西村 愛
2004年からスタートしたブログ「じぶん日記」管理者。47都道府県を踏破し、地域の文化や歴史が大好きなライター。
島根「地理・地名・地図」の謎 (実業之日本社)、わたしのまちが「日本一」事典 (PHP研究所)、ねこねこ日本史でわかる都道府県(実業之日本社)を執筆。 サントリーグルメガイド公式ブロガー、Retty公式トップユーザー、エキサイト公式プラチナブロガー。
9:30 茶畑と青い海の絶景「地下の茶山展望所」
2日目は延岡の北側へ。
北浦エリアを目指す中、見晴らしポイントの「地下の茶山展望所」へ向かいました。
海から一気に山道へ。途中、鹿や猿が飛び出してきて慌てましたが、自然との距離感の近さ、豊かさを感じます。
展望所には駐車場はありません。途中、細い道を越えて道路沿いの看板を目指します。ここからは、山の斜面に広がる「日本の里100選」に選ばれた茶畑、その奥に広がる日向灘を一度に眺めることができます。
完成された緑の山々と青い海のコントラストに、心洗われる時間になるでしょう。
延岡駅からは車で40分ほど、北浦エリアからは20分程度で、ドライブにもちょうど良い場所です。
地下の茶山展望所
住所 | : | 宮崎県延岡市北浦町市振 |
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11:00 道の駅北浦・レストラン海鮮館の「海の玉手箱膳」
北浦は下阿蘇ビーチを有し、マリンアクティビティやおいしい海鮮を求めてたくさんの人が訪れるエリアです。
美しい砂浜の海沿いにある道の駅北浦は、朝から多くの人が詰めかけ、特に「レストラン海鮮館」は大行列するほどの人気。店内からも青い海と空が眺められ、海鮮を使った料理や季節になると伊勢海老料理などがメニューに並ぶ魚介のお店です。その時一番の旬の魚を使った刺身定食や、北浦産カンパチ、シマアジ、タイなどを盛り合わせた「海のお宝丼」など、延岡の海の幸を存分に味わえる料理がたくさんあります。
「海の玉手箱」はカラフルなちらし寿司。きらきらと新鮮な海鮮がたっぷりと乗ったボリューミーなランチです。延岡の甘いお醤油も用意があり、2種類の醤油を使いながらいただきました。
「えび10(てん)丼」は高く積みあがった海老天が特徴的。天つゆと塩を好みに使い分けて食べると意外とあっさり。みんなでシェアして食べるのもいいですね。
お店に到着したら名前を書いて順番を待ちましょう。とにかく人気があるお店なので、開店少し前に到着するように行くのが良いですよ。
道の駅北浦は、宮崎県産品や延岡のお土産などが手に入るスポット。この地域は昔、塩田が盛んだったことから、塩田資料館も併設されており、北浦で塩職人が作った「月の塩」や、それを使った塩メレンゲなどご当地お土産も購入できます。また、塩を使ったソフトクリームもあります。
海を見ながら食事をしたり、ゆっくり休憩したりできるスポットです。
道の駅北浦・レストラン海鮮館
住所 | : | 宮崎県延岡市北浦町古江3337-1 |
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電話 | : | 0982-45-3811 |
定休日 | : | 月曜日 |
web | : | http://michinoeki-kitaura.com/ |
14:00 オーシャンビューの和みカフェ「SHIMOASO CAFE」
北浦の海岸・下阿蘇ビーチは、環境省が定める「全国快水浴場百選・海の部特選」に九州地方で唯一選ばれた海で、“九州ナンバーワン海水浴場”として人気の高いビーチです。青く透明度の高い海水、ワシントンパームが植えられた白い砂浜は南国ムード満点。たくさんの人が海水浴や散歩を楽しんでいました。
この下阿蘇ビーチ沿いでオンザビーチに建つ「SHIMOASO CAFE」は、木を使った温もりある空間と海沿いの開放的な雰囲気があり、いつまでもいたくなるような居心地のいいカフェです。テラス席やドッグランも併設されており、波の音を聴きながらランチやデザート、ドリンクを楽しめます。
カフェを営むご夫婦は、関東からの移住者。延岡の空と海の色にほれ込んで、この場所でお店を開いたそう。店内には、ワークショップができるスペースやバンド演奏ができるステージがあり、イベントを通してたくさんの人が集い、関係性を深めていくコミュニティの場ともなっています。
天気がいい日は愛犬ノラがテラス席で寛いでいることもあり、みんなを和ましてくれる癒しのスポット。おいしく冷たいドリンク片手にテラス席でゆっくり過ごす時間は、きっと旅の思い出になるでしょう。
SHIMOASO CAFE
住所 | : | 宮崎県延岡市北浦町古江3300-17 |
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電話 | : | 0982-27-0483 |
営業時間 | : | 水・木・金11:00~17:00 土・日10:00~17:00 |
定休日 | : | 月曜日、火曜日 |
web | : | https://shimoaso-cafe.com/ |
16:00 あんこ好きは見逃せない!銘菓破れ饅頭「風の菓子 虎彦」
延岡名物をもうひとつ。九州地方で「破れ饅頭」と呼ばれているこの和菓子は、地域によっては「薄皮まんじゅう」や「吹雪まんじゅう」などとも呼ばれています。
破れ饅頭のルーツは天孫降臨の地「高千穂」。約400年前から作られていたと伝えられています。
高千穂神話の中で、アメノウズメノミコトが天の岩戸の前で舞った際に持っていた御神木「招霊(おがたま)」の実をかたどって作られたのが始まりで、本名は「おがたま饅頭」だったものを、後世の人々が「破れ饅頭」と呼ぶようになったそうです。
山芋と米粉、砂糖を使った、いわゆる鹿児島の“かるかん”のような生地で、あんこが見えるように薄く包みます。あんこは渋切りにこだわり、小豆本来の味を見事に醸し出しています。粒感の残るあっさりとしたつぶ餡で、渋いお茶と一緒に食べたい味です。小振りな大きさに作ってあるので、品良く食べられるのも魅力です。
元号が変わる令和元年5月1日に虎屋から「風の菓子 虎彦」へ屋号を変更。風は変化の象徴ですから、季節変化に応じた菓子作りを。また、風味、風流、風土などお菓子づくりに大切な言葉から。そして中国故事の「雲龍風虎(雲は龍に従い、風は虎に従う」になぞらえ、「風の菓子」と名付けたということです。
糖質オフのスイーツやお一人様用の羊羹など、アイデア満載の和菓子が揃う他、本格洋菓子も取り揃えています。
店内奥には飲食スペースの「虎彦サロン」もあります。
お土産にも喜ばれる地方銘菓に、旅気分をたっぷり感じたひと時でした。
風の菓子 虎彦
住所 | : | 宮崎県延岡市幸町1-20 |
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電話 | : | 0982-32-5500 |
営業時間 | : | 8:00~19:00 |
web | : | https://www.toranoko.jp/ |
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