※撮影時のみマスクを外しています。
※営業時間や価格は2023年1月現在のものです。
※価格は税込み表記です。
ナビゲーターは、「山口県の魅力をしっかりとお伝えします!」と意気込む靏さんと長谷川さん。ともにJALふるさと応援隊を務める仲の良いお二人です。
INDEX
〈1日目〉
下関市が誇る3大ご当地食材を一度に堪能|茶寮 福の花
山口宇部空港を出発し、最初に向かったのは本州の最も西にあるまち、下関市。行き先は、1996年に関門海峡のランドマークとして誕生した「海峡ゆめタワー」がある「海峡メッセ下関」の4階、「しゃぶしゃぶ 瓦そば 茶寮 福の花」です。
広々として落ち着きのある店内で提供されるのは、「酒も料理もまるごと山口」という店のコンセプト通り、瓦そばやふぐ刺しなど山口県の名物料理。もちろん、山口県内各地の地酒も豊富に揃います。山口県内に5店舗を展開していますが、しゃぶしゃぶと瓦そばの食べ放題(1人3,245円~)を実施しているのは、こちらの店舗のみとなります。
お目当ては、とらふくてっさ(1人前1,628円 ※写真は2人前)と鮟鱇(あんこう)唐揚げ(748円)、鯨の竜田揚げ(748円)の3品。フグ、アンコウ、クジラは、下関市が誇る3大食材です。
美しく透き通ったとらふくてっさは、ポン酢と薬味で味わいます。口に運ぶと、まずはトラフグ独特の程よい弾力が楽しめ、ほんのりとした上品な甘みも追いかけてきます。フグの本場・下関市だからこその新鮮さを堪能。
揚げたてホクホクのふっくらとした食感とふわっと広がる旨みが特徴の鮟鱇唐揚げ、やわらかい赤肉にショウガやニンニクを効かせた鯨の竜田揚げもしっかりと味わい、大満足のランチタイムに。下関市ならではの美味でパワーをチャージし、幸先がいいスタートとなりました。
しゃぶしゃぶ 瓦そば 茶寮 福の花
住所 | : | 山口県下関市豊前田町3-3-1 海峡メッセ4F |
---|---|---|
電話 | : | 083-242-0901 |
営業時間 | : | 11:00~21:30 ※しゃぶしゃぶ・瓦そばの食べ放題は平日15:00~、土日祝は終日 |
定休⽇ | : | なし |
web | : | http://www.bears-co.jp/fukunohana.html |
レトロ空間でオリジナルアフタヌーンティーを味わう|重要文化財 旧下関英国領事館
海峡メッセを後にして車で5分ほど移動すると、見えてきたのが「旧下関英国領事館」。一際目を引くレトロなレンガ造りの建物は、1906年に建設されたもので、領事館として使用することを目的に建設された中では国内現存最古。1999年に国の重要文化財に指定されました。
レンガ造りの2階建てで、かつては1階が領事等の執務空間、2階が海事監督官の住居だったそう。現在は当時の領事館の雰囲気が満喫できるようにと、旧領事室を開放しているほか、ヒストリールーム(旧文書室・待合室)や赤レンガ室(旧海事監督官室)などを設置。2階には伝統のアフタヌーンティーが楽しめる「tearoom Liz」があります。
1階の旧領事室は当時の様子が再現されています。暖炉の前には実際に使用されていた椅子やテーブルがあり、座ったり写真を撮ったりすることができます。ほか、館内にはまだまだ見どころが満載。くまなく網羅したいなら、スタッフに案内をお願いするのがおすすめです。
1階の見学を終えたら、2階へと続く階段を上ります。いかにも洋館といったレトロな手すりが印象的なこの階段は、映えスポットとしても人気なのだそう。
2階にある「tearoom Liz」では、人気ナンバーワンの「アフタヌーンティー3段セット」(1名2,200円 ※2名から注文可能)をオーダー。テーブルに運ばれてくると、その可愛らしさと豪華さに思わず歓声が上がりました。こちらで楽しめるアフタヌーンティーは、ピーターラビットの物語をモチーフにした完全オリジナル。それぞれの段に物語があり、季節によって使用するフルーツなどが異なります。
飲み物はもちろん紅茶をセレクト。オーダーしたのは、セイロンとカモミール、バラ(ローズピンク)をブレンドした「ねこのタビタのおもてなしのお茶」(660円)です。お湯を注ぐと徐々に花びらが開く、見た目も香りも華やかな紅茶です。
ティースプーンの代わりには可愛らしいシュガースティックが添えられており、いつものティータイムとはひと味違う特別感が漂います。こちらのシュガースティックは、ピーターラビットグッズや紅茶などが並ぶ1階のショップで購入することもできます。
ゆったりのんびり過ごしたティータイムは、忘れられないひと時となりました。このレトロな非日常空間と可愛くておいしいアフタヌーンティーにまたもやパワーをいただき、次の目的地へと出発します。
重要文化財 旧下関英国領事館
住所 | : | 山口県下関市唐戸町4-11 |
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電話 | : | 083-235-1906 |
営業時間 | : | 9:00~17:00、中庭・附属屋ギャラリーの利用は22:00まで |
休館日 | : | ホームページにて案内 |
入館料 | : | 無料 |
web | : | https://www.kyu-eikoku-ryoujikan.com |
コバルトブルーの海に浮かぶ、一度は行きたいフォトジェニックな橋|角島大橋
旧下関英国領事館から海沿いを1時間あまりドライブし、到着したのは山口県を代表する人気スポット「角島大橋」です。コバルトブルーの海、真っ青な空、角島に向かって伸びる真っ白な橋……。その美しさは圧巻で、車のCMに使われたことで全国的にも有名になりました。
角島大橋の本土側入り口には、歩いて2~3分で登れる角島展望台があります。真っ直ぐに伸びる角島大橋を遮るものなく眺められるこの展望台は、フォトスポットとして観光客に大人気なのだそう。
展望台から眺められる美しい景色と心地よい潮風は、旅の疲れだけでなく、日常の疲れも一掃してくれそうです。ちなみに、離島・角島まで伸びる力強い角島大橋は、見ているだけで元気になれることから山口県のパワースポットの一つにも数えられているそうです。
角島大橋
住所 | : | 山口県下関市豊北町神田~角島 |
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電話 | : | 083-786-0234(下関市豊北総合支所地域政策課) |
地物が勢揃い! 山口県内最大規模の道の駅でお買い物|道の駅センザキッチン
角島大橋からさらに北上し長門(ながと)市へ。次は「道の駅センザキッチン」でお土産探しです。こちらは長門市仙崎の海辺にある道の駅で、地元の農水産物などが並ぶ直売所や、海鮮丼やラーメン、カフェなどいろんなジャンルの飲食店、購入した食材をBBQで楽しめるグリルハウスがあり、楽しみどころ満載。広大な敷地内には観光案内所「YUKUTE」や「長門おもちゃ美術館」もあります。
まずは農水産物等直売所奥にある鮮魚コーナーに。こちらには長門市近海で獲れた新鮮な魚介が並びます。
アワビやサザエ、地魚など、その時々に獲れる旬の鮮魚がずらり。下処理や加工も受け付けてくれます。
続いて加工品や雑貨が並ぶコーナーへ。こちらには長門市油谷湾の海水からつくられた塩や山口県オリジナルの柑橘「長門ゆずきち」を使った商品など、長門市おすすめの逸品や話題のアイテムが揃います。
地域の方々が心を込めてつくった商品の数々は、いくら眺めていても飽きることはありません。一つひとつ手に取ってしっかりと吟味して選んだお土産は、きっと喜んでもらえるはず。
道の駅センザキッチン
住所 | : | 山口県長門市仙崎4297-1 |
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電話 | : | 0837-27-0300 |
営業時間 | : | 9:00~18:00(各店舗により異なる) |
定休⽇ | : | 第2木曜(8月、祝日は除く)、元旦 |
web | : | https://nanavi.jp/senzakitchen/ |
長門市出身の童謡詩人・金子みすゞの詩の世界にふれる|金子みすゞ記念館
「道の駅センザキッチン」から徒歩10分の場所にある、2003年にオープンした「金子みすゞ記念館」に到着。みすゞは「みんなちがって、みんないい」というフレーズでおなじみの、長門市出身の童謡詩人です。こちらの記念館はみすゞが幼少期に過ごした書店「金子文英堂」跡地につくられています。
常設展示室では、みすゞの遺稿集(レプリカ)や着物のハギレなどの遺品を展示。ほか、みすゞの詩の世界を音や光で体感できる「みすゞギャラリー」や、みすゞの詩全512編がデータベース化され、検索・鑑賞できる検索室もあります。
みすゞが暮らしていた部屋を再現した「みすゞの部屋」からは、当時の暮らしがうかがえます。みすゞの享年は26。大正末期に彗星のごとく現れ、幻の童謡詩人と語り継がれている金子みすゞの詩の世界を、さまざまな資料や空間により存分に堪能したひと時でした。
金子みすゞ記念館
住所 | : | 山口県長門市仙崎1308番地 |
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電話 | : | 0837-26-5155 |
営業時間 | : | 9:00~17:00(最終入館16:30)※年末年始の短縮開館あり |
休館日 | : | なし ※臨時休館あり |
入館料 | : | 一般350円、小中高校生150円 |
web | : | https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/site/misuzu/ |
萩市を360度見渡せる絶景足湯で旅の疲れを癒す|源泉の宿 萩本陣
この日の宿は、萩市にある標高172mの吾妻山の中腹に位置する「源泉の宿 萩本陣」です。一番の魅力は地下2,000mから湧き出す自家源泉で、館内にある14種類の多彩な浴室を配した湯屋街「湯の丸」で湯めぐりを楽しむことができます。源泉は、氷河期から少しずつ地底に蓄えられた地下水で、美肌や神経痛、関節痛などに効果があると言われています。
萩のまち並みに古くから伝わる土塀をイメージした露天風呂「土塀露天風呂」や、立ったまま首までどっぷり浸かることのできる立湯「立の間」、光が織りなすファンタジーな気分が味わえる「光の間」など、バラエティに富んだ浴室はどれに入ろうかと思わず迷ってしまいます。
チェックインを済ませたら、すぐにSL型シャトルバスに乗り込んで、360度萩市を見渡せる「奥萩展望台」へ。展望台には足湯が設けられており、景色と一緒に湯も楽しめることから「絶景足湯」とも呼ばれています。足湯に浸かりながら夕景を眺めていると、茜色の空は徐々にブルーが深くなり、気がつけば美しい星空に。
源泉の宿 萩本陣
住所 | : | 山口県萩市椿東385-8 |
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電話 | : | 0838-22-5252 |
web | : | https://www.hagihonjin.co.jp |
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