歴史と文化、そして自然。 スコットランドが持つ奥深き旅の魅力を知る。
イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つのカントリー(国)で構成される英国(グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)。伝統と文化に彩られたこの国には、何度訪れても飽きることのない奥深い旅の魅力が詰まっています。既にロンドンやマンチェスターといったイングランドの都市に滞在したことがある方なら、次はほかのカントリーを旅してみてはいかがでしょうか。
ロンドンから飛行機でわずか1時間30分、もしくは電車で4時間~5時間ほどでアクセスできるスコットランドの首都エディンバラは、世界遺産にも指定される美しい場所。中世の面影を残す重厚な街には、「エディンバラ城」をはじめとする歴史的名所が随所に散りばめられています。一方でエディンバラは、グルメの街としても有名。なかでもスコットランドの伝統料理として知られる「ハギス」は、ぜひ試したい一品。羊の胃袋を用いた詰め物料理で、ウイスキーとともに味わうのがおすすめです。さらにエディンバラには、本場のスコッチウイスキーの試飲や歴史を楽しめるミュージアム「スコッチ・ウィスキー・エクスペリエンス」も。ウイスキー好きならぜひともチェックしておきたいところです。このほか、ショッピングを楽しんだり、アートにふれたりと、エディンバラでの旅の楽しみは、実に豊か。2~3泊ゆっくりと滞在し、この街の奥深い魅力にふれてみるのはいかがでしょうか?
スコットランドで楽しみたいのは、もちろんエディンバラ散策のような街遊びだけではありません。ちょっと郊外に足をのばせば、驚くほど美しい自然が広がっていることも、このカントリーの魅力なのです。約800もの島々で構成されるスコットランドをめぐれば、車窓を流れるめくるめく大自然のパノラマに圧倒されるはず。また、スコットランドはゴルフ発祥の地。「オールドコース・セント・アンドリューズ」や「ロイヤル・トルーン」など、憧れのチャンピオンシップ・ゴルフコースを訪れてみるのもおすすめです。さらに、“ネッシー”の存在で有名な「ネス湖」も、スコットランドを代表する名所のひとつ。幼い頃から憧れていた神秘の湖を訪れ、“ネッシー”を探してみるのも面白い旅のスタイルではないでしょうか。いずれにしても、イングランドからスコットランドへの旅は、英国が持つ豊かな文化や歴史への理解を、さらに深めてくれるかけがえのない経験になるはずです。
ウェールズと北アイルランド 英国のさらなる魅力にふれる。
イングランドやスコットランドをめぐったら、残す2つのカントリーであるウェールズと北アイルランドももちろんチェックしておきたいところ。これらのカントリーにも、それぞれに独自の旅の魅力が息づいています。
たとえばウェールズは、数々の伝説や物語が息づく歴史と文化のカントリー。グレートブリテン島の南西部に位置し、東部をイングランドと接するウェールズには、なんと400もの古城が点在しています。なかには、ウェールズで古くから語り継がれてきた「アーサー王」ゆかりの名所も多数。また、現在もウェールズ人の多くが話すウェールズ語は、世界で最も古い言語のひとつというから驚きです。さらにウェールズには、3つの国立公園と5つの特別自然美観地域が点在しており、いずれも圧巻のパノラマを楽しめる場所として人気。ウェールズの首都であるカーディフまでは、ロンドンから鉄道でわずか2時間ほどなので、手軽に訪れられるのも魅力です。
イギリスを構成する4つのカントリーのなかで、最も小さいのが北アイルランド。しかしこの場所には、訪れる人を圧倒するほどの大きな感動が待ち受けています。北アイルランドでまず訪れたいのが、1986年に世界遺産にも指定された「ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸」。「ジャイアンツ・コーズウェー」とは、“巨人の石道”という意味で、この地にはアイルランドの巨人フィン・マックールにちなんだ伝説が残されているとか。約8kmに渡って続く断崖絶壁の海岸線に、火山活動によって生み出された4万もの石柱群が林立する様は、まさに圧巻。人生で一度は見ておきたい絶景のひとつです。このほかにも、北アイルランドには、歴史的な修道院や美しい国立公園などの見どころが点在。小さなカントリーに秘められた大きな魅力を、ぜひ探訪してみてください!
イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド。英国を構成する4つのカントリーへ。さて、あなたはどの地域から旅を始めますか?
ひとことコメント
イギリスを構成する個性豊かな4つのカントリーですが、飛行機や鉄道を上手に使えば、どのカントリーへも驚くほどスムーズに各カントリーにアクセスできます。ロンドンから足をのばして、ぜひともイギリスの奥深い魅力にふれてください!
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