画像: 現地で働くJALスタッフが伝えたい、宮城県東松島市の食とそれを産み出す人たち

宮城県 東松島市〔商工観光課〕 高橋

皆さま、こんにちは!JALから東松島市役所に出向している高橋です。
こちらに投稿するのは2回目で、1回目は東松島市の主な観光スポットについて紹介させていただきました。1回目の投稿はこちら(https://ontrip.jal.co.jp/jalstaffvoice/17463337)
今回は、そんな東松島市で過ごす私が、皆さまにぜひ味わってほしい「食」を、それを産み出す方々とともにご紹介したいと思います。
これを見れば、その人に会って、その人が作りだしたものを食べてみたいと思っていただけるはず。

皇室献上の実績を誇る東松島市大曲浜の海苔

画像1: 皇室献上の実績を誇る東松島市大曲浜の海苔

最初にご紹介するのは、皇室献上品を6年連続で輩出した大曲浜の極上海苔です。
ここの海苔は、毎年、塩竈神社で行われている献上海苔の品評会で、過去に何度も受賞を果たしており、皇室に何度も献上されている実績があります。板海苔の厚さ(密度)があり、口に入れた瞬間にフワっと磯の香りが広がります。海苔本来の甘みと塩加減が絶妙で、海苔だけでもいくらでも食べられるほど。ご飯やおかずをさらに美味しく食べられますよ!!

画像2: 皇室献上の実績を誇る東松島市大曲浜の海苔

そんな海苔を生産する海苔漁師の1人「海苔の変態」相澤太さんは、食べる人の顔を思い浮かべながら、一人でも多くの人に喜んでいただけるように、「一生で一番美味い海苔」を作ることを目指し、「海苔本来が持つ細胞の力をいかに引き出して、食べたときに口の中の何噛み目で、海苔の旨味を最大限に爆発させるか、米と合わせたときにどんな風にご飯の甘みを引き立てるか。」と語っています。ここで海苔漁師として自然と共に過ごす相澤さんは、海苔づくりを通して、産業や環境、これからの日本、世界がもっとよくなることを考えて、海とともに、そして未来の人たちのために生きています。

画像3: 皇室献上の実績を誇る東松島市大曲浜の海苔

相澤さんのWebサイトには、「食べたら海に連れて行きます。」という海苔への情熱を感じるメッセージが記されています。私も相澤さんの海苔を食べて海に連れて行ってもらいました!「どれだけ味が違うのか?」はっきり言えます。食べ比べたらわかります。

画像4: 皇室献上の実績を誇る東松島市大曲浜の海苔

ちなみに、この相澤さんが作る海苔の粉末を練りこんだ「ちゃんこ萩乃井」の「のりうどん」は、海苔の風味が口の中に広がる極上の逸品です。こちらもご賞味あれ!

【お問い合わせ先】東松島あんてなしょっぷ まちんど

住所宮城県東松島市矢本字河戸342-2
Tel0225-83-3391

【お問い合わせ先】ちゃんこ萩乃井

住所宮城県東松島市矢本字河戸29-2
Tel0225-82-2478

鳴瀬川・吉田川の一級河川から注がれた豊富な栄養で育った牡蠣

画像1: 鳴瀬川・吉田川の一級河川から注がれた豊富な栄養で育った牡蠣

続いて紹介するのは、他の地域では2、3年養殖しないと収穫することができない場合が多い中、1年で大粒に育つ全国でも数少ない漁場である奥松島の牡蠣です。
奥松島は、日本三景で有名な松島の東側に位置し、牡蠣を育てる漁場の松島湾は、穏やかな潮の流れの内湾と、激しい流れの外湾があります。通常、牡蠣は内海のみで育てられますが、奥松島の牡蠣はその後、沖に移され荒波に鍛えられて、大粒で身の引き締まったプリプリの牡蠣に成長します。また、奥松島で生産された種牡蠣(稚貝)は、広島県をはじめとした全国の牡蠣産地に出荷され、「牡蠣のふるさと」とも言われています。

画像2: 鳴瀬川・吉田川の一級河川から注がれた豊富な栄養で育った牡蠣

東松島市内屈指の牡蠣漁師である奥松島水産の代表「牡蠣の妖精」阿部晃也さんは、牡蠣イコール自分と考えていて、「牡蠣大好きです!」って言われると愛の告白かと思ってしまうほど。
東日本大震災で、奥松島の漁港、養殖場、牡蠣剥き場などはすべて壊滅し、震災前の賑わいは消え、残ったのは瓦礫の山だけでした。阿部さんは、先が見えない中、海から目を背けず、流された種牡蠣を拾い集め、牡蠣棚を復活させました。日本各地に種牡蠣を出荷している責任感・使命感があったからです。
種から牡蠣を育てているので牡蠣の成育についてはどこよりも深く知っていると自負しており、その知識と経験から、牡蠣にとって最も良い環境を作ることを常に考えて牡蠣を育てている阿部さん。
「オレの牡蠣は日本一うまい」と自信たっぷりに話す牡蠣は、適切な表現が見当たらないくらい、とにかく美味しいです。ぜひご堪能ください!

画像3: 鳴瀬川・吉田川の一級河川から注がれた豊富な栄養で育った牡蠣

そんな奥松島の牡蠣の食べ放題が楽しめる場所が「奥松島遊覧船案内所」です。身がとっても大きくてプリプリ。食べ応えが抜群です!ぜひお腹いっぱい味わってください。
※今シーズンの奥松島遊覧船案内所での牡蠣の提供は終了しております。
(例年は10月中旬~2月中旬まで)

【お問い合わせ先】株式会社奥松島水産

住所宮城県東松島市大塚字長浜419
Tel0225-88-3213

【お問い合わせ先】奥松島遊覧船案内所

住所宮城県東松島市宮戸字川原5-1
Tel0225-88-3997

「希望の大麦」から造られるクラフトビール

画像1: 「希望の大麦」から造られるクラフトビール

最後にご紹介するのは、東松島市産二条大麦「希望の大麦」を使用したクラフトビールです。
「希望の大麦」とは、塩害被害を受け、通常の稲作ができない土地に、比較的栽培しやすい「二条大麦(ビール大麦)」を育て、商品化し、地域特産品を創出しようというプロジェクトから生まれたものです。

画像2: 「希望の大麦」から造られるクラフトビール
画像3: 「希望の大麦」から造られるクラフトビール

東松島市にある「ビアベースカンパネラ」の店主である「麦の化身」大谷直也さんは、某大手飲料メーカーから東松島市の一般社団法人に出向し、飲料メーカーと連携した「希望の大麦プロジェクト」を担当しました。現在は退職して東松島市の地域おこし協力隊を務め、1次産業の活性化に取り組んでいます。お店では、希望の大麦プロジェクトから産まれた「GRAND HOPE」などのビールを飲むことができますが、春からはお店の隣に用意した醸造施設で造る大谷さんのビールを飲むことができるそうです。
気候風土が同じ土壌で育ったモノの相性が一番という考え方「テロワール」にもとづき、「東松島にベストマッチなビールを作り上げたい!」と語る大谷さん。そんな熱い想いが込められた大谷さんのビールを、ぜひ飲みに来てくださいね!

【お問い合わせ先】ビアベースカンパネラ

住所宮城県東松島市野蒜ケ丘3-20 野蒜ケ丘サステナブルコモンズ内
メールアドレスinfo@hm-campanella.co.jp

いかがでしたか?今回は東松島市の「食」とそれを産み出す人たちの一部を紹介させていただきましたが、他にも東松島市が発祥と言われる「ちぢみほうれんそう」や、超希少品種であるお米「かぐや姫」など、まだまだたくさんの美味しいものや、魅力的な生産者がいます。
また、東松島市は「世界の持続可能な観光地TOP100」に宮城県で初めて選出されました。観光にとどまらず、自然環境や文化、「宮城オルレ奥松島コース」の取り組みなどが評価されています。
「宮城オルレ奥松島コース」の紹介はこちら(https://ontrip.jal.co.jp/jalstaffvoice/17315096)
宮城県にお越しの際は、ぜひ東松島市まで足を延ばして、今回ご紹介した食やここに住む人々、生産者と会い、東松島市を体験してみてください!お待ちしています。

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