画像: JALふるさとアンバサダーがさらに深掘り!「おいしい!広島」最旬紀行

JALふるさとアンバサダー〔広島支店〕 出頭

皆さま、こんにちは。JALふるさとアンバサダー〔広島支店〕の出頭(しゅっとう)です。
ただいま「おいしい!広島×JAL「現在の名工・至福の午餐会」を当てよう!!キャンペーン」を実施中ですが、大変ご好評いただいており誠にありがとうございます。
今回はそんな広島で活躍する若手シェフや生産者さん、広島ならではの旬のグルメといった広島の食の魅力をさらに深掘りしてご紹介したいと思います。
一日目はゆったりと流れる瀬戸内時間を楽しみ、二日目は市内で定番の観光コースを楽しんだ後に夜は瀬戸内さかなと広島のお酒で穏やかに過ごしていただく。そんな広島旅の参考にしていただけるような情報をお届けします。

高級旅館「Azumi Setoda」のダイニングで活躍中の若手シェフの想いに触れる。

まず初めに訪れたのは広島空港から約1時間Azumi Setoda。かつて瀬戸田で製塩業や海運業で栄えた豪商・堀内家の邸宅を受け継いで誕生した高級旅館です。築140年(明治9年)の伝統的な家屋を改装し、現代の快適さと古き良き日本の風情を融合させており、客室は杉や檜の無垢材を使用、数寄屋造りの趣を取り入れた心地よい空間は日頃の疲れをじんわりと癒してくれます。

画像1: 高級旅館「Azumi Setoda」のダイニングで活躍中の若手シェフの想いに触れる。
画像2: 高級旅館「Azumi Setoda」のダイニングで活躍中の若手シェフの想いに触れる。

今回はAzumi Setodaのダイニングで「シェフ ド パルティ」(一般的に部門シェフなどと呼ばれる役割)を務める百瀬 駿也シェフにお話を伺うことができました。
長野県出身の百瀬さんは東京の調理師専門学校で学び、フランスでの料理修業を経た後にミシュランの星付きレストランでの経験を経て、2022年にAzumi Setodaに入社。ヘッドシェフの秋田 絢也シェフの下で研鑽を積んでいます。
2025年2月には広島県が食文化の発展と「おいしい!広島」のブランドイメージ向上のため、県内外の若手料理人を対象とした料理人コンクール「第11回ひろしまシェフ・コンクール」で3位という結果を収められました。
コンクールを通じては審査員の先生方や参加した料理人同士の繋がりが財産となったこと、会場となった広島酔心調理製菓専門学校で調理補助に入った生徒さんたちに「まだ至らない自分でも厳しいイメージのある料理の世界でもやっていける。」といった姿を見せることで、今後のモチベーションにしてもらえたらといった想いも語っていただきました。

画像3: 高級旅館「Azumi Setoda」のダイニングで活躍中の若手シェフの想いに触れる。
画像4: 高級旅館「Azumi Setoda」のダイニングで活躍中の若手シェフの想いに触れる。

料理につかう食材もできる限り半径50km圏内から調達されているなかで、瀬戸田(生口島)の方たちは普段から地元の新鮮な野菜や柑橘の香りに触れて生活されているからか食材の“風味”に対しての感覚が鋭く、そんな地域で育てられた八朔や安政柑、晩白柚(ばんぺいゆ)といった柑橘も調理、味付けに使われているということです。
師事を仰ぐ、秋田シェフのスペシャリテである「人参」は塩漬け・乾燥・燻製といったさまざまな技法を用いることで人参をメインに全て野菜だけで仕立てた一皿で本当に素晴らしいといった話も伺い、ぜひ今度は取材ではなく、特別な食体験をしに訪れたいと思いました。

画像5: 高級旅館「Azumi Setoda」のダイニングで活躍中の若手シェフの想いに触れる。

〔お問い合わせ先〕Azumi Setoda

住所広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田269
電話(ご予約)0845-23-7912
e-mail(ご予約)reservations@azumi.co
webAzumi 公式サイト

〔お問い合わせ先〕料理人コンクール(広島県観光課 食の魅力推進担当)

住所広島県広島市中区基町10-52
電話082-513-3444
web料理人コンクール(広島県 公式サイト)
(令和7年度挑戦者募集中)

瀬戸田で感じるイタリアの風、耕三寺博物館の象徴「未来心の丘」

お食事の後の散策としておすすめなのが耕三寺。初代住職・耕三寺耕三が母親の菩提寺として、昭和11年から30年余りの歳月をかけて建立した浄土真宗本願寺派の寺院で「母の寺」と呼ばれています。境内には桜やつつじ、6月からは蓮といった花が咲き、豊かに彩られた堂塔と相まって季節を選ばずに楽しむことができます。
境内を奥まで進むと知る人ぞ知る映えスポット「未来心の丘(みらいしんのおか)」があります。広さ5,000平方メートルにもおよぶ、イタリアから運んできた白い大理石の庭園で、世界を舞台に活躍されている彫刻家 杭谷一東(くえたにいっとう)氏が制作した大小さまざまな大理石でできたモニュメント、道、広場に瀬戸田の景色が織りなす空間は思わず日本にいることを忘れさせられるようなスポットです。

画像: 瀬戸田で感じるイタリアの風、耕三寺博物館の象徴「未来心の丘」

〔お問い合わせ先〕耕三寺博物館

住所広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
電話(ご予約)0845-27-0800
web瀬戸田 耕三寺博物館 公式サイト

「半農半X(農業以外の仕事)」にチャレンジ中!「comorebi farm」

耕三寺を散策した後は車を30分ほど走らせて因島へ。因島八十八か所霊所の第9番「法輪寺」の近くで八朔と安政柑を栽培しているcomorebi farmの小嶋 正太郎さんと名部 絵美さんにお話を伺いました。
元々は東京でPR戦略やWebのクリエイティブ制作などの仕事をされていたお二人ですが、現在はこの因島に拠点を移し、「半農半X(農業以外の仕事)」の活動をされています。実は因島は八朔の発祥の地なのですが、因島の農業人口は兼業農家を含んで372人。そのうち5年以内に農業を引き継ぐ後継者を確保しているのは約9.6%と、このままでいくと20年後には八朔がなくなってしまう可能性があるといった状況にあります。
後継者が確保できない大きな理由として、八朔は栽培に掛かる費用に対し売り上げが上がらないといった課題があります。
comorebi farmでは農薬不使用・化学肥料不使用・防腐剤不使用の木の上で完熟した八朔を受注してから発送する取り組みや、1本当たり約17%の八朔果汁(HASSAKU SHOT)を使った微炭酸のリフレッシュドリンク「ISLANDER」といったオリジナル商品の開発を通じて新たな価値を生み出すチャレンジを続けています。

画像1: 「半農半X(農業以外の仕事)」にチャレンジ中!「comorebi farm」

農園で育てられた柑橘はAzumi Setodaでも使われており、先に話を伺った百瀬シェフのことを「百ちゃん」と呼んでいた様子から、生産者さんと料理人の距離の近さも感じることができました。
農園に出ている頻度としては週に2回、年間100日ほどで兼業をするには丁度よく、2024年2月から新たに東京から移住してきた方は半農半Xの生活を始めたことで不眠症が改善されて、眠れるようになったといった話も興味深く聴かせていただきました。
ファームツアーの企画や新規就農者のサポートといった取り組みを通じて、農業に触れる機会の創出にも取り組んでいるとのことでした。
この季節、農園は柑橘の花の甘さと爽やかさが入り混じった香りに包まれ、そのなかで農業の未来を語るお二人の姿が印象に残った訪問となりました。

画像2: 「半農半X(農業以外の仕事)」にチャレンジ中!「comorebi farm」

〔お問い合わせ先〕comorebi farm

住所広島県尾道市因島大浜町504-5
E-mailinfo@comorebifarm.jp
webcomorebi farm 公式サイト

特別な夜には瀬戸内さかなと広島の地酒のマリアージュに酔いしれる「日本料理 高山」

豊かな瀬戸内海の自然で育まれる四季折々の瀬戸内さかなと、毎年10月の3連休の土・日2日間にわたって20万人以上が訪れる「酒まつり」(東広島市西条町で開催)でも有名な広島の日本酒のマリアージュは、広島を訪れるからこそ楽しめる特別な食体験。今回は季節ごとにその時々の最高の魚と日本酒を楽しむことができるお店をご紹介したいと思います。
2018年ミシュランガイド広島にも掲載され、四季の風情溢れる名店「日本料理 高山」は銀山町駅すぐのところに、喧騒から離れ落ち着いた数寄屋風のたたずまいの完全予約制のお店です。

画像1: 特別な夜には瀬戸内さかなと広島の地酒のマリアージュに酔いしれる「日本料理 高山」

店主の高山 和典氏は日本料理界の重鎮・神田川 敏郎氏の下で修業を積み、現在は西日本料理研究会の会長も務める日本料理の名匠です。
お店の魅力は厳しい目で選び抜かれた新鮮な季節の瀬戸内さかなのお料理と、日本酒の名産地広島の地酒を落ち着いた雰囲気の中で楽しめるところです。
お料理はコース仕立てとなっており、おまかせ、瀬戸内さかな、季節限定など選べます。夏には関東育ちの私にはあまり馴染みのない鱧コースもあり、これからとても楽しみです。

画像2: 特別な夜には瀬戸内さかなと広島の地酒のマリアージュに酔いしれる「日本料理 高山」

〔お問い合わせ先〕日本料理 高山

住所広島県広島市中区胡町2-17 1階
電話(ご予約)082-545-7717
営業時間18:00~22:30
定休日不定休
web日本料理 高山 公式サイト

広島ならではグルメ「小いわし」漁、間もなく解禁!!

広島支店にきて、同僚の支店スタッフからお好み焼きと同等、いやそれ以上に推されているのが、「小いわし」の刺身です。いわゆるカタクチイワシで通常はイリコやしらす、ちりめんなど、茹でて乾燥させたものを思い浮かべるかと思いますが、漁場から市内が近い広島では生で食べる習慣があり、丁寧に水洗いすることで臭みがとれて身が引き締まり、「7回洗えば鯛の味」とも言われているそうです。毎年6月10日に小いわし漁が解禁になり、8月中旬まで楽しむことができるとのことで、解禁までのカウントダウンをしながらその日を心待ちにしているところです!

画像: 広島ならではグルメ「小いわし」漁、間もなく解禁!!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。まだまだ広島には知られていない、地域ごとの豊かな食の魅力がたくさんございます。現在、JAL広島空港発着路線に1回以上ご搭乗いただいたお客さまに抽選で合計33組に「現代の名工・至福の午餐会」(ペア3組)やおいしい!広島 厳選の広島特産品(30組)が当たるキャンペーンを実施中です。この機会にぜひ、JALに乗って広島へお越しください!

対象ご搭乗日:2025年4月1日(火)~6月30日(月)

画像: www.jal.co.jp
www.jal.co.jp

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