誰もが一度は見たことがある、モネの『睡蓮』といった有名な絵画。そんな幻想的な光景を、現実の世界で体験できるスポットがあるのをご存じですか? 心奪われるような景色が広がるスポットの見どころと、周辺の観光情報をご紹介。美しい光景やアートに触れることで、心身を研ぎ澄ましてみませんか。
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※価格は税込み表記です。

【徳島】世界の西洋名画が勢ぞろい「大塚国際美術館」

画像: 大塚国際美術館 正面玄関

大塚国際美術館 正面玄関

徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」は、世界26カ国、190以上の美術館が所蔵する西洋名画約1,000点を、特殊技術を用いて陶板で原寸大に再現し展示する日本最大級の美術館です。最高温度約1,000度で焼き上げた陶板名画は、時間による劣化の心配がなく、実際には触れることができない名画を間近で楽しめるのが魅力です。

古代から現代までの美術史の流れを辿れる系統展示では、有名な「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の『最後の晩餐』や「ゴッホ」の『ヒマワリ』など、誰もが知る傑作も多数展示されています。

画像: システィーナ・ホール

システィーナ・ホール

現地の展示環境をそのまま再現した「環境展示」のひとつ「システィーナ・ホール」では、ミケランジェロが描いたシスティーナ礼拝堂の天井画と壁画を空間ごと再現し、まるで現地にいるような体験ができます。

画像: 【徳島】世界の西洋名画が勢ぞろい「大塚国際美術館」

また、美術館内にはフォトスポットも充実しており、絵画の世界に入り込んだような写真が撮れるのも人気の理由。館内のカフェやレストランでは、名画をモチーフにしたグルメも楽しめます。美術好きはもちろん、アート初心者でも楽しめる「大塚国際美術館」で、世界の名画に触れる特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

※写真は大塚国際美術館の展示作品を撮影したものです

大塚国際美術館

住所徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
電話088-687-3737
営業時間9:30~17:00(入館券販売〜16:00)
休館⽇月曜(祝日の場合は翌日)※公式サイトで確認
料金一般3,300円 、大学生2,200円 、小中高生550円
web大塚国際美術館 公式サイト

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渦潮とアートの融合。大塚国際美術館の周辺観光スポット

画像: 鳴門海峡大橋と渦潮

鳴門海峡大橋と渦潮

鳴門市の象徴ともいえる「鳴門海峡大橋」は、徳島県と兵庫県の淡路島を結ぶ壮大な吊り橋です。この橋の下を流れる鳴門海峡では、世界三大潮流のひとつに数えられる「鳴門の渦潮」が見られます。特に満潮・干潮時には直径20mにも及ぶ大渦が発生し、迫力満点。遊歩道「渦の道」から真下に渦潮を眺めたり、渦潮に接近するクルーズ船に乗って間近で体感してみたり、さまざまな角度から楽しめます。

画像: 鏡島

鏡島

「大塚国際美術館」からは車で15分ほどの鳴門市の沖合に浮かぶ無人島「鏡島」。ハートの形のように見える景観で、地元ではパワースポットとしても知られています。干潮時には歩いて渡れることもあり、訪れるタイミングによって異なる表情を見せてくれるのが魅力です。

画像: 大麻比古神社と心願の鏡池

大麻比古神社と心願の鏡池

ほかにも、鳴門市にある「大麻比古神社」は、歴史ある格式高い神社で、地元の人々から「おおあささん」と親しまれています。境内にある「心願の鏡池」は、水面に自分の姿がはっきり映ると願いが叶うとされる神秘的な池。参拝の際には、ぜひ池をのぞき込んでみてください。

「大塚国際美術館」の鑑賞とあわせて、鳴門の大自然や歴史に触れる旅を楽しんではいかがでしょうか。

【岐阜】まるでモネの『睡蓮』。神秘的な透明度を誇る「名もなき池」

画像1: 【岐阜】まるでモネの『睡蓮』。神秘的な透明度を誇る「名もなき池」

岐阜県関市にある「名もなき池」、通称“モネの池”は、その幻想的な美しさから全国的に人気を集める観光スポットです。

池の水は、近くの湧き水によって常に透明度が保たれ、水中の水草や色とりどりの錦鯉が浮かび上がるように見えます。その光景が、印象派画家クロード・モネの代表作『睡蓮』を思わせることから、いつしか「モネの池」と呼ばれるようになりました。

画像2: 【岐阜】まるでモネの『睡蓮』。神秘的な透明度を誇る「名もなき池」

池は通年美しい姿を見せますが、特におすすめの時期は新緑が映える5~6月と、紅葉が水面に映り込む10~11月。また、晴れた日の午前中、太陽光が差し込む時間帯は水面がより鮮やかに輝き、美しい写真を撮る絶好のタイミングです。

画像3: 【岐阜】まるでモネの『睡蓮』。神秘的な透明度を誇る「名もなき池」

アクセスするには、レンタカーを使用して行くのがおすすめ。関市には「関善光寺」や清流の美しい「板取川」などの観光地もあり、あわせて訪れるのもいいでしょう。まるで絵画のような絶景をぜひ一度体感してみてください。

名もなき池

刃物と歴史と自然が織りなす街。「名もなき池」の周辺観光スポット

画像1: 刃物と歴史と自然が織りなす街。「名もなき池」の周辺観光スポット

名もなき池のある関市は「世界三大刃物産地」として知られ、鎌倉時代から続く日本刀鍛冶の伝統が現代の刃物産業にも受け継がれています。

画像2: 刃物と歴史と自然が織りなす街。「名もなき池」の周辺観光スポット

関市の魅力を存分に楽しめる観光交流施設「せきてらす」内にある「岐阜関刃物会館」では、日本刀や包丁、ハサミなどの名品が展示・販売され、職人の巧みな技を間近で感じられます。

画像3: 刃物と歴史と自然が織りなす街。「名もなき池」の周辺観光スポット

長良川や透明度の高い板取川といった清流が、この伝統工芸を支えています。豊かな自然が育んだ文化と産業を体験できる「せきてらす」は、観光の拠点としても最適。街の産業の歴史に触れながら、関市ならではの魅力を感じられる場所です。

せきてらす

電話0575-23-6726
web関市観光協会 公式サイト

【高知】モネの世界が現実に。北川村「モネの庭」マルモッタン

高知市から車で約1時間30分。北川村にある「モネの庭」マルモッタンは、フランスの印象派画家クロード・モネが晩年を過ごしたジヴェルニーの庭を再現した庭園です。

フランス・本家モネの庭から正式に認められた唯一の「モネの庭」として、四季折々の美しい景観が楽しめます。

画像1: 【高知】モネの世界が現実に。北川村「モネの庭」マルモッタン

園内には、モネが愛した睡蓮が咲く「水の庭」、色鮮やかな花々が咲き誇る「花の庭」、モネが旅した光り輝く地中海の風景をイメージした「ボルディゲラの庭」の3つのエリアがあります。

画像2: 【高知】モネの世界が現実に。北川村「モネの庭」マルモッタン

特に夏の時期には、モネが夢みた青い睡蓮が開花し、幻想的な光景を生み出します。また、この庭園には、7月から9月にかけて、幸せを呼ぶと言われる青い蜂「ブルービー」が飛び交い、訪れる人々を魅了します。

さらに、敷地内の「カフェ・モネの家」では、地元の新鮮な食材を使った料理が楽しめます。特に、地元産のゆずや野菜を使ったランチプレートやスイーツが人気です。モネが愛した風景の中で、アートと自然、そして美味しい食事を堪能してみてはいかがでしょうか。

北川村「モネの庭」マルモッタン

住所高知県安芸郡北川村野友甲1100
電話0887-32-1233
営業時間9:00~17:00(最終入園時間 16:30)
休園⽇6月~10月の第1水曜日、12月1日~2月末日
web北川村「モネの庭」マルモッタン 公式サイト

★「モネの庭」など、周辺施設の特典はこちら

幕末の志士・中岡慎太郎ゆかりの地。「モネの庭」周辺観光スポット

高知県北川村には、「モネの庭」マルモッタンのほかにも、幕末の志士・中岡慎太郎ゆかりのスポットがあります。

画像1: 幕末の志士・中岡慎太郎ゆかりの地。「モネの庭」周辺観光スポット

中岡慎太郎の生涯を学べる「中岡慎太郎館」は、彼の生誕地・北川村柏木地区にある歴史資料館です。館内には、貴重な書簡や遺品、映像資料などが展示されており、坂本龍馬とともに明治維新に貢献した慎太郎の足跡をたどることができます。

画像2: 幕末の志士・中岡慎太郎ゆかりの地。「モネの庭」周辺観光スポット

地元の食材を使った郷土料理が味わえる「慎太郎食堂」では、日替わりの「きたがわランチ」や、北川村の「もみじたまご」を使った「もみじ玉子のだし巻き定食」などが味わえます。旅の途中でほっと一息つけるアットホームな雰囲気が魅力です。

画像3: 幕末の志士・中岡慎太郎ゆかりの地。「モネの庭」周辺観光スポット

中岡慎太郎館周辺には慎太郎の銅像もあり、彼の志を感じながら歴史に思いを馳せることができます。北川村を訪れた際は、これらのスポットにもぜひ足を運んでみてください。

インスピレーションを育む、アートな世界

美術館や自然、歴史が織りなすアートな世界は、私たちに新たなインスピレーションを与えてくれます。関市では、日本刀の伝統技術や美濃和紙の工芸品に触れ、鳴門市では渦潮の迫力と名画の数々に魅了。さらに、北川村「モネの庭」では、自然と芸術が一体となった幻想的な景色を楽しめます。訪れる場所ごとに広がるアートの世界で、心を豊かにする旅を体験してみませんか?

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