画像1: 雪国新潟で造る新潟ワインの魅力

JALふるさとアンバサダー 〔新潟支店〕 小川

こんにちは。JALふるさとアンバサダーとして新潟支店に勤務している客室乗務員の小川良美です。
私の大切なふるさとである新潟を元気にしたい!魅力を発信したい!という思いのもと、今年の4月より新潟県に移住してさまざまな活動をしております。
「新潟といえば日本酒」というイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思いますが実は新潟はワインもたくさん造られており、ワイン王国でもあります。
今回は、ソムリエ資格も有しております、私が新潟のワイナリー、そして新潟ワインの魅力をお伝えしたいと思います。

130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

まず、ご紹介するワイナリーは創業132年の歴史を持つ岩の原葡萄園です。

画像1: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

日本のワインぶどうの父と呼ばれる「川上善兵衛」が地元地域の発展を考え続け、1890年に開設したワイナリーです。
私自身もソムリエ試験で岩の原葡萄園や川上善兵衛氏について学んだので、こうして訪れることができ、感慨深かったです。
創始者である日本のワインぶどうの父「川上善兵衛」は雪深い新潟県上越市でのワインぶどうの栽培に苦労しながら、当地の気候風土に適したぶどうを求め、品種改良を何度も試みました。

川上善兵衛氏

岩の原葡萄園では雪を利用したワイン造りも特徴的です。
創始者である川上善兵衛氏はワインの発酵温度のコントロールや夏場のワイン熟成庫の温度管理に雪を利用しました。
こちらが実際の雪室です。
ワイナリーツアーの中で見学もできます。

画像2: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」
画像3: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

今もなお、冬場に積もった雪を保存しながら温度管理に活用して、CO2排出量や環境負荷を削減するために使用されております。

多くの品種を造りだすことに成功した川上善兵衛氏。しかし、新潟県上越市は日本屈指の豪雪地帯。海外では乾いた土地に栽培することの多いワイン用ぶどうをこの地で栽培することは簡単なことではありません。

実際に、2022年の1月のぶどう畑の様子です。
あたり一面雪景色となり、この日は約2mもの雪が積もったそうです。

画像4: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

人の身長を超える積雪の中、ぶどう棚の上に積もった雪を落とす作業など雪国でぶどう栽培をする大変さがこの写真からも伝わってきます。
雪の影響で今年はぶどう棚が雪の重さで潰れてしまったほどです。

画像5: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

こちらの写真は4月の雪解けの時期の風景です。
雪の影響で破損してしまったぶどう棚の修復作業を行いながら、
成長し続けるぶどうの生育管理や農薬散布なども同時進行してぶどう栽培を行っていたそうです。

こうした作業を経て大切に栽培されてきたぶどうは今年も無事に実りの秋を迎えることができました。

画像6: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

実際に私も収穫に参加させていただきました。

画像7: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

こちらは岩の原葡萄園の代表品種である「マスカット・ベーリーA」です。
凝縮した美しいぶどうを1房1房手摘みで大切に摘み取り、
摘み取った房も一つ一つ丁寧に人の目と手で選定します。
海外では機械で収穫し機械で選定作業を行うワイナリーもある中、岩の原葡萄園では機械での収穫は行わず手作業ですべて摘み取るためワイン造りに適したぶどうを厳選することができるのです。

画像8: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

そして収穫したぶどうを除梗破砕機(じょこうはさいき)という機械を使用してぶどうの梗を取り除き、ぶどうを軽く潰して果汁を出している風景も見ることができました。

画像9: 130年以上の歴史を紡ぎ続ける「岩の原葡萄園」

日本有数の豪雪地帯ですが、その土地で苦労を重ねながらも大切に栽培されてきた岩の原葡萄園のぶどうは世界でも高く評価されています。

美しい雪椿が描かれたこちらのワインは「深雪花 赤」です。
2019年のG20大阪サミットでも振舞われ、今年2022年のフランスのパリで開催されているフェミナリーズ世界ワインコンクールでも金賞を受賞したこちらのワインは今回収穫させていただいた「マスカット・ベーリーA」を厳選して醸造した岩の原葡萄園を代表するワインです。
すきやきなどの醤油やみりんを使用したお料理に良く合います。

深雪花 赤

画像2: 雪国新潟で造る新潟ワインの魅力

商品情報

また、岩の原ワインのトップブランド「HERITAGE(ヘリテイジ)」は岩の原の歴史と伝統を反映しつつ、その年の最高のぶどうのみで醸造する最高級赤ワインです。
今までも数々の賞を受賞し、今年2022年にも日本ワインコンクールで金賞(2019vin)を受賞しました。
豊かな果実味と樽熟成由来のタンニンが調和した、凝縮感の高い味わいで、ステーキや鰻の蒲焼、味噌で味付けをしたお料理などに良く合います。

ヘリテイジ 2020

画像3: 雪国新潟で造る新潟ワインの魅力

商品情報

  • 商品名:ヘリテイジ 2020
  • 容量:720ml
  • タイプ:赤/フルボディ
  • 品種:岩の原葡萄園産100%(マスカット・ベーリーA/ブラック・クイーン/ベーリー・アリカントA)
  • URL:https://www.iwanohara.shop/shopdetail/000000000117

岩の原葡萄園へ実施に訪れてみると豪雪地帯で造るワインの技術の高さ生産者のワイン造りに対する熱い思い、そして130年以上の歴史を肌で感じることができます。
ぜひ、この機会に岩の原葡萄園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
随時、無料で見学ツアーも行われておりますのでぜひご参加いただき、岩の原ワインの魅力に触れていただきたいです。(事前予約制)

見学ツアー概要

実施時間年末年始、休業日を除く毎日
所要時間約20分
参加費無料

見学ツアーの後にはワイナリー併設のレストランでお食事もお楽しみいただけます。
地元・新潟の食材をふんだんに使用した拘り抜かれたお料理は岩の原ワインとのマリアージュを計算しつくされています。
ワイナリーレストラン「金石の音」でしか食べられないお料理とワインのマリアージュで、ぜひ心地良い時間をお楽しみください。

画像: ヘリテイジ 2020

ワイナリーレストラン 金石の音(きんせきのね)

住所新潟県上越市北方1223岩の原葡萄園内
営業時間11:00~17:00
(ランチ11:00~14:30・カフェタイム14:30~17:00)
(ディナー17:00~21:00 完全予約制)
定休日当面は不定休(ご利用の前にご確認ください)
Tel025-520-9002

基本情報

住所〒943-0412 新潟県上越市北方1223番地
Tel025-528-4002
Fax025-528-3530
開園時間9時30分~16時30分(見学、試飲の受け付けは16時まで)

岩の原葡萄園までのアクセス

  • 東京駅から上越妙高駅(約2時間)⇒タクシーで約25分
  • お車でお越しの場合⇒上越IC(北陸道)から15分/上越高田IC(上信越道)から15分

日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

今回もう一つご紹介するワイナリーはカーブドッチワイナリーです。
日本海海岸からわずか1.5kmの場所に位置するこのカーブドッチワイナリーは海と砂地に囲まれた特異な土壌を有しており、このエリアは新潟ワインコーストと呼ばれております。
一つの地区にこれだけ多くのワイナリーが集まっているのは日本国内でも珍しいことです。

画像1: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

そしてこの地に最初にぶどうを植え、1992年にワイナリーを創設したのがカーブドッチです。

画像2: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

創設当時、日本では日本用ワインぶどうの栽培が主流でしたが、ここ新潟で「国産生ぶどう100%、かつ欧州系の専用主100%のワインを造る」という当時では考えられなかった目標を掲げ、さらにワイン未開の地である新潟の寒風が強く吹く日本海海岸部を世界に誇るワイン産地とするという大きな挑戦を達成したのがこのカーブドッチです。

実際にぶどう園を訪れると、水はけがよい地質で足元も雨が降っていたとは思えないほど軽やかでした。
まるで海外のような風景のぶどう園は眺めているだけで心癒されます。

画像3: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

訪問当日は小雨が降っておりましたが、雨あがりも美しいテラスです。
春にこのテラスにも色とりどりの花が咲くのも今から楽しみですね。

画像4: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

この美しい風景を眺めながら、カーブドッチワインとお料理を愉しむことができるオーベルジュも併設されています。
ぶどう畑に囲まれて「何もしない」贅沢さを味わってみてはいかがでしょうか。

【お問い合わせ先】ワイナリーステイ トラヴィーニュ カーブドッチ

住所〒953-0011 新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
Tel0256-77-5460(受け付け9:00~20:00)
URLhttps://travigne.jp/

ワイナリーへ訪問させていただいた時期にはカーブドッチの代表品種である「アルバリーニョ」(写真左)と世界中で親しまれている「カベルネソーヴィニヨン」(写真右)のぶどうの実が実りはじめておりました。

画像5: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ
画像6: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

「アルバリーニョ」は通常スペインやポルトガルなど高温多湿の環境で良く育つと言われている品種です。
スペインやポルトガルとは全く異なる環境下である新潟で砂質土壌の特性を生かし研究を重ねて「アルバリーニョ」の栽培に成功したそうです。
海外由来の品種を海外と同様の方法で造っても海外ワインには叶わない。海外由来の品種を日本の新潟の土地ならではの方法で造り、世界のワインを超えようという想いをもってワイン造りをするそのスピリットに感激しました。

さまざまな品種を醸造しているワイン蔵にも案内していただきました。

画像7: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

ワインをボトルに詰めた後も熟成させるものはこちらに保管しており、一番古いものは創業当初の1993年からあるそうです。

画像8: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

カーブドッチの醸造家である掛川氏の拘りが詰まった「どうぶつシリーズ」をワイナリー見学の中で見られます。
並べてみているだけで癒されるエチケットはすべて限定商品のため巡り合った時に購入し、コレクションとして並べるのも良いかもしれません。

画像9: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ
画像10: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

また、温泉×本×カフェが一体となったワイナリーリゾートの拠点としてヴィネスパも併設されており、こちらでは日帰りの温泉での利用も可能です。

画像11: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

自家厳選の温泉に入った後は、カフェでゆったりと本を読みながらくつろげる至福の空間です。もちろんこちらのカフェでもカーブドッチのワインをいただくことが出来ます。

【お問い合わせ先】カーブドッチヴィネスパ

住所〒953-0011 新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
Tel0256-77-2226(電話受け付け9:00~20:00)
営業時間7:00~22:00(木曜のみ10:00~22:00)
画像12: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

カーブドッチ園内には複数のショップがあり、お買い物もお楽しみいただけます。
ワインだけでなく、外国産の調味料やソーセージ、自家製パンなども販売しており、時間を忘れて買い物に夢中になってしまうほどです。

日帰りでのワイナリー見学(要事前予約制)やワイナリー内のレストランでお食事を楽しむこともできます。
天気の良い日にはイングリッシュガーデンに囲まれたテラスで贅沢ランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ワイナリー見学をした後にお食事をお楽しみいただける「ツアー&ワインペアリングランチメニュー」は特におすすめです。(事前予約制)

画像13: 日本海から約1.5km。砂質土壌を生かした泊まれるワイナリーカーブドッチ

レストラン情報

営業時間(ランチタイム)11:30~15:00(入店14:00まで)
(ディナータイム(2部制))1部 17:30~2部 19:30~(閉店22:00)
Tel / Fax0256-77-2811
Web予約https://r.gnavi.co.jp/fvz7fwt60000/

今回見学に伺った際に実っていたぶどう「アルバリーニョ」を使用したワインがこちらの「2021 サブル(白)」です。
サブルとはフランス語で「砂」という意味でカーブドッチのフラッグシップワインです。
アルバリーニョの他3品種(リースリング・セミヨン・ヴィオニエ)をブレンドし、複雑実と奥行きのある一本です。

2021 SABLE 白(サブル)

画像4: 雪国新潟で造る新潟ワインの魅力

商品情報

国内では珍しいリザーブワインと単一年度のワインをブレンドしたスパークリングワインです。独特の香りやコクが特徴的なスパークリングワインです。2002年のシャルドネを原酒にしており、日本のスパークリングワインでは他にない味わいを楽しめます。
※リザーブワインとは…過去の年に作られたワインをブレンド用にとっておいたものを指します。

2020 スパークリングワイン ブランド・ブラン

画像5: 雪国新潟で造る新潟ワインの魅力

商品情報

ぜひ日本海からほど近い新しいワインの名産地、新潟ワインコーストに位置するカーブドッチワイナリーに訪れてその魅力を味わってみてください。
カーブドッチまでは新潟駅から無料シャトルバスも出ており、気軽に訪れることが出来ます。

基本情報

住所〒953-0011 新潟県新潟市西蒲区角田浜1661番地
Tel(ワイナリーに関してのお問い合わせ)0256-77-2288
(日帰り温泉に関してのお問い合わせ)0256-77-2226
(宿泊に関してのお問い合わせ)0256-77-5460

カーブドッチワイナリーまでのアクセス

  • 東京駅から新潟駅(約2時間30分)⇒無料送迎バスで約50分(要予約)
    (無料送迎バスは一日2本運行)

ワイナリーツアー概要(試飲付き)

実施時間毎日
時間11時開始 約60分
参加費おひとり様 2,000円(税別)
定員6名
参考https://www.docci.com/movement/winerytours/

日本酒もさることながら、新潟ワインの魅力に触れるショートトリップも新潟の新しい楽しみ方の一つです。雪国新潟の地を生かしたワイン造りの精神に触れ、新たな新潟の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。
新潟でお待ちしております。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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