今回の目的地は北海道・札幌。スポットは王道とローカルを組み合わせて、満足度の高い1万円旅をご提案します。歴史やグルメ、絶景まで、ひとりだからこそ自由に楽しめる札幌の魅力をぎゅっと詰め込みました。
※価格は税込み表記です。
札幌の旅、スタート!
| 〈ひとり、日帰り、1万円の旅!のルール〉 |
| ①現地でのお小遣いは税込み1万円!(交通費は除く) ②グルメ、体験、お土産、フォトスポットを必ずクリア! |
羽田空港から新千歳空港までは約1時間半のフライト。
| 〈行きの飛行機〉 |
| 羽田空港 8:55発-新千歳空港 10:35着 |
| 〈帰りの飛行機〉 |
| 新千歳空港 21:15発-羽田空港 23:00 |
新千歳空港に到着したら、JR千歳線で「札幌行」または「小樽行」「手稲行」の電車に乗り、約40〜50分で札幌駅に到着します。
今回は、11時半ごろから観光をスタートし、帰りのフライトまでは約10時間、出発の1時間前には新千歳空港に到着することを目指します。
電車で約50分
札幌駅から電車と徒歩で約15分
【グルメ】ワンコイン海鮮丼でしあわせ気分に|すしどんぶり

札幌に到着したら、まず向かうのは「札幌海鮮丼専門店 すしどんぶり」。北海道グルメの代名詞ともいえる海鮮丼を、なんとワンコインで楽しめると話題のお店です。
2024年のオープン以来、SNS投稿などの条件を満たせば、通常1,000円の海鮮丼が500円になるという驚きのサービスを継続中。時期ごとに変わる2〜3種類のラインナップの中でも、特に人気な1日10食限定の「バラちらし丼(特別価格500円)」をオーダーしました。


酢飯の上に、たっぷりと盛られたネギトロをベースに、マグロやサーモン、いくらなどの豪華ネタがちりばめられた見た目も華やかな一杯です。味噌汁までついてこの価格は、札幌でもなかなか出合えない破格のコスパ!
また、「サーモン丼」や「タラバ蟹スペシャル丼」など、通常メニューも充実。どれも北海道らしい新鮮な海の幸が楽しめるラインナップで、札幌観光の“最初の一食”として間違いなしの一軒なので、ぜひ訪れてください。
札幌海鮮丼専門店 すしどんぶり
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区南3条西5-24 からくさホテル1F |
|---|---|---|
| 電話 | : | 050-5448-6520 |
| 営業時間 | : | 11:30〜 22:30(L.O. 22:00) |
| 定休⽇ | : | 年中無休 ※からくさホテル札幌に準ずる休みが3カ月に1回。詳細はインスタグラムにて告知。 |
| web | : | すしどんぶり 公式サイト |

徒歩で約15分
【フォトスポット&お土産】リニューアルした新観光スポットへ|赤れんが庁舎

お腹を満たして、次に訪れたのは札幌の新観光名所「赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)」。1888年に竣工したこの建物は、北海道産の土・石・木を使い、当時の最高峰の建築技術を集結させて造られた歴史的建造物です。2025年7月に、札幌の新たな魅力発信地としてリニューアルオープンしました。
約250万個もの赤れんがを使用した外観は、どの角度から見ても美しく、前庭と合わせて季節ごとに異なる風景を楽しめます。

入館料は300円。元々見どころだった歴史的な建築を隅々まで見られるほか、リニューアルを機に展示やショップ、レストランも充実しました。



2階では、かつて北海道長官や知事が執務していた「長官室」を中心に、「まちづくり」「建築」をテーマにした展示室など5室の観覧ができます。北海道の遺産・文化の展示室では、展示ケースが円形に配置され、北海道の文化や自然、グルメ、動植物などが立体的に再現されており、まるで北海道の“ミニチュアワールド”を旅しているような感覚を味わえます。

※季節により装飾が変わります。


1階には、展示やレストランのほか、「白い恋人 Akarenga sweets labo」や「赤れんがショップ」などのギフトショップも。ここでしか手に入らない“赤れんが庁舎デザイン”のISHIYAセレクションは、定番の「白い恋人」も入ったアソートで、ばらまき用にもぴったりの人気商品。個包装タイプ(1個324円)が可愛らしく、自分へのちょっとしたお土産にゲット。もちろん、友人へのお土産にもおすすめです。

歴史的な重厚感と現代の洗練されたデザインが融合した赤れんが庁舎。フォトジェニックな外観に加え、北海道の魅力が凝縮された空間で、札幌観光の新たな定番として必見のスポットです。
赤れんが庁舎
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区北3条西6-1 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 011-206-8390 |
| 営業時間 | : | 8:45〜18:00 |
| 定休⽇ | : | 年末年始(12月29日~1月3日) |
| web | : | 赤れんが庁舎 公式サイト |

徒歩で約15分
【フォトスポット】札幌の街を散策

食や観光を楽しんだあとは、札幌の街をのんびり散策してみるのもおすすめ。中心部には自然や歴史を感じられるスポットが多く、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

iStock/Panuwat Dangsungnoen
特にまわりやすいのは、札幌の中心部に広がる都市公園「大通公園」や、シンボル的存在の「札幌市時計台」。秋は紅葉が鮮やかに色づき、冬には街全体が雪景色に包まれ、春や夏には深い緑が広がります。少しの合間時間でも、札幌の四季の魅力を存分に感じられる散策になるでしょう。
大通公園
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区大通西1~12 |
|---|
札幌市時計台
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区北1条西2 |
|---|

電車と徒歩で約30分
【体験&フォトスポット】北海道随一のパワースポット|北海道神宮

札幌の街並みを感じたら、少し足を延ばして円山地区へ移動します。この地に鎮座する「北海道神宮」は、1871年(明治4年)に創建された、北海道を代表する神社のひとつ。

祀られているのは、北海道の国土の神である「大国魂神(おおくにたまのかみ)」、国土経営の神「大那牟遅神(おおなむちのかみ)」、医療や酒造を司る「少彦名神(すくなひこなのかみ)」、そして近代日本の礎を築いた「明治天皇」の四柱。北海道の歴史と共に歩んできた由緒ある神社です。

約19万㎡もの広大な境内は、四季折々の自然が美しく、静けさに包まれた癒しの空間。編集部が散策した際には、エゾリスが目の前に。木漏れ日の中を駆けるリスの姿に、ほっこりと心が和みました。
境内では、「身代わり守」や「むすび守」など、種類豊富なお守りも人気。重厚感のあるデザインと上品な佇まいは、贈り物にも最適です。札幌観光の途中で立ち寄れば、自然と歴史、そして神聖な空気に包まれる特別な時間を過ごせるでしょう。
北海道神宮
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区宮ヶ丘474 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 011-611-0261 |
| 営業時間 | : | 9:00〜閉門まで |
| 定休⽇ | : | 年中無休 |
| web | : | 北海道神宮 公式サイト |

徒歩約20分
【グルメ】道民に愛されるコーヒーショップでひと休み|本店・森彦

北海道神宮から徒歩約20分、円山の閑静な住宅街を抜けた先に、赤いトタン屋根が印象的な小さな木造家屋がひっそりと佇みます。ここが、道民から愛される名店「森彦(もりひこ)」の本店です。


戦後間もなく建てられた家屋を3年かけて改装し、1996年に創業。木のぬくもりを残した空間は、訪れる人をやさしく包み込みます。

店内に足を踏み入れると、ふわっと漂うコーヒーの香りと、古時計の音、柔らかな照明が心を落ち着かせてくれます。階段を上がるたびにギシリと鳴る床板さえ、ここでは心地よいBGMのよう。2階の窓辺に座れば、静かな住宅街を眺めながら、ゆったりとした時間が流れます。

森彦のショップブレンド「森の雫(1,430円)」は、森彦の原点ともいえる一杯なのだとか。モカをベースに、深いコクとほんのり甘い余韻が広がる味わいは、寒い札幌の空気にぴったり。ひと口飲むごとに、体も心もじんわり温まります。
森彦
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区南2条西26-2-18 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 0800-111-4883 |
| 営業時間 | : | 9:00〜19:00 (L.O. 18:30) |
| 定休⽇ | : | 年末年始 |
| web | : | 本店・森彦 公式サイト |

電車と徒歩で約20分
【フォトスポット】札幌の街を見下ろす|さっぽろテレビ塔

日帰り旅も後半戦。再び札幌駅方面に戻りつつ、夕方〜夜のタイミングを狙って、「さっぽろテレビ塔」に向かいます。大通公園の東端にそびえるこの展望タワーは、1957年に完成し、高さ144mを誇ります。札幌のランドマークとして長年愛されており、今も多くの観光客が訪れる人気スポットです。
展望台の入場料は1,000円。地上約90mの高さから、四季折々に姿を変える大通公園を一望できます。地上で見た景色とは一味違った札幌の街並みを眺めましょう。

夜には札幌の街がきらめく絶景が広がります。中でも冬のイルミネーション期間中には光が街を包み込み、幻想的な夜景を見ることができるでしょう。


また、個性的なキャラクターたちも。公式キャラクターのほかに、非公式ながら圧倒的な人気を誇るのが「テレビ父さん」。真っ赤なボディに緑の腹巻、ちょっとレトロで愛嬌のある姿が札幌市民にも観光客にも親しまれています。
さっぽろテレビ塔
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区大通西1 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 011-241-1131 |
| 営業時間 | : | 9:00~22:00(展望最終入場 21:50) |
| 定休⽇ | : | 年3回ほどある設備点検日 |
| web | : | さっぽろテレビ塔 公式サイト |

徒歩約15分
【グルメ】おひとりさまジンギスカンを堪能|ひげのうし
札幌の夜といえば、やっぱり外せないのが“ジンギスカン”。テレビ塔から徒歩約15分の場所にある「ひげのうし」は、道内でも屈指の人気を誇るジンギスカン専門店です。
木の温もりを感じる落ち着いた店内には、カウンター席も多く、ひとり旅でも気軽に立ち寄れる雰囲気があります。

ここで人気なのが「お一人様セット(3,850円)」。お肉は、ラム肩ロース、アイスランドラム、サフォーククロスラム、ラムショルダーロール、ネギ塩ラム、昔風味付けラムの6種類の中から、好きな3種類を選べます。

取材時は、ラム肩ロース、アイスランドラム、サフォーククロスラムの3種をチョイスしました。


店員さんに「焼きすぎないのがコツですよ」と教わり、少しレアめでいただくと、驚くほど柔らかく、臭みは一切なし。アイスランドラムは上品な甘み、肩ロースはジューシーでサフォーククロスラムはコク深い味わい。どれも個性があり、楽しく食べ比べできます。
特製のタレは濃厚で、つけるとラムの旨みがさらに引き立ちます。「白米 中(330円)」と一緒に堪能して、お腹いっぱいに。ひとり旅でも気軽に立ち寄れる、札幌らしさ満点の一軒です。
ジンギスカン ひげのうし 本店
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区南3条西5-35-3 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 011-281-2980 |
| 営業時間 | : | 17:00〜23:30(L.O 23:00) |
| 定休⽇ | : | 年中無休 |
| web | : | ひげのうし 公式サイト |

徒歩約5分
【グルメ】シメパフェで旅の締めくくり|ななかま堂
ジンギスカンでお腹を満たした後は、ひげのうしから徒歩5分ほどの場所にある「ななかま堂」へ。こちらは“シメパフェ”文化を牽引する札幌の人気店で、落ち着いた照明と木の温もりが感じられる大人な雰囲気のカフェです。

北海道産の牛乳を使ったソフトクリームを中心に構成されたパフェは、どれも繊細でバランスの取れた逸品ばかり。どれも迷いますが、「お茶目なすずらん〜return of happiness〜(1,980円)」を注文しました。


抹茶やほうじ茶、白ごま、黒ごまなど、和の素材を巧みに組み合わせた一品で、ひと口ごとに味の層が変わる贅沢な構成。ほうじ茶ムースと豆腐白玉、バナナキャラメリゼの組み合わせが絶妙で、甘すぎず上品な後味が楽しめます。

ほかにも、「葡萄と小豆と金魚鉢」や「ようなしブルース。」など、名前もビジュアルも印象的なメニューが豊富。フライト前のご褒美スイーツとして、旅の締めくくりにぴったりな一軒です。
ななかま堂
| 住所 | : | 北海道札幌市中央区南4条西5-10 第4藤井ビル2F |
|---|---|---|
| 電話 | : | 011-596-8607 |
| 営業時間 | : | 月~木・日 18:00~24:00(L.O.23:30)、金・土・祝前日 18:00~翌2:00(L.O.1:30) |
| 定休⽇ | : | 不定休 |
| web | : | ななかま堂 公式サイト |

電車と徒歩で約15分
札幌駅から電車で約50分
新千歳空港に到着! 大満足の札幌旅でした!
1万円の予算で、1日たっぷり札幌の魅力を満喫しました。歴史や自然、グルメに繁華街まで、まるっと楽しめるのが札幌です。1日だけでは物足りないという方は、ぜひリピートして札幌の街を深掘りしてみてください。訪れる季節によっても、毎回異なる景色が見えてくるはずです。
それでは、次回の「ひとり、日帰り、1万円の旅」をお楽しみに。
「ひとり、日帰り、1万円の旅!」 一覧
関連記事
掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。





