憧れのK-POPアイドルのようになれることから話題の「韓国メイク体験」。メイク体験をするために韓国旅行に行く人もいるほどの人気ぶりですが、実際の様子が気になるところです。そこで、編集部員が韓国に飛び、現場をリアルに体験レポート! サロンの探し方や予約方法も含めて、当日の流れを順序立ててご紹介します。いつもとは違う変身した姿で旅を楽しんでみませんか?

【Step①】SNSやwebでメイクサロンを探して選ぶ

韓国メイク体験をするには、まずはメイクサロン探しから。SNSやwebで「韓国メイク体験」や「アイドルメイク体験」などのワードで検索すると数多く出てくるので、その中から気になるサロンを選びましょう。サロン選びに迷ったときは、以下のポイントを意識してみてください。

〈韓国メイクのサロン選びのポイント〉

・なりたいメイクの雰囲気や目的で選ぶ
・予算で選ぶ
・時間で選ぶ
・日本語対応が可能かどうかで選ぶ

なりたいメイクの雰囲気や目的で選ぶ

アイドル風の華やかなメイクが得意なところや、女優風のナチュラルで大人っぽいメイクに仕上げてくれるところなど、サロンによって雰囲気も多種多様。たとえば、推しのアイドルがいれば、そのアイドルのヘアメイクを担当しているサロンで、推しと同じメイクをしてもらったり、写真スタジオを併設しているところで、自分がアイドルになりきった写真を撮ってもらったりすることも可能。目的や理想によって選ぶサロンも変わります。

予算で選ぶ

サロンや施術の内容で金額はさまざま。一般的にヘアメイクのみだと50,000~200,000ウォン(約5,500~21,000円)、撮影込みの場合は300,000ウォン(約32,000円)~が相場とされています。いろいろなサロンを見比べて自分の予算にあった店舗を選んでください。

時間で選ぶ

朝6時からメイクをしてくれるところもあれば、昼過ぎの15時ごろには閉店してしまうサロンも。早朝対応可能のお店であれば、朝からメイクをしたまま1日を楽しむことができるのがメリット。お目当てのサロンがあっても、昼過ぎには閉店…なんてこともあるので、サロン探しの際は、営業時間も忘れずチェックしてください。

日本語対応が可能かどうかで選ぶ

「韓国メイク体験」と日本語で検索をすると、海外の観光客に対応したサロンが見つかります。予約時から当日のコミュニケーションまで日本語で対応してくれるスタッフがいるサロンもあるので、言語面が心配な人はそういったサロンを選ぶと安心です。特に、明洞(ミョンドン)や江南(カンナム)など外国人観光客が多いエリアには日本語対応のサロンがあるので、エリアで探すのも一手です。

【Step②】メイクの予約をする

メイクサロンは事前予約が必須なので気に入ったサロンがあったら予約をしましょう。予約方法は店舗によってさまざまなので、事前にwebサイトやSNSアカウントを確認してください。

画像: 【Step②】メイクの予約をする

編集部が選んだのは、ソウルで若者に人気の街・聖水(ソンス)にある「FREAK」というお店。予算は100,000ウォン台、LINEを通して日本語予約が可能、7時から開いているので、朝から一日中メイクをした状態で過ごせるというのが決め手でした。

予約の際の注意点

メイクサロンを予約する際、注意点もいくつかあります。事前に把握しておきたい4つのポイントをご紹介します。

「NAVER予約」のみのお店がある

予約方法は、お店のwebサイトやSNSのダイレクトメッセージ、LINEなどいろいろありますが、お店によっては「NAVER予約」のみしか受け付けていないことがあります。NAVERは韓国の主要検索エンジンで、予約サービスを利用するには、アカウント登録が必要です。なおサイト内に日本語表記はないので、言語面が心配な方は、NAVER以外からも予約ができるお店を選ぶのがおすすめです。

クレジットカード決済の場合は手数料が発生する場合がある

クレジットカードで支払う場合は、施術料とは別に手数料がかかる場合があります。概ね5%~10%ほどですが、施術料が100,000ウォン以上(約10,000円)だと手数料の出費もかさむので、WOWPASSなどのプリペイドカードや現金も用意しておくと安心です。

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直前だと予約で埋まっているお店もある

人気のサロン(アイドルを担当しているヘアメイクさんが在籍する店舗など)は、直前の予約だと埋まっている可能性があります。お目当てのサロンがある場合は、日程に余裕を持った予約がおすすめです。また、土曜日の朝は結婚式のヘアメイクなどでメイク体験を受け付けていないお店もあるので要注意です。

遅れてしまうとキャンセル扱いになることがある

少しの遅刻でキャンセル扱いになることがあります。せっかく予約したのに施術してもらえないだけでなく、キャンセル料が別途かかる場合もあるので、時間厳守でサロンに行きましょう。事前にお店の場所や、行き方をしっかり調べておくとスムーズです。

【Step③】いざメイク体験!

画像: 【Step③】いざメイク体験!

ここからはメイク体験の様子をレポート。韓国ならではのノウハウや、プロならではの技術をポイントごとにおさえてお伝えします。

【カウンセリング】理想のメイクを伝える

画像: 【カウンセリング】理想のメイクを伝える

メイク前に行うカウンセリングでは、自分がなりたいイメージを担当のメイクさんに伝えます。言葉の壁などもあると思うので、なりたいイメージの写真などを事前に用意して、見せるとスムーズです。特にない場合も大丈夫! その人にあったメイクを提案してくれます。

今回は、ガールズグループ「aespa」のウィンターの写真を参考に出し、コーラルピンクの色みを使ったアイドルメイクをオーダー。予約時は日本語でやりとりができたのですが、当日は韓国人のスタッフしかおらず、ところどころ翻訳アプリを通して会話しました。

【メイク】目からウロコのメイク術がたくさん!

カウンセリングが終わったらいよいよメイク開始! 所要時間は50分ほどかかるとのこと。日焼け止めだけは事前に塗ってOKだったので、薄く塗った状態でスタートです。メイクの流れは以下の通りです。

① 下地・ファンデーションを塗る
② アイブロウをする
③ アイシャドウの下地を塗る
④ ビューラーでまつげを上げる
⑤ アイライナーを引く
⑥ つけまつげをつけ、竹串でまつげを上げる
⑦ ラメ系のアイシャドウを重ねる
⑧ シェーディングをする
⑨ チークを塗る
⑩ リップを塗る
⑪ 涙袋にラメをつける
⑫ 下まつげにマスカラを塗る

画像1: 【メイク】目からウロコのメイク術がたくさん!

まずは下地のあとにファンデーションを塗ってベースメイクをしていきます。

ファンデーションは刷毛のようなブラシを使い、薄く伸ばして丁寧にスポンジで広げていきます。これを3回ほど繰り返すのですが、厚塗り感が全くなくてびっくり…! ファンデーションの色みは「ポーセリン」。ピンクがかった明るい色みをチョイスするのも、普段使っているものと全く違っていたので新鮮でした。

画像2: 【メイク】目からウロコのメイク術がたくさん!

アイブロウはパウダーで形を整えた後、眉マスカラで色を薄くするだけとシンプル。

続いてアイメイクに移ります。今回のメイクのポイントは「コーラルピンク」の色み。はじめに、下地としてピンク系のアイシャドウを上下のまぶたに塗っていきます。上下に塗ることで目を大きく見せる効果があるのだとか。

アイシャドウを塗り終わったらライターでビューラーを温め、まつげを上げます。このひと手間でカールした状態のまつげのキープ力が高まるのだそう。ただし、ビューラーをライターで温めるのは、ゴム部分が劣化するおそれがあるので慣れていない人にはおすすめしません。

アイラインはジェルライナーを使用。ブラウン系のカラーで、まつげの内側から、粘膜を埋めるように書いていきます。とても細かく丁寧に仕上げているのが印象的でした。

次にアイドルメイクのポイントとなるつけまつげを装着。

つけまつげは部分ごとに細かくつけていきます。人形みたいな長くてカールの強いタイプからボリュームを出す華やかなタイプなど種類もさまざま。その人にあうまつげを選び、なるべく自然に見えるように意識しているそう。

画像3: 【メイク】目からウロコのメイク術がたくさん!

つけまつげをつけてからマスカラを塗ったら、竹串をライターで炙ってまつげをさらに上げていきます。竹串を使うことで、目頭だけ、目尻だけなど細かい調整が利き、華やかな目元に仕上がります。実際にK-POPアイドルのメイクシーンではこの光景をよく目にします。
まつげのカールを長持ちさせたい場合は、オプションでまつげパーマ(+50,000ウォン)もつけられます。

軽くシェーディングをして、上下のまぶたにゴールド系のラメ系シャドウをつけたら、チークを頬全体に塗ります。

チークはなんと3種類。ピーチ系のクリームタイプのチークを塗り、上から質感の異なるベルベットなパウダーチークを重ねます。さらに、最後に少し青みのあるピンクのクリームチークを頬の高いところに塗ることで、ツヤ感を出していました。これは、今後のメイクにも取り入れたい!

リップを塗り、涙袋にラメ、下まつげのマスカラをしたら完成!

アイドルメイクということだったので、厚塗り感のある派手なメイクになるかと思いきや、意外とナチュラルな仕上がりに。足し算と引き算の加減が絶妙です。

画像4: 【メイク】目からウロコのメイク術がたくさん!

また、メイクで使用したアイテムの種類はすべて教えてくれます。使用していたのはほとんどが韓国コスメのプチプラアイテムでしたが、中には日本のブランドも。日本に帰ってからも真似できるのはうれしいポイントです。

【ヘア】細かく巻いてボリュームを出す

メイクが仕上がったら、続いてヘアスタイリングです。ここからは、美容師さんにバトンタッチ。所要時間は20分ほどとのこと。ヘアスタイルも、理想の仕上がりがある場合は、美容師さんに写真を見せましょう。希望があれば、カット・カラー・パーマも対応しているそうです。今回は「流行のスタイルで」とお願いをしたところ、人気女性アイドルグループ「IVE」のウォニョンをイメージした大きめのウェーブが特徴の華やかなスタイルを提案されました。

画像1: 【ヘア】細かく巻いてボリュームを出す

細めのアイロン(28mm)を使用し、髪の毛を細かくブロッキングして巻いていきます。

画像2: 【ヘア】細かく巻いてボリュームを出す

巻き終わると、トップの髪の毛をとって、内側の髪をブラシで持ち上げてドライヤーをあててボリュームを出します。これは日本のサロンではしてもらったことがなかったので新発見です。

画像3: 【ヘア】細かく巻いてボリュームを出す

最後にヘアスプレーを髪の毛全体にかけていきます。ヘアスプレーもガス噴射式ではなく、ミルク系のものを使用していました。触っても硬くなく、ふんわりとした手触りが特徴です。

画像4: 【ヘア】細かく巻いてボリュームを出す

これで完成です。メイクとヘアをあわせて、所要時間1時間ちょっとで完璧な仕上がりに!

画像5: 【ヘア】細かく巻いてボリュームを出す

ヘアメイクの金額は、150,000ウォンにクレジットカードの手数料が加わった165,000ウォン(約18,000円)。なお、この日は22時過ぎにホテルに到着しましたが、メイク直しをしたのはリップのみ。メイクのヨレが気にならず、ヘアスタイルも長時間ウェーブを保ったままで、キープ力の高さにも驚きました。また韓国に行く際は体験したい! と思うほど、大満足です。

今回ヘアメイクを体験したお店

FREAK(프리크)

住所ソウル特別市城東区聖水路147番地アイエスビズタワービル2階
성수이로147 아이에스비즈타워 2층 프리크
営業時間7:00~18:00
Instagram@freak._.official
予約サイトLINE

韓国メイクでいつもと違う自分に変身

目からウロコなメイクテクニックを体感できる韓国メイク体験。いつもと違う自分の姿で旅を楽しむと、忘れられない、とっておきの思い出になりそうです。この記事を参考に、韓国に行ったら韓国メイク体験をしてみてください。

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