旅行の楽しみといえばやっぱりグルメ。
せっかくなら地元で評判のお店で食事がしたいですよね。
ハワイ在住9年目のライター・カバットバットみきさんにまだ観光客にあまり知られていない、最新グルメ情報をレポートしてもらいました。

文・写真:カバットバットみき 編集:稲垣美緒(On Trip JAL 編集部)

※掲載の内容は記事公開時点のものです。最新情報は各スポットのホームページなどでご確認ください。

ダイヤモンドヘッドがまるでインテリアのような異空間レストラン

Deck. デック

2018年10月に、総工費3,500万ドル(約40億円)をかけて改装し、グランドオープンしたクイーン・カピオラニ・ホテル。その3階にあるレストランバー「デック」は、観光客よりもロコ客の方が多いというとても稀有な現象を巻き起こしています。

画像1: Deck. デック

それは行って見れば納得。店内の奥へ進むと、雄大なダイヤモンドヘッドが目の前に現れ、その力強いエネルギーと開放感溢れる雰囲気に一瞬でノックアウト。
ハワイに住んでいたら、ダイヤモンドヘッドは見慣れた光景なはずなのに、それでもこのデックからの景色は格別なのです。こうしてこの店の評判はロコたちの間で瞬く間に広まりました。

画像2: Deck. デック

また、大事な料理の味も折紙つき。今回ご紹介するのは、ランチメニュー。店の名物であり人気なのが「シグネチャー 神戸ビーフ チーズバーガー($19)」。

画像3: Deck. デック

その名の通り、アメリカ産神戸牛で作ったパティに、燻製したゴーダチーズ、そして、ハラペーニョ・マスタードレリッシュソースがたっぷり塗られ、それをDeck.と刻印されたバンで挟んで食べます。
ライターのイチオシは、「フレッシュアヒサンドイッチ($18)」。肉厚アヒ(まぐろ)を軽く炙って味付けし、それにアボカドとルッコラをのせて食パンに挟んだもの。この食パンもほどよい薄さに絶妙な焼き加減で、甘さがひき立っていて絶品です。

画像4: Deck. デック

さらに、サラダも一緒に食べたい場合「オーガニック・キノアサラダ($14)」もお薦め。ここ数年ヘルスコンシャスな人たちの間で人気のキノアサラダですが、デックでは、とても繊細に作られていて食べやすいです。

画像5: Deck. デック

また、クラフトカクテルにも力を入れており、中でも、店のお薦めが「シグネチャー・マイタイ($12.50)」。マイタイといえば、ダークラムを使うのが主流ですが、こちらはなんと3種類のホワイトラムを混ぜて作っている白いマイタイです。見た目の通り、普段飲むマイタイと比べてあっさりとしているので、とても飲みやすく、(でも、アルコール度数は高いので)実に危険な美味しさです。 アルコールが飲めない方には、店特製のプランテーションアイスティー($8)をはじめ3種類のモクテル(ノンアルコールカクテル)もあります。

画像6: Deck. デック

ダイヤモンドヘッドの雄姿がまるで内装の一部かのような異空間で美味しい料理に舌鼓。そのたぐいまれなるシチュエーションが評判を呼び、各種パーティーやイベントなどにも利用されているデック。昼間だけでなく、夕暮れ時もロマンチックですので、恋人やご夫婦であまい時間を過ごしたい時にも最適です。ここは毎回のハワイ旅で必ず寄りたくなるレストランになること間違いなしです。

画像7: Deck. デック
Deck.
住所150 Kapahulu Ave. Honolulu, HI クイーンカピオラニホテル3階
電話番号(808)931-4488
営業時間月~土 6:30~23:00 日 6:30~22:00 ハッピーアワー(毎日16:00~18:00)
Webhttps://www.deckwaikiki.com/

ドレスコードなし!ハワイのステーキ業界に革命を起こしている店

Aloha Steak House

今年5月にソフトオープンをしたアロハステーキハウス。6月20日のグランドオープニングを迎える前に、すでに夜は毎晩満席で予約必須という大盛況ぶり!
宣伝もしていないのに、ハワイの最新情報に敏感な人たちはすでに情報を嗅ぎつけ、「今度ハワイに行くので」と日本からも予約がはいるほど。

画像1: Aloha Steak House

実は、“カジュアルでリーズナブル”をコンセプトにしたステーキハウスというのは、アメリカ・ハワイでは革命を起こしているようなものなのです。ハワイで人気のステーキ店は、ご存知のように、高級でドレスコードがあり、上品で落ち着いた雰囲気の中で食べるのが常識。家族や友達とワイワイ気軽に食べに行けるステーキ店というのは、ハワイでは逆に「新鮮」と映り、受け入れられ、こうしてすでに大人気となっています。

画像2: Aloha Steak House
画像3: Aloha Steak House

アロハステーキハウスの肉は、すべてアメリカ産ブラックアンガス。例えば、リブ・アイ・ステーキ 225g ($26) /450g ($39)/680g($69)や、フィレステーキ225g($30)/ 350g($39)、カットステーキ $180g($17)などあり、お値段もリーズナブル。また、最近日本人の間でも大人気のUSトマホーク・ステーキも数量限定ですが$88で食べることができます。ステーキのソースも自家製で、マウイ産スイートオニオンを使用した醤油ベースのソースがついてきます。

画像4: Aloha Steak House

中でも店イチオシは、「リブ・アイ・ステーキ&ガーリックシュリンプ($33)」。ハワイに行ったら絶対食べたいステーキと名物のガーリックシュリンプが同時に食べられるお得なメニューです。 シュリンプももちろんノースショアのカフク産。さらに、シュリンプの下には、ソテーした芽キャベツがあり、これがまた美味!

 追加で、ご飯、サラダ、コーンスープを選んでセットにすることも可能です。また、ご飯はカリフォルニア産コシヒカリを使用し、なんとおかわり自由という太っ腹。ハワイは、メインディッシュは美味しくても、ご飯が残念なところが多い中、ここのお米は、ガスで炊くところからこだわっており、本当に旨い! 店長のケニーさんに「ステーキをソースにディップして、それをご飯の上に乗せて食べてください」とすすめられ、言われた通りに食べると、ソースがご飯に絡まって、おいしさ倍増です。

画像5: Aloha Steak House

デザートは、ウォーターメロンアイスクリーム($7.5)がお薦め。手作りのグリーンワッフルコーンに、赤いスイカソフトとチョコチップをまぶしており、インスタ映えもバッチリ。ハワイに今までありそうでなかった斬新な一品です。

画像6: Aloha Steak House

ハワイのステーキ業界に旋風を巻き起こしているアロハステーキハウス。ドレスコードも気にせずに、カジュアルに、でもガッツリとステーキを食べたいならここ!

画像7: Aloha Steak House
Aloha Steak House
住所320 Lewers St, Honolulu, HI
電話番号(808)600-3431
営業時間ランチ11:00〜14:30 / ディナー 17:00〜23:30
Webhttps://www.alohasteakhousewaikiki.com/

待望の移転オープン!ハワイのお酒好きたちが集まる場所

Real Gastropub リアル・ガストロパブ

ワードにあった人気の店「リアル・ガストロパブ」が、今年6月1日にカカアコに移転グランドオープン。この日をファンは、どれだけ首を長くして待っていたことか!

画像1: Real Gastropub リアル・ガストロパブ

今でこそクラフトビール店が軒並みオープンしているハワイですが、2012年にリアル・ガストロパブが開店した時は、世界中のクラフトビールを常時30種類以上揃えているパブというのは非常に珍しく、まさにクラフトビール業界のパイオニア的存在でした。
 ワードエリアの開発事業に伴い、店を移転することになったわけですが、今回1年半という年月をかけ、あの壁画で有名な町カカアコの新コンドミニアムの1階に誕生。しかも、自社オリジナルのクラフトビール「ベントテール・ブリューイング」のサービスも開始しました!  世界的賞の受賞歴もあるハワイ島在住のブリューマスタートム・カーンズ氏をコンサルタントとして招いて造っているビールで、とても力を注いでいます。

 リアル・ガストロパブが多くの人に愛されているのは、種類豊富なビールだけでなく、料理も美味しいから。それは30年以上のシェフのキャリアを持つオーナーのトロイさんが生みだした創作料理なのです。メニューを見てまず、「バーなのになんで多国籍なメニューが並んでいるのだろう?」と不思議に思っていたのですが、トロイさん自身が訪れたことのある国・地域の料理、さらにタヒチアンとのハーフということで、タヒチアン料理もとりいれ、それらにちょっとしたひねりをいれた料理になっていると聞いて納得しました。

画像2: Real Gastropub リアル・ガストロパブ

例えば、トロイさんお薦めの「プーティン($14)」。プーティンはカナダを代表する料理で、通常はフライドポテトにグレイビーソースとチーズカードをかけたものです。この店では、スタウトビールで煮込んだブリスケットを加え、さらに目玉焼きの乗せており、「当店流のロコモコだよ」と説明してくれました。これがまたビールに合い、食べだしたら止まらない一品です。

画像3: Real Gastropub リアル・ガストロパブ

また、自社ビールの名前「ベント テール」も、他社はハワイにちなんだ名前が多い中、わざとそれを選ばなかったと言います。ちなみに、ベント テールは、トロイさんが飼っている愛犬のシンボル、S字に曲がった(Bentベント)尻尾(Tail テール)から名付けたのだそう。だから、ロゴもその愛犬がモデルとなっており、尻尾もちゃんと(?!)曲がっているので是非そちらもチェックしてみて下さいね。

画像4: Real Gastropub リアル・ガストロパブ

そして、ビール派でない方もご安心を。ワインやカクテル、ウィスキーもあれば、また、コールドブリューのコーヒーもありますよ。

画像5: Real Gastropub リアル・ガストロパブ

人気店が揃う複合施設SALTからもすぐそばで、日本人観光客もたくさん訪れるエリアにも関わらず、ここではまだまだ日本人を見かけることが少ないです。まさに近隣に住む住民たちやお酒が好きなロコたちが集まる場所。そんなハワイの人たちの日常を体感したい人にこそお薦めです。

画像6: Real Gastropub リアル・ガストロパブ
Real Gastropub /Bent Tail Brewing Co.
住所506 Keawe St. Honolulu, HI
電話番号(808)200-2739
営業時間月〜木 14:00〜23:00/ 金&土 12:00〜24:00 /日 12:00〜21:00 無休
Webhttp://www.realgastropub.com/

いかがでしょうか?
情報が広まって観光客が殺到する人気店になる前に、ハワイのグルメを楽しんでみてください。

画像: 2019年夏最新!ハワイの現地民が紹介する最新グルメレストラン

カバットバットみき

ハワイ在住歴9年
大学在学中から約10年間東京のラジオ局に勤務し、毎年特別番組を放送するためにハワイにきたのがきっかけでハワイ好きに。
2004年からはライター業も開始。雑誌/Web/書籍と数多くのメディアに執筆している。2010年に意を決して、ハワイへ移住。2019年現在日本とハワイのメディア6社と契約をし、ハワイ記事を書いている。得意分野は、グルメと絶景スポット。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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