ハワイ観光を満喫するためには、準備が重要。そこで、仕事やプライベートで度々ハワイを訪れている雑誌編集者が、服装や持ち物をアドバイス。おすすめのアイテムとあわせて紹介します。

「ハワイ観光の服装・持ち物チェックリスト。雑誌編集者おすすめの便利なグッズも紹介【男性編】」の記事はこちら

雑誌編集者が語るハワイの魅力、女性編。今回のアドバイザーは、ファッション誌『CanCam』で編集・ライターをされている新城真紀さん。ハワイは仕事やプライベートで何度か訪れるも、たいてい3泊5日と弾丸スケジュールだとか。忙しい合間を縫っての旅になっても、旅じたくには妥協しないと語る彼女の言葉には、ファッションエディターならではのこだわりが感じられました。

画像: ハワイ観光の服装&持ち物チェックリスト。ファッション誌編集者のおすすめアイテムも紹介【女性編】

新城 真紀(しんじょう まき)

編集・ライター
大手銀行勤務後、フリーランスの編集・ライターに転身。現在は雑誌『CanCam』(小学館)を中心に、女性ファッション誌で撮影のディレクションやページのライティングを手がける。その他、WEBメディアや企業広告への執筆、法人向けのSNSプロデュースなど多岐にわたり活動。

instagram@maki_shinjo

1.「非日常」を堪能するためのマイルール

「照りつける太陽に緩やかな波の音、おおらかで陽気なロコ(現地人)たち…どれをとってもハワイは、私にとってOFFを満喫できる最高の場所。仕事柄、普段は時間に追われているので、滞在中は何にも縛られず気の向くままに過ごします」(新城さん・以下同)

非日常を100%楽しむために大切なのは、「ホテル選び」と「旅じたく」だという新城さん。流行に敏感な20代女性向けファッション誌『CanCam』を手がけているだけあって、アイテムやスポット選びには人一倍のこだわりがありそうです。

画像: 「ハワイ旅のテーマは『非日常』」と語る新城さん

「ハワイ旅のテーマは『非日常』」と語る新城さん

ホテル選び

日ごろから旅の企画を担当することも少なくないという新城さん。初めてハワイを訪れたのも、仕事の取材だったとか。
「私のハワイ旅はたいてい3泊5日と弾丸なので、ホテルはワイキキの中心部で決めることが多いですね。ワイキキには数え切れないほどのホテルがあるので、毎回どこに泊まろうかと考えるだけでワクワクします。

都度新鮮な気持ちでステイを楽しみたいから、1回の旅で2つのホテルをハシゴします。ワイキキ中心部のホテルなら大体どこを選んでも徒歩圏内なので、移動の手間や時間のロスも心配ありません。ビーチ沿いと街中など、ロケーションの異なるホテルを選ぶと、違いが楽しめるのでおすすめです」

モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート

「ダイヤモンド・オーシャンフロントの部屋から見える景色は、まさに楽園。部屋にいる間も、四六時中ハワイに浸ることができます。窓を開けると聞こえてくる波の音は、最高のBGMに。ぼーっと外を眺めたり、ロッキングチェアで揺れながらウトウトしたり…至福のひと時を過ごせます」

画像: ホテル:モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート(本人写真)

ホテル:モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート(本人写真)

ザ・レイロウ・オートグラフ・コレクション
「2017年のオープン以来、口コミや旅行誌でもずっと話題で、一度泊まってみたいと思っていたホテル。モンステラ柄の壁がおしゃれなこのお部屋は、特に女性におすすめしたい。カラフルでPOPなインテリアや、遊び心のあるアメニティにもときめきます」

画像: ホテル:ザ・レイロウ・オートグラフ・コレクション(本人写真)

ホテル:ザ・レイロウ・オートグラフ・コレクション(本人写真)

旅じたく

「お気に入りのトランクに荷物を詰め込む瞬間って、最高に幸せ!」と語る、新城さん。彼女にとって旅は、パッキングの瞬間から始まっているのかもしれません。
トランクは21インチサイズ。海外に行くには少し小さめに見えますが、ハワイに持っていく服は薄手でかさばらず、圧縮すればさらにコンパクトになります。また、3泊5日だと、このサイズで十分なのだそう。

画像: トランク:GLOBE TROTTER(本人私物)

トランク:GLOBE TROTTER(本人私物)

「愛用のトランクは、旅を盛り上げてくれる数年来の相棒。合わせる色を選ばないシンプルな色使いとデザインがお気に入り。これからもいろいろな場所に連れて行きたいです」

トランクの中身

画像: パッキングポーチ[白]:Priv.Spoons Club(本人私物) アメニティポーチ[黒]:Priv.Spoons Club(本人私物) 巾着:depound(本人私物)

パッキングポーチ[白]:Priv.Spoons Club(本人私物)
アメニティポーチ[黒]:Priv.Spoons Club(本人私物)
巾着:depound(本人私物)

ご覧の通り、袋に分けてパッキングすればこんなにすっきり。さらに、スタイリッシュなポーチをセレクトすれば、準備も楽しめそうです。

「荷物はパッキングポーチや巾着に入れて収納します。服・下着・コスメと、アイテムごとに分けて入れるので、使いたいものをすぐに取り出せて便利です。圧縮袋も常備」

画像: キャンバスバッグ:bonjour records(本人私物)

キャンバスバッグ:bonjour records(本人私物)

機内に持ち込むバッグは、たっぷり収納できる大きめのキャンバストートがおすすめだそう。口をガバッと開けられるため荷物の出し入れがしやすいうえ、ブランドバッグと比べてラフに扱えるので、床に直に置く場合でも気になりません。

「行きはネックピローを入れて、帰りはトランクから溢れたお土産を入れて…と、大きいので何かと重宝。現地では、タオルなどを入れてビーチに行く時にも使えますよ」

2.ハワイが2倍楽しくなる!女性目線の服&小物選び

おしゃれは旅を盛り上げてくれるツールのひとつ。こだわらなくても楽しめますが、こだわればその分、満足度の高いものになるでしょう。では、どんなアイテムを選べばハワイはより楽しくなるのか、新城さんにファッション編集者の目線で語ってもらいました。

リゾート映えワンピ

「せっかくハワイに来たのなら、常夏ムードをまといたいですね。私は、リゾートワンピを必ず持っていきます。毎回旅ごとに一枚買い足すので、それぞれのワンピにはその時々の思い出が詰まっています。普段は着ないような色や柄も、ぜひトライしてほしい。むしろ『ちょっと派手かな?』と思うぐらいの方が気分も上がるし、ハワイの風景とマッチして写真映えします。コーディネートを考えず、一枚でサマになるのも嬉しい」

画像: [右]ワンピース:ne Quittez pas(本人私物) [左]ワンピース:Ameri VINTAGE(本人私物)

[右]ワンピース:ne Quittez pas(本人私物)
[左]ワンピース:Ameri VINTAGE(本人私物)

画像: ラニカイ・ビーチ(本人写真)

ラニカイ・ビーチ(本人写真)

「イエローのワンピは、『天国の海』と称されるラニカイ・ビーチに着て行きました。青い海と空にマッチして、最高にフォトジェニック! 前開きなので、下に水着を着てビーチへ行く時、さっと脱げて便利です。それなのに…気持ちが高まりすぎて、思わず服を脱ぎ忘れてそのまま海にダイブしてしまいました(笑)。黒の柄ワンピは、ヒールサンダルを合わせて大人っぽく仕上げて、ホテルディナーに行く時などに着て行きます」

水着

「ハワイで水着はマストアイテム。現地でも購入できるけれど、水着探しに時間を使うよりも、一刻も早く海に行きたい。それに、自分に合うサイズがなかなか見つからないこともあるので、やはり着慣れたものを持っていくのがベストです。ワイキキ周辺でのんびり泳ぐなら、シェラトンワイキキのインフィニティ・エッジ・プールが最高におすすめ」

画像: スイムウェア:ALEXIA STAM(本人私物)

スイムウェア:ALEXIA STAM(本人私物)

画像: シェラトンワイキキのインフィニティ・エッジ・プール(本人写真)

シェラトンワイキキのインフィニティ・エッジ・プール(本人写真)

「海と一体化して見えるこのプールは、ホテル宿泊者で16歳以上のゲストしか利用できない大人向けのプール。ダイヤモンドヘッドを見ながらのんびり浸かりたい」

薄軽シャツ

「機内やレストランは冷房が効きすぎて寒いので、羽織れるものを一枚持っていきます。カーディガンでもいいのですが、個人的にはデニムシャツが推し。カジュアルでラフな感じがハワイの雰囲気に合うし、どんな服装に羽織っても大抵サマになりますよ。ゆるっとしたシルエットの方が今っぽく着こなせるので、サイズは普段よりもワンサイズ大きめの方がいいですね。レディースのLサイズやメンズのSサイズが使えます」

画像: シャツ:GAP(本人私物)

シャツ:GAP(本人私物)

ミニバッグとサングラス

「現地で使うバッグは、財布・スマホ・携帯用充電器が最低限入るミニサイズでOK。トランクへの収納を考えるとマチはそんなにない方がいいのですが、このバッグは、畳むとぺたんこになるのですごく便利。かご素材も夏ムードたっぷりで好みです。ハワイは日差しが強いので、サングラスも欠かせません。とはいえ、機能性はそこまで求めていません。ファッション小物として、おしゃれ感覚で持てるもので十分です」

画像: バッグ:MAISON N.H PARIS(本人私物) サングラス:Ray-Ban(本人私物)

バッグ:MAISON N.H PARIS(本人私物)
サングラス:Ray-Ban(本人私物)

とろみボトム

「落ち感のあるとろみ素材のアイテムは、畳んでもシワになりにくいから旅向き。さらっとして肌にまとわりつかないので、歩きながらハワイの心地よい風を感じられます。足さばきがよくて歩きやすいし、肌にピタッとフィットするパンツよりも涼しいのもポイント。おまけに、とろみボトムのウエストは大体ゴム仕様なので、着心地も楽ちんです」

画像: [右]ロングスカート:AP STUDIO(本人私物) [左]パンツ:BEAUTY&YOUTH(本人私物)

[右]ロングスカート:AP STUDIO(本人私物)
[左]パンツ:BEAUTY&YOUTH(本人私物)

シューズ3種

「行き帰りの空港へはスニーカーを履き、荷物としてサンダルを2足持参。ぺたんこのサンダルは、ビーチでも街でも使えるよう、まるっきりゴム製ではなくちょっとデイリーなデザインのものを選びます。ヒールサンダルは、場面に合わせてぺたんこと使い分け。ハワイはドレスコードにそれほど厳しくないのですが、それでもTPOはある程度気にしたいので。シンプルかつ軽いものだと、パッキングの時もかさばらなくて良いです」

画像: [右]スニーカー:CONVERSE(本人私物) [中]サンダル:ALDO(本人私物) [左]ヒール靴:Maison Margiela(本人私物)

[右]スニーカー:CONVERSE(本人私物)
[中]サンダル:ALDO(本人私物)
[左]ヒール靴:Maison Margiela(本人私物)

3.あると助かる保湿アイテム

楽しいハワイ、でも日差しによる乾燥が悩みで…と語る新城さん。持っていくと便利なものをお聞きしたところ、潤いを与えてくれるビューティアイテムを教えてくれました。

機内用・保湿アイテム

「機内は乾燥するので、保湿をしっかりしたいですね。機内持ち込み用に、基本的にミニサイズのものをセレクト。ミスト化粧水は規定内の50g。無香料で、周りへの配慮も忘れません。ポリッシュオイルは、髪と肌どちらの保湿もできる兼用タイプ。乾燥した指先にさっと使うことが多いです。リップクリームは、人の皮脂に一番近いといわれているマカデミアナッツオイルを配合。こちらも無香料です」

画像: [右]ミスト化粧水:Avène(本人私物) [中]ポリッシュオイル:N.(本人私物) [左]リップクリーム:NUXE(本人私物)

[右]ミスト化粧水:Avène(本人私物)
[中]ポリッシュオイル:N.(本人私物)
[左]リップクリーム:NUXE(本人私物)

現地用・保湿アイテム

「年中強い日差しが降り注ぐハワイでは、日本以上に髪のダメージ・パサつきが気になります。そんな時に使えるのが、髪の美容液。紫外線や乾燥で傷んだ髪に、オーガニック植物成分がたっぷり潤いを与えてくれます。つけた直後に濡れたようなツヤ感が出るのですが、その感じもまたビーチサイドの雰囲気に合っていていいなと。しっとり潤うのに、びっくりするほど手がベタつかないのもすごい」

画像: ヘアセラム:giovanni(本人私物)

ヘアセラム:giovanni(本人私物)

お土産用・ココナッツコスメ

「SEPHORAで売ってるマークジェイコブスのコスメライン。これは日本には未上陸なので、ハワイに行くたびに購入しています。中でも化粧下地“ココナッツプライマー”は、初めてハワイを訪れた数年前からリピートしているほどのお気に入り。ハワイでなくても買えますが、私にとってはハワイでの自分土産の定番になっています。ちなみに、SEPHORAオリジナルの“ココナッツ”フェイスマスク&リップバームは、南国らしいデザインがかわいいのでばら撒き用のプチギフトとしてよく購入しています。保湿&美肌効果のあるココナッツコスメ、おすすめですよ」

画像: 化粧下地:MARC JACOBS(本人私物)

化粧下地:MARC JACOBS(本人私物)

画像: フェイスマスク&リップバーム:SEPHOLA(本人私物)

フェイスマスク&リップバーム:SEPHOLA(本人私物)

4.身だしなみに役立つ万能ポーチ

女性が身だしなみを整えるのには時間がかかるもの。おまけに、コスメ、バス、ヘアケア、アクセサリーと、使用するアイテムも数多く、これでは収納も一苦労。すっきりコンパクトにまとめるコツはあるのでしょうか。

アメニティポーチ

「トランクの中身としても紹介したアメニティポーチ。開けると平たく広がって3段になるんです。先端にS字フックが付いているから、洗面所などに引っ掛けたまま使えて、場所も取らず便利。外面はコットン、中面はポリエステルだから、汚れても気軽に洗えるのもポイント。私は、コスメとバスグッズを入れるのに使っていますが、収納がこれひとつで済むので本当に便利。ポケット付きで、薬や細かいものも収納できます」

画像: アメニティポーチ:Priv.Spoons Club(本人私物)

アメニティポーチ:Priv.Spoons Club(本人私物)

ジュエリーポーチ

「収納用ポケットが並ぶフラットな内装。華奢なアクセサリーは紛失しがちなのですが、これがあれば安心です。ハワイで購入したアクセサリーも、こちらにすぐ収納するようにしています。閉じ合わせても厚みが出ないので、すっきり収納が叶います」

画像: アクセサリーケース:MICHAEL KORS(本人私物)

アクセサリーケース:MICHAEL KORS(本人私物)

いかがでしたか。「旅の楽しみは荷造りから」という新城さんのお話を参考に、あなたもぜひ、素敵なハワイステイを楽しんでください。

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