリハリも抜群。価格も手ごろで、ぜひ味わいたい一品です。

しらす問屋とびっちょ 江の島弁財天仲見世通り店

住所神奈川県藤沢市江の島2-1-9
電話0466-29-9090
営業時間平日11:00~21:00(L.O.20:00)、土日祝11:00~21:30(L.O.20:30)
定休日なし
webしらす問屋とびっちょ 公式サイト

タコを丸ごと使った江の島名物「あさひ本店」

画像1: タコを丸ごと使った江の島名物「あさひ本店」

次に紹介する「あさひ本店」も、江の島を代表するお店のひとつ。場所はメイン通りの江の島弁財天仲見世通り沿いで、江島神社の朱鳥居の少し手前にあります。有名店だけあって、長蛇の列ができていることも珍しくありません。

画像2: タコを丸ごと使った江の島名物「あさひ本店」

名物といえば、新鮮なタコを2~3杯使い鉄板プレス機で焼き上げた「丸焼きたこせんべい」(500円)です。タコは醤油ベースのほんのりピリ辛な味付けで下ごしらえされますが、素材の味を生かすためにあくまで薄味。そのタコに粉を付け、手早くプレス機へ。

調理時間は約2分。200℃の熱で約1トンの圧力をかけるため、目の前で立ち上る蒸気と「プシューッ」という大きな音も醍醐味です。

画像3: タコを丸ごと使った江の島名物「あさひ本店」

でき上がった丸焼きたこせんべいは顔も隠れそうな大きさで、タコの跡がくっきりと残っているのも特徴。
食べると想像以上にパリパリサクサクで、このクリスピー食感は冷めても十分楽しめます。全体的に和風な味わいで、香ばしくなったタコの風味が絶品。薄くパリパリなので、撮影する際は割れないように気を付けましょう。

ちなみに、食べ歩き用の大行列とは別にお持ち帰り用のレジもあるため、お土産の購入をする場合にはすぐに手に入ります。比較的空いている午前中を狙って向かうのがおすすめです。

あさひ本店

住所神奈川県藤沢市江の島1-4-8
電話0466-23-1775
営業時間9:00~18:00
定休日木曜
webあさひ本店 公式サイト

ノドの渇きや食事のお供に、海が似合う一杯を

江の島は緩やかな傾斜がある地形で、有名スポットの「江の島シーキャンドル」(展望灯台)や植物庭園「江の島サムエル・コッキング苑」などがある頂上部まで歩いて行くのはちょっとした山登り。ノドが渇いた際は、ぜひ次に紹介するドリンクでリフレッシュを。もちろん食べ歩きのお供にもおすすめです。

飲み比べも楽しめる日本酒バー「江乃酒場」

画像1: 飲み比べも楽しめる日本酒バー「江乃酒場」

冒頭で触れた湘南モノレール「湘南江の島駅」。その建物2階に、2025年1月にニューオープンしたのが「ENOSHU BAR – 江乃酒場」です。メインの業態は、日本酒を中心とした造り手のお酒を楽しめるバー。そして、湘南エリアの地域情報を発信する交流拠点でもあります。

画像2: 飲み比べも楽しめる日本酒バー「江乃酒場」

銘柄は日本酒ペアリングの専門家として活躍する坂上愛佳さんがセレクトし、全国から常時20種前後をラインナップ。ほぼ毎日1~2本が入れ替わるので、訪れるたびに多彩な味わいを楽しめます。そして価格は「1合もっきり(盛りこぼし)」にミニおつまみ付きで、一杯1,000円から。他にも、ワイングラスで一杯1,800円から楽しめるプランもあります。希少なプレミアム日本酒を手軽に味わえるのはうれしいポイントです。

また、「新潟蔵違い」などのテーマが用意された「3種飲み比べセット」は1,500円~。じっくり楽しみたい人には、120分3,500円の「飲み放題」がお得です。

画像3: 飲み比べも楽しめる日本酒バー「江乃酒場」
画像4: 飲み比べも楽しめる日本酒バー「江乃酒場」

おつまみは、湘南エリアの地産品を使った料理となり、日替わり小鉢が500円。それらが3種で1,000円、5種で1,500円という盛り合わせのセットも用意されています。飲み物には地元のサイダーやクラフトビールなどもあり、日本酒好き以外の人も大歓迎。駅を利用する際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

ENOSHU BAR – 江乃酒場

住所神奈川県藤沢市片瀬3-15-1 湘南江の島駅ビル2F
電話非公開
営業時間平日17:00~22:00(飲み放題L.O.20:30)
土曜 14:00~22:00 日曜・祝日 14:00~21:00
定休日火曜
Instagram@enoshu_bar

「巳待ち横丁」などで飲める黄昏のような苦みの一本

画像1: 「巳待ち横丁」などで飲める黄昏のような苦みの一本

江の島弁財天仲見世通りを突き当たって左手にあるのが「江の島巳(み)待ち横丁」。ここにはガラス細工を中心としたガチャガチャのお店「江の島ガチャの島」と、多国籍雑貨店「ルーストフィグレット」、縁起物などを扱う「福島屋売店」などがありますが、散策途中でひと息つくならぜひ「FUKU」で「江の島ビール」を。

この、水色ラベルに海亀のイラストが印象的な「江の島ビール」は地元クラフトブルワリーの鎌倉ビールが醸造。江島神社の祈願水を仕込み時に使っているというのも、ご利益がありそうでうれしいポイントです。

画像2: 「巳待ち横丁」などで飲める黄昏のような苦みの一本

味で印象的なのは、グレープフルーツのようにドライな柑橘感と爽やかな苦み。ジューシーかつしっかりとしたビター感が個性的で、まさにクラフトビールです。赤みがかった褐色は夕陽をイメージしているそうで、確かに夕暮れの黄昏時に飲みたくなりそう。もちろんお土産にもおすすめです。

ちなみに、同店ではオリジナルの「江ノ島ゴールドサイダー」も販売。湘南ゴールド果汁を使用した爽やかな一杯もお見逃しなく。

江の島玉せん FUKU

住所神奈川県藤沢市江の島1-4-6
電話0466-25-4547
営業時間11:00~18:00 ※季節によって変動あり
定休日木曜
Instagram@fuku_enoshima

江の島は和洋実力派のスイーツも見逃せない

食べ歩きに欠かせないスイーツも、江の島には有名店があまた。和菓子は老舗を中心に実力派が軒を連ね、洋菓子もここならではの絶品ばかり。周辺観光の後や、午後のおやつにぜひご利用ください。

パリパリで甘香ばしい新体験ブリュレの魅惑「CREPE STAND Honey」

画像1: パリパリで甘香ばしい新体験ブリュレの魅惑「CREPE STAND Honey」

江ノ島駅前の「すばな通り」、前述「Cafe Living Room」の右隣にあるのが「CREPE STAND HONEY (クレープスタンドハニー)」です。名物は、種類豊富なクレープと自家製レモネード。店内にはテーブル席もあり、イートインでくつろぐこともできます。

クレープは王道の折りたたむタイプほか、先端部分をゴージャスに盛り付けるスタイルも。中でも人気なのは、天面に砂糖をまぶして香ばしく炙った「ブリュレクレープ」です。

画像2: パリパリで甘香ばしい新体験ブリュレの魅惑「CREPE STAND Honey」

種類は「マロン」「ジェラート」「自家製アップル」(各980円)と「バナナ」(850円)があり、イートインは+10円。ちなみに通常のクレープは540円から、レモネードは580円から数種がラインナップされています。

画像3: パリパリで甘香ばしい新体験ブリュレの魅惑「CREPE STAND Honey」

クレープは、北海道産の小麦粉とフランスのゲランド海塩を使い、一晩寝かせることで素材本来の旨みを引き出した生地も魅力です。ブリュレは甘香ばしく、表面のパリパリ食感も相まって絶品。中のクリームは甘さ控えめで、しっとりした弾力豊かな生地の特徴を打ち出したおいしさが楽しめます。

内部はサクッとしたパフ入りで、ふわふわクリームとのメリハリも絶妙。さらにはメニューに合わせたソースもあしらわれ、最後のひと口までおいしく食べられます。何はともあれ、ブリュレクレープが未食の人は、ぜひ江の島を訪れた際は同店へ。

CREPE STAND HONEY

住所神奈川県藤沢市片瀬海岸1-8-38 グランブルー湘南
電話0466-41-9688
営業時間平日11:00〜18:00、土日祝11:00〜19:00 ※クレープは生地がなくなり次第終了
定休日不定休
webCREPE STAND HONEY 公式サイト

漁の時期はシラス入りも。個性派クロワッサンが美味な「エノクロ」

画像1: 漁の時期はシラス入りも。個性派クロワッサンが美味な「エノクロ」

個性派なクロワッサンの専門店が「すばな通り」沿いにあります。その名も「江ノ島クロワッサンド ENOCRO(エノクロ)」。東京・町田を拠点とする「パン以上、ケーキ未満。」の系列店で、“サクッ・モチッ・じゅわ~”を大切にした、完全無添加の焼きたてクロワッサンが自慢です。

画像2: 漁の時期はシラス入りも。個性派クロワッサンが美味な「エノクロ」

特徴は、北海道十勝産の強力粉「ゆめちから」100%の生地を天然酵母で発酵させ、国産発酵バターをふんだんに使用して焼いたリッチな食感と味。王道の「プレーン」(360円)も必食ですが、見逃せないのが「あんバタークロワッサンド」です。

画像3: 漁の時期はシラス入りも。個性派クロワッサンが美味な「エノクロ」

こちらは、小田原で80年近く続く製餡所のつぶ餡と、国産発酵バターのスライスが絶妙にマッチ。サクサクのクロワッサンに、ほっこりした甘さのあんこ、そしてミルキーでやさしい塩味のバターが美味なる三重奏を響かせます。

画像4: 漁の時期はシラス入りも。個性派クロワッサンが美味な「エノクロ」

なお、シラス漁の時期には「湘南しらすクロワッサンド」(580円)や「湘南しらすチーズクロワッサンド」(600円)といった食事系メニューもあるので、オンシーズン時はこちらもぜひ。クロワッサンと一緒に販売している、クリーミーで濃厚なスイーツ感覚の「しらなみ水切りヨーグルト」もおすすめです。

江ノ島クロワッサンド ENOCRO

住所神奈川県藤沢市片瀬海岸1-13-18 ライオンズマンション片瀬江ノ島 1F
電話非公開
営業時間10:00~17:00 ※完売次第終了
定休日木曜
Instagram@enoshima___croissant

中身が選べて組み合わせも楽しめる「井上総本舗」

画像1: 中身が選べて組み合わせも楽しめる「井上総本舗」

大正14年(1925年)創業の「井上総本舗」は、江の島弁財天仲見世通り沿いにある和菓子店。江の島ならではの形が映える「貝最中」や、白と茶の2色セットが特徴の「女夫(めおと)饅頭」が二大名物です。

そして本テーマの食べ歩きで紹介したいのが、「貝最中」とは異なる形ながらもサクサクの最中とあんことアイスが三位一体となった「アイス最中」。テイクアウトは400円、イートインはお茶付きで500円となり、イートインでオーダーしました。

画像2: 中身が選べて組み合わせも楽しめる「井上総本舗」

アイスは抹茶、小倉、バニラ。あんこはつぶあん、こしあん、あん抜きと数種あり、組み合わせを楽しめるのもポイントです。さらにアイスは季節限定の味が選べることも。この日は抹茶アイス×つぶあんでお願いしました。

画像3: 中身が選べて組み合わせも楽しめる「井上総本舗」

さすが、和菓子店ならではの最中とあんこのおいしさは格別。サクサクした生地と、小豆の素材を活かした絶妙な甘さがたまりません。そして抹茶アイスもほどよい渋みをもった甘さで、サクサク最中とのコントラストが至福のおいしさです。複数人で訪れた際は、ぜひ食べ比べでご賞味を。

井上総本舗

住所神奈川県藤沢市江の島2-1-9
電話0466-22-4640
営業時間8:00~18:00 ※季節によって変動あり
定休日金曜(金曜が祝日の場合は前日)
web井上総本舗 公式サイト

あの名匠が監修した新ご当地スイーツ「江の島プリン」

画像1: あの名匠が監修した新ご当地スイーツ「江の島プリン」

江ノ島電鉄線江ノ島駅前から南に延びた「すばな通り」沿いにある「江の島プリン」。2019年創業と比較的新しいお店ながら、江の島初のプリン専門店として注目を集めています。手掛けているのは地元の精麦メーカーで、健康食材の大麦を煎って挽いた「麦こがし」を使っているのが一番の特徴。

画像2: あの名匠が監修した新ご当地スイーツ「江の島プリン」

自慢のプリンは3種のレギュラーフレーバーを用意。口どけなめらかな「江の島プリン」(400円)、大麦を濃く煎った「オルゾ」のジュレをのせた「江の島プリン オルゾ」(400円)、固めに仕上げられた「江の島プリン レトロ」(400円)があり、定番とオルゾには大きいサイズの「灯台プリン」も(ともに600円)。

画像3: あの名匠が監修した新ご当地スイーツ「江の島プリン」

素材だけではなくレシピも特別で、こちらはなめらかプリンの元祖といわれる「パステル」のプリンを生みだした所浩史シェフがプロデュースしています。味はどのプリンも「麦こがし」の香ばしいロースト感が独特のほろ甘さを醸し出す、オリジナリティの高いおいしさ。個性がしっかりあって、江の島の新ご当地スイーツといわれていることにも納得です。

なお、プリンのほかに「プリンソフト」「麦こがしソフト」(ともに400円)や「オルゾティー」も人気メニュー。合わせ買いもおすすめです。

江の島プリン

住所神奈川県藤沢市片瀬海岸1-11-27
電話0466-52-7433
営業時間10:00~17:00 ※季節によって変動あり
定休日火曜
web江の島プリン 公式サイト

「江の島カフェ」でビター&ミルキーな大人スイーツを

画像1: 「江の島カフェ」でビター&ミルキーな大人スイーツを

島の入り口付近には温泉やレストランなどを備えた「江の島アイランドスパ」があり、同館1階の「江の島カフェ」で人気No.1メニューとなっているのが「江の島コーヒーソフト」(500円)。レストランとカフェは温浴施設の利用者以外も気軽に利用できます。そして、江の島カフェのメニューは食べ歩きにもおすすめ。

画像2: 「江の島カフェ」でビター&ミルキーな大人スイーツを

ベースとなっている「江の島珈琲」は、樹の上で完熟させたコーヒー豆を使うオリジナルブレンドで、ゆっくり時間をかけて淹れることで深いコクやビター感を出していることが特徴。このコーヒーをミルクなどと合わせ、ワッフルコーンとともに味わえるのが「江の島珈琲ソフト」です。

画像3: 「江の島カフェ」でビター&ミルキーな大人スイーツを

コーヒーの苦みがミルキーなまろやかさと調和し、珈琲パウダーの苦みも好アクセントに。甘すぎない上品な味わいで、万人から愛される飽きのこないおいしさです。ソフトクリーム好きはもちろん、コーヒー好きの人もぜひ一度。

江の島カフェ

住所神奈川県藤沢市江の島2-1-6
電話0466-29-0688
営業時間平日 11:00~17:00(L.O.フード16:00/ドリンク・ソフトクリーム16:30)
土日祝 11:00~18:00(L.O.フード17:00/ドリンク・ソフトクリーム17:30)
※季節によって変動あり
定休日月・木曜 ※季節によって変動あり
web江の島カフェ 公式サイト

希少な完全手作りの皮とあんが必食の「紀の国屋本店」

画像1: 希少な完全手作りの皮とあんが必食の「紀の国屋本店」

江の島に数あるお店のなかでも特に老舗といえるのが、江の島弁財天仲見世通り沿いの「紀の国屋本店」。寛政元年(1789年)に旅籠として創業し、その後まんじゅうを作るようになって和菓子店となりました。

サザエ、ハマグリ、ホタテの形をした小ぶりの「江の島もなか」(3個640円)や、それらを使った「アイス最中」(370円)、江島神社の社紋・ミツウロコの焼き印入りの「江の島どら焼き」(240円)など名物は多数。なかでもおすすめなのが「女夫まんじゅう」です。

画像2: 希少な完全手作りの皮とあんが必食の「紀の国屋本店」

同店では機械に頼らず職人の技を駆使し、あんをハンドメイドで練り上げるのがこだわり。この練り方によるあんは東京、神奈川近辺ではもうほとんどないそうで、さらにまんじゅうの皮も手作りするのがモットー。

画像3: 希少な完全手作りの皮とあんが必食の「紀の国屋本店」

そんな渾身の「女夫まんじゅう」は1個150円から買え、手土産にも喜ばれる箱詰めは6個入り920円から。茶色のほうはつぶあんを黒蜜使用の生地で包んだまんじゅう、白はこしあんを使った酒まんじゅうとなっていて、食べ比べも楽しいセットに。外にはベンチが併設され、座ってゆっくり食べることもできます。

紀の国屋本店

住所神奈川県藤沢市江の島2-1-12
電話0466-22-5663
営業時間8:00~18:00
定休日水曜
web紀の国屋本店 公式サイト

江の島銘菓「海苔羊羹」の元祖「中村屋羊羹店」

画像1: 江の島銘菓「海苔羊羹」の元祖「中村屋羊羹店」

江の島山頂の丘の向こう側、見晴らしのいい観光名所「山二ツ」の近くにあるのが「中村屋羊羹店」です。こちらも歴史は古く、創業は明治35年(1902年)。駄菓子屋を営んでいた三代目店主が、江ノ島の岩につく海苔をようかんに入れてみようと考え作ったのが「海苔羊羹」(当時は「弁天海苔やうかん」)で、いまや江の島を代表する銘菓となりました。

画像2: 江の島銘菓「海苔羊羹」の元祖「中村屋羊羹店」

店頭には、「海苔羊羹」を筆頭に、ほかのようかんや和菓子がずらり。歴史を感じさせる昔の写真や看板などが飾られ、中には往年の著名人が来店した際のショットも。見ているだけでも飽きません。

画像3: 江の島銘菓「海苔羊羹」の元祖「中村屋羊羹店」

「海苔羊羹」は大小多彩なラインナップで、極小サイズ250円から。最高級の白いんげんあんに青海苔をほどよく混ぜ合わせたその味は、香ばしさをはらんだ青々しい爽やかさが印象的で、ほかにないおいしさです。

店舗の正面には築100年以上の建物を2020年に改装した茶房があり、ここではさまざまな和菓子をゆっくりと味わえます。江の島入り口からは少々歩きますが、この味と雰囲気は実に特別。散策するなら訪れるべき一軒です。

中村屋羊羹店

住所神奈川県藤沢市江の島2-5-25
電話0466-22-4214
営業時間10:00~18:00 ※季節や天候によって変動あり
定休日不定休
web中村屋羊羹店 公式サイト

数時間あればひと回りできる江の島ですが、おいしいお店が点在していてどこに行こうか迷う人は少なくないはず。それならば、ぜひ本稿のグルメ集を参考に。活気に溢れ、海の香りに包まれる江の島風情も体感しながら、食べ歩きを楽しんでください!

関連記事

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.