広い北海道の東側、いわゆる道東の北に位置する小清水町・網走市。オホーツク海に面したこの地区は山や湖といった環境にも恵まれ、そこに棲む生き物たちの多様な活動や自然の神秘的現象により鮮やかに彩られています。

〈3日目〉

流氷をイメージした気泡にガラス職人の技が宿る

画像1: 流氷をイメージした気泡にガラス職人の技が宿る
画像2: 流氷をイメージした気泡にガラス職人の技が宿る

楽しかったツアーもついに最終日。朝早くから流氷硝子館を訪れ、工房長・軍司昇さんにお話を伺いながら工房の見学を行いました。

画像3: 流氷をイメージした気泡にガラス職人の技が宿る

コーラの瓶をリサイクルした琉球ガラスの工房で、6年間の修業を経て故郷の網走に凱旋した軍司さん。彼が手掛けるのは、廃蛍光灯リサイクルガラス原料「エコピリカ」だけで作るガラス製品です。

「近隣で原材料を手に入れることで輸送時のCO2排出量を削減」「製品づくりの際に発生する熱を館内の暖房に利用」「電力がひっ迫する夏場の節電に協力するため、大容量の電力を要するガラス溶解炉の運転を止める」など、流氷を失わないための取り組みを積極的に行っています。

画像4: 流氷をイメージした気泡にガラス職人の技が宿る

琉球ガラスでは気泡で「海」を表現しますが、軍司さんは気泡を「氷や雪」として捉え、流氷を表現。色付けには自社で調合する色に地域の未利用資源を使い、茶色は乾電池のリサイクルで集められる化合物を、琥珀色は川湯温泉の湯の花を使っています。

画像5: 流氷をイメージした気泡にガラス職人の技が宿る

館内の販売エリアには、一点一点丁寧に作られた色とりどりの作品がずらり。目移りしながら、各自ショッピングを楽しんでいました。

流氷硝子館

住所北海道網走市南4条東6-2-1
電話0152-43-3480
開館時間10:00〜17:00
休館⽇水曜日(不定休あり)

道東グルメの総本山は癒しスポットとしてもありがたい存在

画像1: 道東グルメの総本山は癒しスポットとしてもありがたい存在

女満別空港への道すがら、メルヘンの丘めまんべつにも立ち寄りました。こちらは、地元のおいしいものを選りすぐったグルメ垂涎の道の駅。網走湖産のシジミから抽出濃縮したエキスを使った「しじ美醤油」、地元大空町で育つさくら豚の豚串、東藻琴乳酪館のチーズなど、ユニークな名産が顔を並べます。

画像2: 道東グルメの総本山は癒しスポットとしてもありがたい存在

屋外には芝生地やバラを中心とした花壇なども設置され、また道の駅から約200mの距離にある「メルヘンの丘」の絶景も含め、旅の疲れを癒す場所としてもうってつけです。

画像3: 道東グルメの総本山は癒しスポットとしてもありがたい存在

道の駅 メルヘンの丘めまんべつ

住所北海道網走郡大空町女満別昭和96-1
電話0152-75-6165
開館時間9:00~18:00
休館⽇年末年始(12月30日~1月5日)

2泊3日という限られた時間の中でも、小清水・網走地区特有の豊かな自然を満喫できた大興奮のツアー。道東エリアを担当するJALふるさとアンバサダーの小林さんも「あらためて素敵な場所だと実感しました」と目を細めました。

今回お邪魔したのはすべて女満別空港から1時間圏内のスポットでしたが、広い道東にはまだまだ魅力的なモノ・コト・場所がたっぷり潜んでいます。次はみなさんの目で、耳で、そして体中で、心に響く非日常に触れてみてください。

HOKKAIDO LOVE!」では、オホーツクエリアのその他の観光ツアーの様子も紹介しています。そちらもあわせてご覧ください。

『オホーツクの食をディープに楽しむ ちょっと知的なツアー!』体験記
https://hokkaidolove.jp/travel/detail/001479/

『オホーツク編SDGsツアー!持続可能な農山漁村の在り方を考える!』体験記
https://hokkaidolove.jp/travel/detail/001546/

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※本記事は2023年1月20日に一部内容を更新しました

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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