今回は、私の生まれ故郷・宮城県石巻市をご紹介します!

JALふるさとアンバサダー〔東北支社〕 佐藤
豊かな海と山に囲まれた、美しい港町・石巻。
この名前を聞くと、15年前の東日本大震災を思い浮かべる方も多いかもしれません。私自身もその一人です。当時、私は中学生でしたが、見慣れた景色が一変し、当たり前だった日常が失われたあの日のことは、今も記憶の中に鮮明に残っています。
今年の3月で、震災から15年という大きな節目を迎えます。
瓦礫の山だった場所には新しい道路や建物ができ、穏やかな日常が戻ってきました。復興がここまで進んだのは、全国、そして世界中の皆さまからの温かいご支援と励ましがあったからです。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
長い年月を経て、石巻は今、前を向いて歩み続けています。
ここにあるのは、震災の記憶だけではありません。
世界に誇るおいしい海の幸や、息をのむほど美しい自然がすぐそばにあり、街を歩けば「どこから来たの?」と誰かが気さくに声をかけてくれる。そんな、人の温かさと笑顔に満ちた、とってもすてきな場所なんです。
今回は、そんな石巻の「いま」を、お届けします。

田代島 -自由気ままな猫たちの楽園
市街からフェリーで約40分。青い海にぽっかり浮かぶ田代島は、周囲約11kmの小さな“猫の島”。
港に降り立つと、早速あちらこちらに猫たちの姿が見られます。道の真ん中でお昼寝する子や、足元をくるりと回ってあいさつしてくれる子もいて、思わず胸がきゅんとなります。猫ちゃんが自由気ままにのびのび歩き回る様子が見られるのは、猫を大切にしてきた島ならでは。のんびり散歩すれば、次の角でも“運命の出会い”が待っているかもしれません。海風を感じながら、島に流れるやさしい時間と猫たちとの出会いをゆっくり楽しんでください。


島のえき -心もお腹も満たされる、猫たちの社交場
島の中央部にある小中学校跡を活用した「島のえき」は、田代島の“猫の社交場”。周辺では約60匹の猫たちがのんびり暮らし、スタッフさんと一緒にやさしくお出迎えしてくれます。店内には、ひと休みできるスペースと、思わず手に取りたくなる猫グッズのコーナーも。お腹が空いたら、猫型にんじんがちょこんと乗った「にゃんカレー」や「きつねこうどん」をいただけます。食器まで猫尽くしで、写真映えもばっちりです。見どころは、12時前後の“お昼ごはんタイム”。店先に集まる猫たちが仲良く横並びでカリカリ…その愛らしさに、つい時間を忘れてしまいます。テラスのベンチで日向ぼっこしながら、猫ちゃんたちとゆるりと過ごすひと時は格別。必ず立ち寄りたいスポットです。



〔お問い合わせ先〕田代島 島のえき
| 住所 | : | 宮城県石巻市田代浜字内山69-2 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 10:15〜15:00 |
| 定休日 | : | 年中無休 ※石巻〜田代島の船が運休・欠航の場合は休業 |
| web | : | 田代島 島のえき 公式サイト |
White Deer(Oshika)-空と海、アートが織りなす幻想的な世界
牡鹿半島の浜辺に静かに佇む「White Deer(Oshika)」。潮の香りと波音に包まれ、朝焼け、澄んだ青空、茜色の夕暮れ、星降る夜まで、時間とともにドラマティックに姿を変えます。牡蠣の養殖場を抜ける小径の先でふっと現れるその瞬間は、まさに物語のワンシーン。瀬戸内海・犬島の方角を見つめる白い鹿には、旅の記憶をつなぐロマンが宿ります。写真映えはもちろん、心まで澄んでいくような癒しのスポットです。


White Deer(Oshika)
| 住所 | : | 宮城県石巻市荻浜 |
|---|
Tree Tree Ishinomaki -復興への願いが宿る、ポップで愛らしい「石巻こけし」
石巻みやげにぜひ連れて帰りたいのが「石巻こけし」。
赤と青のトリコロールに魚模様をあしらった定番デザイン「フィッシュボーダー」は、海の街・石巻らしさたっぷり。さらに、苺やおにぎりを被った子や、頭にたこがちょこんとのった「ニョキポコたこ」、ヘッドフォンを着けた子など、思わず笑顔になるユニークなラインナップも豊富。作家・林さんが角材から旋盤で形を削り出し、絵付けまでひとりで丁寧に仕上げています。
クラフト感と遊び心が同居した“世界で1つだけ”のオリジナルこけしは、インテリアにもギフトにもぴったりです。東日本大震災後の2014年から制作を始め、「石巻のことを知り、訪れるきっかけになってほしい」という思いが込められています。旅の思い出に、お気に入りの作品を見つけてください。


こけし作家・林貴俊さん
〔お問い合わせ先〕Tree Tree Ishinomaki
| 住所 | : | 宮城県石巻市日和が丘1-13-23 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 080-4511-4257 |
| web | : | Tree Tree Ishinomaki 公式サイト |
喫茶ジジホウダン -昭和レトロに心ときめく
おしゃれなご夫婦が迎えてくれる「喫茶ジジホウダン」は、やさしいランプが灯る昭和レトロな喫茶店。お店の奥には懐かしのインベーダー台席もあります。ここでまず味わいたいのは、透きとおるメロンソーダにバニラアイスと真っ赤なチェリーをのせた、クラシックなクリームソーダ。絵本から飛び出したようなまん丸のホットケーキや、固め食感の自家製プリンにも胸がときめきます。季節ごとには「紫陽花のクリームソーダ」など、四季を感じる限定メニューも登場。センスの光るカップや小物は、どこを切り取っても可愛くて写真映え抜群です。旅の合間に寄り道して、ほっと一息つきませんか。



素敵なご夫婦が出迎えてくれます
〔お問い合わせ先〕喫茶ジジホウダン
| 住所 | : | 宮城県石巻市中央2-1-16 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 平日 11:00〜16:30 、土日祝 11:00〜17:30 |
| 定休日 | : | 木曜(不定休あり、Instagramに掲載) |
| : | @jijihoudan.ishinomaki |
漁師の宿 あたみ荘 -泊まって味わう、石巻の夜
石巻市・鮎川浜にある「漁師の宿 あたみ荘」は、現役漁師のご主人が切り盛りする海辺の宿。
すてきな笑顔の女将さんが、飾らない温かなおもてなしで迎えてくれます。
客室の窓の外に広がるのは、三陸の海。海に染まる夕暮れも、穏やかな朝の光もここからひとり占めできます。そして何よりの楽しみは、漁師宿ならではの夕食。旬のお刺身、ふっくらとした煮付け、香り豊かな炊き込みご飯など、「これでもか!」というほど海の恵みが次々と並び、三陸が誇る海の幸を心ゆくまで堪能できます。お料理の内容は季節に合わせて日々変わるため、訪れるたびに新しい出会いがあるのも魅力です。海と地元の人の温もりに包まれて、明日への元気をもらえるすてきなお宿です。


提供:漁師の宿 あたみ荘 ※掲載写真は一例です。
〔お問い合わせ先〕漁師の宿 あたみ荘
| 住所 | : | 宮城県石巻市鮎川浜黒崎1-23 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 0225-45-2227 |
| web | : | 漁師の宿 あたみ荘 公式サイト |
いしのまき元気いちば -お土産探しはここで決まり!
旅の楽しみといえば、その土地ならではのお土産探し。「いしのまき元気いちば」には、石巻の「うまいもの」が勢ぞろいしています。1階の売り場には、地元でとれた新鮮な魚介類をはじめ、野菜、スイーツ、雑貨まで彩り豊かな品々がずらり。中でも驚かされるのは、港町ならではの魚の新鮮さと、その安さです。水揚げ直後の輝く魚たちが並ぶ光景は、まるで宝石箱のような美しさ。新鮮なお寿司もパックで販売されているので、ホテルでのお夜食や、帰りの移動中に楽しむのもおすすめです。お買い物の後は、2階の「元気食堂」へ。特等席は、旧北上川を一望できるテラス席。心地よい風を感じながら、石巻の旬を堪能する時間は格別です。鮮度抜群の海鮮丼はもちろん、石巻ならではの「ローストホエール丼」といった珍しいクジラ料理も楽しめます。震災から立ち上がった街の活気を肌で感じながら、石巻の元気とおいしさを、見て、選んで、味わい尽くしてください。


〔お問い合わせ先〕いしのまき元気いちば
| 住所 | : | 宮城県石巻市中央2-11-11 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 0225-98-5539 |
| web | : | いしのまき元気いちば 公式サイト |
日和山 -街と海を見晴らす絶景スポット
石巻の街並みと、ゆったりと流れる旧北上川、そしてその先に広がる太平洋を一望できる「日和山公園」。その眺望の美しさは時代を超えて愛され、松尾芭蕉や宮沢賢治、石川啄木といった名だたる文人たちをも魅了してきました。1年の中で最も華やぐのが、春。満開の桜が公園全体を包み込み、その一角にある鹿島御児神社(かしまみこじんじゃ)の白い大鳥居越しに眺める景色は、息をのむほどの美しさです。青い海と空を背景に、白い鳥居と桜色が重なり合う光景は、ここでしか出会えない特別な春の色。
旅の寄り道にふらりと立ち寄ってもよし、締めくくりに夕景を眺めるもよし。美しい絶景が、石巻での時間をより鮮やかに彩ってくれるはずです。

日和山公園
| 住所 | : | 宮城県石巻市日和が丘2丁目地内 |
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震災を乗り越え一歩ずつ歩んできたこの街には、こんなにも豊かな景色と温かい笑顔があふれています。ふるさとの海風を感じるたび、私はいつも、この街の人々が持つ「前へ進む強さ」と「温かさ」に、背中を押されるような気がするのです。
この記事が、皆さまと石巻を結ぶ、小さなきっかけになれば幸いです。
復興のその先へ進む、明るく元気な石巻。パワーチャージしたい時、心をリセットしたい時、ぜひふらりと遊びにいらしてください。美しい景色と、絶品の海の幸、そして変わらない人々の笑顔が、皆さまのお越しを心待ちにしています。東北・石巻でお会いできる日を楽しみにしております。

石巻市観光PRキャラクター「いしぴょんず」
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