成田空港から30分以内！足を運ぶべきおすすめ周辺観光スポット

※価格は税込み表記です。

〈体験する〉

ボーイング747の断面が見られる！ 日本で最初の航空専門の博物館
航空科学博物館

「せっかく空港に来たのだから、もっと飛行機のことをよく知りたい」という方におすすめなのがこちら。日本で最初の航空専門の博物館です。

館内に入ってまず目にするのが、ボーイング747-400の大型模型。飛行機の構造がよくわかり、日本で最大級の可動模型で操縦体験（整理券有り、有料）もできます。また、ボーイング747のエンジンや胴体断面も間近で見られるといった貴重な展示が並び、航空ファンにはたまらない内容。

旅客機に搭乗した気分で撮影できるキャビンモックアップや、パイロット訓練用シミュレーターを改修したDC-8のフライト体験（整理券有り、有料）もあるので、ぜひ記念に体験を。ミュージアム・ショップでお土産探しもお忘れなく。

航空科学博物館

成田空港開港までの歴史を知る
成田空港 空と大地の歴史館

国内外を繋ぐ重要な場所として多くの方が利用する成田空港ですが、成田空港を建設するにあたり、激しい闘争の歴史があったことをご存じでしょうか。

先ほどご紹介した航空科学博物館の敷地内にある「空と大地の歴史館」は、成田空港と地域をめぐる歴史的経緯と当時関わったさまざまな立場の人々の苦悩と想いを正確に後世に伝える施設です。

1978年に開港した成田空港ですが、開港前から激しい反対運動がありました。その後、話し合いを経て、地域と空港が共に生きることを目指す「共生」と、地域と空港の「共栄」を目指した動きが出てきた現在、そして将来の成田空港が目指す姿を、この施設では伝えています。

何気なく旅行者として利用している場所ですが、その背景にある人々の苦悩や歴史に目を向けるきっかけとなるはず。家族や友人を連れて、足を運んでみてはいかがでしょうか。

成田空港 空と大地の歴史館

〈食べる〉

モダンな店内で広々した庭を眺めながら地元の食を堪能
古民家風レストラン DINING PORT 御料鶴

地元のグルメを堪能したいという方に自信を持っておすすめできるのがこちら。JALが長年お世話になってきた成田に恩返しがしたいという想いで作ったレストランです。

モダンな雰囲気にリノベーションされた古民家は、空港ラウンジを手掛けたデザイナーが内装を担当し、心地よく静かな時間が流れています。

おすすめは「御料鶴小鉢膳」（2,500円）。成田空港周辺9市町の産品がひとつのお膳で堪能できます。他にも千葉県産の食材や自社農園で収穫した果物などを使った趣向を凝らしたメニューがラインナップ。JALの機内食や、ラウンジで人気のJALカレーも堪能できるので、JALファンも必見です。

レストランに隣接する自社農園では、2023年9月中旬ごろまで絶賛ブルーベリー狩りを開催中。レストランをご利用のお客さまは、おひとり300円でブルーベリー狩りをお楽しみいただけます。広々とした農園でフレッシュな果実の甘みや酸味を味わってみてはいかがでしょうか？

古民家風レストラン DINING PORT 御料鶴

酒蔵ならではのカフェで一休み、銘酒「甲子正宗」のショップ
きのえね まがり家

日本酒好きであれば、江戸元禄年間から300年以上続く銘酒「甲子正宗」のショップへ。こちらは、千葉県印旛郡酒々井町の蔵元「飯沼本家」の直営です。

オリジナルの食材を使ったカフェスペースを併設しているので、こちらで腹ごしらえ。熟成した酒粕を隠し味にしているカレーやうどん、自家果樹園で収穫された果物を使った甘味など、ここでしか味わえない食事を楽しめます。

ショップでは、甲子正宗おなじみの定番のお酒から、季節限定のお酒まで直営ならではの品揃え。自分用にはもちろん、海外の知人や友人へのお土産として、とっておきの一本を購入するのもいいでしょう。時間に余裕がある場合には、酒蔵見学もおすすめです。

きのえね まがり家

〈買う〉

全国の珍しい食品も取り揃える発酵専門の道の駅
道の駅 発酵の里こうざき

ショッピングを楽しみたい方は、ちょっと変わったコンセプトの道の駅を目指してはいかがでしょうか？ 「道の駅 発酵の里こうざき」は、全国から厳選した発酵製品を取り揃えています。

地元神崎町で丁寧に作られた甘酒を使用した優しい甘さの「糀ばあむ」（200円）をはじめ、なかなかお目にかかれない食品が多数。

さらに「新鮮市場」では、地元の野菜や、銚子漁港から直送された鮮魚を販売。発酵をテーマにしたレストランやカフェも併設され、お楽しみが盛りだくさんの施設です。

道の駅 発酵の里こうざき

ギフトにも最適、成田の銘菓「極上羊羹」
なごみの米屋 總本店

甘味好きや成田といえば！なギフトを購入したいという方は、地元で愛され続けている銘菓を。創業明治32年、成田山表参道に面しており、成田山の参拝客や地元の方で賑わう老舗店「なごみの米屋 總本店」です。

伝統の製法を守っている名物の「極上羊羹」は、思わずうっとり眺めてしまう色つやと小豆の風味が引き立つ深い味わい。小豆好きには「大納言」や「本煉」（いずれも1,800円）もおすすめですが、大粒の栗がゴロゴロと入った「栗」（2,300円）もお見逃しなく。

和菓子の販売だけでなく、そばや甘味を楽しめる喫茶、2階には成田生涯学習市民ギャラリーを設けているほか、店の歴史と羊羹のルーツを展示する成田羊羹資料館も併設されているので、お土産探しのついでにめぐってみるのもいいでしょう。

なごみの米屋 總本店

〈散策する〉

旅の前にパワースポットで心身にエネルギーを！
成田山新勝寺

安全で楽しい旅になるように、パワースポットで運気を味方につけましょう。「成田山新勝寺」といえば、初詣や節分会でよくテレビにも登場する1,080余年の歴史を持つ有名寺院。

国指定重要文化財である仁王門、光明堂、釈迦堂の荘厳さを目の当たりにすると、心が洗われたような気分になることでしょう。御堂ごとに、開運厄除け、出世、商売繁昌、恋愛成就などさまざまなご利益があるのもうれしいところ。

また、写経道場で体験できる「写経会（しゃきょうえ）」（初穂料2,000円）や、密教坐禅「数息観（すそくかん）」（無料）といった、さまざまな体験プログラムをWebサイトから予約することもできます。身も心もリフレッシュして、いざ出発！

大本山成田山新勝寺

四季折々の花や木々を眺めてのんびりと過ごす
成田山公園

成田山新勝寺の大本堂の裏側には、毎日開園していて無料でゆっくりと散策できる公園があります。園内には手入れの行き届いた西洋庭園や噴水もあり、季節ごとに梅・桜・藤・菊・紅葉など美しい自然が楽しめる憩いの場です。

大きな岩と木立に囲まれ、水面を打つ音を響かせている雄飛の滝は、いつまでもじっと見ていられそう。春には梅まつり、秋には紅葉まつりが行われており、梅まつりでは、屋外で茶を楽しむ野点に無料で参加できます。

とにかくのんびりしたい、混雑を避けて木々や花々に癒やされながら過ごしたいという方はぜひ訪れてほしい公園です。

成田山公園

〈飛行機を眺める〉

A滑走路を行き交う飛行機を間近に望む人気スポット
成田市さくらの山

大迫力の飛行機撮影を堪能したいならこちら。4,000mのA滑走路北側の小高い丘の上にある公園で、約500本の桜と離着陸する飛行機を一緒に撮影できる人気スポットです。

離陸した飛行機が車輪を格納する様子を見上げることができるほか、空港では見られない光景も航空ファンの心をくすぐります。

テレビ撮影で使われることも多く、千葉県の「ちば眺望100景」のひとつに選ばれている場所。お花見スポットとしてもおすすめです。

地元で採れた新鮮野菜や成田のお米を使用した日本酒、ご当地サイダーなど成田土産を取り揃えた「空の駅 さくら館」も隣接。ソフトクリームなどの軽食を片手に、飛行機ビューを楽しむのもいいでしょう。

成田市さくらの山

ハート型のモニュメントと飛行機と記念撮影ができる
ひこうきの丘

南北に伸びるA滑走路を挟んでさくらの山と反対側にあるのが「ひこうきの丘」。

飛行機は風向きによって離着陸の方向が変わるため、北風のときは北に向かって離着陸し、南風のときは南に向かって離着陸します。そのため、ここは南風のときに離陸する飛行機がよく見える可能性が高いということになります。

滑走路から約600mという近さで体感する機体の大きさやエンジン音はものすごい迫力。丘の頂上にはハート型のモニュメントがあり、カップルに大人気のスポットとなっています。飛行機とハートが一緒にフレームに収まったら、ベストショット！

ひこうきの丘

時間がたっぷりあるなら温泉から飛行機を眺めてみよう
成田空港温泉 空の湯

温泉にのんびり浸かりながら、間近に飛ぶ飛行機を眺められるという贅沢なスポットがこちら。北風のときはB滑走路への着陸機、南風のときはA滑走路からの離陸機がよく見える屋上露天風呂です。

朝、昼、夜で移り変わる景色と飛行機の共演も見もの。リラクゼーションを満喫しながら、ベストポジションで飛行機ビューを楽しんでください。

他にも同施設には、強塩泉で身体に染み込みやすく保温効果が持続するかけ流し湯、血管を広げて血圧を下げる効果がある高濃度炭酸泉、ドライサウナ、発汗を促すスチームタイプのハーブサウナ、岩盤浴などがあり、シャンプー、リンス、ボディソープも完備と至れり尽くせり。カプセルホテルもあるので宿泊も可能です。深夜便に乗る前にお風呂に入ってくつろぎたいとき、もしくは成田空港に到着後の宿の選択肢としてもありです。

成田空港温泉 空の湯

飛行機を真横や真正面から見るならココ！
十余三 東雲の丘

飛行機を真横や真正面といった角度から眺めたいなら、主に着陸に利用されることが多いB滑走路近くにあるこちら。北風のときには着陸後、ターミナルに向かう飛行機を正面からじっくりと見ることができ、南風のときにはB滑走路に着陸しようとする飛行機を目の前で見ることができます。「もしかしたらコックピットからもこちらが見えているのでは!?」と思うほどの至近距離で、周りに余計な障害物もないため、ビュースポットとしては穴場です。

飛行機が降り立つ瞬間を眺められるのは、他のスポットにはない魅力。あの飛行機はどこからやってきたんだろう、と思いをめぐらせるのも楽しい時間です。

十余三 東雲の丘

空港での待ち時間をただの待ち時間にするのも、成田まで来たのに空港にしか立ち寄らないのも、もったいない。せっかくなら周辺の観光スポットへ足を運んで、より空旅が充実する時間やこの地ならではの逸品に出合ってみてはいかがでしょうか。

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