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今回お届けするのは「北海道・東北編」。OnTrip JAL編集部と北海道および東北で働くJALスタッフが推す、ローカルドリンクが勢揃い。一本一本に地域の文化や風土が色濃く投映されていて、手に取るだけで旅先での体験をより豊かにしてくれそうです。
※価格は税込み表記です。
〈北海道〉
道産子の乳酸菌飲料はこれ一択|ソフトカツゲン
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左から、180ml 97円、300ml 129円、500ml 169円、1,000ml 275円/販売元:雪印メグミルク
道産子に飲み継がれてきた北海道限定販売のソウルドリンクです。ルーツは1938年、日中戦争中に日本軍からの要請を受け、上海で提供しはじめた「活素(カツモト)」という乳酸飲料。終戦後、1956年に瓶入りの「雪印カツゲン」が北海道で発売され、1979年に、酸味や甘みを抑えたまさに“ソフト”な味わいの「ソフトカツゲン」が登場しました。
JALスタッフからひと言!
「北海道で多くのスーパーなどに置かれています! 全国的に有名な乳酸菌飲料もありますが、北海道の人たちが飲み慣れているのはこれ」(北海道支社スタッフ)
北海道内のスーパー、コンビニエンスストアなどで購入可能
オール北海道体制のブレンド茶|北海道とうきび茶
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500ml 172円/販売元:伊藤園
伊藤園が北海道限定で販売しているブレンド茶です。とうきび(とうもろこし)を中心に、玄米、黒豆(大豆)、小豆といった原材料はすべて北海道産。さらに北海道の水を使用し、生産も北海道の工場で行うオール北海道体制。一口含むと甘くて優しい香りが広がる、独特の味わいがクセになりそうです。
JALスタッフからひと言!
「とうもろこしの甘い香りが特徴。でも、後味スッキリで飲みやすいです」(北海道支社スタッフ)
北海道内のスーパー、コンビニエンスストアなどで購入可能
〈青森県〉
摘果りんごがエシカルなドリンクに|テキカカアップルソーダ
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330ml 486円/販売元:もりやま園
「摘果」とは、おいしい果実を育てるため、小さい果実を間引くこと。5年がかりで栽培管理方式を改良し、廃棄が当たり前だった摘果りんごの原料化に成功。ストレート果汁と炭酸のみ、一切添加物を使用しないドリンクが誕生しました。甘さ控えめでポリフェノールたっぷり、食事とともに楽しむにもぴったりです。
JALスタッフからひと言!
「品揃えにこだわった酒屋さんやスーパーでしか見かけませんが、味はもちろん、SDGs的にも全国に自慢したい逸品です」(青森支店スタッフ)
青森県内外の一部酒店やスーパーなどで購入可能
〈岩手県〉
町特産の果物のさわやかな味わい|さるなしドリンク
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190ml 130円/販売元:軽米町産業開発
キウイフルーツの仲間「さるなし」を原料にした珍しいドリンクです。全国の山野に自生するさるなしを、岩手県北端の街・軽米町が特産物として畑で栽培し、独自にドリンクに仕上げました。誕生から30年以上を経て、さわやかな酸味が特徴のさるなしドリンクは軽米名物として、すっかり定着しています。
JALスタッフからひと言!
「さるなしは見た目も小さなキウイフルーツで、ドリンクの味もキウイに似ていてさわやかでおいしいです」(岩手営業所スタッフ)
岩手県軽米町内のスーパーや小売店、特産品販売施設などで購入可能
天然記念物から生まれたサイダー|龍泉洞地サイダー
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340ml 216円/販売元:岩泉ホールディングス
龍泉洞は日本三大鍾乳洞のひとつに数えられ、国の天然記念物にも指定されています。長い年月にわたって洞窟の石灰岩層を通り、適度なカルシウム分を含む清水は「日本一おいしい」とも評されるほど。そんなプレミアムな水でつくったサイダーです。甘さと炭酸を抑え、水のおいしさを前面に押し出した味わいが人気を集めています。
JALスタッフからひと言!
「よそでは決して手に入らない究極の水でつくったサイダーで、常温でもおいしいんです!」(岩手営業所スタッフ)
岩手県内のスーパー、道の駅などで購入可能
〈宮城県〉
仙台名物の豆フレーバーを完全再現|ずんだサイダー
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340ml 250円/販売元:トレボン食品
枝豆パウダーを使用し、仙台名物・ずんだ餅の枝豆あんの味と香りを完全再現したサイダー。キャップをひねるとすぐに枝豆のこっくりとした香りが鼻孔をくすぐり、一口飲めば予想以上にしっかりと“豆”が口の中に広がります。昭和25年(1950年)から仙台でドリンクをつくり続けてきたトレボン食品の地域に根ざした自信作です。
JALスタッフからひと言!
「お土産としても人気ですが、自分用に買って愛飲しています。他にはない枝豆味が意外とクセになります」(OnTrip JAL編集部)
仙台駅、仙台空港、仙台のお土産店などで購入可能
〈秋田県〉
名水サイダーの製法は120年間門外不出|ニテコサイダー
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300ml 280円/販売元:あきた美郷づくり
日本名水百選にも選ばれた秋田県美郷町「六郷湧水群」の「ニテコ清水」の水でつくったサイダーです。製造開始は、なんと明治35年(1902年)! 水本来のおいしさを引き出すために、柔らかな甘さとまろやかな炭酸にこだわり、味の決め手となる香料などの原材料は、120年以上にわたって門外不出なのだそう。
JALスタッフからひと言!
「秋田県のご当地ドリンクといえば最初に思い浮かびます。飲んだ後のベタつき感がなく、スッキリと爽やかな甘さとやさしい炭酸の懐かしい味」(秋田支店スタッフ)
美郷町内酒店や秋田県内のスーパーなどで購入可能
生乳と生菌のみでつくった世界規格の味|ジャージー生菌(なまきん)ヨーグルト
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500ml 482円、900ml 774円/販売元:土田牧場
秋田県・仁賀保高原で牧草から自給し、放牧で育てるジャージー牛の生乳と、生きた2種類の乳酸菌だけを使ってつくった「土田牧場」のヨーグルトドリンク。とにかく濃厚で、ミルクそのものの味わいと優しい甘みが口いっぱいに広がります。「Codex(国際食品規格)」に則った世界基準の味。既存のヨーグルトのイメージがきっと変わります。
JALスタッフからひと言!
「ジャージー牛から生まれた、乳酸菌が多く味が濃い本物のヨーグルトドリンク。リフレッシュしたいときは、高原へドライブをしに行ってこれを飲んでいます」(秋田支店スタッフ)
秋田県内のスーパー「タカヤナギ」「イオンマックスバリュー」で購入可能
〈山形県〉
南国への憧れから生まれたソウルドリンク|山形パインサイダー
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250ml 130円/販売元:山形食品
フルーティーな香りと甘酸っぱい味が、強めの炭酸とともに口の中に広がる。パインサイダーといえば、山形では誰もが馴染み深い“ソウルドリンク”なのだそう。南国のフルーツへの憧れから昭和30年代に誕生したとの説も。そんな想いを今に伝えるこの1本、山形の紅花を使ってほんのりパイン色に仕上げているのもローカル感満点です。
JALスタッフからひと言!
「普通にパイナップルが食べられるようになった今でも、やっぱりご当地ドリンクとして根強い人気があります!」(東北支社スタッフ)
山形県内JA直売所、道の駅、スーパーなどで購入可能
〈福島県〉
70年代から続くミルク濃厚カフェオレ|酪王カフェオレ
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200ml 130円、300ml 168円、500ml 230円、1,000ml 404円/販売元:酪王協同乳業
福島県民のソウルドリンクは、県産の生乳を50%以上使用したコクとコーヒーの香り、ほどよい甘みが溶け合ったカフェオレです。1976年の発売以来、幅広い年齢層に愛され、今や福島県のローカルブランドとして定着。「酪王カフェオレ味」のサブレやアイスクリームなどコラボ商品も数多く発売されています。
JALスタッフからひと言!
「甘くてクリーミーな味わい。コーヒーの香りはしっかりしつつ、生乳がたっぷり入っているので、その濃厚さにハマります!」(OnTrip JAL編集部)
福島県内スーパー、高速道路SA・PAなどで購入可能
地元でみんなが飲んで育った懐かしいソウルドリンクから、お土産としても人気の品、さらには地域の新たな名物になりそうな1本まで、北海道&東北ならではの10本をご紹介しました。旅に出られる機会があればぜひ、ローカルドリンクたちを探してお試しください。
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