広い大地と迫力ある自然に魅せられて、多くの人が訪れる北海道。そのあまりの広さに、「今回はこのエリア」と行き先を絞り込んで観光するイメージが強いかもしれません。ですが、列車を使えば一度の旅で複数のエリアを周遊することが可能。雪の時期にも安心して巡ることができる、道北・道東の列車の旅をご提案します。

※価格は税込み表記です。

大自然を満喫するなら、今こそ道北・道東へ

北海道は、道北・道東・道央・道南の4つのエリアに分けられます。どのエリアにもそれぞれ特徴がありますが、中でも道北・道東エリアには北海道らしいダイナミックな自然を存分に感じられて、冬でも楽しめるスポットが点在。日本海とオホーツク海に挟まれた道北、十勝平野や釧路湿原を有する道東、このエリアならではの珍しい生き物の姿を見ることもでき、癒しの時間を過ごせます。

道北・道東エリアをおトクに周遊!

北海道周遊の旅へ出発すると決めたら、おトクなキャンペーンを利用しない手はありません。この時期におすすめなのが「ひがし&きた北海道キャンペーン」。道内を除く全国の各空港から、新千歳、女満別、たんちょう釧路、とかち帯広、旭川の5つの空港へのJAL便の往復航空券と宿泊、専用のフリーパス「JAL/JR北海道 ひがし&きた北海道キャンペーンパス」がセットになった豪華な内容なのです。

フリーパスは、対象となるエリア内の特急・快速・普通列車がなんとすべて乗り放題。自由席はもちろん、パス引き換え後に空席がある場合は指定席も利用できます。専用フリーパスは2~5日間有効で、対象期間は2024年3月31日まで。年末年始に利用できるのもうれしいポイント。ぜひお見逃しなく!

画像: 道北・道東エリアをおトクに周遊!

おトクなのはこれだけではありません。キャンペーン特典として、旅の思い出を残すことができるノート「旅あつめ」をパス購入の方に先着順でプレゼント。駅のスタンプを押したりチケットを貼ったり、車窓から見た景色や動物をスケッチしたりと道中の楽しみ方の幅が広がります。

ひがし&きた北海道キャンペーン

エリアごとに、おすすめグルメスポットを紹介

水と土壌が豊かな北海道。自然の恵みは食文化にも大きな影響を与えます。ここからは、「食」を切り口に道北・道東エリアの魅力を深掘りしていきましょう。北海道観光PRキャラクター「キュンちゃん」と一緒に、注目のグルメスポットをご紹介します。

【帯広】北海道を代表する菓子店の「ここだけスイーツ」を味比べ

道内でも特に北海道らしいロケーションといわれる帯広エリア。小麦や砂糖、乳製品、小豆など、お菓子の食材の産地でもあります。国内外にファンを持つ有名菓子店の絶品スイーツをチェックしてみましょう。

出来たてを食べるのがポイント。賞味期限3時間のサクサクパイ

画像1: 【帯広】北海道を代表する菓子店の「ここだけスイーツ」を味比べ

JR帯広駅から歩いて約5分の六花亭帯広本店。ここで絶対に食べたいのが「サクサクパイ」(220円)です。限られた店舗でしか手に入らない貴重な一品で、賞味期限はなんと3時間! お店の方によると、「サクサクの食感を損なわないように3時間以内に召し上がることをおすすめしています」とのこと。消費期限は当日中ですが、「買ったらすぐ食べる!」が鉄則なのです。

くるくるとコルネ状に巻いたパイの中に、滑らかなカスタードクリームがたっぷり。パイ生地はしっかりと厚みがあり、出来たてならではのパリパリサクサク感がたまりません。クリームの甘さもほどよく、何本でも食べたくなるやみつきスイーツです。

画像2: 【帯広】北海道を代表する菓子店の「ここだけスイーツ」を味比べ

六花亭帯広本店

住所北海道帯広市西2条南9-6
営業時間10:00~18:00
喫茶室営業時間11:00~16:30(L.O.16:00)※毎週水曜定休
webhttps://www.rokkatei.co.jp/

和と洋のジャンルを超えた新感覚スイーツ

帯広市内に本社を構える「柳月」。市内にも複数の店舗がありますが、せっかくなら音更町のスイートピア・ガーデンへ。ここはカフェと体験工房、工場が一体化した、特別な施設なのです。

画像3: 【帯広】北海道を代表する菓子店の「ここだけスイーツ」を味比べ

「十勝きなごろもソフト」(400円、イートイン407円)は、きなこが香るソフトクリームに、柳月の人気商品きなごろも(餅)と黒蜜ソースをトッピング。コーンの中には十勝小豆の粒あんがぎっしり。コーンと一緒に食べると、まるで最中!? 和と洋が融合したユニークな一品です。

画像4: 【帯広】北海道を代表する菓子店の「ここだけスイーツ」を味比べ

お土産には、店舗限定商品「三方六 はちみつレモン」(1本780円)はいかがでしょう。香り豊かなはちみつを生地に練り込み、表面をレモンシュガーでコーティング。爽やかな味わいが魅力です。
※価格は2023年11月20日現在の情報です。

柳月スイートピア・ガーデン店

住所北海道河東郡音更町なつぞら1-1
電話0155-32-3366
休業日喫茶は1月1日が休み
営業時間〈冬期〉店舗 9:00~17:00、喫茶 9:00~16:30
〈夏期〉店舗 9:00~18:00、喫茶 9:00~17:00
※工場見学は夏期・冬期ともに9:00~16:00。
※冬期・夏期の切り替え日は毎年変更するので店舗へ確認を。
webhttps://www.ryugetsu.co.jp/
画像3: 北海道を列車で周遊。大自然の恵みを満喫する食い倒れ旅

キュンキュキュ、キューン。キュキュキュ~ン!
(訳:ここでしか食べられないスイーツはやっぱり特別感があるのです。この味を知ったら、何度でも来たくなっちゃうのです!)

【釧路】あらゆるアプローチで楽しむ、北海道海鮮

北海道の東側に位置する釧路は国内有数の港町でもあり、水産資源の宝庫です。釧路の海鮮をいろいろな角度から楽しめる2店舗をご紹介します。

歴史の重みを感じるつぶ焼きとラーメン

JR釧路駅から歩いて約10分のところにある、1966年創業の老舗店「つぶ焼 かど屋」。フードメニューが「つぶ焼き」(5個900円)と「ラーメン」(700円)の2種のみというこだわりのお店です。

画像1: 【釧路】あらゆるアプローチで楽しむ、北海道海鮮

貝の中に特製のタレを加えて焼いていきます。網の上から漂ういい香り! 焼きたてのつぶ貝が運ばれてきたら、まずは貝からあふれそうなタレをすすります。次に竹串で慎重に身を取り出して、あつあつのまま口の中へ。ぷりっと弾力があり、噛むほどに味わいが増して甘みも感じられます。貝に残ったタレまで残らず飲み干しましょう。

画像2: 【釧路】あらゆるアプローチで楽しむ、北海道海鮮

スープの濃い色が印象的なラーメンは、キリっとした醤油味でコクがあり、クセになる味。お酒を飲んだ後の締めにもぴったりです。

つぶ焼き かど屋

住所北海道釧路市栄町4-1
電話0154-24-4039
営業時間17:00~翌0:30(L.O.24:00)
定休日日曜(翌月曜祝日の場合は日曜営業、月曜休み)
※営業時間・定休日は変更の場合あり。

炉端焼き発祥の店で、食と人との出会いを楽しむ

釧路と言えば「炉端焼き」が有名。その発祥のお店が、創業72年を迎えた「炉ばた」です。厳選した道産食材を、焼き手である“名物おばあちゃん”が熟練の技で焼き上げ、多くの人の舌をうならせてきました。

画像3: 【釧路】あらゆるアプローチで楽しむ、北海道海鮮

囲炉裏を囲むカウンター、やわらかな灯り。昭和にタイムスリップしたような店内に、ワクワクが一気に高まります。

画像4: 【釧路】あらゆるアプローチで楽しむ、北海道海鮮

メインは焼き物で、きんき、かれい、ほっけ、にしん、銀ダラなどその季節の魚のほか、野菜類や豚串も。メニューに値段の記載がないのでドキドキしてしまいそうですが、遠慮なくスタッフに聞いてみましょう。その日のおすすめ食材も教えてくれます。家族といるようなあたたかな空間で、心なごむひとときを過ごしませんか?

炉端焼き発祥の店「炉ばた」

住所北海道釧路市栄町3-1
電話0154-22-6636
営業時間17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日不定休
webhttps://www.robata.cc/
※混雑状況により利用時間の制限あり。支払いはクレジットカードまたは現金のみ。
画像4: 北海道を列車で周遊。大自然の恵みを満喫する食い倒れ旅

キュンキュッ! キュキュン!
(訳:海鮮といっても、いろいろな楽しみ方があってびっくり! お店の雰囲気も旅の気分を盛り上げてくれるのです!)

【網走】北の味覚をテイクアウトして、景色とともに楽しむ

流氷が接岸することでも知られる網走。とても寒い印象がありますが、北海道の中でも雪が少なく、冷え込みも穏やかなのが特徴です。自然とグルメのどちらも魅力的なエリアなのです。

カニの旨みを存分に味わえる贅沢駅弁

「北海道で駅弁といえばこれ!」と観光客にも地元住民にも長年愛されているのが、網走駅にあるモリヤ商店の「かにめし」。1939年の発売から今に至るまで、変わらぬ味を守り続けています。

画像1: 【網走】北の味覚をテイクアウトして、景色とともに楽しむ

何といっても魅力はカニのフレーク。何度も試作を繰り返して完成したこだわりの味付けで、カニ本来の味と風味を最大限生かすためにあえて薄味に仕上げたといいます。

カニの煮汁を含む醤油ベースの出汁で炊き上げたごはんは、コクと香ばしさがマッチしていて、食感もしっとりふっくら。錦糸卵、シイタケの甘露煮、昆布の佃煮もそれぞれがカニの旨みを引き出しています。

モリヤ商店(キッチンモリヤ)

住所北海道網走市新町2-2-8(網走駅内)
電話0152-43-2015
営業時間8:00~17:00
定休日1月1日のみ
webhttps://moriyashouten.com/

上質な素材と高度な技術が生み出す、香るジェラート

甘いものが食べたくなったら、「Gelateria Rimo網走本店」のジェラートがおすすめ。シェフの高田聡さんは世界大会で2度の優勝経験を持ち、「繊細で奥深い味」と高い評価を受けています。

画像2: 【網走】北の味覚をテイクアウトして、景色とともに楽しむ

おいしさの秘密は上質な牛乳。地元の牧場でストレスなくのびのび育った牛たちの牛乳を100%使用しています。糖の配合にも高い技術を発揮。ジェラートに使われる糖は通常3種類ほどといわれますが、Rimoでは6種類以上を取り入れ、甘みの出るタイミングなどを見極めて絶妙なバランスで調整しているのです。

画像3: 【網走】北の味覚をテイクアウトして、景色とともに楽しむ

ショーケースに並ぶ11種類のフレーバーは季節ごとに異なり、素材やチョコレートの組み合わせによって生まれる豊かな香りも特徴です。

Gelateria Rimo(ジェラテリア リモ) 網走本店

住所北海道網走市字呼人418
電話0152-48-3053
営業時間11:00~17:00
定休日水曜
webhttps://risunomori.com/
画像5: 北海道を列車で周遊。大自然の恵みを満喫する食い倒れ旅

キュ~ン! キュキュッ!
(訳:かにめしにジェラート、どっちもおいしくてとっても幸せなのです! オホーツクの豊かな自然とお店のこだわりが詰まった最強グルメ、ぜひみんなも食べてみてね!)

【北見】焼肉のまちで本場の味に舌鼓

ハッカとタマネギの生産地として有名な北見。この北見で有名なのが焼肉。実は北海道で最も「人口あたりの焼肉店数」が多いまちなのです。さぁ、焼肉店のハシゴに出かけましょう。

熟成牛サガリに氷〆ホルモン、ボリューム満点の焼肉

画像1: 【北見】焼肉のまちで本場の味に舌鼓

焼肉と聞くと「牛カルビ」のイメージがあるかもしれませんが、北見で食べるのは「牛サガリ(横隔膜)」。「炭焼味覚園 総本店」のサガリは、熟成40日、厚切りなのがポイント。肉質が柔らかく、脂もさっぱり。無添加の自家製塩コショウでシンプルに味わいましょう。

画像2: 【北見】焼肉のまちで本場の味に舌鼓

「北見焼肉盛り」(1人前3,300円)は、「北見焼肉のすべてを堪能できる」と評判。15種類のお肉を3プレートに分けて提供、2人前から注文できます。ここに来たら、名物「氷〆生ホルモン」も忘れずに! 新鮮な生ホルモンを氷で締める味覚園独自の仕込み方法で、商標登録もしているのだそう。臭みがなく身がキュッと引き締まっていて、食感もプリプリです。

炭焼味覚園 総本店

住所北海道北見市北5条西-4 ソシアルビル6F
電話0157-25-6895
営業時間平日・土曜17:00~23:30(L.O.23:00)
日曜・祝日17:00~22:30(L.O.22:00)
定休日12月31日~1月2日
webhttps://life-v.co.jp/shop/mikakuensouhonten/

鮮度が命。驚きの柔らかホルモン

ホルモン専門店「四条ホルモン」のこだわりは、冷凍ではなく生のお肉を仕入れること。近くの屠場から新鮮なお肉を手に入れられるので、柔らかくて上質なお肉をいつでも提供できるのです。

画像3: 【北見】焼肉のまちで本場の味に舌鼓

おすすめは、やはり「サガリ」。食べ応えがあるのにカロリーは低いのが特徴です。生のまま入荷したお肉を1週間~10日程度熟成させ、さらに旨みと柔らかさを引き出しているのだそう。開業当時から引き継いでいる秘伝のタレとの相性も抜群です。

画像4: 【北見】焼肉のまちで本場の味に舌鼓

いろいろな部位を楽しみたい人は、「四条盛り合わせ」(2,000円)を。1頭から300gしか取れない希少部位を使用した豚ホルモン、牛カルビ、牛サガリ、上タンの4種を一度に味わえる豪勢な内容です。

四条ホルモン

住所北海道北見市北4条西1-14
電話0157-23-1927
営業時間17:00〜23:00(L.O.22:30)
定休日第1、第3月曜(月曜が祝日の場合は営業、翌水曜が休み)
webhttps://4jo-kitami.com

北見焼き肉を楽しむなら「北見焼き肉ミートクーポン」も見逃せません。事前に購入、予約することで、通常より500~1,000円ほどおトクになります。詳しくはコチラをチェック!

画像6: 北海道を列車で周遊。大自然の恵みを満喫する食い倒れ旅

キュキュ、キュン! キュンキュキュ! キュキュキュ~。
(訳:北見は焼肉好きにおすすめの旅行先なのです! ぜひサガリのおいしさを知ってもらいたいな! お店によってタレの味が違うから焼肉店をハシゴして食べ比べするのがおすすめなのです。)

【旭川】地元住民に愛されるソウルフード。鶏肉vs羊肉の究極対決

自然と都市が調和した旭川。冬は雪が多く気温もかなり下がるので、旭川ならではの“あったかグルメ”が発達しています。列車から降りたらぽかぽかの店内に入って、お肉対決に挑みましょう。

シンプルなのにパンチが効いた、旭川の新子焼き

旭川名物の「新子(しんこ)焼き」。若鶏の半身の素焼きのことで、成長とともに名前を変える魚「コハダ」が一番小さな頃に「新子」と呼ばれていることにちなんで名付けられたのだそう。その「新子焼き」を味わうなら、「焼鳥専門ぎんねこ」へ。

画像1: 【旭川】地元住民に愛されるソウルフード。鶏肉vs羊肉の究極対決

中札内産若鶏の半身を炭火でじっくり焼き上げます。焼き場からは、ジュージューという音と香ばしい匂いが立ち込め、食欲をそそります。

画像2: 【旭川】地元住民に愛されるソウルフード。鶏肉vs羊肉の究極対決

運ばれてきた新子焼きは、「豪快」の一言! 早速かぶりつくと、表面はパリッとしていて中はジューシー、至福の味わいです。塩とタレの2種類あり、タレは創業時から継ぎ足してきた秘伝の味だそう。迷ってしまったら「ハーフ&ハーフ」で「いいところ取り」をするのもおすすめです。

焼鳥専門ぎんねこ

住所北海道旭川市5条通7丁目 5・7小路ふらりーと
電話0166-22-4604
営業時間13:00~22:00
定休日月曜
webhttp://www.ginneko.co.jp/

厚切り肉からデザートまで、羊を味わい尽くす

北海道名物ジンギスカン。「旭川成吉思汗 大黒屋」でジンギスカンを堪能しましょう。

画像3: 【旭川】地元住民に愛されるソウルフード。鶏肉vs羊肉の究極対決

看板商品の「肩ロース(生ラム)」。この厚みがたまりません。柔らかく、口の中でじゅわっと肉汁があふれます。お店で毎日手切りをして丁寧に筋を取ることで、他では味わえない柔らかさを実現しているのだそう。

高い火力で一気に焼くのがコツ。醤油ベースのタレは甘さ控えめで、箸がどんどん進みます。岩塩と7種類のハーブで味付けした「ハーブラム」も試してほしい一品。今まで食べたことない新しい味と出合えるはず。デザートには「羊のなめらかプリン」を。羊乳ならではのコクと風味を楽しめます。

旭川成吉思汗 大黒屋 旭川五丁目店

住所北海道旭川市4条通5-1425(3・4仲通)
電話0166-24-2424
営業時間平日16:30~22:30(L.O.22:00)
土日祝16:00~22:30(L.O.22:00)
※時期により変更あり。詳しくはWebサイトへ。
webhttps://daikoku-jgs.com/
画像8: 北海道を列車で周遊。大自然の恵みを満喫する食い倒れ旅

キュキュ! キュキュン。
(訳:焼き鳥とジンギスカンの対決は、どちらも優勝! 旭川に来たらどちらも食べるのがおすすめなのです。)

アクティビティだけでなくグルメスポットも多い道北・道東エリア。冬の運転が心配な人も、列車を利用すれば両方のエリアを気軽に巡ることができます。この冬、おトクなキャンペーンを利用して、おいしくて楽しい食い倒れ旅に出かけませんか?

ひがし&きた北海道キャンペーン

詳しい北海道の観光情報はコチラ!

画像9: 北海道を列車で周遊。大自然の恵みを満喫する食い倒れ旅

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