“MaaS”が叶えるスマートな移動体験。グルメと歴史に彩られた、愛媛のバス旅へ

※価格は税込み表記です

初冬の愛媛県、松山空港に降り立てば、この時期には北西からの季節風があるものですが、うららかな気候に心が和みます。温暖な愛媛ならではの美点といえるでしょう。到着ロビーを出て、ロータリーには行き交う車の姿がありますが、バス旅なら県内の主要エリアに向かう3系統が便利です。

こんな経路情報が、Webサイト「JAL MaaS」を使って目的地を検索することで、すぐに取得できます。MaaSとは「Mobility as a Service」の略で、デジタル技術を活用し、交通手段の手配や利用をスマートにする仕組み。「JAL MaaS」ならフライトを含め、公共交通機関などから目的地への最適なルートと所要時間がわかり、なおかつチケットなどの購入まで導いてくれるのです。今回はバス路線を活用した愛媛のバス旅に、いざ出発です。

JAL MaaSはこちら
https://www.jal.co.jp/jp/ja/relations/jalmaas/

【Route 1】伊予鉄バスで行く、日本最古の道後温泉旅

万葉集や日本書紀にも描かれる日本三古湯のひとつであり、夏目漱石の『坊っちゃん』の舞台にもなった道後温泉は、松山空港から伊予鉄バスで25分ほど。県下有数の観光エリアでは、湯治を中心に旅路を組み立てたいものです。

松山市のシンボル。多くの人で賑わう「松山城」

松山市の中心部、勝山のふもとにあるロープウェイと徒歩で登ること約15分。山頂に天守を掲げる城が、松山城です。江戸時代以前に建造された「現存12天守」のひとつとして国の重要文化財にも指定されています。

美しさに加え、城に本来与えられた戦への備えという側面も見逃せません。数多くの門や塀、櫓を備え、攻守にわたって強固であるとされる松山城は、地元の方々のみならず、多くの観光客を魅了する愛媛のシンボル。

この日も、天守のある本丸広場は大勢の人で賑わいを見せていました。お土産や軽食も買い求めることができます。散策のおともに「伊予柑ソフト」（450円）はいかがでしょうか。爽やかな甘みが、松山の風情を引き立てます。

松山城

散策も楽しい、いにしえの温泉地。「道後温泉」

日本最古の温泉と知られる道後温泉。古くは日本書紀にもその名を見ることができる、いにしえの湯治場です。道後温泉のバスターミナルに降り立てば、「坊っちゃん列車」に「カラクリ時計」が出迎えてくれます。

道後商店街には数多くのお土産店が軒を連ね、やがて温泉街に出ます。大小さまざまな温泉宿があるなかで、必見なのは国の重要文化財にも指定されている道後温泉本館。

現在は本館保存修理工事期間中で素屋根テント膜に覆われており、アーティスティックなグラフィックが描かれた工事用テントは、撮影スポットとしても人気を集めています。

保存修理工事期間中は、休憩室などは利用できませんが、公衆浴場「霊の湯」は利用可能です。

アルカリ性単純泉の湯質は実に優しく、“美人の湯”としても知られており、全国でも珍しい無加温、無加水の源泉かけ流しを堪能いただけます。

道後温泉本館

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