JALは、全国の地域を応援する「ふるさと納税」に参画しています。これは、寄附金額に応じて納税額が控除され、全国各地の産品が返礼品として届けられるおトクな制度ですが、JALの「ふるさと納税」は納税を通して“応援”ができる仕組みでもあり、新しい旅のカタチのひとつでもあります。斬新な取り組みの舞台裏を、担当者が語ります。
画像1: JALのふるさと納税で観光地を応援。マイルもたまる新サービス

2020年11月25日、自治体に寄附をすることで返礼品がもらえてJALのマイルもたまるサイト「JALふるさと納税」がスタートしました。年末までに25自治体が参加し、特産の食品や伝統工芸などがずらりと並びます。

画像: furusato.jal.co.jp
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JALが始めたふるさと納税は、旅先のファンを増やす新たな試みです

山脇「コロナの影響で初動が遅れたのですが、8月末から各自治体と交渉を始め、短期間のうちに驚くほど多くの自治体から前向きな返答をいただきました。嬉しかったのが『待っていたよ』とか『JALがやるならぜひ一緒にやりたい』という声をたくさんいただけたことです」

画像1: JALが始めたふるさと納税は、旅先のファンを増やす新たな試みです

自治体との交渉を担当するJALUXの山脇敬義はこのように振り返ります。まずサービスを開始することを書面でご案内し、興味を持ってくれた自治体と交渉を進めたほか、全国各地にあるJALの支店とも連携して参加自治体を募りました。その結果、サービス開始時には20もの自治体が参加。お客さまへの告知などを担当したレベニューマネジメント推進部の中村 圭が続けます。

画像2: JALが始めたふるさと納税は、旅先のファンを増やす新たな試みです

中村「おもに約3,000万人いらっしゃるJALマイレージバンク(以下、JMB)の会員さまに、サービス開始をご案内しました。もちろん会員さまのみならず、どなたでもご利用いただけます。SNSなども活用してご案内していますが、ご好評をいただけている印象です」

山脇「JMB会員さまは旅や飛行機が好きな方が多く、我々の思いに共感していただけると考えています。地域あってこその航空事業ですから、地域に元気になってほしい。そこでしっかり地域の魅力をPRし、ゆくゆくはお客さまに訪れていただきたいのです」

サイトを通して、自治体の魅力や取り組みをご理解いただけます

一般的なふるさと納税ポータルサイトは、カタログのように網羅的に返礼品が並んでいるケースが多いものですが、JALふるさと納税は少し違います。各地域の情報や旅先としての魅力をご案内したうえで、返礼品をご紹介する構成なのです。

中村「お客さまのメリットとしては、マイルが貯まって返礼品が届くということのみならず、地域に対する関心度が高められるということもあります。あくまでふるさと納税のスキームのなかで返礼品を送ってもらうわけですが、返礼品を受け取るだけでなく、ポータルサイトを通じて地域そのものの魅力を感じていただきたい。また地域の取組みなどの認知を深めてもらい、前向きに寄附を行ってほしいのです」

画像: サイトを通して、自治体の魅力や取り組みをご理解いただけます

継続的に応援をしてくださる“地域のファン”を増やし、いつか旅行の旅先として選んでもらえたらと願っています。

北から南まで、各地の知られざる魅力と特産品を、JALならではのアプローチでご自宅へ

山脇「実際に離島の自治体にも交渉に行きましたが、景色が良くて、食べ物もおいしくて、驚きの連続でした。高齢化などの問題を抱えながらも前向きに、廃校を利用した宿泊施設を整えたり、Wi-Fiを完備したコワーキングスペースを作ったり。私もそこにしばらく住んで仕事をしたいと思いました。すごく面白い試みをしているのですが、あまり知られていないんですよね。地域の知られざる魅力や取り組みを、私どもならお届けできると考えています」

画像1: 北から南まで、各地の知られざる魅力と特産品を、JALならではのアプローチでご自宅へ

たとえば秋田県の南端に位置する湯沢市は、小安峡温泉をはじめとする多彩な温泉や、稲庭うどんや川連漆器、酒造りといった文化などをご紹介しています。

これらを知っていただいたうえで、特産の「みなせ牛」のステーキセットなど、440品目の返礼品をお選びいただくのはいかがでしょう。

画像2: 北から南まで、各地の知られざる魅力と特産品を、JALならではのアプローチでご自宅へ

また南の方に目をやると、福岡県福智町には淡い釉薬(ゆうやく)の色遣いが印象的な国指定伝統的工芸品「上野焼」があることをご存じでしょうか。豊かな泉質を持つ温泉もあるほか、毎年10月には金色に輝く迫力ある山笠を練り回す「金田・神崎山笠競演会」が行われます。

たとえば返礼品に選ぶのなら、地元に行かないとなかなか食べられない、行列のできる名店「まむし」のラーメン。訪れたことのない場所の知られざるグルメを楽しめば、きっとふるさと納税を使って“旅”を感じられることでしょう。

体験型の返礼品に特化した「さといこ」とコラボレーション

画像: www.satoiko.jp
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さて、ふるさと納税は特産品がお手元に届くだけの仕組みではありません。実際に地域に出かけて楽しむ体験型の返礼品もあり、JALはそんな返礼品を集めたポータルサイト「さといこ」とのコラボレーションも行っています。

画像1: 体験型の返礼品に特化した「さといこ」とコラボレーション

シュレスタさん「2019年の11月に、私たちも参加した日本エコツーリズム協会の講演会にJALの二宮秀生常務が登壇されました。そこで『さといこ』にご興味を持っていただき、コラボレーションが実現しました」

「さといこ」を運営するROOTs代表取締役CEOのシュレスタ翔太さんは語ります。「JALで行くふるさと納税の旅」と題し、航空券と宿泊がセットになった国内ツアーパッケージを返礼品としてご用意しています。

画像2: 体験型の返礼品に特化した「さといこ」とコラボレーション

たとえば「みちのくの小京都」と呼ばれる角館地区の美しい街並みや田沢湖といった大自然を満喫する秋田県仙北市の旅や、和歌山県の南部に位置する白浜町で、温泉と美しいビーチを楽しむリゾートの旅など、現在約240のツアーをご提供しています。JAL国内旅客販売推進部の大田圭子が続けます。

目指すのは、日常的なおでかけや旅行の新しい選択肢

大田「ふるさと納税と聞くと肉や魚といった特産品のイメージが強いかもしれませんが、寄附金の返礼品として実際に地域に足を運んでいただく意義は大きいと思っています。プロジェクトを進めていてわかったのが、自治体ごとにルールがあって、契約が難しい自治体もあるということです」

シュレスタさん「たとえば農業体験ですと、実際の収穫作業などが行われる繁忙期にお客さまに訪れていただかなくてはなりません。またマリンアクティビティなどは、翌年の枠を事前に押さえる必要があるといった調整が発生します」

画像: 目指すのは、日常的なおでかけや旅行の新しい選択肢

そこでJAL社内でもノウハウを共有するほか、根気強く自治体にも働きかけを続け、自治体とお客さまの架け橋になる取り組みを続けています。

シュレスタさん「ふるさと納税は年末になると申し込みが殺到しますが、私たちは年末偏重型を狙っていません。旅やおでかけをする際の、日常的な決済手段を増やすことができればと考えています。ふるさと納税で豊かな体験をすることをよりカジュアルにし、お客さまの新しい選択肢が作れればと考えています」

返礼品は寄附額に応じてさまざまあり、寄附額の税金が控除されることで実質負担額が2,000円になり、おトクに旅行がお楽しみいただけます。

旅先から取り寄せて、旅先に出かけて。ふるさと納税の進化系

大田「JALとのコラボレーション返礼品ではありませんが、『さといこ』にはご自宅で体験できる返礼プランもあります。JALでも、コロナ禍で旅行の不自由が続くなか、お取り寄せとオンラインを組み合わせてご自宅で楽しめる『リモートトリップ』を行っており、返礼品のなかにはそんなプランもあります」

ほかにもコロナ禍で注目を集めるワーケーションや農泊、2地域居住ためのお試しツアーなど、多彩な可能性を検討しています。

画像: 旅先から取り寄せて、旅先に出かけて。ふるさと納税の進化系

「JALふるさと納税」や「さといこ」を、JALはふるさと納税のこれまでにないアプローチと位置付けています。単にお取り寄せができるおトクな手段ではなく、新しい旅のカタチとしても、豊かな可能性があるのです。旅先から取り寄せて、旅先に出かけて、ふるさと納税の進化形を楽しんでみてはいかがでしょうか。

JALふるさと納税
https://furusato.jal.co.jp

「さといこ」JALで行く!国内ツアー特集
https://www.satoiko.jp/magazine/kokunai-tour

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A350導入の裏話や機内食のメニュー開発など、JALの仕事の舞台裏を紹介します。

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