〈2日目〉
豊かな自然の宝庫「えびの高原」でリフレッシュ
2日目は、宮崎の壮大な自然を楽しむ旅へ。九州の名山、霧島連山の標高1,200m地点に広がるえびの高原は、ドライブで気軽にアクセスできるレジャースポットです。季節の移ろいが感じられる癒しの場所として一年を通じて多くの人が足を運びます。
おすすめはやはり自然散策。いくつかの池を周遊するように作られた「池巡り自然探勝路」は、散歩をしながら森林浴気分が味わえます。コース設定もわかりやすく、体力にあわせて歩けるため、幅広い世代の方にお楽しみいただけます。
なかでも片道30分ほどで到着する「二湖パノラマ展望台」は絶景のビュースポット。六観音御池と白紫池の2つの火口湖や、霧島山を代表する韓国岳(からくにだけ)が望めます。自然豊かなえびの高原は動植物の宝庫。散策中、運がよければ野生のシカに出合えるかもしれません。
えびの高原
住所 | : | 宮崎県えびの市末永 |
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「御池クルージング」で雄大な景色を楽しむ
霧島山の南に広がる御池は、約4600年前の大噴火によって形成された直径約1km、周囲約4kmの火口湖。
最大の水深は約103mと日本で最も深い火口湖で、龍が棲むという伝説も残っています。そんな御池に来たら、ボートに乗船してのクルージング体験がおすすめ。
水面へと漕ぎ出せば心地よい風に吹かれて、気分は爽快。静かな水面や周囲の木々も一層美しく映り、野鳥の姿が見られることもあります。間近に迫ってくる高千穂峰にも感動を覚えることでしょう。古事記のなかで天孫降臨の舞台として伝えられているスピリチュアルな場所。その姿を船上から間近で目にすることができます。
御池
住所 | : | 宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田長尾 |
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えびの市のお土産におすすめ。女将が考案した「ノカイドウの蕾」
えびの市に立ち寄った際におすすめのお土産が、「ノカイドウの蕾」という新しく誕生したお菓子です。
「京町温泉旅館組合みなほ会」の女将が開発した甘酒クッキーで、霧島山でのみ自生する花・ノカイドウをイメージして作られました。
蕾のときは可憐なピンク、開花すると白くなるノカイドウを、えびの産の米で作った甘酒や紅こうじ、大豆バター、ナッツなどのこだわり食材を使って再現。
サクサクした食感のなかに、ほんのり甘酒の味わいが感じられる一品です。現在は道の駅えびのや市内の旅館などで販売中。幅広い年代に愛される体にやさしいお菓子です。
霧島六社権現のひとつ「狭野神社」を参拝
霧島山は古くから土地を守る神として崇められており、信仰の対象ともなってきました。
ふもとにはいくつかの神社が鎮座しており、「狭野神社」はそれらのひとつである「霧島六社権現」に数えられます。
創建されたのは2500年前ごろのことで、御祭神は神武天皇、社名は神武天皇の幼名「狭野尊(サノノミコト)」より付けられました。もともとは神武天皇が生まれた皇子原(おうじばる)に創建されましたが、噴火で幾度か焼けるなどしたのち、約400年前に現在の地へ移されたといわれています。境内で見られる、樹齢400年を超える狭野杉は、薩摩藩主が1600年ごろに奉納したもの。
鳥居から続く杉林に囲まれた参道は、直線の参道としては日本一の長さといわれています。荘厳な雰囲気漂う狭野神社でパワーを感じとってください。
狭野神社
住所 | : | 宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田117 |
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電話 | : | 0984-42-1007 |
web | : | https://sanojinjya.web.fc2.com/ |
シュワシュワの炭酸温泉「湯之元温泉」で疲れを癒す
シュワシュワとラムネのような炭酸泉で、美肌の湯としても知られる「湯之元温泉」。
明治35年創業と歴史は古く、かつては湯治場として親しまれていたといい、温泉の質はお墨付きです。温度違いで3つの湯船が楽しめるのも魅力で、交互に入ってみるのもよいでしょう。プチプチとはじける泡が全身を包み込み、炭酸泉のおかげでお肌はしっとりツルツルになると評判です。
湯あがり後に味わいたいのが、炭酸温泉の源泉で割った鉱泉カルピス。シュワッとした炭酸泉は入浴したあとの渇いた喉を潤してくれます。鉄分も多く含まれているので、貧血にも効果が期待できそう。温泉で炊いたご飯で作るおにぎりや天むすもあり、ここだけの温泉グルメも楽しめます。
湯之元温泉
住所 | : | 宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田7535 |
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電話 | : | 0984-42-3701 |
web | : | https://yunomoto.org/ |
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