愛媛県・松山市の中心部は、空の玄関口・松山空港から車でわずか約15分。西部に面する瀬戸内海では漁業が盛んにおこなわれており、山間部では寒暖差を活かし柑橘などの農産物が豊富に育てられています。このように、中心部からも海や山が近く、豊かな自然と温暖な気候が特徴の松山市には、「まつやま農林水産物ブランド」という、特別な想いから生まれたものがあるのをご存じでしょうか。

自信をもっておすすめできるものの証「まつやま農林水産物ブランド」

画像1: 自信をもっておすすめできるものの証「まつやま農林水産物ブランド」

「まつやま農林水産物ブランド」とは、高品質で安全・安心なものを消費者に届けたいという生産者の思いから生まれたブランドです。農林水産物及び加工品の中でも、高い基準をクリアした商品のみが認定されます。「まつやま農林水産物ブランド」とは、いわば松山産農林水産物のトップランナー商品のみに与えられる称号なのです。

画像2: 自信をもっておすすめできるものの証「まつやま農林水産物ブランド」

そんな「まつやま農林水産物ブランド」の、ブランド協議会(まつやま農林水産物ブランド化推進協議会)の事務局である松山市産業経済部農水振興課の高橋さん(写真左)に、「まつやま農林水産物ブランド」の今後について伺いました。

「まつやま農林水産物ブランド」が目指すもの

「県内外の方が『まつやま農林水産物ブランド』と聞いて、松山市の高品質で安心な農林水産物を思い浮かべるぐらいの知名度の向上を目指しています。その結果『まつやま農林水産物ブランド』は、消費者がより高品質で安全安心なものを購入する目安となり、また、その付加価値の高さが認められれば、生産物が適正価格で取引されることにもつながります」と、高橋さん。

ブランド認定時には、約20名の協議会委員が全員で試食や試飲を行い、見た目だけではなく、味へのこだわりも妥協しません。認定されるのは、一握りの農林水産物です。

「2022年に『まつやま農林水産物ブランド』として松山アボカドが認定されたときは、実に5年ぶりのことでした。これほど慎重に審議を重ねているのです」。そう語る高橋さんの表情は真剣そのもの。

生産量を増やすことができるか、安定して高品質なものを消費者に提供できるかなど、苦労もこだわりも絶えません。「まつやま農林水産物ブランド」には、松山市の本気が詰まっているのです。

「まつやま農林水産物ブランド」の商品ラインナップ

季節限定! 大粒の宝石のような【伊台・五明こうげんぶどう】

松山市の北東部に位置する伊台・五明地区で栽培されている「伊台・五明こうげんぶどう」。

画像1: 季節限定! 大粒の宝石のような【伊台・五明こうげんぶどう】

昼夜の寒暖差が激しい環境、かつ、水はけのよい花崗岩土壌で生産されたぶどうは、高い糖度、濃厚な味わいと風味、大きくて肉厚な粒が特長です。

シャインマスカット、ニューピオーネ、藤稔、ブラックビートの4種類が「まつやま農林水産物ブランド」として認められています。

画像2: 季節限定! 大粒の宝石のような【伊台・五明こうげんぶどう】

この「伊台・五明こうげんぶどう」は、松山市道後にある「JAえひめ中央アンテナショップひなた」で購入することが可能です。

伊台・五明こうげんぶどうは7月中旬頃から販売が始まり、9月中が栽培のピーク、そして10月初旬頃には収穫が終了するため販売も終わります。

「ぶどうの仕入れは毎日おこなっていますが、事前に予約をしておくと収穫したばかりのものを購入することができるのでおすすめです」と直販部の井上さんが教えてくれました。

JAえひめ中央アンテナショップひなた

住所愛媛県松山市道後町1-927-1
電話089-913-5530
営業時間9:00~17:00
定休日水曜
webhttps://www.ja-e-chuo.or.jp/ohisama-ichi/store/

創業128年の老舗蔵元が造る地酒【道後焼酎】

画像1: 創業128年の老舗蔵元が造る地酒【道後焼酎】

道後地区にある「水口酒造」は1895年創業の老舗です。愛媛県松山市・道後地区で唯一の造り酒屋で、道後ブランド地酒「道後蔵酒」や道後温泉の湯上がりビールとして有名な「道後ビール」などの生産もおこなっています。

画像2: 創業128年の老舗蔵元が造る地酒【道後焼酎】

そんな水口酒造には、「まつやま農林水産物ブランド」を使った他ではあまり見かけない珍しいお酒があります。

写真左:「道後焼酎 松山一寸そらまめ」
2週間かけて発酵させたもろみに、そらまめをふんだんに加えて蒸留させた逸品です。「まつやま農林水産物ブランド」の「松山一寸そらまめ」は、豆ひと粒の大きさが一寸(約3.3cm)もあることからそう呼ばれ、香り高さが特長。その主力品種である「陵西(りょうさい)一寸」が使われています。冷やしてロックや水割りにするのがおすすめで、フルーティな香りとすっきりとした味わいが特長です。

写真中:「道後焼酎 瀬戸内の銀鱗(ぎんりん)煮干し」
日本で製造されているのはここだけと言っても過言ではない、煮干しを使用した珍しい焼酎です。「まつやま農林水産物ブランド」の「銀鱗煮干し」を粉砕し、蒸留の際に贅沢に使い、出汁のような味わいと鼻から抜ける魚介の香りで瀬戸内海を思わせる逸品に仕上げています。出汁割りやお湯割りなど、温めると香りをより感じることができるのでおすすめです。

写真右:「道後焼酎 松山長なす」
松山名産で「まつやま農林水産物ブランド」である、40cmを超える大きさの「松山長なす」は、みずみずしく甘みがあるのが特長です。その「松山長なす」を使った焼酎は、クセがなくさっぱりしており、ナス本来の香りが楽しめます。冷やして飲むのがおすすめです。

画像3: 創業128年の老舗蔵元が造る地酒【道後焼酎】

「まつやま農林水産物ブランド」を使ったお酒は、他にもあります。愛媛県産の紅まどんな(柑橘)やぶどう、りんごなどの素材を6種類使用した「道後ジン六媛」や愛媛の柑橘4種類を使用した「道後ジン」など、愛媛県産品のよさを伝えたいという「水口酒造」の想いが詰まった商品ばかりです。

画像4: 創業128年の老舗蔵元が造る地酒【道後焼酎】

味や香りの想像がつきにくいかもしれませんが、「水口酒造」ではビール以外、無料で試飲することが可能です。自分の旅の思い出にも、お酒好きな方へのお土産としても喜ばれること間違いなしの地酒の数々。ぜひお気に入りを見つけてください。

水口酒造株式会社

住所愛媛県松山市道後喜多町3-23
電話089-924-6616
営業時間8:30~17:00
定休日日曜・祝日
webhttps://www.dogobeer.co.jp/

瀬戸内海からの贈り物【松山ひじき】

画像1: 瀬戸内海からの贈り物【松山ひじき】

松山沖は潮の流れが速くきれいな海。そんな中で育った天然のひじきは、芽と茎のバランスが良くシャキシャキとした歯ごたえのある食感が特長。実は隠れた松山の名産品なのです。2016年に「まつやま農林水産物ブランド」に認定され、松山空港や愛媛県内のスーパーなどで販売されています。

写真左上:「松山ひじきふりかけ」
ご飯にふりかけても、おにぎりや卵焼きに入れてもおいしく召し上がれます。手軽に松山ひじきを堪能でき、お子さまにもおすすめです。

写真中上:「松山ひじき白和えの素」
お豆腐一丁に混ぜるだけで簡単に一品できる食卓の味方。ご飯に混ぜて炊飯すれば炊き込みご飯も簡単にできます。

写真右上:「水戻し不要 松山ひじき」
面倒な水戻し不要で、パッケージから出してすぐ使える商品です。定番の煮物はもちろん、サラダやかき揚げにもなり、アレンジ自在。

画像2: 瀬戸内海からの贈り物【松山ひじき】

「松山空港いよてつショップ」では、この松山ひじきだけでなく、先ほど紹介した「水口酒造」の商品も販売しています。帰り際に、ぜひお立ち寄りください。

いよてつショップ

住所愛媛県松山市南吉田町2731 松山空港ターミナルビルショッピングゾーン2階
電話089-973-0226
営業時間6:50~19:00
定休日無休
webhttps://www.matsuyama-airport.co.jp/service/buy/iyotetsushop.html

他にもこんな農林水産物が「まつやま農林水産物ブランド」です

画像1: 他にもこんな農林水産物が「まつやま農林水産物ブランド」です

【紅まどんな】
愛媛県と言えばこの柑橘。愛媛県で誕生し、松山市が生産量ナンバー1の松山市を代表するみかんです。果肉が多く、皮が薄いのでカットして食べるのがおすすめで、ゼリーのような果汁感いっぱいの濃厚な味わいが特長です。旬は12月で、お歳暮やギフトにもおすすめ。

画像2: 他にもこんな農林水産物が「まつやま農林水産物ブランド」です

【せとか】
さまざまな柑橘品種の香りや食感などいいところだけを受け継いだ酸味と甘みのバランスが絶妙なみかんです。果皮も内袋も柔らかく、手で簡単にむくことができ食べやすいのも嬉しいところ。糖度が高く、トロッととろけるような食感はお子さまにも人気です。

画像3: 他にもこんな農林水産物が「まつやま農林水産物ブランド」です

【松山アボカド】
実は愛媛県はアボカドの生産量が和歌山県に次いで2位。柑橘がよく育つ土壌、つまり暖かく水はけがよい斜面は、アボカドの育成にも最適なのです。「ベーコン」「フェルテ」「ピンカートン」「ハス」と4種類あり、旬は10月下旬から3月上旬頃と品種ごとに異なります。

画像4: 他にもこんな農林水産物が「まつやま農林水産物ブランド」です

他にも、さわやかな香りが特長でドライフラワーなどに使用される「グニーユーカリ」や、木にならせたまま熟成させる春のみかん「カラマンダリン」、2023年1月に認定されたばかりの「興居島(こごしま)レモン」などがあります。

温暖な気候ですが、山間部では冬季になると積雪もみられる寒暖差のある愛媛県松山市。そんな環境で愛情たっぷりに育てられた選りすぐりの「まつやま農林水産物ブランド」を、愛媛県にお越しの際には思い出してみてください。

「まつやま農林水産物ブランド」を生んだ愛媛県・松山市の名所

天守最上階から楽しむ大パノラマ【松山城】

画像1: 天守最上階から楽しむ大パノラマ【松山城】

国内はもちろん、海外からの観光客も後を絶たない「松山城」。松山市の中心部にあり、標高は132mです。とても見晴らしがよく、天守最上階からは360度の景色が開け松山市街を一望できます。

画像2: 天守最上階から楽しむ大パノラマ【松山城】

ロープウェイ・リフトが運行しており、気軽に足を運ぶことができます。

夜間にはライトアップされるので下から眺めても天空の城のようで素敵ですが、松山城から見下ろす夜景は「日本夜景遺産」にも選ばれた絶景です。

松山城

住所愛媛県松山市丸之内1
電話089-921-4873
営業時間天守9:00~17:00(季節により異なる)
※天守入場は営業終了時間の30分前
定休日天守のみ12月第3水曜日
webhttps://www.matsuyamajo.jp/

現在も入浴できる日本最古の温泉【道後温泉本館】

画像: 現在も入浴できる日本最古の温泉【道後温泉本館】

「日本書記」にも登場する道後温泉は、3,000年の歴史を誇る日本で最古の温泉といわれています。

2023年10月現在、保存修理工事中ですが入浴することは可能。日本の公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定され、現在も公衆浴場として営業しています。

待ち時間なしの場合はすぐに入館できますが、混雑している場合は本館入り口前で整理券を受け取る必要があります。

道後温泉本館

住所愛媛県松山市道後湯之町5-6
電話089-921-5141
営業時間6:00~23:00
定休日無休(12月に1日休館日あり)
webhttps://dogo.jp/

松山のお土産やグルメがそろう【道後商店街】

画像1: 松山のお土産やグルメがそろう【道後商店街】

道後商店街は伊予鉄道路面電車「道後温泉駅」から「道後温泉本館」に続く商店街です。写真のアーケードが目印で、お土産屋やグルメスポットなど愛媛の魅力がぎゅっと詰まっている場所。

画像2: 松山のお土産やグルメがそろう【道後商店街】

道後温泉本館から徒歩1分の距離にある「えひめ果実倶楽部 みかんの木」は、愛媛県の特産品である柑橘をメインに取り扱うお店です。

愛媛に来たからには道後温泉とともに「愛媛のみかん」の素晴らしさを体感してほしいという、みかんへの愛が詰まったお店です。オリジナルメニューのいよかんジェラート、みかんソフトクリームなどその場で食べられるものから、柑橘を使用したお土産など幅広く取り扱っています。

えひめ果汁倶楽部みかんの木

住所愛媛県松山市道後湯之町13-15
電話089-941-6037
営業時間9:30~18:30(土曜のみ20:00まで)
定休日無休
webhttps://dogo.co.jp/mikan/
画像3: 松山のお土産やグルメがそろう【道後商店街】

伊予鉄道路面電車「道後温泉駅」から商店街に入ってすぐにある「10FACTORY道後店」は、愛媛のみかんジュース専門店です。

みかん農家とのつながりを大切にし「みかんのある暮らし」を消費者に提供したいという思いで販売しています。さまざまな品種のみかんジュースを飲み比べすることができ、みかん好きにはたまらない空間。みかんを加工して作ったドレッシングやソースなども販売されており、おしゃれなパッケージでお土産にも最適です。

10FACTORY道後店

住所愛媛県松山市道後湯之町12-34
電話089-997-7810
営業時間9:30~19:30
定休日無休
webhttps://10-factory.com/

「まつやま農林水産物ブランド」のライブコマースを実施!

愛媛県・松山市が誇るこだわりのまつやま農林水産物ブランド。5年後、10年後には、誰もが知っているブランドになっているかもしれません。

一足先に、その素晴らしさを知った読者のみなさんは、いち早く「まつやま農林水産物ブランド」を味わってみたいと思いませんか?

2023年11月23日(木曜・祝日)に「まつやま農林水産物ブランド」のライブコマースが実施されますので、ぜひチェックしてください! 第1回では、「瀬戸内の銀鱗煮干し」と「松山ひじき」が販売されます。

画像: www.matsuyama-nousui-live.jp
www.matsuyama-nousui-live.jp

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