しかし大変だからこそ、実現すればより楽しいのが「子連れ旅」の魅力。子どもの成長記録にもなる家族での思い出づくりは、年を重ねるたびにかけがえのないものになるでしょう。
そんな「子連れ旅」を満喫しているご家族が、神奈川県三浦郡葉山町に暮らす飛嶋(とびしま)さんご一家です。アウトドア好きの飛嶋さん夫妻は毎年、一人息子の雨晴(うせい)くんを連れ、キャンプや温泉旅行に出掛けているそう。
そこで今回は飛嶋さんご夫婦に、子連れ旅のヒントを教えてもらうとともに、旅の思い出づくりをお手伝いする「フォトメモリーズ」機能を搭載した、世界初のプロジェクター付きシーリングライト「popIn Aladdin(ポップインアラジン)」を使っていただき、その活用法を伺いました。
文:阿部美香 写真:田中一人 編集:佐々木鋼平(CINRA. inc,)
大人が行きたい場所なら、1歳半くらいまでに行くのがおすすめ?
OnTrip JAL編集部(以下、JAL):飛嶋由馬さん、直子さんご夫婦は、お子さんが生まれた後も、家族でよく旅に出られているそうですね。どんなところによくお出掛けですか?
飛嶋由馬(以下、由馬):普段の家族旅行は、温泉地が多いですね。夫婦で温泉が好きなので、近いところだと熱海がいいです。ぼくの実家が九州なので、里帰りを兼ねて湯布院温泉に行ったこともあります。
飛嶋直子(以下、直子):うちの息子は1歳くらいのころからなぜか温泉が大好きなんです。プールだと思っているのかもしれませんね(笑)。
あと雑貨や工芸品が好きなので、栃木県益子町の陶器市にも毎年通っていますね。以前は夫婦二人で、息子が生まれてからは、家族三人で行くときもあります。
由馬:毎年、夏は友人たちとキャンプも楽しみます。メンバーは独身時代と変わってきたのですが、同じくらいの子どもがいる友人家族たちと声を掛け合って、車で出掛けているんです。
JAL:お子さんはいま3歳だそうですが、いくつから一緒にキャンプに行かれているのでしょうか?
直子:歩きはじめたころ、1歳前にはデビューしましたね。
JAL:意外と早めなんですね。ちなみに、お子さんが歩き出すようになる前と後では、旅の行き先が変わったりしましたか?
由馬:はい。それはやはり変わりますね。子どもがまだ歩けないころは、ベビーカーに乗っていると大人しくしてもらえますし、眠ってしまうことも多いので、夫婦の好きなところに行けるんですよ。たとえば美術館ですとか。
直子:飛行機や電車でも、大人しく座ってくれていたので、大人のペースで動けました。
でも、子どもが歩くようになると、なかなか……(苦笑)。周りの方にご迷惑を掛けてしまう静かな場所や、子どもが興味を持てない場所には、あまり一緒には行けなくなりますね。
JAL:行きたいところに行く旅なら、じつは1歳半くらいまでがおすすめなんですね(笑)。
直子:本当にそうです(笑)。
子どもが飽きない「2時間以内」に移動できる旅先で目一杯楽しむ!
由馬:うちはその点、とても恵まれていますね。でも家族三人で旅に出る場合、やはり子どもが遊べる場所が優先になります。
そういう意味でもキャンプはとてもおすすめ。とくにうちは男の子なので、大人と子どもが一緒に遊べるアクティビティーのあるキャンプ地によく行きます。
JAL:よく行くキャンプ地はどこですか?
由馬:湖畔や川があるキャンプ場によく行きます。「キャンプビレッジ ノーム(山梨・西湖)」や「椿荘オートキャンプ場(山梨・道志村)」「ボスコ オートキャンプ ベース(神奈川・丹沢)」ですね。
子どもが飽きずに移動できる時間はせいぜい2時間くらい。車や公共交通機関で2時間以内に行けて、アクティビティーがたくさんあるキャンプ場がおすすめです。息子はカヤックがお気に入りで、毎年楽しみにしています。
JAL:キャンプは自然のなかで食べる食事も楽しみですね、バーベキューですとか。
直子:いえ、小さな子ども連れのときは、バーベキューはやらないんです。
JAL:そうなんですか? キャンプにはつきものだと思っていました。
直子:大人同士や、もっと子どもが大きくなれば別ですけど、バーベキューは必ず誰かが火の番、焼き加減の調整をしなければならないので、子どもの面倒を見る人がいなくなってしまうんです。
火を大量に使うのも子どもには危険ですしね。安全面も考えて、大人の手が塞がらない食事を考えています。
JAL:では、飛嶋家お得意のキャンプ料理というと?
直子:昼食は、麺類がおすすめですね。うどんやパスタを茹でてソースやタレを用意すればすぐ食べられます。大人数でも一気につくれますし、麺類は子どもも大好きです。
夕食は、鍋で一気につくれるパエリアやアクアパッツァが多いです。食材は事前に家で切り分け、タッパーやジップロックに保存して持ち込めば、あとはダッチオーブンに入れるだけ。
子連れキャンプって、到着してからも子どもの面倒を見ながらテントの設営をしたり、何かとやることが多くて大変なのですが、料理にあまり時間をかけないようにしたら、子どもと遊べる時間も増えてすごく快適になりました。
キャンプ料理は、子どもの成長に合わせてお手伝いもしてもらえますし、地元のスーパーで一緒に買い物をして、地元の食材を食べるということは、子どもにとってもいい思い出になりますよね。
由馬:子連れキャンプをするなら、燻製器もあると楽しい。うちの子はウィンナーやチーズが好きなので、燻製料理も子どもと一緒に楽しんでいます。
子連れの飛行機旅は後方座席がベスト?
JAL:先ほど、旅行の移動についての話がありましたが、飛行機を使う子連れ旅で気をつけていることは何ですか?
由馬:飛行機での旅は、いまのところ年に1~2回程度。子どもが騒いでも迷惑がかからず、多少歩き回れるように最後列の席を取るようにしています。
そして、できれば機内で寝てもらえるように昼寝の時間をマネジメントする(笑)。あと最終手段として、移動時間に飽きてしまわないように、タブレットにお気に入りの動画をダウンロードして持ち歩いています。
直子:息子は乗り物が好きなので、離陸するときも楽しそうです。お土産にCAさんからオモチャをもらえるのも嬉しい。じつは今年の初夏、三人で初の海外、10日間ほどの北欧旅行を計画していまして……。
いままでは、一番遠い飛行機旅でも九州までなので、長いフライトはちょっと心配です。子どもが快適に機内で過ごすにはどうしたらいいか、しっかり準備したいと思います。
由馬:あと今回チャレンジできるかはまだわかりませんが、海外でもキャンプを楽しみたいと思っていて、少しずつ道具を揃えているんです。
撮りっぱなしの「旅のデジタル写真」をどのように楽しむか
JAL:そんな飛嶋さんご家族は、旅の思い出をどのように残していますか?
由馬:やはり写真と動画はたくさん撮ってしまいますね。ぼくは古いフィルムカメラを使い、妻はスマートフォンでデジタル写真と動画を撮影します。
直子:夫が使っているフィルムカメラは、私の祖父が昔使っていたものです。
JAL:フィルムカメラをいま使われる方は珍しいですよね。
由馬:フィルムの質感が好きというのもありますが、フィルムだと一枚いちまい大事にシャッターを切れる。その感覚を大事にしたいというのもありますね。
紙に焼き付けたものが残るのも嬉しいですし、最近のプリントサービスは、デジタルデータ化も一緒にやってくれるので便利です。
一方で、スマホで撮影したデジタル写真は、もっと気軽に子どもの表情を捉えて、たくさん残しておける良さがあります。両方の良さを味わいたいんですよね。
JAL:たくさん保存されている旅の写真を、どのように楽しまれていますか?
由馬:プリントは時々アルバムに整理しているのですが、デジタルは撮りっぱなしになってしまうので、整理しなければと反省しています。最近はスライドショーで見るのもいいのかもと思っていたり。
うちのリビングはプロジェクターを壁に投影し、ひかりTVや動画系アプリを楽しんでいるので、画面が大きく、迫力や感動がより伝わるんです。ここに写真を映すと子どもは喜びますよね。
JAL:以前からずっとプロジェクターを使われていらっしゃるのですか?
由馬:はい。もう何年も前からで、いまの「popIn Aladdin」で3代目になります。リビングにテレビが鎮座していると威圧感があるというか、部屋の開放感を損ねるのが気になって。
その点、最近のプロジェクターはテレビと遜色ないほど画面もキレイですし、壁の大きさにゆとりがあれば、大型テレビより大きくな画面で楽しめます。
直子:プロジェクターなら床にコードが貯まらないので、子どものいたずらを気にしなくてもいいし、倒れてくる心配もないのがいいです。何よりお掃除がラクですね。
由馬:あと、ぼくは映画が大好きなんですが、映画のスクリーンに慣れていると、最近のテレビは解像度が高いので、自分はどうしても少し違和感があるんです。
プロジェクターのほうが映画館のスクリーンで観ているような感覚に近くて、作品のなかに入りこめます。海外のサッカー中継やスポーツ番組も大好きなので、迫力ある大画面で観られるのも気に入っていますね。
子どもと相性のいいプロジェクター「popIn Aladdin」
JAL:いま設置されているpopIn Aladdinはプロジェクターとして3代目とのことですが、他のプロジェクターと比べていかがですか?
由馬:部屋のシーリングライトと一体化しているのが、ほかのプロジェクターとはまったく違うところですよね。本当にソケットにはめ込むだけで設置が完了。配線の必要がまったくなかったのは驚きました。
いままでのプロジェクターは、天井に取り付けるのも、配線の取り回しも、すべて自分で工作していたので。
あと、個人的に好きなオーディオメーカーでもある、Harman Kardon社製のスピーカーを内蔵しているのですが、音質も予想以上にいいですね。
これまでのプロジェクターとAV機器はアンプを介して音や映像を出力をしていたのですが、シンプルにBluetoothやAir Playで接続できるのはとても助かります。
JAL:映像についてはいかがでしょうか?
由馬:popIn Aladdinはベッドルームでの使用も想定しているので、あえてプロジェクターの明るさを少し抑えているみたいですね。
でも2代目のプロジェクターとして使っていたハンディタイプのものより明るくて、とても見やすいです。
ハンディタイプのプロジェクターは単焦点レンズを使っていたので、壁に少しでも歪みがあると映像全体が大きく歪んでしまっていたのですが、そういうこともないのがいいですね。
Wi-Fiでインターネットにつなげて、さまざまなアプリやコンテンツが楽しめるのも、とても手軽で便利。多機能さに驚きました。
JAL:popIn Aladdinはアプリを使って、映画やテレビ番組、ネット動画をホームシアターのように見られるだけでなく、キッズ向けコンテンツもありますが、よく使っているコンテンツ、アプリはありますか?
由馬:popIn うちはひかりTVと契約しているのですが、popIn Aladdinのテレビ用アプリ「DiXim Play」を使って、すぐに見ることができました。
動画アプリもYouTubeやAmazonプライム・ビデオ、Netflixなどの主要なものはもちろんですが、DAZNに対応しているのは嬉しかったですね。ぼくはDAZNのヘビーユーザーなので、海外のサッカー中継を子どもと一緒に見ています。
直子:息子の大のお気に入りは、キッズ向けコンテンツの「世界の絵本」と「等身大動物図鑑」。「世界の絵本」には海外の珍しい絵本が収録されているので新鮮みたいです。音声で読み上げてくれるので、夢中になって見ています。
直子:「等身大動物図鑑」は、ライオンや象など、子どもの好きな生き物の等身大の画像が見られて面白いですね。、動画で動いている姿を見れたり、鳴き声も聴けるので子どもの好奇心をくすぐるコンテンツだなと思います。
由馬:子ども向けでいうと、アルファベットやひらがなが勉強できる「学習ポスター」もいいですね。一度見せてみたら、かなりテンションが上がって、いろいろ指さしてました(笑)。息子は3歳なので、これから役に立ちそうです。
旅先のホテルにプロジェクターがあれば、こんなこともできる
JAL:旅の思い出写真をアップロードして、大スクリーンで見ることができる「フォトメモリーズ」はいかがでしたか?
由馬:写真が大小のバブルスタイルでランダムに表示されると、見慣れた写真も新鮮な感動がありますし、子どもも楽しそうに見ています。
直子:子どもは、自分の写真を見るのが本当に好きなんですよね(笑)。旅の思い出を家族で振り返るのも楽しいですが、これから行く北欧旅行の予習も子どもと一緒にできると思いました。
「今度、フィンランドに行くよ」と言っても、ピンと来ないでしょうし、知らない国に行くのはやっぱり不安。
でも動画や写真で、旅先の景色や、息子が興味持つような電車や車を見せてあげれば、きっと旅行そのものが楽しみになるでしょうね。
JAL:旅もプロジェクターも好きな飛嶋さんとして、こんな使い方ができればいいのにな、というのはありますか。
由馬:旅にまつわることでいえば、旅先のホテルやロッジの部屋にpopIn Aladdinがあれば相当便利でしょうね。もともと寝室で使われることをコンセプトにしたプロダクトだし、撮影した写真や動画をすぐに大画面で見られますし。
直子:ホテルの部屋にあったらいいですね! あと「世界の絵本」の作品数もたくさん増えてほしい。絵本は何冊あっても困ることはないですし、旅先にはたくさん持っていけないので、親も子どもも喜ぶと思います。
飛嶋由馬さん・直子さん・雨晴くん
由馬さんは、デザイン事務所ampersandsを構えるデザイナー。直子さんは、ライフ&カルチャーコミュニティ「She is」のプロダクトディレクター。1年半前に都心から家族三人で逗子へ移住し、さらに3か月前に葉山へ引っ越したばかり。
http://ampsds.jp/
https://sheishere.jp/
インフォメーション
世界初のプロジェクター付きシーリングライト「popIn Aladdin」公式ウェブサイト
popIn Aladdin(ポップインアラジン)は、プロジェクタ一、サウンドシステム、シーリングライト、多彩なコンテンツが一体となった、世界初のプロジェクター付きシーリングライトです。 これまで寝るためだけの部屋だった寝室を、豊かで心地よい空間に変え、あなたの暮らしをさらに明るく照らします。
掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。