2024年6月、東北を代表する6祭りが一堂に会する「東北絆まつり」が仙台で開催されます。青森ねぶた祭・秋田竿燈まつり・盛岡さんさ踊り・山形花笠まつり・仙台七夕まつり・福島わらじまつりのパレードを一つの会場で見られるのは、一年を通してこの時だけ。各祭りの見どころや、仙台の街の歩き方を事前に知っておくことで、よりイベントを楽しむことができるでしょう。

※価格は税込み表記です。

「東北絆まつり2024仙台」とは?

画像: 2017年「東北絆まつり」開催式の様子

2017年「東北絆まつり」開催式の様子

東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興を願い、2011年に始まった「東北六魂祭」は、東北の県庁所在地6市の持ち回りで開催。6年をかけて6市を一巡しました。その後、さらなる復興とその先の未来に向けて歩を進めるため、後継イベントとして2017年に「東北絆まつり」が開始。2023年に青森市で開催されたことで一巡し、2024年には仙台市から2巡目がスタートします。

「東北絆まつり2024仙台」は6月8日(土)と9日(日)の2日間にわたって開催され、パレードは9日(日)のみです。イベント会場は青葉山公園と西公園、パレードは定禅寺通から出発し、東二番丁通を練り歩きます。青葉通とぶつかる交差点で折り返し、またスタート地点まで戻ってくるコースです。

画像: 「東北絆まつり2024仙台」とは?

東北絆まつり2024仙台

日程2024年6月8日(土)、9日(日)
開催時間8日(土)10:00~20:00
9日(日)10:00~17:00
会場青葉山公園、西公園ほか
web東北絆まつり2024仙台 公式サイト

ここからは、各エリアでの楽しみ方を紹介します。

青葉山公園エリアは一日中遊べる「東北のエンタメパーク」

開催日:6月8日(土)、9日(日)

画像: 開催日:6月8日(土)、9日(日)

青葉山公園会場は、地下鉄東西線「大町西公園駅」から徒歩10分ほどの場所にあります。みちのく妖怪めぐりやスポーツ体験、こども縁日をはじめとした各種体験コンテンツが用意され、ファミリー層におすすめです。

また、仙台の美食を楽しめる「伊達美味(だてうま)ブース」や横丁エリアなどのグルメブースも設置します。仙台には戦後から愛される「文化横丁」や「壱弐参(いろは)横丁」などをはじめ、さまざまな横丁が存在し、料理やお酒を楽しみに多くのお客さまが訪れます。まさに子どもから大人まで、全世代が楽しめる会場です。

青葉山公園

住所宮城県仙台市青葉区川内追廻無番地

東北6市のお祭りと魅力を存分に体感できる西公園エリア

開催日:6月8日(土)、9日(日)

画像1: 青森ねぶた祭

青森ねぶた祭

明治8年に開園し、市内でもっとも歴史ある公園・西公園。桜の名所としても知られ、お花見の季節には多くの花見客でにぎわいます。仙台の中心部から徒歩約10分、地下鉄東西線「大町西公園駅」下車すぐの場所にありアクセスも良好。上で紹介した青葉山公園との行き来もしやすいため、ぜひどちらのエリアもチェックしてください。

竿燈灯入れ演技

西公園会場では、東北絆まつりの各祭りのステージ演舞や東北の伝統芸能のステージ、各祭りの展示などが行われます。1日目の夕方には、青森ねぶた祭と秋田竿燈まつりの灯入れ演舞を予定しています。

西公園

住所宮城県仙台市青葉区桜ケ岡公園

メインイベント!東北絆まつりパレード

開催日:6月9日(日)

画像: 仙台すずめ踊り

仙台すずめ踊り

東北絆まつりのメインイベントが、東北の6祭りが一堂に会する「東北絆まつりパレード」です。会場は、「杜の都仙台」を象徴するケヤキ並木が続く定禅寺通から、仙台市街の中心部を南北に走る東二番丁通。普段はひっきりなしに車が往来する公道で交通規制を行い、1000人規模でパレードを披露します。

最寄り駅は、仙台駅から地下鉄南北線で2駅の「勾当台公園駅」。下車してすぐの市民広場では、パレード沿道の混雑緩和のためパブリックビューイングも実施されます。

画像: 開催日:6月9日(日)

また勾当台公園は、仙台駅から徒歩12分ほどなので、アーケード街を歩いて向かうのも良いでしょう。仙台には6つのアーケード街があり、毎年8月6・7・8日には、仙台七夕まつりの舞台にもなっています。仙台の一大ショッピングストリートとして知られ、多くの買い物客が訪れ街のにぎわいを創出しています。

東北絆まつりパレード

開催日2024年6月9日(日)
開催時間13:30~16:00
会場定禅寺通(晩翠通交差点)~東二番丁通(青葉通交差点手前)

ちなみに「一番町商店街」では、6月8日(土)に仙台すずめ踊り、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、福島わらじまつりによる流し踊りが行われます。また「ぶらんど~む一番町」は、仙台七夕まつり本番さながらの笹飾りで装飾されるなど、街をあげてお祭りを盛り上げます。

特等席でパレードを見られる、有料観覧席「レストランプラン」をチェック!

「東北絆まつり2024仙台」ならではの特別プラン!
東北の食材を楽しめるコース料理等に舌鼓を打ちながら、レストランより眼下に広がるパレード全体の景色をお楽しみいただけるプランです。

パレードの熱気を感じられる、竿燈の演舞ポイント最寄りの専用観覧エリアもご用意します。

レストランプラン

会場三井ガーデンホテル仙台7階「BAROLO」(宮城県仙台市青葉区本町2-4-6)
価格1席 65,000円
販売数量限定60席
販売方法専用Webサイトより申し込み

東北絆まつりで体感!6大祭りの見どころ

青森ねぶた祭

画像2: 青森ねぶた祭

1980年、日本の火まつりとして国の重要無形民俗文化財に指定されました。歌舞伎や歴史・神話を題材にして作られるねぶたは、大きなもので高さ5m、幅9m、奥行き7mにもなります。ねぶたに使われる電球の数は600~800個。針金と和紙で構成された彫刻に、ねぶた師が熟練の手技で色を乗せ、ねぶたに命を吹き込みます。「ラッセーラー、ラッセーラー」という掛け声をあげながら踊る「跳人(はねと)」たちの存在が、より祭りを盛り上げます。

秋田竿燈まつり

約270年もの歴史をもつ国の重要無形民俗文化財で、長い竹竿にたくさんの提灯を吊るした「竿燈」を、「差し手」と呼ばれる腕自慢たちが手のひら、額、肩、腰に乗せ、絶妙なバランスで操る伝統的なお祭りです。竿燈全体を稲穂に、吊るされた提灯を米俵に見立て、五穀豊穣を祈願します。竿燈は、大きなものだと12m、最大46個の提灯を吊り下げ、重さは50kgにもなります。大きな竿燈を自在に操る差し手の技は、力四分、技六分と言われ、職人が繰り出す見事な「技」に注目です。

盛岡さんさ踊り

画像: 盛岡さんさ踊り

藩政時代より踊り継がれてきたさんさ踊り。盛岡さんさ踊りは市民総参加の祭りとして成長し、参加人数に比例して太鼓の数が増え、2014年には和太鼓同時演奏の世界記録を樹立しました。パレードでは、ミスさんさ踊りの華麗な演舞を先頭に、一般参加集団や伝統さんさ集団の踊りが続き、力強い太鼓と笛の音色に加え「サッコラチョイワヤッセ」という掛け声とともに踊り歩きます。地域ごとに継承されてきた伝統の踊りがあるため、それぞれの踊りの違いを楽しめるのもポイントです。

仙台七夕まつり

画像: 仙台七夕まつり

伊達政宗公の時代から続く歴史あるお祭りです。例年7月7日の月遅れである8月7日を中日として、8月6日から8日の3日間にわたって行われます。東北三大祭りの1つにも数えられており、毎年200万人以上が訪れる仙台の夏の風物詩です。期間中は、仙台市中心部や周辺の地域商店街など、街中が趣向を凝らした色鮮やかな飾りで埋め尽くされます。吹き流しの最上部に「くす玉」という丸い飾りがつくのが特徴で、装飾の全長は5m近くなるものもあります。

山形花笠まつり

画像: 山形花笠まつり

山形県の県花・紅花をあしらった花笠を手に、「花笠音頭」に合わせ、「ヤッショ、マカショ」という威勢のいい掛け声と花笠太鼓の勇壮な音色とともに踊るお祭りです。優雅で華麗な正調花笠女踊り、大地をしっかり踏みしめて踊る勇壮な正調花笠男踊りのほか、ダイナミックな笠回し系花笠踊りや趣向を凝らした創作花笠踊りなど、多彩な踊りが観客を魅了する山形の夏の風物詩です。

福島わらじまつり

画像: 福島わらじまつり

長さ12mの大わらじを担ぎながら市街地を練り歩き、福島市のシンボル・信夫山の羽黒神社に奉納するお祭りです。もともとは健脚、旅の安全などを祈って奉納されていましたが、近年は無病息災・五穀豊穣・家内安全・商売繁盛といった願いも込められています。また、参加者が踊る「わらじ音頭」も必聴。2019年に50回の節目を迎え、100年続く伝統を目指して、福島市ゆかりの音楽家・大友良英氏を総合プロデューサーとして迎えリニューアルされました。

普段は東北各地に足を運ばないと見られないお祭り。「東北絆まつり」は、それらのお祭りを一度に堪能できる数少ないチャンスです。メインイベントのパレードのほか、東北エリアの飲食や物産が楽しめるエリアなど、さまざまなコンテンツが用意されています。東北の熱い祭りの力を、間近で感じてみませんか?

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