そしてなんといっても、ロビーに漂うラグジュアリーホテル独特の香り。五感の中で唯一、感情・本能に関わる「大脳辺縁系」に直接伝達されるのが嗅覚、香りです。香りは体験や記憶として残りやすいといわれているので、滞在したラグジュアリーホテルの香りをかぐことで旅先での記憶を思い出す、という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、忘れられない香りで世界中のツーリストを魅了するうえ、そのまま香りアイテムを購入して帰ることができる東京のラグジュアリーホテルを紹介します。ホテルでも家でも、ラグジュアリーな香りを楽しみながら、旅の記憶をたどる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
リゾートで過ごしたバカンスを思い出す|シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
世界70以上におよぶ国と地域で450軒以上のホテルを展開するシェラトンブランド。そのコンセプト「The World’s Gathering Place –世界が集う場所」が表すように、さまざまな地域の旅行者に愛され続けるラグジュアリーホテルです。
シェラトンといえばハワイのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。シェラトン・ワイキキに足を踏み入れる、期待で胸が高鳴るあの瞬間に香るのが、全世界のシェラトン共通の香り「オープンスカイ」です。
オープンスカイは、世界中のツーリスト、幅広い客層が利用するシェラトンで採用されているオリジナルの香り。グリーンフローラルにユリ、バラ、苔とムスクを織り交ぜた洗練された印象が特徴です。
そして、シェラトン・ワイキキで感じたあの高揚感を日本でも思い起こすことができるのが、東京ディズニーリゾート®オフィシャルホテルのひとつでもあり、シェラトンの中でも上位ブランドに位置する「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」です。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルでは、専用の機械を使って「オープンスカイ」を香らせています。特に香りを強く感じることができるのが、ゲストを迎えるエントランスと、ロビー奥のMarriott Bonvoyのラウンジ。ホテル内を歩くと、海外のシェラトンでも体験したあの香りに包まれ、さながら海外旅行気分です。
また、都心近くとは思えないほど広大な敷地と、眼前に海や緑が広がる景色、そして大きな窓で開放的な館内は、ワイキキでのバカンス体験を思い出させます。
この香りと空間で、日本とは思えない非日常のリゾートへと連れ出してくれるのです。
このオープンスカイの香り、実は館内のショップ「The Shop@Sheraton」(本館2階)で購入することができます。そして常にこの香りを楽しみたいのであれば、「カードフレグランス」がおすすめです。
カードフレグランスは、名刺入れやお財布などに入れておくだけで香りが移り、さりげなくシェラトンの香りをまとうことができます。
また、名刺から漂う香りで、清潔感のある印象を与えることができるでしょう。もし名刺交換のお相手がシェラトン好きだった場合には、会話も盛り上がりそうです。
今後、家で使える「ディフューザー」も販売開始予定とのことなので、家でも外出先でもあのときのバカンスを思い出せるようになるでしょう。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
住所 | : | 千葉県浦安市舞浜1-9 |
---|---|---|
電話 | : | 047-355-5555 |
web | : | https://www.marriott.co.jp/tyosi |
その街での旅の記憶とつながる香り|ザ・リッツ・カールトン東京
六本木の東京ミッドタウン上層階に位置する「ザ・リッツ・カールトン東京」。ロビーラウンジの眼前に広がるのは、東京の空。高層ビルが立ち並ぶ東京にあって、これほどひらけた眺望は貴重です。
ホテルコンセプトの「EAST MEETS WEST」は、西洋と東洋、伝統と革新、過去と現在など、東京という都市が持つ、異なる2つの文化の融合を表しています。
実は国内のザ・リッツ・カールトンでは、それぞれオリジナルの香りを展開しています。例えばザ・リッツ・カールトン大阪では、ムスクのクラシカルな上品さに、ジャスミンやフローラルの甘美さを備えた「ミスティーク(神秘性)」という香り。貴族の邸宅のようなクラシカルな館内にぴったりの香りです。沖縄や京都、2020年に開業した日光でも、それぞれのコンセプトに合わせた香りが楽しめます。その街と融合し、ホテルの香りまでもが旅のひとつとなっているのです。
ザ・リッツ・カールトン東京の香りは、「グリーンシトラス」。グリーンティーをベースにローズ、レモン、アンバーなどを調合し、美しい四季を感じられる日本庭園をイメージした香りです。
なお現在の香りは、開業時のものから一度変更され、より東京らしさを追及したものになっています。
グリーンシトラスの香りは、エレベーターホールからロビーへ足を数歩進めた瞬間に一番強く感じるようになっています。開放的な眺望と同時に、嗅覚にダイレクトに訴える香りのおもてなし。ラウンジではピアノの生演奏。視覚と嗅覚、聴覚で、五感を刺激される時間が始まります。
この計算され尽くしたアプローチに、ザ・リッツ・カールトンブランドのこだわりを感じます。
グリーンシトラスの香りは、46階の「ザ・リッツ・カールトン スパ 東京」で購入することが可能です(一部、1階の「ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ」でも取り扱いあり)。
リードディフューザーや、アロマキャンドルなどがラインナップされ、自宅用としてだけでなく、プレゼントとして購入する人も多いそう。ザ・リッツ・カールトン東京をイメージした香りだからこそ、そこで過ごした贅沢な香り体験を持ち帰ったり、共有したくなったりするのでしょう。
マスクスプレー(3,630円・税込)は、マスクにシュッとひと吹きするだけで、ザ・リッツ・カールトン東京のあの香りをいつでも感じることができ、長引くマスク生活において人気の品です。
ザ・リッツ・カールトン東京
住所 | : | 東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン |
---|---|---|
電話 | : | 03-3423-8000 |
web | : | www.ritzcarlton.com/jp/tokyo |
優しい香りで旅行中のリラックスタイムに導く|ウェスティンホテル東京
ウェスティンホテルは、世界の45以上の国・地域に225軒以上のホテルを展開するホテルブランド。「雲の上の寝心地」と称されるヘブンリー®ベッドは、ウェスティンホテルのコンセプト「ウェルビーイング」の柱のひとつ「Sleep Well」として、ラグジュアリーホテル好きにはよく知られています。
そしてロビーをくぐった瞬間にふわっと包まれる柔らかな優しい香りが、ゲストの五感を癒す「センサリー ウェルカム プログラム」として生まれた香り「ホワイトティー」です。ホワイトティー(白茶)の茶葉に、杉のウッドチップ、バニラを調合し、ムスクで深みと豊かさを加えた癒される香りで、心を落ち着かせてくれます。
日本から飛行機で3時間半と、好アクセスの海外リゾートとして人気のグアム。島で最も賑やかなタモン地区に位置するウェスティンリゾート グアムは、宿泊利用者だけではなく、ちょっとした休憩で立ち寄った方も多いのではないでしょうか。南国の陽射しから逃れてホテルに入った瞬間、涼しい空気とともにふわっと包まれるような香りに癒しを感じたことでしょう。
恵比寿にある「ウェスティンホテル東京」でも、世界中のウェスティンホテルと同じ香りが楽しめます。ホテルに入った瞬間、グアムのウェスティンで漂っていたものと同じ香りが嗅覚を刺激し、一瞬にして一緒に旅をした友人、家族、恋人との時間、あのときのワクワク感や幸せな気持ちまでもが呼び起こされます。
ウェスティンホテル東京では、ロビーでディフューザーを使ってホワイトティーを香らせています。エレベーター内でも柔らかな香りを感じますが、これはエレベーター内で香らせているのではなく、ロビーでドアが開閉するときに空気と一緒にエレベーター内に入ってくる香りなのだとか。柔らかで控えめな香りながら記憶に残り、空気の移動だけでもしっかりと感じることができます。
香りが過剰にならないように、宿泊フロアではディフューザーなどは使われていません。しかし、お部屋にはホワイトティーのバスアメニティが用意されていて、ロビーでもバスタイムでも、柔らかな香りに包まれた滞在が叶います。
ウェスティンホテル東京では、ホテルのフロント脇で、ホワイトティーのアイテムを販売しています。リードディフューザーや、ルームスプレーといった多様なアイテムが販売されており、自宅はもちろん、オフィスのデスクでもウェスティンの癒しの香りを楽しむことができます。
仕事の合間に、ウェスティンの香りでリラックスするというのもいいかもしれません。
ウェスティンホテル東京
住所 | : | 東京都目黒区三田1-4-1 |
---|---|---|
電話 | : | 03-5423-7000 |
web | : | www.westin-tokyo.co.jp |
旅先での疲れを癒してくれるアロマに包まれる|東京マリオットホテル
世界60以上の国と地域において、580軒以上のホテルとリゾートを展開するマリオットホテル。ロビー、レストラン、ラウンジ、バーなどがフレキシブルに融合する開放的な大空間・グレートルームを配置し、変化する現代のライフスタイルや旅行者ニーズに合わせ、「きらめくような旅の体験」の提供をコンセプトにしています。
香りは全世界共通の「ATTUNE」。カシスと柑橘類の瑞々しい香りに、リンゴ、マリーンノート、ジャスミン・バラ・ユリのフローラルブーケをブレンド。また、ホワイトシダー、セージ、ムスクが爽やかで優しい印象を与え、心がくつろぎ、記憶に残るアロマです。
マリオットホテルは、アジア各国に積極的に展開しています。特に人気常連のタイ・バンコクでは中心部に複数のマリオット系のホテルがあり、利用した方も多いのではないでしょうか。ホテルで感じるATTUNEの爽やかな香りは、賑やかな街で遊び疲れてクタクタになった体を優しく包んでくれたことでしょう。
品川区の御殿山に位置する「東京マリオットホテル」。御殿山の緑と一体となったようなロビーアトリウムで、旅の記憶を乗せたあの香りが出迎えてくれます。都心でありながら閑静で緑溢れるエリアという立地も相まって、一瞬にして海外での非日常体験が呼び起こされます。
ATTUNEの香りは、1階のホテルエントランスとロビー、26階のエグゼクティブラウンジホールでディフューザーを使って拡散されています。正面玄関を入るとすぐに感じる香りに、マリオットらしさをいっそう色濃く体感することができるでしょう。
そしてATTUNEの香りアイテムは、2020年の秋から販売が開始されました。ホテル1階「ペストリー&ベーカリーGGCo.」とフロントデスクで手に入れることができます。
「MARRIOTT セントスティック ATTUNE」はスティックから香るタイプであるため、家やオフィス、はたまた車でも気軽に使うことができます。
Marriott Bonvoyの会員で、世界各国のマリオットホテルをめぐってきた愛好者からすると、マリオットの香りこそが落ち着く、ということもあるでしょう。日常のいかなるタイミングでも、マリオットホテルの香りに包まれて過ごすというのもいいかもしれません。
東京マリオットホテル
住所 | : | 東京都品川区北品川4-7-36 |
---|---|---|
電話 | : | 03-5488-3911 |
web | : | https://www.tokyo-marriott.com/ |
ホテルにとって香りは、ゲストに想いを伝える手段のひとつとして、とても重要なもの。そして宿泊者にとってもラグジュアリーホテルの香りは、一瞬にして旅の記憶を呼び起こしてくれる特別なアイテムです。
今度の旅は、国内で再会できる「あの香り」を探して、ホテルを選んでみてはいかがでしょうか。
Marriott Bonvoyの会員登録で特典も
ご紹介した4つのホテルはすべてマリオットグループのホテルブランドで、Marriott Bonvoyというロイヤルティプログラムの特典が利用できます。
JALマイレージバンクの会員様なら、年会費・入会費無料のMarriott Bonvoyの会員登録をし、JMBお得意様番号を登録することでマイルの獲得も可能です。ぜひ優雅なホテルステイをお楽しみください。
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※2022年9月2日に一部内容を更新いたしました
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