大空と雄大な大地が広がる、北海道。その広さから、「車がないと絶景ポイントなどに行くのは難しいだろうな……」と思われがちですが、実は車がなくても十分に楽しめるコースがあります!
特に夏の旅先としておすすめなのが、道東に位置する釧路エリア。夏でも平均気温は20度前後と涼しく、避暑地としてぴったり! さらに4〜10月の期間中には、レトロな観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」が運行しており、車なしでも「釧路湿原国立公園」や「阿寒摩周国立公園」といった大自然を巡る列車旅が楽しめるのです。

※価格はすべて税込み表記です。

釧路駅から川湯温泉駅までの釧網本線を、ノロッコ号と普通列車で旅します!

自然いっぱい! 釧路エリアの魅力

釧路に行くにはもちろん「たんちょう釧路空港」を利用。市内まで連絡バスで50分ほどとアクセスも良好。道東、ひがし北海道の中心にある釧路エリアの魅力は、なんといっても“手つかずの大自然”。「釧路湿原国立公園」「阿寒摩周国立公園」を有する釧路エリアは、火山や湖と森、そして日本一の湿原といった自然スポットが充実しています。

もちろん、それらは車で巡ることができますが、このエリアは公共交通機関を活用しても十分に観光を楽しめるのが嬉しいポイント。そこで、釧路駅から川湯温泉駅まで続く「釧網本線」の列車旅をご紹介。ひとり旅でも、仲間と一緒でも楽しめるプランで、釧路エリアの大自然を満喫してください!

〈1日目〉

釧路空港から釧路駅まで。大自然と共生するまち「釧路」へ!

画像: Photo by Ryo Osera(yugyo inc.)

Photo by Ryo Osera(yugyo inc.)

9:30頃、たんちょう釧路空港に到着。釧路市内の上空から見えるように、大自然と都市型の暮らしが共生した釧路エリア。空港に降り立ったら、まずは深呼吸をしてみてください。海から流れる湿原の風に乗って、木々や緑の匂いを楽しめます。なにより空気が澄んでいて、リフレッシュできる瞬間。

空港からは、連絡バスで釧路駅まで。道中も湿原の景色が広がるなか、エゾシカやキタキツネが出てくることも……!

連絡バスで釧路駅まで約50分

10:30頃、釧路駅に到着。ノロッコ号に乗り込む前に、ご当地限定の駅弁を手に取ってみてください。写真は「さばといわしのほっかぶり弁当」(1,350円) 。釧路沖で捕れる新鮮なサバやイワシを酢でしめたお寿司です。大根をうすくのせた様子が、ほおかぶり(ほっかぶり)のように見えることからこの名がついた、ローカル駅弁です。

他にもカニやカキ、ホタテを使用した駅弁もあり、このラインナップは港まちならでは! 釧路駅で昼食を購入し、乗車中にご当地グルメを楽しみましょう。

シーフードショップ スキップ(釧路市水産加工業協同組合・組合直売店)

住所北海道釧路市北大通14 JR釧路駅構内
電話090-2073-3958
営業時間8:00~19:00

乗り込もう!「くしろ湿原ノロッコ号」の旅

11:00頃、釧路湿原の中を走る観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車し、釧路駅を出発。途中下車する標茶(しべちゃ)町の塘路(とうろ)駅を目指します。

ノロッコ号という名称は、ノロノロ進むことから名付けられたとのこと。レトロなトロッコ列車で、自然を間近に楽しめるのが大きな魅力です。座席は、進行方向の左側の席が狙い目! 釧路川に沿って走る、釧路湿原国立公園を満喫できます。

観光列車だけあって夏のシーズンは混み合っているので早めのご予約を! 湿原の風を感じられるノロッコ号は、指定席がおすすめです。

くしろ湿原ノロッコ号

料金大人1名(片道)釧路駅~塘路駅間 乗車券640円、指定席券840円
※展望車はすべて指定席
※子ども半額(10円未満は端数切り捨て)
webhttps://www.jrhokkaido.co.jp/travel/kushironorokko/

ノロッコ号で塘路駅まで約60分

途中下車して標茶町へ。湖とサウナを楽しめる注目スポット

12:00頃、塘路駅に到着。駅から徒歩1分の目と鼻の先にある「クラフトホステル THE GEEK」では、釧路湿原を眺めながら本格的なフィンランド式サウナを楽しめます。

次の乗り換え列車が来るまで、ぜひ最高のロケーションで極上の「ととのい体験」を! また、湖と湿原の雄大さを感じる塘路湖周辺を散策するのもおすすめです。

クラフトホステル THE GEEK(ギーク)

住所北海道川上郡標茶町塘路原野北7線49-43
電話015-487-2100
webhttps://thegeek.jp/

川湯温泉駅を目指して。釧網本線ローカル列車の旅

14:45頃、塘路駅を出発。ここからはノロッコ号ではなく「釧網(せんもう)線・普通列車」に乗車します。1車両で走るローカル線のレトロな佇まいと、車窓から見える原野の景色。途中の茅沼(かやぬま)駅周辺では、もしかしたら特別天然記念物のタンチョウを見られるかも!?

釧網線・普通列車で川湯温泉駅まで約60分

画像: レトロな佇まいの川湯温泉駅

レトロな佇まいの川湯温泉駅

15:45頃、川湯温泉駅に到着。どことなく懐かしさを感じさせる駅舎です。温泉街ならではの無料で楽しめる「足湯」があるので、ここで足を伸ばしてみては。

火山のほとりにある、森のなかのレトロなお店

川湯温泉駅前には、カフェと食事を楽しめる「森のホール」。おやつには、ここの手づくりケーキをぜひ。新鮮な季節のフルーツと生クリームを使用したロールケーキやタルトは、わざわざ買いに来たくなる目的地になるお店です。

店内は古民家の温かさを感じられる空気感が漂っていて、ついつい長居してしまうでしょう。

森のホール

住所北海道川上郡弟子屈町川湯駅前2
電話015-483-2906
営業時間10:00〜17:00 ※ランチは11:00〜15:00
定休⽇webから確認
webhttps://www.instagram.com/morinohall/

バスで川湯温泉街まで約10分

温泉宿の至福に浸る旅。ゆっくり過ごすならこの宿

火山と森と湖が織りなす大自然に囲まれた川湯温泉街。川湯温泉といえば、硫黄山の地下を源泉とした強酸性硫化水素を含む明ばん・緑ばん泉。火山性特有の強酸性の泉質にファンも多く、源泉100%かけ流しで旅の疲れを癒やしましょう。

「お宿 欣喜湯 別邸 忍冬(きんきゆ べってい すいかずら)」は、おしゃれなカフェラウンジやモダンな和洋室客室が用意され、大切な人と贅沢な時間を過ごすにはうってつけ。

「食事処 haspo(ハシポ)」のビュッフェは、地域の食材をふんだんに使用。硫黄山をイメージした蒸し焼き「硫黄山蒸し」では、ズワイガニや地場産の野菜など旬の食材を堪能できます。

お宿欣喜湯 別邸 忍冬(きんきゆ べってい すいかずら)

住所北海道川上郡弟子屈町川湯温泉1-2-3
電話015-486-9701
webhttp://suikazura.jp/

この街についてもっと知りたいなら、地域密着型のゲストハウスへ

地元の魅力を深掘りしたいなら、地域の魅力を地域おこし協力隊として移住し、任期終了後にゲストハウスを立ち上げた女性オーナーが切り盛りする「NOMY」はいかがでしょうか。川湯温泉の魅力やおすすめのスポットを教えてくれ、ローカルならではの情報をゲットできるはず! 地域の人たちとの交流をしたいという方にも、おすすめの宿です。

また、温泉旅館「欣喜湯(きんきゆ)」の入浴券もリーズナブルに購入できるのも嬉しいポイント。川湯の源泉かけ流し泉を、存分に楽しんでください。

川湯温泉ゲストハウスNOMY(ノミー)

住所北海道川上郡弟子屈町川湯温泉1-5-48
電話015-486-9181
メールinfo@gh-nomy.com
webhttps://www.gh-nomy.com/

地域の食材を地域で食べる。温泉街の古民家バルで乾杯!

夕方から温泉街を散策。おすすめは、地域で採れる弟子屈産の新鮮野菜にこだわった食事が人気の「すずめ食堂&バル」。カオマンガイに使用する白いキュウリやパクチーは、弟子屈産のものを使用。オリジナルオーダーのクラフトビールもあるので、ビール好きは要チェックです! 古民家をリノベーションした居心地のいい店内で、おいしい食事とお酒の余韻に浸りましょう。

2日目は朝早くからアクティビティに参加予定なので、早めに宿に戻って明日に備えましょう。

すずめ食堂&バル

住所北海道川上郡弟子屈町川湯温泉3-1-1
電話015-486-7380
メールsuzumekawayu@gmail.com
webhttps://www.facebook.com/profile.php?id=100063876480001
画像47: 車なしで巡る北海道・釧路の旅!レトロ列車に乗って自然を満喫する1泊2日

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