東京から飛行機で約3時間30分、時差もわずか1時間と、日本から手軽に行けるリゾート地グアム。太平洋に浮かぶこの小さな島はアメリカの準州でありながらアジアに近く、また数千年前から続く独自の文化をいまなお大切に継承する、とてもユニークな島です。南国ならではの大自然あり、バラエティー溢れるグルメあり、さらにショッピングのジャンルも幅広く盛りだくさん。週末の3日間など短い滞在期間でも、グアムの多彩な魅力をコンパクトに満喫できる、1か所で2度、3度おいしいスポットをご紹介します。

絶景×グアムグルメ。心もお腹も満たす贅沢レストランが景勝地にオープン

Terraza at Dos Amantes(テラザ・アット・ドス・アマンテス)

リゾートホテルやレストラン、ショッピングスポットが軒を連ねるグアム一の繁華街、タモン湾。その北のはずれには、グアムを代表する景勝地、恋人岬があります。許されぬ愛を貫くため、崖から海へと身を投じたという恋人たちの伝説が残るこの地には、永遠の愛を誓うために多くのカップルが訪れます。その何千もの愛の証として、展望台に設置されたフェンスには、ハート型の鍵が無数にかけられています。

画像: グアムを代表する景勝地、恋人岬の展望台

グアムを代表する景勝地、恋人岬の展望台

この恋人岬に、2016年、レストラン「Terraza at Dos Amantes(テラザ・アット・ドス・アマンテス)」がオープンしました。海抜100メートル以上もの断崖に立ち、正面には紺碧のフィリピン海が広がります。右手には恋人岬の展望台。そして左手に見下ろす美しい弓形のタモン湾には、夜になるとホテルの明かりがきらびやかに灯り、うっとりする景色を見せてくれます。

画像: テラスから見下ろすタモン湾

テラスから見下ろすタモン湾

海からの心地良い風と波音に癒されながら、冷えたビールとボリューム満点のお料理でエネルギーチャージ。おすすめはなんといってもフィエスタプレート(Fiesta Plate、写真手前)です。数時間かけてしっかり下味をつけて焼くグアムスタイルのBBQで調理された、ポークとチキンの2種類のお肉、それにアチョーテという木の実で色づけしたレッドライスがセットになった一皿です。2つともグアムを代表するお料理。大絶景とともに、お腹も心も満たしてくれますよ。

Terraza at Dos Amantes(テラザ・アット・ドス・アマンテス)
営業時間9:00~19:00
定休日なし
webhttp://puntandosamantes.com
住所1375 W. Marine Corpos Dr., Dededo, Guam

古代グアムの知恵を生かした、植物由来のナチュラルコスメ

Guam Museum Gift Shop(グアムミュージアムギフトショップ)

タモンから車で約20分南へ下ると、500年以上も前から政治の中心地として栄えてきたハガニア地区があります。現在も政治とビジネスの中心であり、多くの歴史遺産も点在する、観光客に人気のエリアです。2016年にオープンした「Guam Museum(グアムミュージアム)」は、先住民による古代チャモロ文化など、グアムの知られざる姿に触れられる博物館。

このミュージアムは、併設するギフトショップも必見です。グアムで創作活動を行うアーティストの絵画や、グアム伝統のデザインをモダンにアレンジしたジュエリーなど、メイドイングアムの一点ものが数多く並びます。なかでもぜひチェックしていただきたいのは、グアムに自生する植物を使ったナチュラルコスメ。

画像: ショップで販売しているアーティストの絵画

ショップで販売しているアーティストの絵画

豊かな自然と共生してきたグアムの人々は、古来より、病気や怪我の治療にさまざまな植物を用いてきました。その知識と技術が受け継がれ、いまでも軽い風邪や体調不良に薬草を使う人も少なくありません。グアムにはたくさんのナチュラルコスメブランドがありますが、それらはそうした昔の人々の知恵や教えを礎に生まれたものなのです。

画像: チャム グラム(Cham Glam)のリップバター

チャム グラム(Cham Glam)のリップバター

メジャーな土産物店やセレクトショップではなかなか見つけることができない「チャム グラム(Cham Glam)」というブランドのコスメが、グアムミュージアムなら手に入ります。このブランドの名前は、グアムの先住民である「チャモロ」族と、「魅力的な」を意味する英語「グラマラス(Glamorous)」を掛け合わせたもの。チャモロ女性の美しさを表したそのネーミングの通り、オーナー自ら原料となる植物を育て、昔ながらの手法でつくった究極のナチュラルコスメです。リップバターにはハイビスカス、固形パフュームにはイランイラン、ヒーリングバームにはミントなどのハーブ類が用いられ、南国の香りに心も癒されます。

画像: リティ(LITI)のリップバームとボディーローション

リティ(LITI)のリップバームとボディーローション

同じくミュージアムショップで購入できる「リティ(LITI)」も、グアム発のコスメブランド。グアバ、パイナップル、マンゴーなどのトロピカルフルーツを使ったリップバーム、ハイビスカスを用いたボディーローションなど、グアムの大地と太陽が育んだ植物成分によるコスメ。南国美を手にしたい女性にぴったりです。

ショップ内にはカフェもあり、スムージーやトロピカルティーなどの冷たいドリンク、デニッシュやクッキーなどのスイーツを楽しめます。ギフトショップやカフェのみの利用もできますので、ハガニア地区を散策したあとのショッピングに、休憩タイムにおすすめです。

Guam Museum Gift Shop(グアムミュージアム ギフトショップ)
営業時間10:00~17:00
定休日月曜日
webhttp://guammuseum.org
住所193 Chalan Santo Papa Juan Pablo Dos. Hagatna, Guam

サンセットディナーも良し、生演奏をBGMに一杯も良し。南国のムードあるナイトライフを体験

The Beach(ザ・ビーチ)

一日の締めくくりは「The Beach(ザ・ビーチ)」へ。タモン湾最北に位置するガンビーチにあり、開放的なロケーションやおいしいと評判のお料理で、ローカルにも人気のスポットです。

画像: ローカルたちで賑わう夕刻のThe Beach(ザ・ビーチ)

ローカルたちで賑わう夕刻のThe Beach(ザ・ビーチ)

たくさんの人が集まるビーチの昼間の熱気の余韻を残しつつ、夜の訪れを静かに待つ夕刻の海辺。水平線に沈む夕日は格別の美しさで、西の空をサーモンピンクの幻想的な色に染めていきます。

画像: 食事メニューも豊富なので、ランチやディナーにもおすすめ

食事メニューも豊富なので、ランチやディナーにもおすすめ

ディナーでしっかり腹ごしらえをしたい人へのおすすめは、やはりBBQとレッドライスのセット。また、1/2パウンド(約226g)ものビーフパテをサンドしたボリュームあるハンバーガー、12オンス(約340g)ものステーキ、ナチョスなどのおつまみ類も含め、メニューには多彩な食事が並びます。

画像: ムードある南国の夜を演出する生演奏

ムードある南国の夜を演出する生演奏

陽が沈んだあとは、日によってはバンドやDJが登場し、ロマンチックな南国の夜を演出してくれます。アルコールを片手に音楽に興じるも良し、ローカルに混ざって一緒に踊るも良し。

画像: 日が沈むとライトアップされて華やかな雰囲気に

日が沈むとライトアップされて華やかな雰囲気に

サンセットタイムからディナータイム、食後のくつろぎ時間と、旅のスケジュールやシチュエーションに合わせ、過ごし方は自由自在。一日の終わりに思い切り羽を伸ばせる、大人の夜遊びスポットです。

The Beach(ザ・ビーチ)
営業時間11:00~翌2:00
定休日なし
住所Gun Beach Rd., Tumon, Guam

思い立ったらすぐに行くことができる手軽さからは思いもかけないほど、豊かな時間を過ごせるグアム。近代的なビルやブランドブティックが立ち並ぶ一方、古代から継承された豊かな自然や文化にも触れることもできるグアムの魅力は、マリンアクティビティーだけにとどまらず多種多彩です。グアムへ訪れる観光客にはリピーターが多いといわれますが、それはきっと、来るたびに新しいグアムに出会うことができるからではないでしょうか。一度グアムに来たことがある方も、ぜひ次回のバケーションは、2度目、3度目のグアムをお楽しみください。

立花由利子

グアム在住10年。観光、グルメ、ショッピング、ホテルなどグアムの現地情報を扱うフリーペーパー『Island Time』の編集長で2人の男の子のママ。

自由時間たっぷり!フリーステイ・リゾートステイ グアム

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.