皆さま、こんにちは。JALふるさとアンバサダー九州・宮崎県担当の有薗です。いよいよ明日から4月。新年度にドキドキしている方も多いのではないでしょうか?
今回は、ぜひ皆さまに「世界農業遺産」について知ってもらいたい……いえ、読み終わる頃には、皆さまからも誰かに「世界農業遺産」について語ってもらいたい。そんな熱い想いを込めて記事を書きました。
画像: 宮崎の「生きた遺産」を訪ねて。高千穂郷・椎葉山地域で出会った美しい一杯のお茶

JALふるさとアンバサダー〔宮崎支店〕 有薗

1.「世界農業遺産」ってご存じですか?

皆さまは「世界農業遺産(GIAHS)」をご存じですか。恥ずかしながら、私はこの活動に携わるまで全く知りませんでした…
よく耳にする「世界遺産」は、歴史的な建造物などを「ありのままの姿で遺す」ことが目的です。これに対して世界農業遺産は、人の知恵や暮らし方といった、「今も生きている農業文化を未来へ継承すること」を目的としています。
先人たちが守り抜いてきた伝統的な知恵を大切にしながら、より良い形へと進化し続けてきた「高千穂郷・椎葉山地域」が昨年(2025年12月)、世界農業遺産認定から10周年を迎えました。この地域の受け継がれてきた価値が世界的に認められた証といえます。

2. 高千穂郷・椎葉山地域の美しい「棚田」

認定地域は宮崎県 県北に位置する「高千穂町・日之影町・五ヶ瀬町・諸塚村・椎葉村」の5町村から成り立ちます。宮崎空港から車を走らせ、この地域にはいると、山肌にしがみつくように広がる美しい棚田がご覧になれます。日本でも珍しい風景です。私は訪れるたびに、その美しさと力強さに圧倒されます。聞くところによると、こうした傾斜地での作業は、平地と比べて機械が入りづらく、手間も時間も掛かるそうです。それでもなぜ、先人たちはこの地を選んだのか。そこには、限られた土地を少しでも有効に使い、高い場所から低い場所へと「水を分かち合う」ための切実な知恵が詰まっています。この形だからこそ山を守り、作物を育むことができました。水と山に寄り添い、自然と共に生きる覚悟をかたちにしたもの。それこそが、世界農業遺産の美しさなのだと思います。

画像: 提供元:世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会

提供元:世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会

3. 40年前から無農薬を貫く「宮﨑茶房」を訪ねて

画像: 3. 40年前から無農薬を貫く「宮﨑茶房」を訪ねて

世界農業遺産に認定されている地域のひとつ、五ヶ瀬町。ここで40年前から無農薬栽培を続けている「宮﨑茶房」さんに美しい茶園を案内していただきました。
よく見ると広い茶園の一角に茶葉の色がまだらで、背丈や形も一本一本ばらばらなお茶の木がありました。整った茶畑のイメージとは少し違います。これはタネから育った「在来種」ならではの特徴なのだそう。個性あふれるお茶の葉に、この土地で長い年月を生き抜いてきた、たくましい生命力を感じました。現代のお茶づくりは、品質を均一にするため苗木で増やす方法が主流とのこと。そんな中、この自然に近い姿の茶畑はとても印象的でした。
そして、この地域の誇りともいえるのが、全国でも珍しい「釜炒り茶」です。一般的な煎茶は茶葉を蒸して仕上げますが、ここでは大きな釜で炒ることで、香ばしくすっきりとした味わいが生まれます。

〔お問い合わせ先〕宮﨑茶房

住所宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字桑野内4966
電話0982-82-0211
営業時間8:00〜17:00
定休日日曜
web宮﨑茶房 公式サイト

4. 170度の熱気とともに。「釜炒り体験」

私も実際に、170度にもなる熱々の釜での「釜炒り」に挑戦させていただきました。私は軍手をはめての作業でしたが、宮﨑茶房の皆さんはなんと素手!その手さばきに圧倒!

画像1: 4. 170度の熱気とともに。「釜炒り体験」

最初はぷるっとしていた生茶葉が、熱を通すごとに水分が抜け、次第に香ばしい香りがふわっと立ち込めます。

画像2: 4. 170度の熱気とともに。「釜炒り体験」

釜炒りの後はざるの上でなでるようにして水分を飛ばし、手で揉む作業を教えていただきました。
最初は茶葉がべたつき、手に張り付いてきてうまくできず苦戦……
この丁寧な手作業を幾度も繰り返すことで、釜炒り茶特有のチリチリとねじれた美しい形が生まれるのです。

画像3: 4. 170度の熱気とともに。「釜炒り体験」

初めての作業は想像以上に難しく、一杯のお茶に込められた作り手の皆さまの苦労を、身をもって知ることができました。自分で炒り、揉んで、淹れたお茶の味は格別。その美味しさに、思わず愛着が湧いてきます。

画像4: 4. 170度の熱気とともに。「釜炒り体験」

出来たての一杯をいただくと、鼻を抜ける芳醇な香りと、優しい甘さが身体中に染み渡り、幸せな気持ちで満たされました。

5. 地域の皆さんと歩んだ「10周年」と、これからの物語

一般社団法人ツーリズム高千穂郷の皆さまとミーティングを重ね、「世界農業遺産認定10周年の節目に、この地域が誇るお茶を主役にした、記念の品を作りましょう!」と一つのプロジェクトが動き出しました。
そして地域一丸となって開発が進められ、完成したのが「八重桜緑茶」です。

※五ヶ瀬町を始め、この認定地域の豊かな恵みを結集しました。

画像1: 5. 地域の皆さんと歩んだ「10周年」と、これからの物語

〔お問い合わせ先〕一般社団法人ツーリズム高千穂郷

住所宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方1248-25
電話0982-82-2199
e-Mailftv@takachiho-go.jp
営業時間10:00〜16:00
定休日土日祝日
毎週金曜、事務所で特産品販売中!
web一般社団法人ツーリズム高千穂郷 公式サイト
画像2: 5. 地域の皆さんと歩んだ「10周年」と、これからの物語

昨年(2025年10月31日)のシンポジウムでお披露目をし、この取り組みは新たな一歩を踏み出しました。
これからも多くの方にこの地域の価値を知っていただき、未来へつながる活動を続けてまいります。

丁寧に育まれたこのお茶と、春を告げる八重桜。
宮崎の誇りがギュッと詰まったこのお茶が、いよいよ明日、2026年4月1日から3か月間、J-AIRの機内販売でお手に取っていただけます。

飲むたびに自然豊かな風景や、そこに暮らす人々の想いに心を寄せながら、春のひとときをお過ごしください。

そして「生きた遺産」に会いに、
高千穂郷・椎葉山地域へぜひお越しください。

まっちょるよ〜!

画像3: 5. 地域の皆さんと歩んだ「10周年」と、これからの物語

J-AIR機内販売

商品名八重桜緑茶
内容量30g
期間4月〜6月(予定)
販売価格3,000円
webJ-AIR機内販売 公式サイト
※天候・搭載数などの事由により、販売ができない場合もございます。
※数量限定のため、売り切れ次第終了いたします。
※現金のみ対応。おつりのご用意がない場合もございます。

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