フィンランド湾に面した二都をめぐる1DAYTRIP

エストニア タリン1日のモデルコース

10:00 カンピ静寂の礼拝堂

フィンランドの首都・ヘルシンキから、エストニアの首都・タリンへ。二都市の文化や歴史にふれる旅は、ヘルシンキの中心部・ナンリッカ広場に建つ「カンピ静寂の礼拝堂」からはじめよう。2012年に竣工したこの小さな礼拝堂は、美しい曲線を描くフォルムが印象的。数多くの名建築が点在するヘルシンキでも、斬新な木造建築作品として知られている。内部に一歩足を踏み入れると、静謐な祈りの空間が広がっている。建築好きならぜひ訪れたい注目のスポットだ。(所要時間約30分)

徒歩とフェリーで約3時間

13:30 タリン歴史地区を散策

ヘルシンキ西港からフェリーに揺られること約2時間で、フィンランド湾を挟んだ対岸にあるエストニアの首都・タリンに到着！まずは、世界遺産にも指定される「タリン歴史地区」を散策してみよう。13世紀初めに建設され、その後、ドイツやスウェーデン、ロシアなどの統治下となったこの街には、800年にわたって積み重ねられた各時代の美しい建築物が点在。この街のシンボルであるトームペア城をはじめ、大聖堂やアレクサンド・ネフスキー教会など、数多くの見どころをめぐりながら、中世にタイムスリップしたような気分の散策を楽しもう。また、「タリン歴史地区」には歴史的な建築のほかにも、おしゃれなカフェやかわいいクラフトの店がいっぱい！もう少し時間を取って、ゆっくりとめぐって見るのもおすすめ。(所要時間約2時間30分)

バスで約10分

16:10 カドリオルグ公園

続いては、「タリン歴史地区」の東側に位置する閑静なエリア「カドリオルグ」地区へ。ロシア帝国のツァーリ時代に発展したこのエリアは、現在でも高級住宅街として人気の場所。このエリアにはロシアのピョートル大帝によって建設された「カドリオルグ宮殿」があり、その周囲に広がる「カドリオルグ公園」は、タリン市民の憩いの場として愛されています。美しい緑に囲まれた園内には、美術館が点在。地元の人々とともにのんびりと寛げば、エストニアという国が持つ歴史の重みと穏やかな空気感がじんわりと伝わってくるはず。(所要時間約30分)

歩いて約10分

16:50 KUMU美術館

ヘルシンキとタリンの文化をめぐる旅。続いては、アート好きならずとも訪れておきたい「KUMU美術館」へ。「カドルオルグ」地区に2006年にオープンしたこの美術館は、エストニア国立美術館の本館として機能する場所。銅や石灰岩をふんだんに使用したモダンな建築の内部には、18世紀～現代までのエストニアの美術作品が豊富に展示されている。歴史的にさまざまな文化の影響を受けながら花開いたエストニアンアートの豊かな世界を楽しもう。(所要時間約1時間10分)

徒歩とフェリーで約3時間

21:00 ヘルシンキ大聖堂と元老院広場

タリンへのショートトリップを楽しんだら、一路夜のフェリーでヘルシンキへ戻ろう。旅の締めくくりに訪れたいのは、この街のランドマークとして愛される「ヘルシンキ大聖堂」と、その前に広がる「元老院広場」だ。ヘルシンキの街の中央に位置し、19世紀の改装によって白亜のネオ・クラシック様式の建造物へと生まれ変わった「ヘルシンキ大聖堂」は、一見の価値あり。風景を街灯りが優しく彩る夜の眺めも、ロマンティックだ。(所要時間約30分)

立ち寄りスポット

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