神秘的な深いブルーが美しいイタリアの青の洞窟。日本でも海の透明度が高い沖縄に似たような美しい光景が見られるのはよく知られていますが、国内にも本場さながらの絶景スポットが存在します。それぞれのスポットの特徴や楽しみ方とともに、あわせて訪れたい周辺の観光情報を見ていきましょう。
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【北海道】小樽の自然と歴史を体験「小樽 青の洞窟」

はじめにご紹介するのは北海道の定番観光地・小樽にある青の洞窟です。「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に位置するこの青の洞窟では、美しい海と奇岩怪石とが織り成す絶景を楽しむことができます。

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洞窟があるのは海に面した断崖絶壁。そのため、陸からは見ることができず、クルーズ船やボートなどを利用して海から中へと進入します。

小樽港から運行している「龍宮クルーズ」では、パワーボートで洞窟へと向かいます。潮風を全身で感じながらの約80分の船旅の道中には、迫力満点の海岸線や小樽のシンボル・鰊御殿、トドがくつろぐトド岩など、見どころがたくさん。

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カモメやウミネコ、オジロワシなどのほか、運がよければ春には海を泳ぐイルカと遭遇することも。

画像3: 【北海道】小樽の自然と歴史を体験「小樽 青の洞窟」

洞窟の中は大迫力の船旅からは想像できないくらい、静寂に満ちた神秘的な空間。海水の浸食で形成された特異な地形や、海底からの反射度など、さまざまな条件が揃っているからこそ見られる奇跡の光景です。

画像4: 【北海道】小樽の自然と歴史を体験「小樽 青の洞窟」

出港する小樽港は、小樽運河からもすぐの立地なので、観光途中に体験できるのもうれしいポイントです。

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※写真提供:龍宮クルーズ

小樽 青の洞窟

住所北海道小樽市港町4-5(龍宮クルーズ集合場所)
電話0134-32-3911
web小樽 青の洞窟(龍宮クルーズ 公式サイト内)

ノスタルジックな街並みが残る「小樽 青の洞窟」周辺観光スポット

まずは運河沿いに石造の倉庫群がずらりと立ち並ぶ「小樽運河」へ。北海道開拓の玄関口として発展してきた小樽。石造の倉庫群は建てられた当時のままの姿で残されており、一部はカフェやレストランとして営業しています。

散策路沿いのガス灯が灯り、幻想的な雰囲気へと様変わりする夕暮れ時の「小樽運河」も必見です。

画像: ノスタルジックな街並みが残る「小樽 青の洞窟」周辺観光スポット

主要な観光スポットが徒歩圏内に集まっている小樽。新鮮な魚介類が楽しめる「三角市場」や、食べ歩きや土産もの探しにぴったりな「堺町通り商店街」、歴史的建造物が多く現存する「色内銀行街」なども歩いてめぐることができます。

画像: iStock/Sanga Park

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小樽から札幌までは電車で50分ほどの距離。札幌とセットで観光できるのも小樽ならではの魅力です。

【岩手】 さっぱ船でめぐる三陸きっての景勝地「八戸穴」

三陸海岸を代表する景勝地・国指定名勝の「浄土ヶ浜」。火山岩からできた白い岩と小石によって入り江が作られており、夏には多くの海水浴客で賑わいを見せています。

ここにある青の洞窟の異名を持つスポットが「八戸穴」です。

青森県の八戸市まで続いているという伝説から名づけられた八戸穴。かつて、この穴に入っていった犬が数年後に八戸市で見つかったことにより、穴が八戸まで続いているということでこの名で呼ばれるようになったのだとか。

八戸穴の入り口はとても狭いため、内部へは地元の漁師が使うさっぱ船で進入します。ヘルメットを装着していざ出発。 剣ノ山・賽の河原・血の池など浄土ヶ浜湾内にある名所を間近に見ながら洞窟を目指します。

画像1: 【岩手】 さっぱ船でめぐる三陸きっての景勝地「八戸穴」

洞窟内部に入ると、そこにはエメラルドグリーンやコバルトブルーに光り輝く世界が。

季節や天候によって色合いが変化するのも八戸穴の特徴なのだとか。 透き通るほど美しい海水や、宝石のようにきらめく不思議な岩肌も注目してみてください。

画像2: 【岩手】 さっぱ船でめぐる三陸きっての景勝地「八戸穴」

乗船の申し込みは「浄土ヶ浜マリンハウス」へ。アドベンチャー感覚で楽しめるさっぱ船、ぜひお試しください。

★「浄土ヶ浜マリンハウス」など、周辺施設の特典はこちら

※写真提供:浄土ヶ浜マリンハウス 八戸穴

浄土ヶ浜マリンハウス

住所岩手県宮古市日立浜町32-4
電話0193-63-1327
開園時期3~11月
営業時間8:30~17:00(天候によって営業時間が変更となる可能性がございます)
web浄土ヶ浜マリンハウス 公式サイト

リアス式海岸が生んだ自然とグルメ。「八戸穴」周辺観光スポット

「八戸穴」のある宮古市は、本州最東端の町。

リアス式海岸が生んだ自然のアート「浄土ヶ浜」や、奇岩・三王岩など雄大な自然が多く残る町です。日本最古の地層のある「早池峰山」は、固有の高山植物の宝庫として、登山客に広く知られています。

画像: iStock/gyro

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世界三大漁場「三陸沖」に面しているため、一年中新鮮な魚介を味わえるのも魅力のひとつ。ウニやサケ、イカ、ワカメ、毛ガニなど、旬の魚介を堪能してみてください。

画像: iStock/li dekun

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市民の台所として親しまれる「魚菜市場」や「道の駅 みやこ」では、三陸沖でとれた海産物や加工品の購入も可能。とれたての魚介をお土産にいかが?

【新潟】達成感の先に広がるオーシャンブルーの絶景「竜王洞」

画像1: 【新潟】達成感の先に広がるオーシャンブルーの絶景「竜王洞」

次に紹介するのは、佐渡島は小木半島にある青の洞窟「竜王洞」です。半島全体が溶岩でできており、ジオパークにも認定されている「小木半島」。特に竜王洞のある琴浦エリアには、海岸に打ち寄せる波や小石などが少しずつ岩肌を破壊したことによってできた「海食洞」と呼ばれる洞窟が点在しています。

中でも最大規模を誇る「竜王洞」では、晴れの日に幻想的な青の世界を見ることができるのだそう。「竜王洞」の中に入るには、いくつか手段がありますが、おすすめは琴浦の入り江にある「小木ダイビングセンター」のシーカヤックのツアーです。

画像2: 【新潟】達成感の先に広がるオーシャンブルーの絶景「竜王洞」

洞窟群をめぐるこちらのシーカヤックツアー。コースはまるでジブリの世界に迷い込んだかのような景色を楽しめる虫谷コースと、自然が生んだダイナミックな景観を見ることができる大間コースの2つがあり、どちらのコースでも「竜王洞」の中に入ることができます。

海との一体感を感じながら水面を進むシーカヤックは爽快感抜群。佐渡島の自然美を海からの視点で見渡すことができます。ひんやりとした空気に満ちた「竜王洞」内部に入ると、海水が深い青緑に変化。自分の手でたどりついた先に出合える青の洞窟は、ひときわ輝いて見えるでしょう。

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※写真提供:小木ダイビングセンター

竜王洞

住所新潟県佐渡市琴浦
電話0259-86-2368
web小木ダイビングセンター 公式サイト

金山で栄えた日本海側最大の島。「竜王洞」周辺観光スポット

佐渡観光の目玉といえばたらい舟。明治初期に漁をするために洗濯桶に改良を加えたことがはじまりとされ、女性船頭さんが巧みに操る舟が旅情を誘います。

画像1: 金山で栄えた日本海側最大の島。「竜王洞」周辺観光スポット

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている宿根木の街並みにもぜひ立ち寄ってみてください。船板などを利用した江戸時代後期から明治初期の民家100棟ほどが、船の仕事に従事した歴史を今に伝えています。

画像2: 金山で栄えた日本海側最大の島。「竜王洞」周辺観光スポット

鉱山の繁栄によって栄えた佐渡島には55の鉱山が。坑道見学ができる「佐渡金山」をはじめ、佐渡島の歴史を学べるスポットを訪れてみるのもおすすめです。

画像3: 金山で栄えた日本海側最大の島。「竜王洞」周辺観光スポット

【沖縄】海の中から見る青のグラデーション「真栄田岬」

ダイビングやシュノーケルの聖地として知られる「真栄田岬」。その透き通った海へ潜るため、全国からたくさんの観光客が訪れる沖縄随一の観光名所です。青の洞窟があるのは「真栄田岬」の崖の下。

画像1: 【沖縄】海の中から見る青のグラデーション「真栄田岬」

沖縄の青の洞窟は奥行き約40m、最小幅約3m、最大幅約14mのトンネル状。ほかの青の洞窟は船やカヤックで進入できますが、ここはシュノーケルかダイビングでしか中に入ることができません。

そのため、真栄田岬ではさまざまな催行会社がシュノーケルやダイビングのツアーを行っています。時間帯によってはかなり混雑するため、ゆっくり満喫したいという人は早朝か夕方に訪れるのがベター。

画像2: 【沖縄】海の中から見る青のグラデーション「真栄田岬」

抜群の透明感を誇る青の洞窟周辺の海は、ひとたび潜ると別世界に。色とりどりの熱帯魚が優雅に泳いでいる様子も見ることができます。

洞窟内をより楽しむポイントは、光が見える奥のポイントに着くまで、入り口側を振り返らないこと。暗いところから明るい光を見ると、神秘的な青い光がいっそう際立つのだそう。

「真栄田岬」には、シャワーやロッカー、ドライヤーを完備した共同で使える施設があるので、海に潜った後もそのままほかの観光地に出かけることができるのはうれしいポイントです。

※写真提供:恩納村観光協会

真栄田岬

住所沖縄県国頭郡恩納村真栄田469-1
電話098-982-5339
web真栄田岬 公式サイト

南国感あふれる海岸沿いを爽快ドライブ! 「真栄田岬」周辺観光スポット

沖縄本島のちょうど真ん中に位置し、リゾートホテルが多く林立する恩納村は旅の拠点としても人気の高いエリアです。

天気がいい日は海岸沿いに続く国道58号のドライブがおすすめ。青くグラデーションした海に、広い空、息を呑むような美しい光景がどこまでも続きます。途中で車を停めてビーチで遊んだり、万座毛などの景勝地に立ち寄ったりするのもいいかもしれません。

画像1: ©沖縄観光コンベンションビューロー

©沖縄観光コンベンションビューロー

ランチには沖縄グルメの一つ、ステーキをぜひ。アメリカンサイズでボリュームはありますが、赤身なので重くなく、ぺろりと食べられます。

画像: 南国感あふれる海岸沿いを爽快ドライブ! 「真栄田岬」周辺観光スポット

★「一般社団法人沖縄ステーキ協会」など、周辺施設の特典はこちら

海沿いドライブの道中には、紅いもタルトが有名な「御菓子御殿」など、沖縄土産を購入できる店も。ドライブついでにショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

画像2: ©沖縄観光コンベンションビューロー

©沖縄観光コンベンションビューロー

初夏にもおすすめ。自然の美しさを感じる旅へ

北は北海道、南は沖縄まで、日本各地に点在する青の洞窟さながらの絶景の数々。同じように見える景色でも、楽しむ手段や道中の景色によって、見え方は変わってくるはずです。暑くなってくるこれからの季節、爽やかな青の世界を求めて、旅に出てみませんか?

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