この冬は、いつもと違う体験がしたい! という方にぴったりな場所があります。それは、北海道の釧路・阿寒エリア。氷と雪に覆われた神秘的なロケーションに加えて、ハイキングにカヌー、タンチョウウォッチングなど冬のアクティビティも目白押し。さらに、今なら釧路市が実施している「クシロ体験割」を利用して、それらをおトクに楽しめるのです。

冬の体験メニューが最大3,000円の割引!

釧路市が2022年5月から実施している「クシロ体験割」。釧路地区・阿寒湖温泉地区で実施されている対象の体験メニューの料金が、最大3,000円の割引になるおトクな制度なのです。

画像: 冬の体験メニューが最大3,000円の割引!

対象者には居住地などの制限がなく、だれでも利用が可能。雄大な自然が広がる釧路・阿寒湖エリアには、その自然をダイナミックに体感できるアクティビティがいっぱい。おトクなこの体験割を使わない手はありません。体験メニューを選んだら、webまたは電話で予約。その際に「クシロ体験割を利用」と伝えればOKです。お支払いは体験当日に現地で行います。

利用回数に制限がなく、何度も利用できるのもうれしいポイント。北海道の「ほっかいどう応援クーポン」、阿寒湖温泉で発行している「ステイクシロキャンペーン」のクーポンと併用できる場合もあるそう。「クシロ体験割」が使えるのは2023年2月28日の利用分までで販売数に限りがあるので、早めのご予約がおすすめです。

クシロ体験割
https://ja.kushiro-lakeakan.com/taikenwari/

ここからは、「クシロ体験割」を利用して楽しめるアクティビティをご紹介します。

自然のスケールの大きさに感動! 雪の釧路湿原を散策

釧路といえば真っ先に思い浮かぶのが「釧路湿原」。夏だけでなく冬も外せないスポットです。アウトドアガイド「ジス・イズ」が実施している「釧路湿原一周満喫プラン」は、冬の釧路湿原の魅力をぎゅっと凝縮した散策ツアー。

釧路湿原は1967年に国の天然記念物に指定されて以来、立ち入りが厳しく制限されているので、その中を散策できるのは貴重。「日本とは思えない景観が見られる」と人気のツアーなのです。

スノーシューを履いて雪の中を散策。夏は整備された木道を歩きますが、木道が雪で覆われているこの時期は真っ白な雪の上を自由に歩ける楽しさがあります。

画像1: 自然のスケールの大きさに感動! 雪の釧路湿原を散策

歩いた先に広がっていたのは、見渡す限りの白! 雪に覆われてしんと静まり返った湿原は、想像をはるかに超える広大さです。気温が下がり、晴れた日にはキラキラ舞うダイヤモンドダストが見られる可能性も。視界を埋め尽くす壮観な光景は一生の思い出になりそうです。

画像2: 自然のスケールの大きさに感動! 雪の釧路湿原を散策

釧路湿原とその周辺には、エゾシカやキタキツネ、シマリスをはじめ多種多様な生きものが生息しています。散策中、私たちと同様にお散歩中の動物たちと出合えることも。雪の上に残された足跡からも動物たちの息遣いが感じられます。

雪の上に寝そべって、体いっぱいに大自然を感じましょう。指先に触れる雪、頬を撫でる風。夏とは違った魅力が確かにここにあります。

アウトドアガイド ジス・イズ 「釧路湿原一周(冬版)」

森と湖を歩いて、自然が創り出す奇跡と出合う

阿寒摩周国立公園の西の端に位置する湖・オンネトー。季節や見る角度によって湖の色が変化することから「五色沼」とも呼ばれています。この神秘の湖、実は夏だけでなく冬も大きな存在感を放っているのです。森の中の散策路を通って湖を巡る「オンネトーハイキング」では、冬のオンネトーの魅力を存分に味わうことができます。

画像1: 森と湖を歩いて、自然が創り出す奇跡と出合う

オンネトーの周辺には、道内でも数少ないアカエゾマツの純林が広がります。樹齢300年を超す木々がそびえる森の中はひっそりとしていて、神聖な雰囲気。葉っぱにうっすら積もった雪、木々の間から覗く空、古くから続く原生風景に魅了されます。雪の中を歩くので、手袋や靴など防水・防寒対策をしっかりとして出かけましょう。

画像2: 森と湖を歩いて、自然が創り出す奇跡と出合う

オンネトーの湖面は11月ごろから凍り始めます。湖面が完全に凍りつく前のわずかな時期だけ、雪の白の中に湖のブルーが残る貴重なロケーションが出現。オンネトーならではの絶妙な色合いが楽しめます。結氷した湖の上を歩き、雌阿寒岳と阿寒富士をバックに記念撮影できるのもこの時期だけの特権です。

画像3: 森と湖を歩いて、自然が創り出す奇跡と出合う

氷の中に気泡が閉じ込められてできるアイスバブルを見られることも。泡が浮いているように見え、今にもポコポコと音が聞こえてきそうです。まさに自然の芸術品。この美しさを自分の目で確かめてみませんか

鶴雅リゾート アドベンチャーベース[SIRI]「オンネトーハイキング(冬季)」

朝日に輝く白銀の世界で、至福のカフェタイム

釧路を訪れるなら、ぜひ早起きして朝活にチャレンジを。この時間帯だけの楽しみ方があります。

画像1: 朝日に輝く白銀の世界で、至福のカフェタイム

まだ暗いうちに出発し、阿寒湖と雄阿寒岳が一番美しく見えるスポットへ。空気が澄み切っていて、山の頂のシルエットもはっきり確認できます。山の周囲がほんのり明るくなってきたら、日の出はもう間近。日が昇るのを待つ間もドキドキワクワクが止まりません。

画像2: 朝日に輝く白銀の世界で、至福のカフェタイム

山の後ろから太陽が現れ始める瞬間。持参したお湯を空中に散布すると、水蒸気が瞬時に凍って不思議な光景が見られます。絶対に写真に撮っておきたい瞬間。朝日に照らされてオレンジ色に輝き、別世界にワープしたような感動に包まれます。

画像3: 朝日に輝く白銀の世界で、至福のカフェタイム

澄みわたった空気の中で見る朝日は、何とも言えない美しさ。運が良ければフロストフラワーが見られることも。

画像4: 朝日に輝く白銀の世界で、至福のカフェタイム

フロストフラワーは、水面から立ちのぼった水蒸気が空気中で急速に冷やされ、湖面に張った薄い氷の上で大きな結晶となったもの。気温・水温や風などさまざまな条件が重ならないと生まれないレアな現象なのです。

画像5: 朝日に輝く白銀の世界で、至福のカフェタイム

真っ白に凍った湖の上でモーニングコーヒーを。360度を大自然に囲まれたダイナミックな景色の中でのコーヒータイムは贅沢の極み。冷えた体もあたたまり、最高にハッピーな気分で1日をスタートできます。

鶴雅リゾート アドベンチャーベース[SIRI] 「モーニングカフェツアー」

冬の風物詩・タンチョウの姿を求めて

釧路湿原のシンボルともいえる、特別天然記念物のタンチョウ。夏場は釧路湿原の奥地で過ごしていますが、冬はえさを求めて給餌場へやってきます。そんなタンチョウの姿を間近で見てみたいという方にぴったりなプランがあります。

画像1: 冬の風物詩・タンチョウの姿を求めて

このエリアの魅力を知り尽くしたガイドに鶴居村のおすすめのスポットを案内してもらい、さらにタンチョウの観察までできるよくばりなツアーです。6:30出発と12:30出発の1日2コースあり、どちらも所要時間は3時間半ほど。凍てつくような寒さの朝には白い湯気のような「けあらし」が見られ、辺り一面が幻想的な雰囲気に包まれます。

画像2: 冬の風物詩・タンチョウの姿を求めて

雪の中を歩いて、何百羽ものタンチョウたちが集まる給餌スポットへ。白・黒・赤のコントラストが美しく、優雅な佇まいは神々しいほど。羽を広げると2m以上もあり、近くで見れば迫力満点。エゾシカなどほかの野生動物の姿を見られることもあり、野生の自然界を垣間見ることができます。

画像3: 冬の風物詩・タンチョウの姿を求めて
画像4: 冬の風物詩・タンチョウの姿を求めて

夕方、タンチョウがねぐらへ向けて一斉に飛び立つ様子は圧巻。大きな羽を広げて優雅に空を舞う姿に、周囲からも歓声が上がります。

画像5: 冬の風物詩・タンチョウの姿を求めて

雪の上に見つけた足跡。くっきりと綺麗に残されていて、豊かな自然が残されているこのエリアの象徴にも思えます。冬はタンチョウの求愛の季節。オスからメスへの求愛のダンスや、夫婦で互いに鳴き合いながら絆を深める様子が見られるかもしれません。

カヌーガイド&トレッキングツーリズム イーストパワー 「Winter scenery 素敵な冬景色や鶴居村」

のんびりカヌーツアーで自然の偉大さを実感

陸だけでなく、水辺から自然を満喫できる体験メニューもあります。釧路湿原最大の湖・塘路(とうろ)湖から流れるアレキナイ川を往復するカヌーツアーをご紹介しましょう。高低差が少なく流れが緩やかなので、周囲を観察しながらのんびり過ごすことができます。

画像1: のんびりカヌーツアーで自然の偉大さを実感

ひと漕ぎするごとにスーッと心地よくカヌーが進んでいきます。聞こえるのは水の音と風の音、鳥のさえずりだけ。ゆっくりした流れに身をまかせ、木の枝でひと休みしている野鳥の姿に癒やされます。タイミングが合えば、オオワシやオオジロワシに出合えるかもしれません。

画像2: のんびりカヌーツアーで自然の偉大さを実感

枝の1本1本までびっしりと霧氷でコーティングされた木々。満開に咲き誇っている雪の花のようで、この季節にしか見られない景色です。空の青色と雪の白色の対比も美しく、写真好きな人にぜひおすすめしたい撮影スポットです。

画像3: のんびりカヌーツアーで自然の偉大さを実感
画像4: のんびりカヌーツアーで自然の偉大さを実感

カヌーツアーはさまざまな時間帯で実施しています。1日のうちで最も静かな早朝は、実は動物たちの動きが最も活発な時間帯なのだそう。夕方は赤く燃えるような夕日とその後に訪れる静寂にしみじみとした趣があります。時間帯によって見える景色が異なり、それぞれに魅力があるので、何度もリピートしたくなります。

画像5: のんびりカヌーツアーで自然の偉大さを実感

真っ青な空に映える大きな木。水面に映り込んだ姿がまた凛としていて美しく、見どころのひとつです。厳しい寒さもものともせず、大地にしっかりと根を下ろしている木の生命力に驚かされます。

カヌーガイド&トレッキングツーリズム イーストパワー 「All season canoe アレキナイ川往復」

阿寒の雪と氷を遊び尽くす新感覚アクティビティ

「ガイドのお店 イ・モシリ」が実施している「ひょうひょうたるツアー」は、阿寒湖温泉街から車で約15分のところにある「ひょうたん沼」から始まる氷上アクティビティツアーです。阿寒湖が凍り始める12月下旬頃からは舞台を阿寒湖へ。その日の天候や氷の状況に合わせて最適なメニューを案内してくれます。

画像1: 阿寒の雪と氷を遊び尽くす新感覚アクティビティ
画像2: 阿寒の雪と氷を遊び尽くす新感覚アクティビティ

この乗り物は「SNOWDOG」。動力でそりを引っ張り、雪原や氷上を移動します。地面近くの目線で雪原の中を移動するので、臨場感たっぷり。一人でももちろん楽しめますが、友達や家族と一緒にワイワイ乗るのがおすすめです。

画像3: 阿寒の雪と氷を遊び尽くす新感覚アクティビティ

体を動かしたい人は、雪中サイクリングに出かけましょう。ファットバイクはタイヤ幅が4.8インチ(約12cm)もあるマウンテンバイクで、雪や悪路の走破性が高いのが特徴。雪や氷の上を走るときはスパイクタイヤを装着します。タイヤが大きいのでとても重そうに見えますが、イ・モシリではチューブレスにして軽量化しているそう。

画像4: 阿寒の雪と氷を遊び尽くす新感覚アクティビティ

氷の上を走るのは、陸とも雪とも全く違う感覚。日常生活ではまず経験できない特別な時間に心が躍ります。ツルツルしている氷の上で自転車に乗るのは無理なのでは? と心配になりますが、さすが極太タイヤを備えるファットバイク。どこでもスイスイ走行できます。

画像5: 阿寒の雪と氷を遊び尽くす新感覚アクティビティ

一面に広がる、真っ白な天然のサーキット。晴れた日は山の輪郭もくっきりと見え、どこまでも走っていきたくなるほどの開放感です。何の跡もついていないまっさらな雪に、だれよりも早くタイヤ跡をつける気持ちよさ。澄んだ空気もおいしくて、忘れられない1日を過ごすことができます。

画像6: 阿寒の雪と氷を遊び尽くす新感覚アクティビティ

店名の「イ・モシリ」はアイヌ語で「我々の大地」を意味するそう。冬の阿寒の大地を満喫できるツアーにぜひ参加してみませんか。

ガイドのお店 イ・モシリ 「ひょうひょうたるツアー」

手つかずの大自然と道東ならではの気象条件がマッチすることで、冬になるとレアな景色が幾つも見られる釧路・阿寒エリア。冬のアクティビティもそろっていて、さらに割引もあるとなれば、この機会を逃してはもったいない! 釧路と阿寒の魅力にあなたも夢中になること間違いなしです。

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