十勝岳連峰の麓・中富良野町の“きっとまた食べたくなる”グルメ巡り

石窯で焼く無添加ピザには、近隣で採れる旬の野菜がたっぷり。
お店も石窯も手作りの「cafeてくり」

元農家の納屋を改築し、店内も石窯も手作りという同店。

関東から移住した竹内さんが焼くピザ生地は、十勝産小麦をブレンドし、天然酵母、塩、水のみで手ごねしたもの。そこに近所の畑で採れる無農薬野菜や自家製トマトソース、ベーコンなどがトッピングされます。

400度以上の窯で丁寧に焼き上げられたピザは、表面がサクッと軽く、噛むたびにフワッモチッと小麦本来の風味が広がります。生地からトッピングまで、存分に素材のおいしさを堪能できるでしょう。

ふるさと納税の返礼品も、一枚ずつ丁寧に焼き上げ、急速冷凍。4種類のイタリア産チーズとはちみつのピザも人気なのだそう。

「てくり」には「手作り」と「てくてく歩く」の意味が込められています。閉店となった店から材料を譲り受けてDIYされた店内には、小上がりや授乳室も。随所から竹内さん夫妻の手の温もりと「ゆっくり歩こう」という想いが伝わってきます。

石窯ピザの店 cafeてくり

幻の小麦「はるゆたか」と天然酵母、澄んだ空気まで練り込む。
「PeaceGardenパン酵房」の焼きたてパン

一面のタマネギ畑の中に建つパン工房「PeaceGardenパン酵房」。風雨や病気に弱く栽培が難しいといわれる上富良野町産の小麦「はるゆたか」とレーズンやライ麦の天然酵母で作られるパンは、まずは何も付けずそのままで堪能するのがおすすめ。風味豊かで味わい深く、噛めば噛むほど小麦の甘みが増してきます。道内のみならず、全国にファンを増やしているのも納得。

工房は築60年の古民家をリノベーションしています。「この木造古民家は酵母菌にとっても住みやすいんです」と店長の鈴木さやかさん。

ハード系から少量のイーストを使った湯種角食パンまで、中富良野の新鮮な水と空気も練り込んで、ひとつひとつ丁寧に焼き上げられます。

焼き上がったパンは駅近くのカフェ「musuhi.535」で毎週日曜日に販売されるほか、ふるさと納税の返礼品にも。長沼町メノビレッジのライ麦を使った「オーガニックライ麦パン2本セット」や、ハード系5種類のセットが用意されています。北の大地の恵みを詰め込んだパンを、ぜひご賞味ください。

PeaceGardenパン酵房

長年の経験と真心が生む、おいしさ。
こだわりの味噌と麺で作る「マコト大作戦」のみそラーメン

長年、富良野市で焼肉とラーメンの店「寿浅」を営んでいた壽浅（じゅあさ）さん。富良野市の製麺所、そして旭川市の特製味噌との出合いから、麺と味噌を特注してみそラーメンを作るようになり、2021年春に中富良野町に移転し、同店をオープンしました。

コの字型のカウンターのみの店内では、ちぢれ麺によく絡む、程よいピリ辛味の「みそ」や「にんにくみそ」、熟成白みそに白ワインを加えた「白みそ」などを味わえます。

たっぷりのったもやしは、ラーメンを食べ終える瞬間までシャキシャキ感があり、添えられたコーンの甘さもピリ辛味噌のコクを引き立てます。香り高い味噌に食欲が刺激され、スープ一滴も残さず飲み干してしまいたくなるでしょう。

地元で働く人々も多く訪れるとあり、ごはんやおにぎり、お弁当の持ち込みもOKとのこと。

この味をご自宅で楽しむことも可能。生ラーメン「らーめん寿浅のみそラーメン」は、ふるさと納税の返礼品にもなっています。さらに、北海道のソウルフード・ジンギスカンも返礼品として取り扱っていますので、あわせてチェックを。

マコト大作戦

十勝岳連峰と中富良野の風景を一望。
小高い丘の上に建つペンション＆レストラン「La Collina」

大きな窓から十勝岳連峰とのどかな町並みを見ることができる「La Collina（ラ・コリーナ）」。レストランでは、地元で採れた新鮮野菜を直接仕入れて作るイタリアンや、こだわりの欧風スイーツを味わえます。

旬の食材を厳選して使う料理はフルコースから単品料理まで各種用意され、地元でも評判の味。特に、北海道富良野盆地で育った黒毛和種を使用した「ふらの和牛スネ肉の煮込み」は、フォークでほろりと崩れるほど柔らか。口どけの良いスネ肉とその旨みが凝縮されたソースで、じっくりと対峙したくなるほどの奥深さを感じます。ひと口食べただけで口福感に満たされることでしょう。

また、物産展などで人気の「カタラーナ」「ショコラグラサージュ」は、ふるさと納税の返礼品にもなっています。カタラーナはプレーンのほか、北空知・深川産の青林を入れたリンゴのカタラーナも登場しました。ちょっと特別な日のご褒美スイーツとしていかがでしょうか。

レストランに併設されているペンションは、老若男女すべての人に優しい設計。1階と2階の移動にはエレベーターが完備され、廊下は車椅子2台がすれ違える幅になっています。おいしい料理と美しい風景に日常を忘れる、そんな時間を過ごせそうです。

ペンション＆レストラン　La Collina（ラ・コリーナ）

人と自然が共存できるサステナブルな環境を実現。
ヤギと作るワイナリー「Domaine Raison」

約30頭のヤギが畑の草を食べ、排泄物を堆肥として土に戻し、その土で育ったブドウを原料にワイン作りを行っている同ワイナリー。寒暖差が大きいこの地で採れるブドウは、爽やかな酸味と甘みが特徴で、大地が育む風味がそのままワインに生かされています。

ブティックでは、15種類ほどあるワインの無料試飲が可能。中でも「メリメロ ブラン」と「ブラン・ビュル（スパークリングワイン）」は、ふるさと納税でも欠品が相次ぐほどの人気を誇ります。

「メリメロ ブラン」は、ナイアガラを主体とした華やかさ、デラウェアの甘酸っぱさと上品な甘さのバランスが良く、フレッシュさを感じる味わい。「ブラン・ビュル」はナイアガラの味わいを辛口に仕上げたもので、食事にも合わせやすい、爽やかですっきりとしたワインとなっています。

こちらでは、ガイド付きのワイナリー見学ツアーも実施（要予約）。フリー見学であれば、ブティックの営業中は予約なしで営業中いつでも入ることができます。

併設するカフェレストランでは道産牛肉100％のハンバーグやヤギのミルクを使用したソフトクリームも味わえます。3月はヤギの出産シーズン。生まれたばかりの子ヤギは小屋の中で親と過ごします。5月にはテラスから、遠方に山々を、近くにはのんびりと草を食む子ヤギたちの姿を見ることができるので、その時期を狙って足を運ぶのもおすすめです。

Domaine Raison（ドメーヌレゾン）

大雪山系から流れるおいしい水と澄んだ空気、刻一刻と表情を変える空。中富良野町では、町全体にゆったり穏やかな時間が流れ、人の営みを優しく包み込んでくれるような雰囲気があります。ご紹介したグルメは、どれも中富良野町の自然の力と、作り手の想いが込められたものばかり。ぜひ現地に足を運んで、また、ご自宅でもその魅力を味わってみてください。

北海道中富良野町 JALふるさと納税

マイルがたまる JALふるさと納税
北海道中富良野町

JALふるさと納税はストーリーに共感した人々と寄附金を地域の皆様にお届けすることで地域の皆様とのつながりをより強固なものとし、地域活性化・地方創生に取り組んでまいります。

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