福岡県宗像（むなかた）市で学生が地域の魅力を発見。JALの新しい取り組み「JALガクツナ プロジェクト」第一弾レポート

日本航空〔関係・つながり創造部 戦略グループ〕　砂田

学生と地域をつなぐ新しい取り組み「JALガクツナ プロジェクト」が始動しました。今回、第一弾の舞台となった福岡県宗像（むなかた）市での取り組みや、参加した学生たちが地域の魅力を詰め込んだ発信物をご紹介します。

「JALガクツナ プロジェクト※」とは？

「JALガクツナ プロジェクト」は、次世代を担う若者たちが地域貢献を通じてお気に入りの地域とのつながりを育むためのプロジェクトです。JALは若く新しい人財を求めている自治体や地域事業者と、地域貢献に関心のある学生をマッチングします。
※「ガク」生と地域が「ツナ」がって欲しい、という想いを込め「ガクツナ」と命名

第一弾は豊かな自然に囲まれた福岡県宗像（むなかた）市！

＃宗像市ってどんなところ？

福岡県宗像市は、海と山、人のつながりが色濃く残っており、地域に根ざした産業と暮らしが今も脈々と受け継がれています。眼前に広がる玄界灘では、四季折々の新鮮な魚が水揚げされ、山間では地元の農家が丹精込めて育てた野菜や果物が実ります。そうした恵みは、九州で最大の売り上げを誇る「道の駅むなかた」などの商業施設を通じて、地域の人々はもちろん、遠方から訪れる方々にも好評です。

＃地域産業の魅力発信を通じて、持続可能な未来へ。

本取り組みは、単なる観光や体験学習にとどまらず、地域の人々と共に汗を流し、食と暮らしの源に触れる“リアルな経験”の場を提供するものです。

学生たちは、農業・漁業といった地域産業の体験を通じて、地域や産業が持つ魅力を発見し、それらを発信物としてまとめます。

こうした取り組みを通して、宗像市の魅力をより多くの方に知っていただき、実際に足を運んでもらうことで、地域の活性化と持続可能なまちづくりにつなげていきます。

＃地域の食を支える、農業・水産加工業・商業を体験

今回参加したのは首都圏の大学に通う6名の学生。学生たちは、市内にある宿泊施設で2週間共同生活を送りながら、チームで行動。
今回は、イチジクやシャインマスカットなど果物の栽培をしている「中村農園」さん、IoTを活用するなど先進的な技術でトマトを栽培する「天野農園」さん、海藻アカモクを加工販売している「マサエイ水産加工業」さんの3事業者の方々にお世話になりました。

＃生産の現場から消費者の手に渡るまでの体験を通じて、魅力を発見

果物や海藻、野菜などの食材を育てる過程での大変さや、愛情を込めて育てたものがどのように消費者の手に渡るのかを実際に体験してもらうため、「道の駅むなかた」での就業体験を行いました。自分たちが収穫した果物や、加工したアカモクを使った商品が道の駅に並び、消費者の手に渡る瞬間を実感することができ、この体験を通じて、食材がどのように作られ、どのように人々の生活に届いているのかを学び、食への理解を深めてもらいたいと考えました。また、「道の駅むなかた」に隣接する「higoro（ひごろ）」では、毎朝地元の花農家から直送されるお花や工芸雑貨を取り扱っています。学生たちは、ここでブーケを作り、販売する体験も行いました。

また、「道の駅むなかた」では、これまでの客況の推移や、取り扱われている商品について詳しく伺うことができました。
農作物や水産物、加工品などの取扱割合や出品者の構成についても説明を受け、地域産業の特徴を学びました。
宗像市における産業の歴史的背景や現在の状況を読み解くことができ、非常に貴重なお話を聞く機会となりました。

＃地元の学生との交流

滞在期間中は、地元福岡の学生との交流会も実施。地元の学生たちは「ずっと住みたいまち宗像」をテーマに地域の魅力を発見・発信する活動を行っています。互いにどのように地域の魅力を発信していくかを共有し合い、発信物について意見交換などを行いました。

＃見た人の「行ってみたい！」を引き出す。学生たちがVLOGとデジタルマップで宗像市の魅力を発信

滞在期間を通じて、学生たちは実際に地域の魅力を体験し、それを自分たちの言葉と映像で表現しました。
各チームは、宗像市の観光スポットや地域産業での体験を織り交ぜたVLOGやデジタルマップを制作し、自分たちの視点から地域の新たな一面を発信することに挑戦しました。

また、この取り組みを通じて、学生と地域の事業者の方との間につながりが生まれ、滞在後も継続的な交流へと発展しています。
こうしたつながりが生まれたことは、魅力の発見・発信にとどまらず「地域との関係人口を増やす」という本プロジェクトの想いを体現する成果となりました。

「ガクツナプロジェクト」は今後も各地で開催されます。
最新情報は、JALふるさとむすびのサイトで紹介しています。

学生たちの想いが詰まったVLOGとデジタルマップも掲載しています。ぜひご覧ください。

ガクツナプロジェクトの詳細はこちら

＃宗像市へのアクセス

福岡空港から宗像までは、車で約40分、電車でも乗り換え1回で約50分。
自然も食も楽しめる宗像へ、ぜひ遊びにきてください！

〔お問い合わせ先〕宗像市

「JALガクツナ プロジェクト」第二弾開催決定！！

JALガクツナ プロジェクトは宗像市に続き、12月には北海道富良野市での開催が決まりました（募集終了）。
富良野の魅力を体感しながら商品企画を進め、富良野の加工業者のアセットを活用
した新商品アイディアを企画するなど地域資源の新たな価値を創出するプロジェクトです。

その他の地域でも現在計画中です。
今後もJALガクツナプロジェクトは、地域と学生をつなぐこの取り組みを全国へと広げ、地域の魅力を発見・発信する機会を創出していきます。