広島県呉市から愛媛県今治市岡村島までの7つの島を7つの橋で結ぶ「安芸灘とびしま海道」。尾道市から今治市を結ぶ「しまなみ海道」と対比して、“裏しまなみ海道”とも呼ばれるこの道は、サイクリングルートのほとんどが海沿いで、穏やかな瀬戸内海や、見え隠れする橋の存在を感じながら楽しめる風光明媚なコースです。

【下蒲刈島】アイランドホッピングのスタートは「梶ヶ浜コワーキングスペース」

画像1: 【下蒲刈島】アイランドホッピングのスタートは「梶ヶ浜コワーキングスペース」
画像: オーシャンビューのカウンター

オーシャンビューのカウンター

サイクリングの出発地点は、本州から1つ目の島・下蒲刈島にある「梶ヶ浜コワーキングスペース」。2021年11月にオープンしたばかりのこちらは、目の前に海が広がる開放的な空間で仕事をこなせる絶景ワークスポットとして注目を集めています。

画像2: 【下蒲刈島】アイランドホッピングのスタートは「梶ヶ浜コワーキングスペース」

外へ出ると、やわらかな風がそよぐウッドデッキが。施設の給湯室には備え付けのコーヒーや紅茶があり自由にいただくことができるので、ドリンクを片手に小休憩もできます。

画像3: 【下蒲刈島】アイランドホッピングのスタートは「梶ヶ浜コワーキングスペース」

そしてこちらではワークスペースの提供以外に、レンタサイクルも行っています。

安芸灘とびしま海道の一番端にある岡村港で乗り捨てして(乗り捨て料金はプラス1,000円)、フェリーで今治に抜ける旅のプランを立てると、飛行機で広島IN、松山OUTという、本州と瀬戸内海の島々、さらに四国も楽しめるという、欲ばりな旅が叶います。

画像4: 【下蒲刈島】アイランドホッピングのスタートは「梶ヶ浜コワーキングスペース」
画像5: 【下蒲刈島】アイランドホッピングのスタートは「梶ヶ浜コワーキングスペース」

自転車のラインナップは、女性や初心者にうれしい電動アシスト付き自転車から、本格走行可能なEバイクまでバリエーション豊富。

近距離を走るならかわいいミニベロ、長距離を走るなら一回の充電で約80km走行可能なEバイクがおすすめです。迷ったらショップスタッフに相談して決めるといいでしょう。

それでは、飛び石のように連なる島々のアイランドホッピングに出かけましょう。

梶ヶ浜コワーキングスペース

住所広島県呉市下蒲刈町下島10839番地の16
電話090-5600-6824
080-2927-2504(レンタサイクル受付)※要事前予約
営業時間9:00~17:00(場合によっては~22:00)
※17:00以降の利用を希望される場合は、事前にお問合せください。
料金〜4時間 200円、〜8時間 400円、〜13時間 650円
webhttps://kajigahama.jp/coworking/

【下蒲刈島】「海駅三之関」で名物・じゃこ天を堪能

画像1: 【下蒲刈島】「海駅三之関」で名物・じゃこ天を堪能

まずは梶ヶ浜のある下蒲刈島から蒲刈大橋を通って、上蒲刈島へと向かいます。その前に立ち寄っていただきたいのが、橋のたもとにある「海駅三之関」です。ここでは名物のじゃこ天を揚げたてで味わうことができます。

画像2: 【下蒲刈島】「海駅三之関」で名物・じゃこ天を堪能

海駅三之関のじゃこ天は、いわゆるちりめんじゃこは使っておらず、地元の白身魚を特産品である姫ひじきの塩で練り上げて作っています。熱々を口に含むと、魚の旨みが広がり絶品。人気商品なので、夕方には売り切れになっていることもありますが、橋を渡る前に覗いてみてください。

画像: 提供:呉市お宝フォトバンク

提供:呉市お宝フォトバンク

小腹を満たしたら自転車を進め、蒲刈大橋を渡ります。途中で後ろを振り返ると、本州と安芸灘諸島を結ぶ安芸灘大橋の姿。二つの橋を同時に収めることができるロケーションなので、記念に写真撮影をするのがおすすめです。

海駅三之関

住所広島県呉市下蒲刈町下島2358-1
電話0823-70-8282
営業時間9:00〜17:00
定休日火曜、水曜
webhttps://kaiekisannoseki.sakura.ne.jp/

【上蒲刈島】海と橋を楽しみながら爽快サイクリング

画像: 下蒲刈島と上蒲刈島を結ぶ蒲刈大橋

下蒲刈島と上蒲刈島を結ぶ蒲刈大橋

上蒲刈島北側の道は、車の通行も少なく快適なサイクリングロードです。海と島々、見え隠れする橋を眺めながら、のんびりと走りましょう。次の豊島に近づく頃、海沿いに鳥居が現れます。

画像: 【上蒲刈島】海と橋を楽しみながら爽快サイクリング

こちらは日髙神社の鳥居。海と山、鳥居がひとつに収まるこの風景は、裏しまなみ海道ならではのフォトスポットとして注目です。

【上蒲刈島】ちょっとディープな「うどんの原」で休憩

画像1: 【上蒲刈島】ちょっとディープな「うどんの原」で休憩

島の南側の道を通れば、ユニークな外観のお店が目に留まるはずです。ここは、なんとうどん屋。屋台風の店舗は、バンの中がキッチンになっており、そこから後ろにお店が広がっているような造りとなっています。

一見入りにくい印象を受けるかもしれませんが、穏やかでローカル感あふれる雰囲気にほっと落ち着くことでしょう。地元の馴染みのお客さんや、サイクリング中のお客さんが多く立ち寄るお店です。

画像: 天ぷらうどん(500円)

天ぷらうどん(500円)

「うどんの原」のうどんは柔らかめの細麺で、優しい出汁が体に沁みます。天ぷらうどんや肉うどんなどもあり、リーズナブルに楽しめるのも嬉しいポイントです。

画像2: 【上蒲刈島】ちょっとディープな「うどんの原」で休憩

休憩の後は、豊島を目指して移動。その道中、上蒲刈島と豊島を結ぶ豊島大橋の横には豊島大橋展望台があり、美しい吊り橋の姿を眺めることができます。少し坂を登らなくてはいけませんが、パワフルなEバイクだとラクラク進めます。

うどんの原

住所広島県呉市蒲刈町大浦3103
電話090-6434-4031
営業時間11:00~15:00
定休日木曜

関連記事

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.