【2024】川越の食べ歩きマップ15店。最新スイーツや人気の老舗をハシゴ旅

※密集した場所での歩き食べはお控えください。マナーを守りながら観光やグルメを楽しみましょう。
※価格は税込み表記です。
※価格や提供内容、営業時間は2024年10月時点の情報です。

川越食べ歩きグルメマップ

川越ならでは！和やフォトジェニックなスイーツが充実

川越には小江戸な雰囲気がよく似合う和菓子店が充実しているうえ、「菓子屋横丁」という古くからの専門店街があるほどの甘味処。もちろんフォトジェニックな洋菓子のショップもあり、そんな和洋の人気スイーツ店を紹介します。

【おさつチップ】パリパリおさつをソースで味わう「小江戸おさつ庵」

川越名産のひとつが、さつまいも。市内には、さつまいもグルメを名物とするお店がたくさんありますが、なかでも高い人気を誇るのがさつまいもチップスの専門店「小江戸おさつ庵」です。

街のシンボル「時の鐘」と同じ通りで、徒歩数秒の場所にあります。

メインは「おさつチップ」（600円）。また、野菜が加わる数量限定の「MIXチップ」（600円）や、スイーツアレンジされた「おさつチップ付アイスクリーム」（350円）、「おさつチップサンデー」（600円）もラインナップ。

「おさつチップ」と「MIXチップ」には、4種類から選べるソースが付くのも特徴。ソースは時期によって変わりますが、今回は、明太子、塩バター、カラメルクリームの3種のソースで食べ比べができるセットをオーダーしました。

受け取ってみると想像以上に大きく、最長で約24cmも！ まずは何も付けずにそのままいただきます。想像以上にパリパリとしたクリスピー食感で、次第にさつまいもの甘みやコクがふわっと広がります。

ソースも、味がリッチになったり甘じょっぱくなったりと、ナイスなプラスオンでおいしさを演出。持ち運びやすいソースなしは550円なので、自宅やお土産用にもどうぞ。

小江戸おさつ庵

【わらび餅】抹茶好き必見！濃厚さがウリの「茶和々 川越店」

小江戸によく似合う和スイーツといえば、抹茶。

京都を拠点におかき店などを展開する「株式会社寺子屋」が運営する抹茶スイーツ処「茶和々（さわわ）｣。伝統的な蔵造りが立ち並ぶ川越一番街商店街にある同店は、地元の名産である「河越抹茶」などを店頭で石臼挽きしたメニューが味わえます。

なかでも人気なのが、同店限定の「河越抹茶わらび餅」（389円～）と濃厚な抹茶アイスを組み合わせた「お濃茶わらびアイス」（テイクアウト710円、店内723円）。京都で一番おいしい時期の若芽を挽きたてであしらった、香り高い味わいが魅力です。

京都の宇治抹茶を使用した抹茶アイスは文字通り、濃厚でねっとりしっかり。そこに抹茶の渋みが合わさって、ビタースイートなおいしさです。わらび餅はしっとり感にもっちりとした伸びも加わり、上品な甘さも特徴。和と洋が奏でるコントラストのはっきりしたアンサンブルに、驚かされること請け合いです。

茶和々 川越店

【抹茶プリン】プリン×もなかの和洋ミックス「あんこのきもち」

続いては、川越に来たら必見！ インパクトある見た目が人気の和風プリンです。比較的新しい川越のグルメ施設が、立門前通りのホテル「Hatago COEDOYA」の1階にあるフードコート「縁結び横丁」。ここには数軒の飲食店が並び、その中のひとつが「あんこのきもち」です。

メニューはカラフルな団子やおしゃれなパッケージに入った抹茶ドリンクなどフォトジェニックな和菓子ばかり。ピックアップしたのはSNSで注目を集めている「縁結びプリン」（600円）という抹茶プリンです。

抹茶プリンの上に鯛のもなかが刺さっているなんともシュールな見た目。こちらは鯛かハートからもなか種（皮）の形を選ぶことができ、今回は鯛をチョイス。頭の突き刺さったビジュアルは、写真撮影必須です。

構成は、抹茶プリンの上にクリーム、その上に抹茶パウダーのコーティング。硬めのプリンにふわとろのクリーム、甘さに重なる抹茶の渋みというメリハリが絶妙です。プリンにもなかをディップして食べるなど、今までなかった和と洋の組み合わせを体験できるオリジナルのスイーツです。

あんこのきもち

【フォンダンショコラ】とろけるチョコが至福の味わい「川越ショコラBromagee」

チョコレート好きにおすすめなのが「川越ショコラ Bromagee（ブロマージェ）」。母体は1981年創業のチョコレート工房で、「クランチチョコ」（各540円）と「焼きたてフォンダンショコラ」（300円）が看板商品です。

前者はバリエーションが豊富でお土産にも最適。後者は食べ歩きに好評のメニューで、高級なクーベルチュールチョコレートを使ったリッチな味わいが、リーズナブルな価格で楽しめるのも人気の理由です。

そんな「焼きたてフォンダンショコラ」をスプーンですくうと、サクサクしたブラウニー生地の中から濃厚なチョコレートがとろ～りと。

表面には粉糖があしらわれ、アクセントも絶妙です。なお、川越名物のさつまいもを使った「お芋deショコラ」（300円）も人気メニューとなっており、食べ比べもおすすめです。

川越ショコラ Bromagee

【ドーナツ】何個でも食べられるふわもち食感「glin coffee」

2016年に1号店をオープンした「glin coffee（グリンコーヒー）」。「glin」はGather（集う）、Link（繋がる）、Impression（感銘）、Narrative（物語）の頭文字を合わせた造語で、“来店した人がglin（笑顔）になるように”という想いが込められています。

いまや市内を中心に数店舗展開し、川越を代表するカフェに。本川越駅の改札前にある「西武本川越ぺぺ店」は、到着してすぐに立ち寄れたり、帰る前にも利用できるアクセス至便な場所です。

そんな同店の名物ドリンクは自社ロースタリーで焙煎した多種多様なコーヒー（390円～）ですが、フードはドーナツがイチオシ。

一番人気の「シュガーグレイズ」（240円）は、ふわふわで軽い口あたりともっちりした生地が人気。ビターなコーヒーやラテとあわせたくなります。

ショーケースにはフランボワーズやピスタチオなど華やかなドーナツも並び、どれを選ぶか目移りしてしまいそう。お土産にも喜ばれそうです。

glin coffee 西武本川越ぺぺ店

【団子】もちもち食感と味噌ダレが相性抜群「新井武平商店」

川越と並ぶ埼玉の人気観光地・秩父。この地で長年愛され続ける味噌の老舗「新井武平商店」（通称「ヤマブ」）の支店が川越にあり、埼玉県民から愛され続けています。

こちらの名物は、自慢の味噌ダレをたっぷり塗った「黄金だんご」（400円）。

まず驚くべきは、そのサイズ。群馬や埼玉北西部のご当地グルメ「焼きまんじゅう」をイメージしたかのような大きく平べったい団子は、皮がパリッと香ばしく中はもちもち。甘じょっぱく濃厚なタレがマッチして、味も量も満足度が抜群です。

みたらし団子などの甘味とはひと味違う、主食ともいえるほどの腹持ちの良さです。

さらに店頭には秩父の郷土食「みそポテト」（250円）があるほか、店内にはヤマブ名物のなめ味噌「秩父おなめ」（324円～）なども販売。お土産探しにもおすすめの一軒です。

新井武平商店 ヤマブ川越時の鐘店

【芋まんじゅう】できたては格別！手作りのやさしい味わい「稲葉屋本舗」

川越のメインストリートの「川越一番街商店街」から一本西に入ったところに広がる「菓子屋横丁」。昔ながらの店構えの和菓子店や駄菓子店が立ち並ぶ通りの一角にあり、昭和13年（1938年）創業の老舗が「稲葉屋本舗」です。

店舗がL字型のようになっており、出入り口やレジも2カ所配置。奥行きのある店内には、和菓子に駄菓子と多彩なおやつが売っています。

そんな同店が誇る名物のひとつが「紫いもまんじゅう」（120円）。川越名産であるさつまいもの中でも、紫いもを使った色鮮やかなあんこが特徴です。店頭の蒸し器で出来たてを提供してくれるのも魅力で、味わいと温かさともにホクホクを楽しめます。

柔らかい生地は蒸しパンのようなもっちりしたニュアンスもあり、ほんのり甘め。紫いもあんもやさしい甘さで、全体的にほっこりするおいしさです。店先や店内にはベンチもあるので、のんびりひと休みできるスポットとしても覚えておきましょう。

稲葉屋本舗

あれもこれも食べたい！小腹を満たす絶品グルメ

国内外からたくさんの観光客が訪れる川越には、多国籍なグルメスポットが点在しています。その中から、さまざまな種類を食べ歩くのに適した、小腹を満たすフードをご紹介。

【スライダーバーガー】A5仙台牛のミニ映えバーガー「Mrs.hamburger」

喉をすべり落ちていく（スライドする）ほど小さいことから、その名前がついたとされるハンバーガーがスライダー。このスライダーを、ユニークなスタイルで提供している行列店が「Mrs.hamburger（ミセス ハンバーガー）」です。

前述したスイーツ店「あんこのきもち」と同じ「縁結び横丁」内にあり、フードコート内で気軽に食べることができます。

同店の特徴は、おいしさはもちろん、スライダーを串に刺してフライドポテト入りのカップに乗せた盛り付けにあり。また、1種だけ鮮やかなピンク色のバンズにしてくれるのもポイントです。

オーダーしたのは、4個セットの定番「スライダーバーガー（トール）」（1,680円）。味は6種から選べ、今回は「たるたる」「チーズ」「てりやき」「バジル」をチョイス。なお、選べるドリンクも付きます。

手のひらに収まるサイズながら、肉の香ばしさや弾力がパワフルで絶品。パティにはA5ランクの仙台牛をつなぎなしで100％使い、リッチでこんがりジューシーなおいしさです。そして4種のソースで味が異なるため、バラエティも豊か。映える要素も抜群で、人気の高さにも納得です。

なお、量を少なめにしたい人は2個セットの定番「スライダーバーガー（スモール）」（1,580円）を。6種楽しみたい人には、バンズもよりカラフルになる6個セット「スライダーバーガーマカロン」（1,880円）がおすすめです。マカロンと名の付くものの生地は一般的なバンズと同じ。そのビジュアルに圧倒されること間違いなしです。

Mrs.hamburger

【茶碗蒸し】埼玉唯一の専門店ならではの芳醇ダシと多彩さ「小江戸茶碗蒸本舗」

「縁結び横丁」には、ほかにもたくさんの個性的なお店があります。次に紹介するのもその一軒。埼玉県で唯一の茶碗蒸し専門店をうたう、「小江戸茶碗蒸本舗」です。

専門店なだけあって、メニューのバリエ―ションも豊富。食べ歩きにうれしいミニサイズも多く、その中からまずは「縁結び茶碗蒸し」（500円）をオーダーしました。

こちらは小さなカップに入ったかわいらしい茶碗蒸しですが、味は本格派。アゴ（トビウオ）、鶏、カツオを使って朝から仕込んだ、新鮮でふくよかなダシの香る茶碗蒸しと、ハートと花の形のお麩が特徴です。具には海老などが入っており、満足度も十分。

同店は海鮮丼や茶そばも人気が高く、少量の「茶蕎麦CUP」（660円）も注文しました。トッピングはうずらorすだちから選べ、うずらをチョイス。清涼感ただよう香りと、ツルリとしたのどごしが良好で、うずらを割れば濃厚なコクが絶妙なアクセントに。

今回はミニサイズのメニューを紹介しましたが、しっかり食べたい人にはもちろん、通常サイズも用意されています。また「縁結び茶碗蒸し」と「茶蕎麦CUP」は、「茶蕎麦と縁結びセット」（1,100円）で買えばおトクに味わえます。

小江戸茶碗蒸本舗

【カレー】ありそうでなかった!? ワンカップスタイル「negombo33 川越」

西所沢で開業し、埼玉を代表するカレー店としてカレー好きの人の間で有名な「negombo33 （ネゴンボサンジュウサン）」。川越にも支店があり、こちらでは食べ歩き専用のオリジナルカレーを提供しています。

こちらも「縁結び横丁」内にあり、フードコート内で気軽に食べることができます。

一番人気は数種のカレーが楽しめる「3種盛り」（1,800円）ですが、食べ歩くなら適度なボリュームの「小江戸ぶらりカレー」（800円）がおすすめ。カップ入りというプレゼンテーションもユニークで、手に持って写真を撮りたくなるビジュアルです。

もちろん味も絶品。硬めに炊かれたジャポニカ米のターメリックライスに、粒がやや大きめのキーマカレー、そして卵黄という構成です。多彩なスパイスを駆使した香り高いカレーが食欲をそそります。本格的な味わいながら辛さは控えめで、卵黄を加えればよりマイルドに。縦長なので、底までしっかりと混ぜて味わいましょう。

negombo33 川越

【うなぎ】香ばしい店頭仕上げの串蒲焼「うなぎ傳米」

古くから川越近くの河川ではうなぎがよく獲れ、多くの醤油蔵があったことからタレの文化も発展。住人も貴重なタンパク源としてうなぎをよく食べていたため、川越では今もうなぎの名店が数多くあります。

有名店のひとつが「うなぎ林屋」で、その味を手軽に楽しめる姉妹店「串焼き りんりん屋」が2021年11月に移転リニューアル。それが川越一番街商店街の「うなぎ傳米（でんべ）」です。行列も珍しくありませんが、テイクアウトなら回転が速く、比較的スムーズに買えることでしょう。

テイクアウトのフードには「ミニかば焼き」（500円）、「肝焼き」（350円）、「うな飯」（800円）があり、定番の「ミニかば焼き」をチョイス。

店頭の炭焼き台で出来たてを提供してくれるので、皮はパリッと、中はふわっとして香ばしさも抜群です。また脂もしっかりのっていて、甘じょっぱいタレが旨みをプラスしてくれます。店先には山椒もあるので、お好みでどうぞ。

うなぎ傳米

【長芋唐揚げ】食べる手が止まらない、ホクホクな一品「金魚亭」

江戸時代の明和4年（1767年）に創業した老舗の醤油蔵「松本醤油商店」の入口に、2022年オープンした蔵造りの飲食店が「Café & Bar 金魚亭」。

川越一番街商店街と中央通りを結ぶ「仲町（なかちょう）」交差点から西に1～2分ほど歩いて曲がった路地裏にあります。

同店は金魚とお花がコンセプトで、随所にそのモチーフがたくさん。鯛焼きならぬ「きんぎょ焼き」と、金魚鉢を使った「金魚鉢ソーダ」が独自メニューですが、テイクアウトのフードでおすすめなのが数量限定の「長芋唐揚げ」（600円）です。

揚げたてで提供するため数分待つものの、そのおいしさは格別。ひと口めはアツアツでホクホクしていますが、内部は長芋特有のシャキシャキねっとりとした技あり食感です。

塩ベースのしっかりした味付けも秀逸で、お酒も進みそう。ジャガイモのフライドポテトより好きという人もいるかもしれない、そんな新感覚の“フライドポテト”です。

Café & Bar 金魚亭

【おにぎり】行列必至！香ばしさがたまらない「中市本店」

川越屈指の行列グルメとして有名なのが「中市本店」の「ねこまんま焼おにぎり」（300円）です。同店は鹿児島・枕崎産のカツオ節を中心にさまざまな乾物を扱っており、中にはカツオのスモーク「新さつま」やアゴ（飛魚）節といった関東では珍しいアイテムも。

「ねこまんま焼おにぎり」は昼12時からの数量限定販売で、火・水・木曜は販売していないのでご注意を。お米は埼玉県産コシヒカリを使い、カツオ節と昆布で出汁をとったオリジナルの醤油を塗り、焼きおにぎりは本枯節、またはイワシ削りをまぶした2種類があります。

味は、さすが乾物店の焼おにぎりと実感できる出汁の風味が絶品。出汁醤油とともに炭焼きにされたお米は香ばしさが格別で、表面のおこげもたまりません。使われているカツオ節とイワシ削りは店内で販売されているので、おうちで再現したい人はぜひこちらをお土産に持ち帰ってください。

中市本店

【きゅうり串】素材のおいしさを引き立てるシンプルな1本「河村屋」

大宮に本店があり、ここ川越と浅草にも展開している漬物店「河村屋」。時代に合わせた感性を持つ老舗であり、新しい食材を使った創作漬物と、滋味あふれる熟成漬物が二本柱となっています。

店頭メニューで人気なのが「串きゅうり」（200円）。味は「かつお」と「梅しそ」があり、串に刺さったきゅうりの漬物が1本丸ごと販売されていて、さっぱりしたものを食べたいときやお口直しにうってつけです。

どちらも浅漬けで、あっさりした味付けとシャキコリッとした食感が絶妙。「かつお」は出汁によって甘みが引き出され、心地のいい清涼感です。「梅しそ」はまろやかな酸味とやさしい果実味がいい塩梅。店頭には椅子などもあるので、ひと休みにもおすすめです。

河村屋

【メンチカツ】A5ランク和牛を使用したジューシーさが魅力「和牛ひつまぶし うし川」

地元川越で長年愛される焼肉店「シンラガーデン」の姉妹店として2020年にオープンしたのが「和牛ひつまぶし うし川」。オーナーが東京・芝浦にある食肉市場から直接仕入れるA5ランク黒毛和牛を使ったひつまぶしが名物です。

厨房に直結した小窓ではテイクアウト販売もしており、ここでは「小江戸メンチ」（300円）が大人気。自慢のA5ランク黒毛和牛に、川越産の小江戸黒豚を合わせて作る特製メンチカツとなっています。

良質な素材を活かしたシンプルな味付けなので、お肉の旨みと脂の甘みが肉汁とともにあふれ、ソースがなくても絶品。揚げたてなので衣はカリカリ、中はジューシーで、玉ネギの甘みとシャリっとした口どけも好アクセントに。

場所は川越一番街商店街を北上して「札の辻」交差点を右折後数分とやや歩きますが、こちらを目当てに川越に訪れたいといっていいほどの逸品です。

和牛ひつまぶし うし川

史跡や蔵造りの街並みのほか、「時の鐘」や人力車など、川越には絵になるスポットがたくさん。和服レンタル店もあり、着物姿で街歩きをすればより小江戸を満喫できることでしょう。ぜひ本稿を参考に食べ歩きを楽しんでください。

初回投稿日：2023年3月7日
※2024年10月1日に一部内容を更新いたしました

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