最近話題の“バケレンを使った長期滞在”。バケーションレンタル(通称バケレン)はコンドミニアムや一軒家を個人や小規模事業者が貸し出しているシステムのこと。昨今では「HomeAway」のように物件を仲介して紹介してくれるサービスが人気を博しています。ホテルに滞在するいつものハワイ旅とどんな違いがあって、どんな風に楽しくなるのでしょうか?

バケレンは何と言っても「ゆったり」「暮らすように」過ごせるのが醍醐味。ハワイ通でもある JALの客室乗務員(以下、CA)2人が実際にHomeAwayの家に滞在して、“いつもと違うハワイ”を体験してきました。バケレン滞在だからこそできるホノルルの女子旅の楽しさ、お届けします。

※2020年3月末に「HomeAway」は「Vrbo(バーボ)」にリニューアルしました。

今回、体験したのはJALのCAである、秋永さん(写真・左)と瀬沼さん(写真・右)のお二人。

画像1: 客室乗務員が体験。「HomeAway」で楽しむハワイ・ワイキキ長期滞在の女子旅

いつもはホテルでの宿泊で、バケーションレンタル、通称バケレンは初めての体験だそうです。

HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

画像1: HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

今回お二人が宿泊したのは、ワイキキ・サンセット。オアフ島の象徴であるダイヤモンドヘッドの雄大な姿が間近に見える、最高のロケーションです。チェックインは、担当スタッフとの“待ち合わせ”。

「日本語が堪能なスタッフの方と待ち合わせするのは安心ですね。(混雑状況などによっては)ホテルのチェックインより、スムーズかも!」(秋永)

「誰かと待ち合わせて部屋に入るので、引越しの時のように、自分の家の鍵をもらう感じがします」(瀬沼)

担当のスタッフが部屋まで案内し、説明をしてくれます。わからないことを部屋で直接、なおかつ日本語で聞けるのは絶対的な安心感がありますよね。

「わからないことがあったら電話していいのですか?」(秋永)

「いつでも大丈夫だよー!」(現地管理会社スタッフ)

各々の寝室からは海も見え、ハワイらしさもきちんと感じることができます。

画像2: HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

「自宅のような、柔らかい光の間接照明が意外と重要で嬉しいポイント!枕元にコンセントもあり、便利でした。ホテルだと、コンセントが少ないので取り合いになりますよね」(瀬沼)

画像3: HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

「全身が映る鏡が備え付けられているのはなんだか海外という感じがして気分が上がりません?(笑)」(秋永)

収納もたっぷりなので、スーツケースの中身を全部クローゼットに移動させることもできます。まるで、“自分の部屋”ですね!

画像4: HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

設備はどうでしょうか?

「日本人にはありがたい、バスタブ付き!シャワーだけだと思っていたから、嬉しいです」

お湯を張っても張らなくても、やはりバスタブがあるというのは安心感がありますよね。

画像5: HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

「キッチンの仕様はやはりアメリカ!」(瀬沼)

スケールが大きく、実際に使うのが楽しみになってきます。

画像6: HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

冷蔵庫も、大容量の飲料がスッと入れられます。スーパーマーケットで“現地サイズ”を買うのは憧れでした。ジュースや牛乳などの飲料は特に、大容量で買えばお得ですよね。

室内にはないものの、一歩部屋を出れば同じフロアに「洗濯機・乾燥機」が設置してあります。長期滞在ではとてもありがたい設備。外出せずに洗濯・乾燥機能が使用できるのはいいですね。コインももちろん使えますが、アプリで操作できるようになっているのも嬉しいポイント。

画像7: HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

また、使い方に迷っても、日本語の説明が壁に貼ってあるのは嬉しいサービスです。「これ、めちゃくちゃ優しいですね…!」(瀬沼)

画像8: HomeAwayでバケレン初体験。「私たちのお家」をチェック

物件にもよりますが、部屋の清掃が毎日入らないことがほとんどのバケレン。一番気になるのはやはりゴミ処理です。滞在中ずっと部屋に置きっぱなしも嫌なもの。
この家は同じフロアにダストシューターがありますので、生ゴミなど臭いが気になるゴミをすぐに捨てられるのはありがたいですね。

時間の使い方は自由。好きなものを買って、ビーチで朝ごはん

“ホテル宿泊”だと、決められた時間でのモーニングビュッフェが付いていたり、意外に“時間の縛り”があるもの。バケレンの魅力のひとつは、「自分たちで過ごし方を決められる」ことにあります。

朝は少しのんびりしても大丈夫。カフェがたくさんあるハワイでは、テイクアウトできるコーヒーや軽食がどこでも手に入ります。
滞在中に見つけた“お気に入りのカフェ”でテイクアウトして、ビーチを眺めながら食べるなんてこともできてしまいますね。

画像: 時間の使い方は自由。好きなものを買って、ビーチで朝ごはん

ハワイで人気の「アサイーボウル」を始め、ボリュームあるサンドイッチや南国ならではのフレッシュジュースを楽しみながらのんびり朝ごはん。バケレンならではの贅沢な時間ですね。

目指せハワイのロコガール!SUPをマスターしよう

短期滞在だとやはり、観光や移動などでスケジュールはあっという間に埋まってしまいます。長期滞在で「時間がある」となると自然に、目の前でロコガールが日々楽しんでいるマリンスポーツを「やってみようかな」という気にもなってくるのではないでしょうか。せっかくなら、ロコに教えてもらいましょう。

今回は日本でも近年人気のアクティビティSUP(スタンドアップパドル)に挑戦することにしました。初心者にぜひ行って欲しいスクール「ワイキキビーチサービス」は、ロイヤルハワイアンホテルのプールサイドに受付けカウンターがあります。

画像: 目指せハワイのロコガール!SUPをマスターしよう

この立地なら、ワイキキのどこに宿泊しようともアクスセスが簡単。そして、日焼け止めとビーチタオルさえ持参すれば良いので、身軽に行けるのが大きなポイントです。ラッシュガードの無料貸し出しもあります。

また、水着をはじめ、ワイキキビーチサービス のオリジナルデザインのラッシュガードなどを販売するセレクトショップ 「ワイキキビーチボーイ」がロイヤルハワイアンホテル内にあるので、万が一忘れてしまっても安心です。

受付でチェックインをすませたら、まずは海岸で、SUPの基礎をインストラクターが教えてくれます。インストラクターは片言ながら日本語が話せるので、安心です。そして、一通り基本を習ったところで、いざ海へ。

ワイキキビーチは、常にたくさんの遊泳者がいますが、安全にSUPができるポイントまで、連れて行ってくれます。実は、日本でSUPというと、平らな波のところでやるもので、それを想像していたら大間違い。ワイキキビーチは、いつも波のうねりがある海なのです。

波といっても、初心者でも安心の簡単なうねり。この波がある中、SUPボードに乗るのがちょっとしたチャレンジで、それが逆にとっても楽しい! 川でもなくサーファー向けの波が大きいビーチでもない、ビギナー向けの乗りやすい海だといわれています。

インストラクターがその都度コツを教えてくれるから、初心者でも乗れるようになりますよ。ひとりで感覚をつかめたら「もっともっと楽しみたい!」と夢中になり、あっという間に1時間経過。 

自信がついたら最後は、インストラクターの補助を受けながら、大きな波に乗って沖までロングライド。

「難しいと思っていたけれど、達成感があってすごく楽しかったです。インストラクターが波に乗せてくれるので、初めてでも大丈夫だった!」

海から出た後も、水着のままで歩いて宿泊先に帰れる、その気楽さがまた、ワイキキならではですね。 

今回スクールを体験した「ワイキキビーチサービス」は、1955年に創業したワイキキで最も歴史の長いサーフスクールです。SUP以外にも、サーフィンやアウトリガーカヌーのアクティビティなどもあります。オンライン(日本語ページあり)での事前予約がおすすめです。

Waikiki Beach Services
住所2259 Kalalaua Ave, Honolulu
電話番号(808)388-1510
営業時間8:00〜16:45 無休
mailinfo@waikikibeachservices.com(日本語可)
webhttps://www.waikikibeachservices.com/ja/

長期滞在の強い味方。スーパーマーケットを“ロコ”らしく使う

さぁ、何を食べようかなぁ〜とワクワクしながらのお買い物タイム。ホテル宿泊だと冷蔵庫も小さいし、キッチン設備もあまりない。なのでスーパーに行っても、色とりどりの旬の野菜やフルーツを見ても買えずに諦めている人は多いはず。

長期滞在目的のバケレンだと、大きな冷蔵庫にキッチンもあるので、部屋で調理し、冷蔵保存することも可能になるのです。これは嬉しいですね。

日本にはないような物珍しいものも多いので、目移りしてしまいます。今回はその中から特製マリネードのサーモンを生鮮売り場でチョイス。焼くだけでメインディッシュになりそう!

他にも、オーブンで焼ける冷凍ピザや、朝食用のシリアルも好きなだけ買ったりと、「ハワイで暮らすってきっとこういう感じなんだなぁ」と感じることができそうです。ローカルの買い物客に混じってのショッピングは大満足。いつもはお土産を買う場所だったスーパーマーケットが、違う場所に見えることでしょう。

ちなみにバケレンで滞在する宿泊先には、調理道具はありますが、調味料がベーシックなものしかないことが多いので、買い物に行く前に、キッチンに何が備わっているか必ずチェックしておきましょう。

買い物から帰ってきたら、早速夕飯の準備。 

画像: 長期滞在の強い味方。スーパーマーケットを“ロコ”らしく使う

アメリカ・ハワイのキッチン設備は、日本と違うので、それだけでも新鮮で、料理をすること自体もなんだかスリリング! 特に、アメリカといえば、大きなオーブン。

「これ使ってみるの、夢でした!」とお二人も興奮気味。

ちなみに、全く使い方がわからない場合でも安心。備え付けの電話から日本語が話せるスタッフに使い方を聞くことができるのです。

まるで家のよう!部屋で女子会ムードの晩ごはん

日本から短期で滞在する場合は、「あそこで夜ご飯を食べよう」「あのレストランへ行こう」などと、外食が続くものですよね。

バケレンならではの楽しみは、買ってきた食材を部屋で調理し、まるでローカルのように生活できることでしょう。気の合う女子同士、ハワイにいるのにお家で女子会を開催しているような気分で過ごせますね。

本格的な料理ではなくても、“ちょこっと調理”するだけで十分。オーブンに入れるだけ、さっと火を通すだけでも、盛り上がります。持ち帰りのものを部屋で食べるより、せっかくなので調理器具を使ってみましょう。

購入してきた冷凍ピザをオーブンに入れて焼き上がるのを待ちます。味付けされたサーモンを購入したのでそちらはフライパンで加熱。さらにハワイの名物パイナップルも自分で切ってみたり、簡単な一つ一つの作業すらも、“部屋で女子会”気分を盛り上げます。

ちなみに調理設備の使い方がわからない時は、日本語サポートに電話で聞くこともできるので嬉しい限りです。

そして、完成すると、思わず歓声が。 

もうこの後は、時間を気にすることなく、誰に気兼ねすることもなく、気ままに過ごせるのが、部屋での食事の良いところ。話題の尽きない女子たちの夜は、何時間あっても足りませんからね。今日撮った写真の見せ合いや、思い出話に花を咲かせて夜は更けていきます。

実際に体験したおふたりも“まるで暮らしているような”ステイができたようです。バケレンを利用した長期滞在は、あたかも現地で暮らしているかのような“自然体”でリラックスしたステイを味わうことができます。何より、“自分の家のように”使えるのが楽しいですよね。

まるでハワイに住んでいるかのように、起きてから寝るまで過ごし方は自分たち次第に思いのまま。ハワイも何度目かの訪問になり、「もっとゆったり、自分たちらしく過ごしたい」という方たちにおすすめです。

HomeAway(ホームアウェイ)サイト
https://www.vrbo.com/ja-jp

滞在した家
https://www.vrbo.com/ja-jp/p1266984vb

滞在した家の物件管理会社
CaptainCook Resort (キャプテンクック•リゾート)

取材・文:カバットバットみき
撮影:Kaz Tanabe

■関連記事

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.