首都圏、羽田空港から1時間ちょっとで到着する港町、三崎港。「マグロの町」として有名で、昭和初期には全国でも有数の生マグロの水揚げを誇りました。三崎マグロの定番は押さえつつ、人情あふれる商店街の人たちとのコミュニケーションやなつかしさ感じる町並み、富士山ビューの城ヶ島を巡る、三崎まるごとリラックス旅をお届けします。
画像1: 三崎の魅力はマグロだけに非ず。レトロな町並みの中に新しさが混在する神奈川・三崎1泊2日

西村 愛

2004年からスタートしたブログ「じぶん日記」管理者。47都道府県を踏破し、地域の文化や歴史が大好きなライター。
島根「地理・地名・地図」の謎 (実業之日本社)、わたしのまちが「日本一」事典 (PHP研究所)、ねこねこ日本史でわかる都道府県(実業之日本社)を執筆。 サントリーグルメガイド公式ブロガー、Retty公式トップユーザー、エキサイト公式プラチナブロガー。

画像2: 三崎の魅力はマグロだけに非ず。レトロな町並みの中に新しさが混在する神奈川・三崎1泊2日

6:00 三崎は朝から楽しめる!毎週日曜日に開催の「三崎朝市」

週末の三崎で開催される名物朝市。各地から車で駆けつける人も多く、早朝とは思えないほどの賑わいです。

やはりここでも中心となるのは「マグロ」。威勢の良い声に購買意欲をかき立てられます。お店を覗いてみるとマグロの柵や切り身の他にも、三崎漁港の魚介や干物などが山盛りになって売られていました。旬の新鮮な三浦野菜も鮮やかな色。まとめ買いがお得です。
パンやプリンなどすぐに食べられるものもあり、朝からあれこれ目移りしてしまいました。

三崎朝市

住所神奈川県三浦市三崎5丁目3806番地先
営業時間毎週日曜5:00~8:30(開催日はホームページでご確認ください)
webhttps://misaki-asaichi.com/

9:00 かくれスポット、灯台と砂浜「諸磯きつね浜」

新鮮な朝の空気と海を堪能しに訪れたのは諸磯。
ここには三崎では貴重な砂浜の海岸があり、すぐ隣は油壷という立地で、沢山のヨット優雅に浮かぶ海の景色が見られます。

三崎港から諸磯まではバスは多くなく、予め調べておくことが必要です。しかし乗車時間は10分程度と距離は離れておらず、海のすぐ横にあるバス停で降りればきつね浜はすぐそこです。住宅街を抜け、バスの終着点・諸磯に到着。静かな砂浜と独特の地質が織りなすジオ感満載の景観です。

小さな浜ですが、そこから海へとつながる大きな岩場があり、海の雄大さを感じることができます。賑やかな三崎港に比べると釣りをしている人が数人いるのみで、海を独り占めしたような感覚にもなれます。波も穏やかで透明度も高く、静か。波の音を聴きながらボーっとするのも良さそうです。

スッキリとエッジの効いた真っ白な「諸磯埼灯台」も見えました。この先の海の向こうには富士山があります。この日は残念ながら霞んでいて、目視で確認するのがやっとというくらいでした。これからの季節、冬場は間違いなく、富士山ビューの素敵なスポットとして訪れる人の目を楽しませるでしょう。

諸磯きつね浜

住所神奈川県三浦市三崎町1888-4
浜諸磯バス停下車

11:30 多国籍うどん!?パクチー香る「うどんはるかぜ」

三崎に移住してきたご夫婦の、独創性あふれるうどんや「はるかぜ」。5周年を迎えたばかりというどん屋さんでランチをいただきます。
毎朝打つうどんは、基本その日食べきり。その日その日の天候により、湿度などを見ながら丹精込めてうどんを作ります。

オーダーしたのは「パクチーまぐろうどん」。マグロの町三崎で、マグロを使ったメニューをと考案されたもの。赤身のサクをコンフィにしたふんわりとしたツナに、ナンプラーが香るアジアン風の味付け。パクチーはどっさりと乗っていますがうどんを邪魔することなく、爽やかに食べられました。

うどんを打つにあたって修業はしておらず独学、という話を聞いてから食べてみると、確かにどこかの地域のうどんという概念がないオリジナリティある麺。もちもちとしてコシがありながらも、どこかしなやか。計算された盛り付けからも丁寧さが伝わってきます。

遠くからわざわざ車で定期的に食べに来るお客さんもいるというほど、ファンも多いお店です。季節メニューは「塩豚うどん」や冬場の「鍋焼きうどん」、その他創作うどんが食べられるとのこと。夜には厳選された日本酒や焼酎が飲める飲食店としても利用できます。

うどんはるかぜ

住所神奈川県三浦市三崎3-5-1
営業時間12:00~15:00(L.O.14:00)、 17:00~20:00(L.O.19:00) ※売り切れ次第終了
休日火曜~木曜定休
webhttps://www.instagram.com/udonharukaze/ (Instagram)

13:00 三崎の港町を見守る由緒ある神社「海南神社」を参拝

三浦エリア一帯の総社である「海南神社」。この地を平定した藤原資盈を祀る神社です。
境内には、源頼朝お手植えのイチョウの木や龍神様が姿を現したかのようなご神木、最近、池の水を抜くテレビ番組でも有名になった水神碑など、見どころがたくさんあります。全国的にも珍しい、双子の神主様にご案内していただきました。

境内社の「相州海南高家神社」は食の神様。祭神である磐鹿六雁命は日本書紀に登場する料理神です。食べ物に関する感謝や供養、料理人の技術向上などをお願いすると良いそうです。その他、漁業関係者の大漁祈願、海上安全、また行事や暦に合わせた祭式など人々からの信仰が厚く、三崎暮らしの拠りどころとなる神社です。

中でも伝統行事であり、1月に行われる華やかな神事「チャッキラコ」は、国の重要無形民俗文化財かつユネスコ無形文化遺産に指定されています。諸説ありますが江戸時代から続く古いお祭りで、幼稚園の年中児から小学6年生までの女子だけが参加する娘踊りが特徴です。来年1月のチャッキラコは、残念ながら新型コロナウイルス感染拡大防止のため早くも中止が決まりましたが、永年にわたり続いてきたお祭りをぜひとも今後に伝えていってほしいと思います。

海南神社

住所神奈川県三浦市三崎4-12-11
webhttp://kainan.server-shared.com/

14:00 「みやがわエンゼルパーラー」で旬のフルーツたっぷりパフェタイム

2020年の8月に開いたばかりのお店「みやがわエンゼルパーラー」。人気絶頂の中、惜しくも閉店してしまった三崎のベーグル専門店「みやがわベーグル」を引き継ぐお店として、今年オープンしました。もともとは「エンゼル」という名前の定食屋さんだった場所を借りたことから、どちらの名前も店名に残したということです。

パフェがメニューの中心ですが、ドリンクもあってカフェ使いも可能です。
山梨にルーツがあるというオーナーが実際に足を運び選んだ、その時に一番の旬を迎えたフルーツを使うデザート。メニューの入れ替えが早いので、食べたいものがあればすぐに行くことがオススメですよ!

この日は3種類のぶどうを使ったパフェを。ぶどうマイハートをガラスの縁に飾ることで並ぶハートをデザイン、他にはベリーAと刻んだシャインマスカットが使われています。紫芋のアイス、クリームやゼリーなど食感を違えて最後まで飽きさせないような工夫がされていました。フルーツの美味しさ全開で味わえるお店が三崎にできて、港町の魅力が一層アップしたことでしょう。

古いものを上手に残し、三崎の人たちの思い出の定食屋さんを全て変えてしまわないよう、大事に使われているお店。古さと新しさが交じり合う町の締めくくりに、美味しい時間を過ごしました。

みやがわエンゼルパーラー

住所神奈川県三浦市三崎4-12-4
営業時間11:00~16:00
休日月曜、火曜定休、不定休
webhttps://www.instagram.com/miyagawa.angel_parlor/ (Instagram)

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.