近年話題の「推し活」。コンサートなどの公式グッズだけでなく、日常的なアイテムにも、好きなアイドルやグループ、アニメやマンガのキャラクターなどを象徴する色「推しカラー」を選び、身につける文化が浸透してきました。
そこでこの記事では、日本全国を巡りながら、心ときめく「推しカラー」のお土産を見つける旅をご提案します。お土産には、カラフルな伝統工芸品をチョイス! 大好きな推しの色のアイテムを通して、日本の伝統や文化に触れることも、日本の新たな魅力に出合うこともできるはず。推しを感じながら、旅に出てみませんか。

【青森県】お目当ての色がきっと見つかる、並べて楽しみたい「津軽びいどろ 12色のグラス」

画像: 【青森県】お目当ての色がきっと見つかる、並べて楽しみたい「津軽びいどろ 12色のグラス」

まずは青森県の「津軽びいどろ」より、「12色のグラス」シリーズ。

菜の花、翡翠(ヒスイ)、珊瑚(サンゴ)……という名前も可愛らしい絶妙なニュアンスカラーは、日本の風景や美しい自然を表現したのだそう。近くでよく見ると、色鉛筆で線を引いたような繊細な模様と色合い。小さな色ガラスの粒を溶かして作られたこの線は、熟練した職人ならではの手仕事です。

青、赤、黄色、緑……と推し活の王道カラーともいえる色をはじめ12色の展開で、あなたの推しカラーもきっと見つかるはず。並べて可愛いデザインなので、好きなアイドルグループのメンバーカラーを全色集める、という楽しみ方もできそうです。飲み物を注ぐだけでなく、お花を飾るのにも相性バッチリ。お部屋を素敵に彩ってくれること間違いなしです。

青森駅東口駅ビル&LOVINA内 KISUKE(キスケ)などで購入可能

青森を旅するなら?

画像: iStock/kentaro

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全国の“絶景ファン”の間で、人気の青森県。「津軽海峡冬景色」で有名な、津軽半島の最北端「龍飛崎(たっぴざき)」や、夜景や日の出の情景も素晴らしい日本一長い三連太鼓橋「鶴の舞橋」をはじめ、県内で数々の絶景が楽しめます。

また、青森県と秋田県にまたがる白神山地は、ジブリ映画『もののけ姫』の舞台のモデルになったともいわれ、世界自然遺産にも認定されている世界最大級の森。手つかずの自然が残された、青森の雄大な景色を楽しんでみては?

【福島県】ユーモラスな表情と色とりどりの楽しさ! 16色が揃う「カラフルべこ」

画像: 【福島県】ユーモラスな表情と色とりどりの楽しさ! 16色が揃う「カラフルべこ」

会津地方の伝統工芸「赤べこ」が、なんと16色に展開された「カラフルべこ」。

「べこ」とは東北地方の方言で牛を意味し、赤べこは家内安全・無病息災・疫病退散を祈って古くから愛される玩具として親しまれてきました。

ご紹介する「カラフルべこ」には、福島のフルーツをイメージして作られた、もも・柿・いちご・マスカットなどの鮮やかな色合いのほか、移り変わる空の色、特別色の金銀など、彩り豊かな牛たちが揃います。

こちらも赤、青、紫、ピンクなどから、黒や金銀まで幅広く揃えているので、あなたの推しカラーがきっと見つかるはず。気持ちをゆるめてくれるユーモラスな表情にも癒やされます。一つひとつが手作りなので、表情や柄に違いがあったり、素材の凹凸が素朴な味わいをもたらしてくれたりするのも民芸品ならではです。

野沢民芸 工房直営店(七日町店、野沢店)などで購入可能

Instagram@nozawamingei

福島を旅するなら?

画像: iStock/petesphotography

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福島は全国4位の温泉地数を持つ、知る人ぞ知る温泉大国。「高湯温泉」や「土湯温泉」「飯坂温泉」などの、名湯巡りがおすすめです。

「会津」「中通り」「浜通り」という3つのエリアで語られることの多い福島県。奥羽山脈、越後山脈、阿武隈山地といった山地を抱える地形から、それぞれに地質や気候風土が異なることで、多様な泉質が楽しめるのだそう。各地の違いを味わいながら、温泉巡りでゆったりと癒しの時間を楽しんでみてはいかがでしょう。

【石川県】日本らしい色合いと、まんまるのシルエットが愛らしい。5色展開の「加賀八幡起上り」

画像1: 【石川県】日本らしい色合いと、まんまるのシルエットが愛らしい。5色展開の「加賀八幡起上り」

石川県金沢市で、子どもの成長と多幸を祈るものとして、現代にまで受け継がれている「加賀八幡起上り」。

朱が一般的ですが、「中島めんや」では、緑、ピンク、黄色が加わった5色の展開で販売されています。型に和紙を張り、胡粉や朱を塗り、松竹梅を描いた姿が特徴。1点ずつ手作りで、代々受け継がれてきた技術と、素朴な愛らしさに触れることができます。

「起上り」という名前の通り、転んでも起き上がることから、縁起の良い、商売繁盛のお守りにもされています。

画像2: 【石川県】日本らしい色合いと、まんまるのシルエットが愛らしい。5色展開の「加賀八幡起上り」

また、店内では、所要時間1時間以内でできる絵付け体験も。伝統工芸品ではありますが、「自由に、思いのままに筆を走らせてください」とのことで気軽に楽しめるので、推しカラーを選んで推しのモチーフを入れた、自分だけの「加賀八幡起上り」を作ってみるのもおすすめです。

近江町いちば館(地下)や小松空港(2F)などで購入可能

石川を旅するなら?

画像: iStock/Joaquin Ossorio-Castillo

iStock/Joaquin Ossorio-Castillo

金沢を中心に、優れた日本庭園や名作建築、美術館などが楽しめることで知られる石川県。金沢駅東広場では、印象的な「鼓門」がそびえ立ちます。

「金沢21世紀美術館」の建築や現代アート、日本三名園の「兼六園」のほか、「金沢美術工芸大学 柳宗理記念デザイン研究所」には、家具を含む生活道具を数多く生み出した柳宗理の作品が並びます。カメラを片手にアート巡りをしながら、芸術的なお土産を購入する。アートづくしの1日を楽しめそうです。

【愛知県】コーディネートに取り入れて、毎日のお守りに。6色の「尾張七宝のイヤリング」

画像: 【愛知県】コーディネートに取り入れて、毎日のお守りに。6色の「尾張七宝のイヤリング」

愛知県で江戸時代末期に興り明治時代から大正時代にかけて発展し、装飾品や花瓶などに用いられてきた尾張七宝(七宝焼/しっぽうやき)。そのルーツは、紀元前の古代エジプトまで遡り、シルクロードを経て7〜8世紀ごろ日本に伝わったといわれている、歴史の長い工芸品です。

鮮やかな色彩と美しい光沢をそのままに、現代でも日常的に親しみやすいようにとデザインされたイヤリング「雫 透 (Suke)」は、日々のコーディネートのアクセントとしてぴったり。色は、赤・紺・緑・黄緑・黄・桃から選べます。

銀や銅の金属地に、透明度の高いガラス質の釉薬を何層にも重ね、焼成されることで形作られていく七宝焼のプロセスは、繊細な感覚が求められる手仕事が中心。
丁寧に作られた七宝焼の推しカラーが見つかれば、ライブへ行くときのファッションに取り入れるだけでなく、毎日身に付けてお守りのような存在にもなってくれるはず。友人とのお揃いや、プレゼントにするのもおすすめです。

加藤七宝製作所などで購入可能

web加藤七宝製作所 商品サイト
web雫 透 (Suke) 商品サイト
※在庫状況に応じて、受注生産の場合もございます。
店頭の在庫状況につきましては、電話やメールなどでお問い合わせが可能です

愛知を旅するなら?

画像: iStock/Yusuke Ide

iStock/Yusuke Ide

愛知旅行で外せないのが喫茶店! レトロな喫茶店を巡りながら、愛知ならではの文化を味わってみるのはいかがでしょうか。いわずとしれた「モーニング」では、ドリンクを注文すると、トーストやゆで卵などの軽食が無料または格安で提供されるのが嬉しいポイント。

名古屋市内には、老舗喫茶店の「コンパル」をはじめ、店舗ごとにさまざまなメニューを提供する喫茶店が点在しています。複数の店舗を巡って、食べ比べをするのもおすすめです。

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【香川県】日々の食事で愛用したいモダンな6色のカラーとデザイン「香川漆器のプレート」

画像: 【香川県】日々の食事で愛用したいモダンな6色のカラーとデザイン「香川漆器のプレート」

香川県さぬき市で作られている伝統工芸品、香川漆器の技術を用いて作られた、イエロー・オリーブ・レッド・ブラックなど全6色が揃うプレート。江戸時代初期から香川県で発展してきた漆器を、モダンなデザインで取り入れることができます。

鮮やかなカラーのリム(縁)が印象的なこのうつわ。サラダやパスタ、モーニングプレートはもちろん、適度な深さもあり、汁気がある料理にも使えるので、どんな料理とも相性が良い優れものです。

漆器といっても、天然木で非常に軽く、耐久性のある塗り技法なので、炒めものなども盛り付けられ、食器用洗剤と柔らかいスポンジで普通洗いができるのも嬉しいポイント。天然の漆は、使い込むほど美しい艶が出るのも特徴なのだそう。毎日の気分を盛り上げてくれるカラーとともに、古くから受け継がれる工芸品ならではの経年変化も楽しめます。食事のシーンでも推しを感じたい方におすすめです。

川口屋漆器店や高松空港などで購入可能

香川を旅するなら?

画像: iStock/okimo

iStock/okimo

香川県には歴史的な神社仏閣や自然の景勝地が多く、数々のパワースポットがあることでも有名です。海の神様として「こんぴらさん」の愛称で親しまれている「金刀比羅宮」や、美しい瀬戸内海や街並みが望めることで人気の「高屋神社・天空の鳥居」、エンジェルロードや寒霞渓といった神秘的なスポットに巡り会える小豆島など、パワースポットを巡りながら心身のリフレッシュやエネルギーチャージをしてみてはいかがでしょう。

【沖縄県】石垣島の自然からインスパイアを受けた5色が揃う、「八重山みんさー織のコースター」

画像: 【沖縄県】石垣島の自然からインスパイアを受けた5色が揃う、「八重山みんさー織のコースター」

沖縄県の八重山諸島の竹富町を発祥とする絣模様の織物、「八重山みんさー織」。

5つと4つの絣(かすり)模様には「いつ(五)の世(四)までも末永く」という意味があり、女性自ら織った帯にその想いを託し愛する男性へ贈ったという、ロマンティックな願いが込められた伝統工芸品です。

石垣島の自然をモチーフにした色の、みんさー織のコースターは、沖縄方言で「天の川」を意味する「てぃんがーら」、風がやんだおだやかな海面「凪」、沖縄三大名花の「オオゴチョウ」といったユニークなネーミングの5色展開。見る角度によってさりげなく輝く、ポリエステルフィルムのオーロラ糸がアクセントになっています。

末永い愛への祈りが込められ、受け継がれてきた伝統工芸品。大好きな推しのことを思いながら、推しカラーのお土産探しを楽しんでください。

あざみ屋(本店みんさー工芸館、美崎店、空港店、那覇店)などで購入可能

沖縄を旅するなら?

画像: iStock/bee32

iStock/bee32

沖縄といえば海。有名なスポットに行くのであれば、古宇利ビーチや万座ビーチがおすすめです。古くから「恋の島」や「神の島」と言い伝えられる古宇利ビーチには、ハートの形に見える岩「ハートロック」があり、万座ビーチは沖縄本島でも指折りの透明度を誇り、シュノーケリングやダイビングが楽しめます。

白い砂浜や澄んだ青い海、満天の星空を眺め、大自然を堪能しましょう。

お土産選びで推し活、いかがでしたか? 全国各地には、自分の推しを基準に旅先を選ぶことができるほど、たくさんのカラフルな伝統工芸品が揃っています。ぜひ新しい推し活を満喫してください。

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