地中海に面した美しきリゾート　世界がモナコに恋する理由

太陽が燦々と降り注ぐ　唯一無二のリゾート国家

三方をフランスに囲まれ、一方を地中海に面したモナコは、世界中の人々が憧れるリゾート地。およそ37,800人が暮らすこの国の面積は、わずか2.02平方キロメートルと、まるでひとつの“街”ともいえるほどのサイズ感です。小さな国土には、カジノや美術館、高級ホテル、レストラン……など、多彩な旅の楽しみがぎゅっと凝縮されており、観光が大きな産業となっています。

さて、モナコの名をひときわ有名にしたのは、なんといっても1956年にモナコ大公レーニエ3世と結婚したグレース・ケリーの存在でしょう。人気女優から公妃への華麗なる転身は、モナコの華やかさを象徴するプリンセスストーリーとして語り継がれています。世界中から多くのセレブリティや富豪が移り住んでいることも、モナコの優雅な雰囲気を形作るエッセンスのひとつでしょう。

年間300日以上晴天に恵まれるという心地よい環境や、真っ青な地中海と洗練された街並みが描き出す美しい風景、F1のモナコGPに代表される世界的イベントの数々………。特に平均気温が20℃～26度前後と安定する5月～10月頃は、観光のベストシーズン。モナコだからこそ楽しめる優雅なリゾートの時間をお過ごしください。

安全で快適。人に優しいリゾート

華やかなリゾートとして発展してきたモナコは、“世界で最も治安が良い国”と称されています。世界中から富裕層やセレブリティが集まるモナコでは、小さな国土に多くの警察官を配備するなど、危機管理を徹底。だからこそ、優雅なリゾートのひとときを、安全に過ごすことができるのです。

また、アクセスの便利さもモナコならではの魅力のひとつ。ヨーロッパ各国とモナコは空路や高速道路、国際列車で結ばれていますし、小さな国なので国内の移動も楽々。徒歩やバス、タクシーを使って気になる見どころを気軽にめぐることができます。モナコは坂の多い国ですが、高低差のある場所には公共のエレベーターが多く設置されていることもポイントです。

さらに、公用語として使われているフランス語だけでなく、さまざまな言語でサービスを受けられることも国際的なリゾート地ならではの魅力。英語やイタリア語、ドイツ語はもちろん、日本語や中国語でもコミュニケーションができるホテルやレストランもあります。安全で快適。モナコは世界中の旅人に優しいリゾートです。

モナコに点在する美しい見どころの数々

世界のセレブリティが愛する華やかな雰囲気と、周囲を彩る地中海の美しい自然、そして、安全で快適な環境。これらの魅力を備えるモナコには、高級リゾートならではの美しい見どころが点在しています。

たとえばモナコを象徴する名所のひとつが、“グランカジノ”の愛称で知られる「カジノ・ド・モンテカルロ」。1878年にオープンしたこのカジノは、パリのオペラ座を設計した建築家シャルル・ガルニエが手掛けた建物。その重厚な佇まいや内装は、ヨーロッパ社交界の優雅さを感じさせる美しさ。しっかりとおしゃれして訪れたい場所です。また、「モナコ大聖堂」もこの国のランドマークともいえる建造物。純白の聖堂内には歴代大公の墓石が安置されていて、かのグレース公妃もここに眠っています。このほか「大公宮殿」や「モナコ海洋博物館」なども、見逃すわけにはいきません。

さらに、モナコは長崎や香港と並ぶ「世界新三大夜景」に選ばれた場所。地中海に面してきらきらと宝石のように輝く街の灯りは、まさに“地中海の宝石”という形容詞がふさわしい美しさです。高台から見下ろすパノラマはもちろん、歴史的建造物のライトアップも圧巻。治安が良いため、ゆっくりと夜景を楽しめることもモナコならではの魅力です。

最高のステイを叶える　リゾート施設の数々

世界に名だたる高級リゾート地だけに、ホテルやレストランのクオリティも文句なし。たとえば、1864年の創業以来、名だたるVIPを迎えてきた「オテル・ド・パリ」は、モナコを代表する憧れのクラシックホテルです。ほかにも、1886年にオープンし、2004年にリニューアルした「オテル・メトロポール・モンテカルロ」や1895年に創業し、美しいインテリアが印象的な「オテル・エルミタージュ」など、モナコには伝統と格式を備えた珠玉のホテルが点在しています。

海と山に恵まれたモナコは、美味なる食材の宝庫。もちろんレストランもハイレベルで、星付きのグランメゾンからカジュアルなビストロ、世界各国のエスニック料理など、幅広い選択肢が揃っています。このほか、スパやショッピング、ライブミュージック……など、楽しみ方は実に多彩。その奥深く優雅な魅力を一度体験すれば、世界がモナコに恋する理由が、きっとわかるはずです。