札幌に行ったら食べたい！伝統の老舗グルメ＆話題の最新グルメ6選

伊藤 初美

年間400軒以上食べ飲み歩くグルメブロガー。グルメ情報はTwitter（@hatsu823）を中心に各SNSでも発信中。
140名限定のオンラインサロン「東京グルメサロン」主宰。「グルメはコミュニケーション」が人生のテーマ。

新鮮な魚介をリーズナブルに味わえる名店「郷土料理 こふじ」

札幌駅から徒歩3分の駅近くにある、昭和35年創業の老舗店「郷土料理 こふじ」。
入口は階段を下った地下の先にあり、店内に入ってみると、いらっしゃいませ～！と、明るく元気な店員さんがお出迎えしてくれます。

店内に入ってみると、まず目の前にはカウンター。ガラスケースの中には新鮮な魚介類がずらりと並んでいますよ。冷凍物は一切使わずに、毎日中央市場から仕入れた厳選の旬魚介がリーズナブルに楽しめるんです。

カウンターからお店の奥に進むと、掘りごたつ席や広いお座敷もありゆっくりとくつろげる空間が人気の秘密。お昼時になると地元のお客さんでいっぱいに！

まずは、北海道の地酒、「特別純米　くーる男山」、「純米生酒　北の誉」で乾杯！

お昼からお酒も楽しめますが、平日のランチは銀だらやほっけなどの焼き魚定食が地元のビジネスパーソンにも大人気です。

新鮮な海鮮が味わえると聞けば、欠かせないのが“うに・いくら”！ということでもちろんオーダーしたのは「うにいくら丼（中）みそ汁付き」（税込3,410円）。もう、登場した瞬間に「わ〜〜！」と思わず声が出てしまうほど。キラキラ輝くうに・いくらにはビジュアルのインパクト抜群！

お椀の中にはご飯が見えなくなるくらいにたっぷりのうにといくら。今にもあふれそうなくらい…！
仕入れによってうにの種類と価格は変わりますが、この日の仕入れは「白雲丹」というあまり聞きなれない品種。白雲丹は、とろっとなめらかな口当たりで雑味がなく、濃厚な旨みと上品な甘さがあります。

とろみのあるうにに、プリっとはじけるいくらの食感は相性抜群。いくらは、強い旨みのあるうににも負けないくらいの存在感があります。これはご飯がどんどん進む…！ ずっしり重いお椀ですがペロリと食べられちゃいました。

毎週火曜日・水曜日・金曜日限定で10食のみ提供している「海鮮生ちらし」（税込1,100円）も人気の一品。大きなお皿の上には鮮やかな魚介類が美しく並べられていて、どれから食べるか悩みます…！

ヒラメにまぞい、かんぱち、るいべ、ほたて、ズワイガニ、イカ、南蛮蝦、ホッケ貝、トロにいくらまで14種類もの魚介が贅沢〜。仕入れたばかりだけあって、新鮮でおいしい。これが1,100円で味わえるコスパも嬉しいですね！

店員さんに元気をもらえるアットホームな食事処。新鮮な魚介をリーズナブルに味わえる、札幌に訪れたら行くべき老舗店です。

郷土料理 こふじ

道産食材をたっぷり使用した新感覚ラーメン「中華そば 色即是空」

2022年4月、札幌市東区にオープンした「中華そば 色即是空」。環状通東駅より徒歩15分ほどの場所に大きな白い暖簾を見つけます。

店名は「しきそくぜくう」と読み、“この世の物事は実在しているが、不変でなく動いている”という意味。常に進化を目指していくために、この店名にしたそう。

明るい店内はゆったり座れるカウンター8席のみ。カフェのようなスタイリッシュな空間は女性のおひとりさまでも気軽に入れますよ。

ラーメンのメニューは「淡麗 醤油」「淡麗 塩」「鶏白湯 醤油」「鶏白湯 塩」の4種類。券売機で食券を購入します。チャーシューや味玉などのトッピングもありますよ。

「淡麗 塩」（税込900円）は、美しく透き通ったスープ、そしてメンマと大きなチャーシューがどーんと乗った見た目のインパクトも抜群の一杯。

スープは北海道産丸鶏とガラをベースに、魚介出汁をブレンド。奥深いコクがありながらも、後味はさっぱりとしていて夏にぴったり！

麺にも北海道の地元素材を使用。道産全粒粉を使った中細のストレート特注麺で、ちゅるんとのどごしが良く、あっさりしたスープとの相性も抜群です。

大きなチャーシューは留寿都産のロース。30種類以上の中から厳選したお肉を4時間以上低温調理で仕上げることで、圧倒的なしっとり食感。 敢えて薄めの味付けにすることでお肉自体の旨みをガツンと感じられます。

こだわりの塩と新鮮な鶏油を使用した、風味豊かでさっぱり感がおいしい一杯です。

「鶏白湯 醤油」（税込900円）は、濃厚なスープに色鮮やかな旬野菜と留寿都産豚ロースを取り入れた一杯です。

鶏ガラと丸鶏を丁寧に下処理し、数種類の野菜を加えることでコクと甘みを引き出した、長時間手間暇をかけてつくられたスープ。

麺は同様に北海道産の全粒粉を使用した中細ストレート麺。歯切れのよい麺は濃厚なスープによく絡み、特製香味油で香り豊かに仕上がっています。

バラのように美しく盛り付けられた留寿都産豚ロースのチャーシュー。噛めば噛むほどに旨みが増し、小麦の風味香る中細ストレート麺としっとり食感のチャーシューのマリアージュは至福の旨さ…。

さっぱりさわやかな「淡麗 塩」、濃厚でコク旨の「鶏白湯 醤油」、あなたはどちらがお好み？ 北海道の食材をふんだんに使用した新感覚ラーメンをぜひ味わってみてください。

中華そば 色即是空