徳島阿波おどり空港から車で20分ほど。写真集をめくるかのように美しい景色が連続する、鳴門が今回の旅の舞台です。風光明媚な海の風景、心地良い極上体験が出来るホテル、藍染や陶芸などショッピングも楽しめます。アフターコロナに向け、目に優しく、心に嬉しい鳴門の旅を計画してみてはいかがでしょうか。

画像1: 豊かな自然と受け継がれる伝統、今こそ行きたい国内一人旅。徳島・鳴門1泊2日

西村 愛

2004年からスタートしたブログ「じぶん日記」管理者。47都道府県を踏破し、地域の文化や歴史が大好きなライター。
島根「地理・地名・地図」の謎 (実業之日本社)、わたしのまちが「日本一」事典 (PHP研究所)、ねこねこ日本史でわかる都道府県(実業之日本社)を執筆。 サントリーグルメガイド公式ブロガー、Retty公式トップユーザー、エキサイト公式プラチナブロガー。

画像2: 豊かな自然と受け継がれる伝統、今こそ行きたい国内一人旅。徳島・鳴門1泊2日

12:00 れんこんの日本三大産地で楽しむれんこん尽くし「れんまるカフェ」

鳴門めぐりを楽しむ前にまずは腹ごしらえ。

れんこんを使った料理を提供するカフェ「れんまるカフェ」へと立ち寄りました。

徳島県はれんこんの産地で、茨城県、佐賀県などと並び全国有数の生産量を誇ります。中でも鳴門市は一大産地で、吉野川下流域の豊富な水と良質な粘土質の土壌によって、一面にれんこん畑が広がる光景が見られます。

徳島のれんこんは、色白でシャキシャキとした歯ごたえあるのが特徴。このれんこんをメイン料理として提供しているのが、れんまるカフェです。ここは生産から加工、販売までを手掛ける会社が経営し、一年を通してれんこん料理が楽しめるお店となっています。飲食店としてだけでなく、れんこんを使った加工品も取り扱っており、特に「れんこんチップス」はリピーター続出、クセになる美味しさがある人気商品です。

れんこんはビタミンCや食物繊維が豊富な野菜の優等生。体を温める食材ともいわれ、血の巡りを良くしてくれる働きを持ちます。そんな徳島のれんこんを多くの人に食べてもらおうとオープンし、4年目を迎えたカフェ。コの字型をした建物の中心には蓮池が作られ、季節になると葉が生い茂り美しい姿を見せてくれます。カレーやハンバーグなどのメニューにれんこんが使われ、人気の「から揚げ丼」や「てりまよチキン丼」などにも付け合わせに必ずれんこんが付きます。

注文したのは「れんこん玉グラタン」。

デミグラスソースの中に米粉とれんこんを練ったオリジナルの団子「れんこん玉」がコロコロと入り、アツアツのうちに運ばれてきます。野菜や付け合わせの酢漬けもれんこんで、言葉通りれんこん尽くしのランチとなりました。

メニュー表を眺めているだけで、こんなに色んなメニューアイデアが広がるんだ!と、れんこんの可能性にも驚かされます。

時間がない時の店外飲食にも対応してくれ、テイクアウトメニューも揃っています。

鳴門旅のスタートを飾るにふさわしく名物を存分に味わえるお店で、心とお腹もしっかり満たすことができました。

れんまるカフェ

住所徳島県鳴門市撫養町斉田字浜端北120
営業時間月~金11:00~17:00(L.O.16:30)
土日祝11:00~20:00(L.O.19:30)(火休)
webhttps://cafe.ren-maru.com/

13:10 藍生産日本一。徳島の阿波藍の伝統を伝える藍工房「STUDIO N2 Awa-ai Design Institute」

“ジャパンブルー”とも表現され、のれんや風呂敷などに使われてきた日本古来の色のひとつでもある「藍」。

国産の藍生産を行う徳島県はその量日本一で、国内総生産量の半分以上が徳島県内で栽培されています。産地としてだけでなく、手間と時間をかけて作られる「藍染料=すくも」の生産も盛んで、徳島の職人たちによって日本の青藍は支えられています。

藍はタデ科の植物。葉っぱに含まれる青い色素を取り出すことで、藍が生まれます。日本では古くから愛されてきた色で、それと同時に防虫効果や耐久性の観点からも実用的に使われてきました。そんな藍栽培も、戦時中には栽培禁止となり一度は途絶えかけた歴史もありました。それらをなんとか復活させた後も生産量は徐々に減少してきているということです。

しかし近年では消臭作用や抗菌作用、ファッション性など価値が再認識され、また、手作りの温かさや植物由来の天然染料への理解も深まり、静かなブームが起こっています。

今回訪ねたのは鳴門市内に数ある藍染工房のひとつ「STUDIO N2」。

ご夫婦で営まれている工房は元々奥様のご実家であった場所で、空き家となっていた場所を2年前に改築し工房兼ショップとしてオープン。工房では藍の防臭効果を利用したアンダーウェアやサイクルキャップなど、オリジナリティあふれる商品が並びます。微妙な染めの違いや柄などにより、がらっとその表情を変える藍製品。創作秘話などを聴きながら実際に手に取って選んでいると、それだけで愛らしく見えてくるから不思議です。

製造販売の傍ら、週末に行われている藍染体験では、徳島の藍の歴史や藍の生産に関する様々なお話を聞くこともできます。藍染は日本で長い時間培われてきた天然の色素を使った染め文化。楽しく染め体験するだけでなくその歴史にも触れることができる絶好の機会になるでしょう。作品はその場で持ち帰ることができ、しかもかさばらないおみやげになるので、徳島の思い出と共に持ち帰るのにぴったりです。

自然から生み出され、地球にも優しい徳島の藍。

今年からは藍の栽培もスタートさせたというお二人。STUDIO N2を通して多くの人たちに理解され、藍がさらに見直される日も近そうです。

STUDIO N2 Awa-ai Design Institute

住所徳島県鳴門市撫養町小桑島日向谷80
電話番号090-7787-7610
藍染体験は要予約
webhttps://www.entwo.com/

14:30 鳴門の魅力を発信し続けるお菓子工房「フレンチモンスター 瀬戸内フードアート」

この日の宿泊先「ホテルリッジ」へ一度チェックインをしてから、瀬戸内海に浮かぶ島田島の高台にオープンした話題のスイーツショップへ向かいました。

ここで扱われているお菓子「月へ鳴門へ」は、元々は東京・西麻布にある徳島の食材を使ったフレンチレストラン「フレンチモンスター」で生まれました。レストランで提供されていたお菓子が食通たちに絶賛され、お菓子工房としてオープンしたのです。まさに鳴門市へ里帰りするような形になったというわけです。

「月へ鳴門へ」は鳴門金時をペーストにし、カスタード、キャラメルなどを合わせたオリジナルクリームをサブレに挟んだお菓子。鳴門金時生産者である喜瀬さんの熟成芋にこだわり、天然の甘さ、鳴門金時のほっくりとした優しい味わいと艶やかな黄金色を最大限に生かした、極上のスイーツです。しっとりとしたサブレの優しい食感と上品で深みのあるクリームがとてもリッチです。

お店は鳴門スカイライン沿い、四方見展望台すぐ隣の緑に囲まれた白い建物で、ロケーションは抜群です。展望台からも店内からも、ウチノ海の釣り屋台が点々と浮かぶ穏やかな海の景色を存分に楽しむことができます。

お客さんが途絶えず、全国のファンから問い合わせが絶えない人気店なので、鳴門へ行ったらぜひドライブがてら立ち寄りたいお店ですね。

2018年には“せとうちお土産コンクール最優秀賞”を受賞。徳島を代表するお菓子になる日も近そうです。

老若男女問わず食べやすいので自分用に、旅のおみやげに最適です。

フレンチモンスター 瀬戸内フードアート

住所徳島県鳴門市瀬戸町中島田東山9
電話番号088-661-5566
営業時間平日 10:00~12:00 13:00〜17:00
土日祝 10:00~12:00 12:30〜17:00(火休、祝日の場合は営業。振替休日あり)
webhttp://www.frenchmonstar.com/setouchi_foodart/

16:00 1日10組のリゾートホテル 瀬戸内海の絶景と感動のステイ「ホテルリッジ」

全室オーシャンビューで穏やかな瀬戸内海と大鳴門橋を望む、この上ないロケーションの「ホテルリッジ」がこの日の宿泊です。

東京ドームおよそ5個分、7万坪の敷地に客室10室のみという自然とゆとりのリゾートホテル。自然豊かな敷地には緑が溢れ、鳥のさえずりが耳に心地良く響きます。春には桜のトンネル、秋の紅葉など四季の移り変わりも楽しめ、ファシリティや接客、食事、全てにおいて高評価を得ているホテルです。

最初に案内されたのは、ランチに利用されるレストラン「カリフォルニアテーブル」。

柔らかな接客のサービススタッフに迎えられ、ウッドデッキのテラススペースへと案内されました。テラスへ出てみると、真っ白な大鳴門橋、淡路島、遠くにうっすらと和歌山県も見える絵葉書のような世界。これにはすっかり感動して、思わず感嘆の声が出てしまいます。

レストラン入口にはカリフォルニアワイン「RIDGE(リッジ)」のボトルがずらりと並びます。これは、ホテル親会社である大塚グループが所有するワイナリーのブランドで、このホテル名の由来ともなっています。せっかくなので、夕食の時にいただいてみることにします。

部屋は自然光が差し込み明るく、テラスから見える景色には朝日や夕焼け、星空など一日の移ろいを感じられます。広い占有空間でのびのびと寛げる上、プライベートもしっかり確保でき、安心のステイができるのも魅力的です。60㎡以上もの広さがあり、部屋でゆっくり、何もしない贅沢な時間を過ごすことができます。

鳴門の工芸“大谷焼”のカップや“藍染”のベッドカバーなどの落ち着いたルームファシリティ、7種類のお茶とコーヒー、冷蔵庫内のフリードリンク、肌触りの良い寝具や四国・今治タオル、充実したアメニティ類などで最上級のもてなしを受けられます。

コロナ禍での“おこもりステイ”にもぴったり、NO密な滞在が可能です。

徳島阿波おどり空港や鳴門駅からの送迎サービスもあるので、ぜひ利用してみてください。

ホテルリッジ

住所徳島県鳴門市瀬戸町大島田字中山1-1
電話番号088-688-1212
送迎は要予約
webhttps://hotel-ridge.co.jp/

18:00 「万里荘」でいただく珠玉の和懐石

夕食は、ホテル敷地内にある万里荘でいただきます。日本庭園が広がる、趣と風情が感じられる建物です。

室内に伸びる長い廊下を“万里の長城”になぞらえ、「万里荘」と名付けられたという建物。廊下には畳が敷かれ、足の裏から伝わる温かな感触が快適です。上を見ると舟底天井になっていて、選ばれた建築素材と技法が使われています。室内にも丁寧な細工の釘隠しや欄間の装飾が見られ、和の意匠がふんだんに盛り込まれています。

中庭は手入れの行き届いた枯山水の庭が広がります。それに対して手を加えすぎない緑の庭は鬱蒼と生い茂り、野生のたぬきが遊びに来ることも。自然に癒され、緑を感じながら食事を楽しめます。

料理内容は、料理長・新井泰司氏による和の懐石。

こだわりの一皿は、最初の料理「海鮮石焼き」です。高温に熱した石で焼く海鮮は、香り、音を感じて楽しめる、格別の一品。シンプルなだけに鳴門の食材の良さが際立つ調理法です。

他にも徳島・伊島の牡丹鱧のお椀、新鮮なお刺身には鳴門鯛など、地元の素材が満載です。
メインには、滑らかな肉質とくちどけの良い脂、濃厚な味わいの阿波一貫牛。リッジワインの「リットンスプリング」をグラスで合わせました。

よどみなく料理が運ばれ、テンション上がりっぱなしの美しく美味しい懐石でした。

ホテルリッジ万里荘

住所徳島県鳴門市瀬戸町大島田字中山1-1
電話番号088-688-1212
フロントから送迎あり
webhttps://hotel-ridge.co.jp/

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