インド洋に浮かぶ約1,200もの島々からなる島嶼(とうしょ)国家・モルディブ。 どこまでも澄んだ海に26もの環礁が点在する美しい姿から、「インド洋の首飾り」と称されるこの国は、日常をしばし忘れて、非日常のリゾートを楽しめる特別な場所。今回は、南の楽園・モルディブで楽しむ、ちょっと“特別な旅”をご案内します。

美しき「島々の花輪」モルディブ

インドやスリランカの南西に位置し、26の環礁とおよそ1,200もの島々で構成されるモルディブ。サンスクリット語で「島々の花輪」を意味する名を持つこの国は、とびきりのリゾートステイを叶えられる場所として世界の人々を魅了しています。ハネムーンや記念日の旅など、大切な旅に選ばれることの多いモルディブの大きな魅力のひとつが「ワンリゾート・ワンアイランド(1島1リゾート)」という考え方。モルディブには島全体がひとつのリゾートホテルの敷地になっている島が100以上あり、それぞれに個性的な滞在を楽しむことができるのです。特に、乾季にあたる11月〜4月はモルディブの美しい風景を楽しめる季節。ここからは、そんなモルディブだからこそ味わえる“特別な旅”のひとときをご紹介します。

ロマンティックな空中遊覧から始まるリゾートステイ

画像: ロマンティックな空中遊覧から始まるリゾートステイ

広大なインド洋に無数のリゾートアイランドが点在するモルディブ。国際空港のある首都マーレから各リゾートへは、国内線やリゾート専用のスピードボート、モルディブの伝統的な船“ドーニ”など、リゾートによって異なるアクセス方法があります。なかでもひときわロマンティックなのが、水上飛行機です。その名のとおり、水上での離着陸が可能な水上飛行機は、マーレと各リゾートアイランドをつなぐ交通手段。通常の飛行機よりも高度が低いため、眼下に広がるモルディブの環礁や島々の美しい風景を望む、とびきりの空中散策を楽しめるのです。濃紺の海に浮かぶ幾つもの島々を見渡しながらリゾートアイランドへと向かうひとときは、まさに“非日常”への入り口となる旅のワンシーンと言えるでしょう。

画像1: ※写真はイメージです。

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また、「ワンリゾート・ワンアイランド」のモルディブでは、それぞれのリゾートアイランドが独自のゲストルームを備えています。モルディブと言えば、ハウスリーフ(島を囲むサンゴ礁)に面した高床式の水上コテージのイメージが強いですが、生い茂る木々に囲まれた秘密基地のようなプライヴェートヴィラやモダンな外観とインテリアでまとめられたスイートなど、バリエーション豊かなゲストルームとの出合いも、チェックイン後の大きな楽しみです。

朝日とともに楽しむハウスリーフでのシュノーケリング

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モルディブで過ごすリゾートの時間は、常に美しい海とともにあります。例えば多くの水上コテージでは、コテージから直接海にアクセスすることが可能。「海に入りたい!」と思い立ったタイミングで、気軽にハウスリーフでのシュノーケリングを楽しむことができるのです。太陽の光がきらきらと海に差し込むデイタイムから視界一面が茜色に染まる夕暮れ時まで、時間帯によってさまざまな表情を楽しめるシュノーケリングですが、ひときわ贅沢な気分を味わえるのがサンライズの時間帯。早朝の静けさを感じながら海に入り、水平線から昇る朝日を眺めるひとときは、まさに至福の体験です。やわらかな朝日が降り注ぐ水中世界も、もちろん魅力的。豊かに発達したサンゴ礁が広がる海を、カラフルな熱帯の魚たちが彩る様子は、息を呑むほどの美しさです。「好きな時に美しい海を楽しめる」という喜びを、全身で感じることができるはずです!

多彩なアクティビティで楽園の魅力に浸る

画像: 多彩なアクティビティで楽園の魅力に浸る

モルディブの思い出をさらに印象深いものにしてくれるのが、美しい自然を舞台に繰り広げられる数々のアクティビティです。各リゾートには、ダイビングやカヌー、シュノーケリング、パラセーリング、フィッシングなどのマリンアクティビティはもちろん、サンセットクルーズや無人島へのツアートリップ、ビーチヨガなど、実に多彩なアクティビティが用意されています。なかでもおすすめなのが、豊かな海に恵まれたモルディブならではの海洋生物との出合いです。例えば首都マーレの北およそ100㎞ほどの「バア環礁」は、その貴重な生態系からユネスコ生物圏保存地域に指定されるエリア。マンタやジンベエザメなどの貴重な海洋動物たちと出合えることで知られています。このほかモルディブでは、青い水中世界を悠々と泳ぐウミガメやイルカ、小魚の群れなど、季節や場所ごとにさまざまな海洋生物との出合いを楽しめます。多彩なアクティビティに参加し、幻想的で美しい海をゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。

モルディブならではの特別なランチ&ディナー

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世界中のVIPに愛されるモルディブには、ハイエンドなリゾートが点在。もちろん食事に関しても、南の島とは思えないほどハイクオリティな味わいを楽しめます。正統派のフレンチからモルディブの伝統を活かしたエスニック料理、本格的な和食、新鮮な海の幸を活かしたBBQなど、それぞれのリゾートが独自の趣向を凝らした食事を提供しています。また、各リゾートが食事の味わいだけでなく、シチュエーションにこだわっていることも大きな魅力。例えば無人島を二人きりで貸し切るプライベートランチや、砂浜にキャンドルを灯して楽しむディナーなど、「ワンリゾート・ワンアイランド」ならではの自然環境を活かした贅沢なひとときを楽しめるのです。とびきりのグルメを、とびきりのシチュエーションで……。モルディブだからこそ体験できる至福の時間をぜひ味わってみてください。

ひとことコメント

モンスーンの影響で11月〜4月に乾季を迎えるモルディブですが、なかでも比較的天候が安定する1月〜4月は旅のベストシーズンです。モルディブの気温は年間を通じて26℃〜33℃程度ですが、日差しが予想以上に強烈なので紫外線対策は必須。シュノーケリングをするときに背中やふくらはぎが焼けてしまう方も多いので、ラッシュガードや日焼け止めをお忘れなく!

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