全国の「かわいいお守り」12選！おしゃれに身につけられるデザイン総まとめ

世界地図のカタチをした牛柄の旅守り「帯廣神社」【北海道】

北海道・帯広市にある「帯廣神社」は、秋から春にかけて“雪の妖精”と呼ばれるシマエナガが姿を見せることでも知られる人気の神社。ご祭神として祀られている大國魂神（おおくにたまのかみ）・大那牟遅神（おおなむちのかみ）・少彦名神（すくなひこなのかみ）の三柱は「開拓三神」と呼ばれ、明治期の北海道開拓にも深く関わる由緒ある存在です。

ここで特に注目したいのが、帯広ならではの「道中安全守」。十勝を象徴する“牛柄”のデザインですが、よく見ると模様が世界地図になっており、細部までこだわりが詰まった旅守りです。

「牛のようにゆっくりと、さまざまな旅を安全に楽しめますように」との願いが込められ、旅行や登山、キャンプなど、あらゆる道中の安全を祈願しています。

そのほか、帯広開拓の祖・依田勉三（よだ べんぞう）の和歌に由来し、「どんな困難があっても大丈夫」という力強い願いが込められた「大丈夫守」、シマエナガをモチーフにしたおみくじや絵馬なども人気です。

かわいさとご利益を兼ね備えた授与品が揃い、わざわざ足を運びたくなる神社です。

帯廣神社

アートのように美しい！デザイナーズお守り「廣田神社」【青森県】

青森市にある「廣田神社」は、日本で唯一「病厄除守護」を掲げる由緒ある神社。青森開拓の恩人・進藤庄兵衛正次（しんどうしょうべい）の神霊を祀り、古くから厄・病・災難を祓う神社として親しまれてきました。

主祭神の天照大御神荒御魂（あまてらすおおみかみのあらみたま）は万物成就・厄除けにご利益があり、相殿神（主祭神と一緒に祀られている神々のこと）として祀られる大国主命は縁結びや病気平癒の神様としても広く知られています。

そんな廣田神社で今注目を集めているのが、7名のアートディレクターが手がけた「デザイナーズお守り袋」。

和久尚史さんや齋藤亨さんなど、青森県内の著名デザイナーによる個性豊かな柄は“お守りとは思えないおしゃれさ”で話題。中にはすでに販売終了したデザインもあり、気になる人は早めのチェックがおすすめです。

ほかにも、青森らしいりんごモチーフが愛らしい「心の健康りんごお守り」、雪だるまやねぶた柄など種類が豊富な「お守り袋（御神符セット）」など、持っているだけで気分が上がる授与品が多数。

お守り作りやりんごの御手水、毎年7月25日から8月7日までは境内各所に金魚ねぶたが沢山飾られる献灯祭も行われており、参拝だけではない体験が待っています。SNS映えもご利益も欲しい人にぴったりのスポットです。

廣田神社

火の鳥×ヤマトタケルコラボのお守り「常陸國總社宮」【茨城県】

約1,000年前、常陸国（現在の茨城県）の中心として、多くの神々を一社に合祀したことから始まった「常陸國總社宮（ひたちのくにそうしゃぐう）」。日本武尊（ヤマトタケルノミコト）が腰かけたと伝わる「腰掛石」のある小高い丘に鎮座し、古くから国司が参拝し祈りを捧げてきた由緒ある神社です。

ここで注目したいのが、マンガ家・手塚治虫の人気作品『火の鳥』とのコラボで生まれた「常陸國總社宮×ヤマトタケルお守り」。火の鳥とヤマトタケルが語り合う象徴的な場面が肌守としてデザインされ、心身堅固・万難霧消の願いが込められています。

お守りのほかにも、腰掛石に座るヤマトタケルと火の鳥が描かれた絵馬や、オオクニヌシとブラック・ジャックが描かれたファイルなど、ここでしか手に入らない授与品も。

このコラボが実現した背景には、手塚治虫の祖先、手塚良庵が江戸時代に石岡市の府中藩の藩医として活躍していたことがあります。また、常陸国風土記に登場するヤマトタケルノミコト伝説と『火の鳥』ヤマト編の繋がりがきっかけとなり、神社と手塚作品の先駆けとなるコラボが実現しました。

お札やお守り、記念品を詰め合わせた「ひたみちのくにつもの」も見逃せません。神社への参拝が難しい人や、生活の中で神様を感じたい人、大切な人への贈り物のために考案された新しい授与品です。

中には、インテリアに馴染むお札やお守りをはじめ、境内にあるヤマトタケルの腰掛石をモチーフにしたペーパーウェイト、神前米を使ったグラノーラなど、暮らしに神様の気配を届けてくれるセットが入っています。

常陸國總社宮

藤のレースがかわいい！SNSで人気の「神田明神」【東京都】

東京・御茶ノ水にある「神田明神」は、神田や日本橋、秋葉原など108町会を守護する、都内屈指の歴史ある神社です。

御祭神として祀られるのは、縁結び・国造りの神として知られる大己貴命（だいこく様）、医療や商売の神・少彦名命（えびす様）、そして平安の武将・平将門命（まさかど様）。三柱の強いご神徳を求め、全国から参拝者が訪れます。

広い境内には商売繁盛の「末廣稲荷神社」や、災厄除けの「江戸神社」などの末社が点在し、散策するだけでもご利益に包まれるような雰囲気。そんな神田明神で今注目されているのが、SNSで“かわいすぎる！”と話題の「レース御守」です。

藤の花と小さなうさぎが繊細に刺繍されたデザインが魅力。開運招福・身体健全のご利益が込められ、持ち歩くだけで気分が華やぐような仕上がりです。

ほかにも、赤・金・青の配色がかわいい「かんだ守」や社殿と空の美しさをモチーフにした「神田明神守護」、秋葉原に近い神社ならではの「IT情報安全守護」など、ユニークで個性あふれる授与品が揃っています。かわいさとご利益、そして“神田らしさ”がぎゅっと詰まった、ぜひ訪れたい神社です。

神田明神（神田神社）

原宿らしいポップなBEAMSコラボお守り「東郷神社」【東京都】

原宿駅からすぐ、竹下通りのにぎわいを抜けた先に現れる「東郷神社」は、海軍提督として名を馳せ、日本のみならず世界からも「大東郷」と敬われた東郷平八郎命（とうごうへいはちろうみこと）をお祀りする神社。勝利・至誠・強運・縁結びの神様として、若者から年配の方まで幅広い世代に親しまれています。

そんな東郷神社で話題を集めているのが、ファッションブランドBEAMSとのコラボで誕生した「しあわせ守」。原宿らしいポップなカラーリングに、クレープをモチーフにした遊び心あふれるデザインが魅力で、お守りの文字は宮司が書いた文字をもとに制作された特別なもの。見ているだけでハッピーな気持ちになれるかわいらしいお守りです。

そのほかにも、海軍に縁のあるＺ旗が刺繍されている「勝守」や、ラゲッジタグ型の「旅行安全守」、木箱に入ったおしゃれな幾何学模様の「夫婦守」、サンリオキャラクターとコラボしたお守りなど、ユニークな授与品が豊富なのも東郷神社ならでは。

また、約8,600坪の境内には、広大な森と池があり、四季を通してウグイスやカワセミが見られる自然豊かな環境も魅力。原宿のカルチャーと神社の伝統が共存する、特別な空気を味わえるスポットです。

東郷神社

全48色！推し活にも人気の水玉お守り「石浦神社」【石川県】

金沢市の中心部にあり、約2300年の歴史を持つと伝わる「石浦神社」は、市内でも特に古い由緒を誇る神社。古くは「三輪神社」と呼ばれ、時代によって名称を変えながら、多くの人々の信仰を集めてきました。

現在も地元の方から観光客まで幅広く参拝に訪れる、金沢のパワースポットとして親しまれています。

境内には、天照皇大神をはじめとする八柱の神々が祀られており、縁結び・厄除け・知恵授け・芸能成就など、さまざまな願いを叶えてくれると人気です。

石浦神社といえば、何といっても48色から選べる水玉模様のお守りが大人気。豊富なカラーバリエーションで、自分の“推し色”を選べることから、推し活をしている若者にも支持されているそう。

神社全体が水玉デザインを取り入れており、絵馬や御朱印帳もポップでかわいらしい雰囲気が感じられます。

また、公式キャラクター「きまちゃん」の授与品もあり、「旅行安全守」は空旅にもぴったりの青と雲のデザイン。そのほか、チェック柄のお守りなど、水玉以外のデザインも充実していて、思わず集めたくなるアイテムが揃っています。かわいさ満点で写真映えもする、訪れるだけで気分が上がる神社です。

石浦神社

世界にひとつの“マイお守り”が作れる「両足院」【京都府】

京都・祇園のすぐそば、建仁寺の塔頭寺院として600年以上の歴史を持つ「両足院」は、禅を通して心と向き合う場として長く愛されてきたお寺。静かな空気に包まれた境内には、四季折々の表情を見せる庭園など、訪れる人を魅了する見どころがたくさんあります。

そんな両足院で人気を集めているのが、自分の手でお守りを仕上げる「結守（ゆわいまもり）」体験。ずらりと並ぶ約100種類のお守り袋から好きな柄を選び、世界にひとつだけのお守りを作ることができる特別なワークショップです。

体験では、まず自分の願いを紙に記し、祈祷済みの木札と、香りで心身を整える「塗香（ずこう）」を袋に収めます。最後に毘沙門天堂で手を合わせれば、オリジナルのお守りが完成。祇園散策の思い出にもぴったりです。

両足院

森の四季を感じる“美しい”お守り「賀茂御祖神社（下鴨神社）」【京都府】

世界文化遺産にも登録される「下鴨神社」は、京都市・左京区、賀茂川と高野川が合流する地に鎮座する由緒正しい古社。正式には「賀茂御祖神社（かもみおやじんじゃ）」といいます。

糺の森（ただすのもり）と呼ばれる広大な原生林に囲まれ、四季折々の自然が美しく、京都でも格別の雰囲気を持つ神社です。

そんな下鴨神社で人気なのが、境内や糺の森で感じられる季節の風景をモチーフにした「四季守」。桜・葵・紫陽花・星・月・紅葉・雪の七つの情景がデザインされ、季節の移ろいをお守りに閉じ込めたような優雅さが魅力です。健康長寿を願う御守としても親しまれ、持っているだけで心が明るくなるような美しさがあります。

ほかにも、レース素材を使った上品な御守など、思わず手に取りたくなる授与品が豊富です。また、境内にある摂社・河合神社では、女性の守護神・玉依姫命（たまよりひめのみこと）を祀り、美しさを願う「鏡絵馬」が人気。

手鏡をかたどった絵馬に顔の模様が入っており、そこに自分の化粧品でメイクをして理想の姿を描きます。裏に願いを書いて奉納することで、内面も外見も磨かれる絵馬です。

賀茂御祖神社（下鴨神社）

ぴたっと“はまる”ご縁を授ける縁結び守り「播磨国総社 射楯兵主神社」【兵庫県】

姫路城から歩いて訪れることができる「播磨国総社 射楯兵主神社（はりまのくにそうしゃ いたてひょうずじんじゃ）」。地元では“総社さん”と親しまれ、本殿に射楯大神と兵主大神を、本殿後ろに播磨国内の多くの神々を合わせ祀ることから、古くから地域の信仰を集めてきました。

境内には恵美酒社（えびすしゃ）と住吉社がひとつの社殿に同座しており、商売繁盛、海上安全・豊漁・安産など、幅広いご利益を一度に祈れるのも特徴です。

ここで話題のお守りが、男女の人形がパズルのようにぴったりくっつく「縁結び守り ご縁さん」。素朴でやさしい表情の人形たちは、思わず笑顔になってしまうかわいらしさ。ふたつが寄り添う姿には“良縁が結ばれますように”という願いが込められ、恋愛成就のお守りとして人気を集めています。

また、参道から本殿へ続く「ひめじ縁結び通り」では、足元に続くハートのプレートをたどる楽しい仕掛けも。デートや女子旅で訪れたくなるフォトスポットが点在し、参拝そのものが特別な思い出に。

植樹の神（射楯大神）のお使いであり知性の象徴ともいわれる「みみづく」をモチーフにした「撫でみみづく」も、多くの参拝者に愛されています。

姫路観光と併せて立ち寄れば、かわいい“ご縁”のお土産に出合える、心ときめく神社です。

播磨国総社 射楯兵主神社

推しの“犬猫”と願う、やさしいお守り「大山神社」【広島県】

しまなみ海道・尾道エリアにある「大山神社」は、瀬戸内海を一望できる丘に佇む因島最古の神社。山・海・交通の守り神として知られる大山積大神（おおやまづみのおおかみ）を祀っています。

今では“祈りの宮”、“願掛けの社”として、全国から多くの参拝者が訪れる人気のスポットです。

ここで心惹かれるのが、かわいらしい犬猫デザインのお守り。表面は顔のアップ、裏面は尻尾がデザインされており、犬猫好きならたまらない愛らしさです。

お守り袋とお守りの中に入れるご内符の種類を別で選べるので、好みの犬猫柄で自分に合った願いごと（金運・厄除けなど6種類）のお守りをいただけます。

また、授与料の一部が動物保護団体に寄付されるという、やさしい気持ちのこもったお守りでもあります。

そのほか、レース素材の華やかなお守りや、和柄がかわいいちりめんのお守りなど、多彩な授与品も魅力。さらに神社では神主・巫女体験、甲冑体験などユニークな体験プランも用意されており、旅の思い出づくりにもぴったりです。

大山神社

小さな穴から幸せをのぞく、見つけるお守り「一宮寺」【香川県】

讃岐の地に静かに佇む「一宮寺（いちのみやじ）」は、奈良時代初期・大宝年間に義淵（ぎえん）僧正が開いたと伝わる古刹（こさつ）。「地獄の釜」という逸話の舞台としても知られています。

境内に入ると、頭上を覆うように枝を広げる巨大なクスノキや、手入れの行き届いた庭園が迎えてくれ、“癒しの空気”が流れています。

ここで手に入れたい人気のお守りが「mikkemamori（みっけまもり）」。香川県産のヒノキで作られたカード型のお守りで、中央には小さな穴が開いている、珍しい形のお守りです。

この穴には、“自分の身近な幸せを見つける”、“その幸せを身につける”という願いが込められており、まさに一宮寺ならではの温かいコンセプトが感じられる逸品です。

通年の柄2種（麻の葉・七宝）に加えて、「きゅうり」「とんぼ」など期間限定デザインも登場するので、旅の思い出に選ぶのも楽しいポイント。やさしい木の香りとともに、ふとした瞬間に幸せを見つけるきっかけをくれるお守りです。

一宮寺

“結び”で導く太宰府のパワースポット「宝満宮 竈門神社」【福岡県】

太宰府の山あいに佇む「宝満宮 竈門神社（ほうまんぐう かまどじんじゃ）」は、古くから“縁結びの聖地”として親しまれてきた神社。

主祭神の玉依姫命（たまよりひめのみこと）は、魂と魂を引き寄せ、さまざまな良縁を結ぶ神様として知られ、男女の縁だけでなく、家族、友人、仕事、自然とのつながりまで広く結んでくれる存在として信仰を集めています。

かつては大宰府政庁の鬼門を守り、大陸へ渡る人々が航海の安全や事業成功を祈った場所でもあり、「方除け」「厄除」のご利益もある神社です。そのため、人生の節目や新しい挑戦に向かう人たちが今も多く参拝に訪れます。

そんな竈門神社でぜひ手にしたいのが、「仕事結び守り」。古くから“むすび＝産霊（むすび）”と表され、天地万物を生み出す力を象徴する結びの文化をもとにつくられたお守りで、紐の色や結び目に込められた意味が、仕事や日々の努力の実りを後押ししてくれます。

ほかにも、思わず微笑んでしまうかわいらしさの「てるてる晴れ守り」や、やさしい色合いの絵馬など、心がふわっと晴れる授与品がたくさん。世界的なインテリアデザイナーWonderwall 片山正通氏が設計した授与所の佇まいも見逃せません。太宰府観光とあわせて訪れたい、癒しとご縁に満ちた神社です。

宝満宮竈門神社

旅先で出合う“かわいいお守り”を身につけて

神社やお寺には、その土地ならではの祈りや物語が宿ったお守りがたくさんあります。気になるデザインやご利益をきっかけに参拝先を選ぶのも、旅の楽しみ方のひとつ。

お気に入りのお守りを身につけて、日々をそっと支えてくれる出来事やご縁がありますように。

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