近年話題の「オールインクルーシブ宿」。宿泊料金に、施設内での食事やドリンク、リラクゼーション、アクティビティなどのサービス料金が含まれている宿のこと。現地で追加費用を気にせずに滞在を楽しめる、新たな宿泊スタイルです。本記事では、そんな日本各地の魅力的なオールインクルーシブ宿をご紹介します。

友人との旅行もオールインクルーシブでストレスフリーに

画像: istock/Satoshi-K
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オールインクルーシブは、特に友人との旅におすすめ。気の合う友人同士といえど、食事やアクティビティなど、現地で発生した旅費の精算といったお金のやりとりは面倒なもの。また、非日常を楽しむ旅行で予算に気を取られてしまっては、存分に楽しめません。

だからこそ、友人との旅行ではオールインクルーシブ宿がぴったり。多くのサービスが宿泊料金に含まれており予約時に旅の総額がわかるので、思いがけない予算オーバーに見舞われず、お財布からも気遣いからも解放されてストレスなく好きなだけサービスを楽しむことができるのです。

さらに、オールインクルーシブ宿は施設内にさまざまなサービスが揃っているため気になるサービスを気軽に体験できたり、ゆったりおこもりができたり、ドリンクなどを贅沢に心ゆくまで堪能できたりするというのもポイント。ここ数年、日本でもリゾートを中心にオールインクルーシブ宿が増えつつあるので、ぜひあなたのお気に入りの一軒を見つけてください。

【北海道】クラブメッド・北海道 トマム

画像1: 【北海道】クラブメッド・北海道 トマム

クラブメッドはパリに本社を置くリゾート企業。オールインクルーシブといえば、同社を思い浮かべる方もいるかもしれません。それもそのはず、オールインクルーシブシステムの生みの親がクラブメッドなのです。

画像2: 【北海道】クラブメッド・北海道 トマム

新千歳空港から車で1時間半ほどの場所にある「クラブメッド・ 北海道 トマム」は、滞在中の食事やドリンク、アクティビティ、エンターテイメントなど、ほぼすべてが宿泊費に含まれ楽しむことができます。ウィンターシーズンにはゴンドラ・リフト、スキースクールも無料で利用できるほか、雪そりやスノートレッキング(※一部有料)といった体験も。また、充実したキッズプログラムを体験できる「キッズクラブ」もオールインクルーシブに含まれます。

画像3: 【北海道】クラブメッド・北海道 トマム

さらに、「クラブメッド ・北海道 トマム」では、インドアビーチ「ミナミナビーチ」と露天風呂(※星野リゾート トマム運営)の利用が可能というのもポイント。「ミナミナビーチ」は日本最大級の室内のウェイブプールで、冬でも常夏リゾート気分が味わえます。

また、チェックイン時に手渡されるゴンドラ乗車券で「雲海テラス(夏)・霧氷テラス(冬)」(※星野リゾート トマム運営)も楽しめるという、さすがオールインクルーシブの先駆者らしい欲張りな滞在が叶います。

クラブメッドで人気施設を楽しみながら、海外リゾート気分を味わうことができるのは、「クラブメッド ・北海道 トマム」の大きな魅力といえます。

画像4: 【北海道】クラブメッド・北海道 トマム

ホテルでのお食事は、旅の楽しみの中でも重要度が高いもの。メインレストラン「ITARA」では、北海道ならではの豊かな食材を使って、各国で経験を積んだシェフたちが世界のお料理を提供。また、焼き肉レストラン「HAKU」もオールインクルーシブに含まれています(※一部プレミアムメニューは追加料金。要事前予約)。朝昼晩の3食以外に、食事の合間の軽食やドリンクも用意されていますので、アクティブに動き回って小腹が空いたときにも困ることはありません。

同施設で最も特徴的なのが、世界各国から集まったジェントル・オーガナイザー、通称「G.O(ジーオー)」と呼ばれるスタッフたち。トマムでもG.Oたちが毎晩、まるで海外にいるかのようなショータイムで楽しませてくれます。日中レストランやレセプション、アクティビティなどで見かけたスタッフが、夜のダンスやサーカスなどに取り組む姿には親近感を感じることでしょう。ぜひG.Oたちと一緒に楽しい時間を過ごしてください。

クラブメッド ・北海道 トマム

住所北海道勇払郡占冠村中トマム2171-2
電話0088-21-7008(クラブメッドバカンスダイヤル[コールセンター])
webhttps://www.clubmed.co.jp/

【山形】別邸 山の季

画像1: 【山形】別邸 山の季

「別邸 山の季」は、国立公園の中にある和のオーベルジュ。山形県白布(しらぶ)温泉にある全11室の静かな大人の宿で、オールインクルーシブの滞在を楽しむことができます。

白布温泉は、蔵王温泉、信夫温泉と並んで奥羽三高湯のひとつに数えられ、古くから「三温泉全部に宿泊すれば100年長生きできる」といわれる名湯です。館内にあるのは、ヒノキの香りでリラックス効果のある「山の木」と、石造りの「山石」という趣の異なる2つの展望大浴場で、もちろん両方とも源泉掛け流し。立ち寄り湯を受け付けていないため、宿泊者だけの落ち着いた湯浴みが楽しめます。

さらに、「別邸 山の季」のオールインクルーシブは、館内のサービスだけではなく、周辺の老舗旅館「中屋」「東屋」「西屋」の湯めぐりが含まれているのも嬉しいところ。特に温泉好きの方には満足度の高い滞在となるでしょう。

夕食では、「和のオーベルジュ」の名の下、趣向を凝らした会席料理が味わえます。米沢の郷土料理や、日本三大和牛とされる米沢牛、里山の恵みなどが、丁寧に調理され、美しい装いで目の前に。

もちろん夕食時のアルコールもお好きなだけ楽しめます。米沢の厳選された日本酒も魅力ですが、焼酎やワイン、ビール、梅酒などを、それぞれのお料理に合わせて堪能するのもいいでしょう。

画像2: 【山形】別邸 山の季

ラウンジ「山楽」では、チェックインから夕食までのカフェタイム、夕食後のバータイム、翌朝チェックアウトまでのカフェタイムに、飲み物やお菓子などが用意されています。バータイムにはウイスキーも。普段はそれほどお酒を飲まない方も、旅先での夜には友人とお酒を飲みながら翌日の予定などをあれこれ話し合うのも楽しいものです。

春夏秋冬、四季折々に違った表情が楽しめる白布の自然。翌朝は、ボランティアガイドによる無料のトレッキングに参加して、源泉や、温泉街に沿って流れる大樽川の上流にある白布大滝など、歴史や自然に触れる心豊かな滞在を楽しんでください。

別邸 山の季

住所山形県米沢市大字関字清水裏3931-4
電話0238-55-2141
webhttp://www.yamanoki.co.jp/

【香川】THE CHELSEA BREATH

画像1: 【香川】THE CHELSEA BREATH

昔話に出てくるような、この地独特の丸いおむすび山が点在する香川・讃岐平野。この讃岐平野の広大な丘に佇むのが、「THE CHELSEA BREATH(ザ・チェルシーブレス)」。高松空港から車で約10分、飛行機を降りて30分とかからずに非日常に没入することができる旅先です。

「THE CHELSEA BREATH」は、“大人の心呼吸”をコンセプトとした全33室のみのスモール&ラグジュアリーなホテル。時間と空間を贅沢に楽しむためのゆとりある滞在が叶い、日頃の疲れを癒したい方々にぴったりの一軒です。

建築士でもあるオーナー自らが設計に携わったゲストルームは、ヨーロッパを中心に世界中からセレクトされた家具や調度品と日本らしさが溶け合った、居心地のいい空間。住空間をイメージして設計された部屋では、まるで自宅にいるように寛げます。

画像2: 【香川】THE CHELSEA BREATH

館内のラウンジやライブラリーで過ごす時間も穏やかで充実したものとなるでしょう。オールインクルーシブなので、ラウンジや館内レストランでのディナー時、アルコールを含む各種ドリンクやおつまみはもちろんフリー。併設のライブラリーには、オーナーや総料理長らがセレクトした書籍が並びます。お気に入りの一冊を見つけたらミュージックルームに持ち込んで、ハンギングソファーに揺られながら楽しむのも、ここだけの贅沢な時間の過ごし方です。

画像3: 【香川】THE CHELSEA BREATH

夕食・朝食は、四国四県の食材や調味料にこだわった内容。特に香川県のブランド牛「讃岐オリーブ牛」や、周りを海に囲まれた四国ならではの海の幸は、滞在の楽しみのひとつ。また、2021年8月には同敷地内にフードコート「ザ・チェルシーアベニュー」がオープン。こちらでは、気軽なスタイルで地産地消のグルメがご予約なしで楽しめます。

画像4: 【香川】THE CHELSEA BREATH

館内には「万病の湯」ともいわれる天然ラジウム温泉の大浴場も。ラジウム温泉といえば、免疫力や自然治癒力を高める「ホルミシス効果」のあるお湯として知られています。湯上がりには隣接のヒーリングラウンジで、デトックスウォーターで水分補給を。もちろん生ビールも用意されていますので、至福の一杯を楽しむのもいいでしょう。

日常から距離を置き、心が解放されるような素敵な場所と緩やかな時間。現代を忙しく生きる方々も思いっきり心呼吸できる、緑と青空に包まれた癒しのホテルです。

THE CHELSEA BREATH

住所香川県高松市香川町川東下1878
電話0120-816-557
webhttps://www.the-chelseabreath.jp/

【沖縄】THIRD 石垣島

画像1: 【沖縄】THIRD 石垣島

2020年7月に開業した「THIRD 石垣島」は、石垣島離島ターミナル前に建つライフスタイルホテル。赤瓦の集落の中を水牛車でのんびりと散策する竹富島などへのショートトリップにも便利な場所にあります。

画像2: 【沖縄】THIRD 石垣島

友人との旅行に使い勝手のいいダブルやツインルームのほか、ロフトタイプの広々としたファミリールームも。ファミリールームは、ベッド4台とシャワールーム・トイレがそれぞれ2つ備わっていて、グループや女子旅でも、ストレスなく過ごせるゆとりある造りです。

「THIRD 石垣島」は観光や買い物に便利な石垣島中心エリアにあるにもかかわらず、南の島の開放感を存分に楽しめる、デザイン性、おもてなし力の高いホテル。中でも海外リゾート気分を味わえるオールインクルーシブプランは評価が高く、リピーターの多さがその満足度を物語っています。

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翌朝はスモーブロー(北欧風のオープンサンド)の朝食でスタート。スモーブローを朝食として提供するホテルは珍しく、胃袋に収める前に、スマホに収めたくなること間違いなしの朝食です。

画像4: 【沖縄】THIRD 石垣島

また、CAFE&BAR TIMEでは、沖縄県産の食材を使ったお料理やスイーツが味わえます。アルコールも、ビールやワイン、カクテルだけではなく、沖縄県産のゴーヤや焦がしパインを漬け込んだ泡盛、沖縄焙煎コーヒーと黒糖の泡盛など、珍しいお酒もラインナップ。普段なかなかお目にかかれないメニューに気軽に挑戦できるのも、オールインクルーシブの利点です。

石垣島の海と空を近くに感じるルーフトップテラスでは、日中、心地よい潮風を感じながらのんびり過ごすのもいいのですが、空の色が美しく変化する夕暮れ時もおすすめ。また、島の一部が星空保護区に認定されている石垣島の満天の星も思い出に残ることでしょう。

THIRD 石垣島

住所沖縄県石垣市美崎町4-7
電話098-083-6366(受付時間 10:00~19:00)
webhttps://hotelthird.com/

滞在中の予算を気にせず、旅を存分に楽しめるオールインクルーシブ宿。今後も国内には、どんどん魅力的なオールインクルーシブ宿が増えることでしょう。次の友人との旅行で利用してみてはいかがでしょうか。

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