周りを気にせずリフレッシュ！一棟貸しで楽しむウェルネスステイ4選

プライベートな空間で贅沢な「ウェルネスツーリズム」を

心と身体を健やかにすることを目的とした旅行のスタイル「ウェルネスツーリズム」。従来のレジャーとは異なり、フィットネスや健康的な食事、スパなどで心身の健康を整え、幸福度を増幅させることが狙いです。でも中には「周りに人がいたら気になって開放的になれない……」という方もいるでしょう。そこでイチオシなのが、プライベート空間が広がる貸し切りタイプの宿です。

それでは、全国の中から選りすぐった注目の4施設を紹介します。

愛犬や家族と訪れたい。北軽井沢の山中に溶け込む「あさま空山望 KUZANBO」（群馬県）

世界的デザイナー・コシノジュンコ氏が監修したヴィラリゾート「あさま空山望 KUZANBO」。60,000平方メートルを超える広大な敷地に全16棟の愛犬と泊まれる宿泊ヴィラ、レストラン、温浴施設、ラウンジ、ドッグランが点在していて、どこからでも雄大な浅間山が一望できるのが特徴です。

ヴィラはプライベートサウナやプライベートドッグランがついたプレジデンシャルスイート「ポラリス」をはじめ、全3タイプを用意。どの部屋にもバルミューダ製のスタイリッシュな家電やBang＆Olufsenの音響機器を備えた、贅沢な空間が広がっています。

疲れた身体を癒やすなら、刺激が少なくて柔らかな肌触りの「あさま天然水」を使った「天空スパ」で決まり。自然の息吹を感じながら、身体がととのう体験を楽しんでください。沈みゆく夕日を眼前に望みながらプライベートヨガレッスンが受けられる、とっておきのプランも用意しています。

また、絶景をひとり占めできる遊歩道「天空の道」は、散歩にぴったり。明け方には、浅間山の麓が雲海に包まれる幻想的な世界に出合えることも。さらに、空気が澄み切った冬は都会では見ることができない満天の星に包まれるなど、ここだけでしかできないアクティビティがたくさん待っています。

あさま空山望 KUZANBO

まるで海外リゾート！ 1日1組限定「秘境の楽園COCOS HARBOR 茨城」（茨城県）

民泊・貸別荘の日本一を決めるコンテスト「BEST OF MINPAKU」で、貸別荘部門2位（2024年度）を獲得。「秘境の楽園COCOS HARBOR 茨城」は、1日1組限定のプライベートホテルです。

「暮らすように旅する」をコンセプトにした客室は、何と言っても100畳ものリビングが自慢。輸入家具や装飾など、こだわりつくした空間は、まるで海外のような雰囲気が漂っています。

家族や友人など大切な人とのかけがえのない時間を最大限に満喫してほしいという思いから、あらゆる設備が整っており、その自由度と規模感は無限大！ 特に、団体旅行、家族同士の旅行、会社の研修旅行、大人の修学旅行などに多く使われています。

太平洋を眼前に構える庭には、インフィニティプールとフィンランド式の薪ストーブサウナを用意。海風を感じながら自然と一体になる感覚を味わうのはもちろん、夜はBBQや焚き火を楽しむのもおすすめです。

周囲1kmには民家がないため、音楽を流したり花火をしたりと、完全プライベートな時間を満喫できるのもうれしいポイント。また、リビングには薪ストーブも完備しているので、炎の揺らぎや薪が燃える音に癒されながら静かな夜の時間を過ごすのも一興です。

こちらのホテル限定（オンラインショップ有）で販売している茨城県産の紅はるかを使用した干し芋「IMO KING」もお土産に人気。

水平線から上る朝日を浴びながら目覚める瞬間も、たまりません。自然溢れる空間はリピーターから「パワースポット」とも称され、ヨガや瞑想を楽しむ人も多いそう。あなたも、都会では味わえない“楽園”へ誘われてみませんか。

秘境の楽園COCOS HARBOR 茨城

ひっそり佇む京都の民宿。大人だけのサンクチュアリ「たま靑」（京都府）

地下鉄五条駅から歩いて1分と好アクセスな「たま靑（たまお）」は、大人の隠れ家をテーマにした、1日7組限定のシャンブルドット（民泊）。

日本家屋の造りをベースに、自然由来の素材をふんだんに使った古民家風の建物は、どこか懐かしく、少し異国の雰囲気をまとっています。ホテルとも旅館とも違う、まるで友人宅の離れに泊まっているかのような落ち着く佇まいは、一歩足を踏み入れただけで肩の力が抜けるよう。

宿の向かいにあるフィットネスジムは無料で利用できるので、しっかりと汗を流したあとは、プライベートサウナ（別途料金）で心身を整えるのもおすすめ。

また、疲れた身体を整えるための朝食は、自家製あまざけヨーグルトをはじめとした、優しくてシンプルなメニューを用意。

民泊なので、食事の際は居合わせた宿泊客たちがテーブルを囲みます。偶然の出会いを楽しむのも、たま靑ならではの過ごし方。中庭の緑に癒されながら、心地よい時間が流れます。

JR京都駅までは電車で1駅のため、文化都市・京都の街歩きを楽しむ人も多いそう。これほどまでに中心部にありながらも静けさが味わえる「たま靑」は、じっくりとデスクワークをこなしたいときにもぴったり。

ノープランで気楽に訪れたなら、スタッフに近所のおすすめ情報を聞いてお出かけするもよし。思い思いの時間を、過ごしてください。

たま靑

洗練された空間で、五感を満たすひとときを堪能「旅庭 福の小径」（長崎県）

2024年5月、長崎県諫早市に誕生した、大人のための隠れ宿「旅庭 福の小径」。数寄屋門をくぐると、喧騒とは無縁の別世界が広がります。

650平方メートルに及ぶ日本庭園を望みながら、1日1組限定の贅沢な時間を満喫。数寄屋造りの客室は136平方メートルの広さを誇り、洗練された静寂が心を解きほぐします。

コンセプトは「WELLNESS × EXPERIENCE = WELLBEING」。庭園、建築、食事のすべてに日本ならではの美が息づき、滞在そのものが自然と心身を整える時間へとつながります。

到着すると、長崎銘茶の飲み比べと地元・諫早（いさはや）のスイーツがお出迎え。客室にはオーナーが厳選した調度品が美しく調和し、和とモダンが融合した穏やかな空間が広がります。

宿の象徴ともいえるのが、老舗窯元で特注された有田焼タイルを使用したバスルーム。ウルトラファインバブル技術が生み出す乳白色の湯に浸かり、四季折々の庭園を眺めるひとときは、まさに至福。

夕食には諫早のブランド豚「諫美豚（かんびとん）」と無農薬野菜のしゃぶしゃぶを、朝食には地元産のパンや野菜、長崎・佐賀の厳選食材が並びます。食材は揃えられており、お好きなタイミングで自由に召し上がれます。

滞在中は、宿の畑で無農薬野菜やハーブの収穫、長崎の歴史と文化が息づく街並みの散策など、五感を研ぎ澄ます体験が揃います。ここでの時間が、心と身体を整える旅へと昇華することでしょう。

「旅庭 福の小径」で、心ほどける贅沢なひとときをご堪能ください。

旅庭 福の小径

入浴したり、食事をしたり、身体を動かしたり、あえて何もしなかったり……。ゆっくりとした時間の中、気の向くままに過ごすことこそが「ウェルネスツーリズム」の醍醐味。誰かに邪魔されることがないプライベートな空間で、しっかりとエネルギーをチャージしてください。

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