徳島で食べ歩き！ここでしか食べられないタイパ優秀グルメ

江戸前の技と地元の旬が織りなす鮨の物語「すし瀬名波」

徳島市の静かな通りに、木の温もりを感じる小さな看板が掲げられています。

その名は「すし瀬名波」。品格のある佇まいに、一歩足を踏み入れれば、そこは鮨の世界に誘う特別な空間です。

店内は凛とした雰囲気のカウンター席がわずか10席。大将の包丁さばき、シャリを握る指先の動きを間近で感じられる、鮨好きにとっての特等席です。

座敷席を設けない理由は、“握りたてを一番おいしい状態で味わってほしい”という大将の想い。お一人様でも自然に溶け込める距離感が心地よく、鮨を楽しむ時間に集中できます。

瀬名波の鮨は、徳島近海で揚がる新鮮な魚介を軸に、その時期に最もおいしいものを全国から厳選して仕入れています。春は鳴門鯛、夏はアジや鮎、秋はサンマ、冬はブリやトラフグ。さらに、北海道の濃厚なウニや九州産のふっくらとしたアナゴも登場。

“地元の魅力を大切にしながら、日本中の旬を一皿にのせたい”という大将の哲学が、食材選びに表れています。

夜のコースはもちろん、ランチも見逃せません。「特別ランチコース（5,500円）」は、お昼でも高いクオリティを味わえる、贅沢なひとときです。旬の鮮魚を多彩な握りで楽しめる構成は、まさに“ご褒美ランチ”という言葉がぴったり。

ある日のコースでは、まずは艶やかなイカの握り。細かな包丁目が施され、噛むたびに甘みが広がります。カウンター越しに交わす会話や、大将の所作を眺めながら味わう時間は、何物にも代えがたいひととき。

漬けマグロは、赤身の深い旨みと香りが印象的。脂の乗った中トロはとろける食感と赤酢のシャリが絶妙に交わります。

濃厚な北海道産ウニの軍艦巻きは、口に入れた瞬間にとろける甘みと磯の香りが広がり、幸福感に包まれます。

そしてコースの締めには、徳島名物「鳴門わかめ」をふんだんに使った味噌汁。潮の流れにもまれて育った肉厚なわかめは、口に入れた瞬間に磯の香りがふわっと広がり、心も体もほっとする味わいです。

徳島の地で、江戸前の技と地元の旬が出会う「すし瀬名波」。一度訪れれば、その一貫一貫に込められた想いと確かな仕事に魅了され、きっとあなたの“特別な一軒”になるはずです。

徳島 すし瀬名波

無料生卵＆無限ライス付きで満腹必至！徳島ラーメンといえば「ラーメン東大 大道本店」

JR徳島駅から車で5分程、大道沿いに、県内外のラーメン好きがこぞって訪れる名店が「ラーメン東大 大道本店」。

休日ともなれば、店の外に長蛇の列ができるのは当たり前。徳島県内外に12店舗を展開する人気チェーンの総本山として、その味を求めて多くの人が集まります。

店内はカウンター席のみ。中央にもテーブルがありますが、仕切りがあり対面式のカウンターとして使われています。この作りのおかげで、一人でも入りやすく、観光や出張の合間にふらっと立ち寄る人も多いそう。

人気の秘密は、その太っ腹すぎるサービスにもあります。創業当時から、徳島県産の新鮮な生卵を無料で提供。しかも卓上に常備されており、いくつでも自由に食べられちゃうんです。

さらに大道本店では、ラーメンを注文すると「無限ライス」と称したおかわり自由のライスがついてきます。生卵＋ライスで作る卵かけご飯（TKG）は、ラーメンとセットで楽しむのが東大流。オリジナルの醤油を垂らせば、とたんにごちそうに！

王道の「東大ラーメン（並）750円」がこちら。生卵は卓上からとって、お好みでトッピングしましょう。卵かけご飯はもちろん、ラーメンに落として味変するのもおすすめです。

骨からじっくり炊き出した濃厚な醤油とんこつスープも魅力。茶褐色のスープは見た目以上に奥深く、豚骨の旨味に醤油の香ばしさが溶け合った、クセになる味わいです。そこにあわせるのは、特注麺。中太麺がスープをしっかりと抱き込み、口いっぱいに旨味を運びます。

徳島ラーメンといえば、外せないのが甘辛の豚バラ肉。東大の豚バラは、しっかりとした旨味と甘みがあり、白ご飯との相性も抜群。一口頬張ると、濃いめの味付けがじゅわっと広がり、自然とご飯をかき込みたくなる味。

濃厚なスープに特注麺、甘辛の豚バラ肉、無料の生卵、そしておかわり自由のライス。この豪快かつ心配りのあるサービスは、リピーターになるファンを生み出すのも納得。

徳島に訪れたら、一度は足を運んでほしい名店。ぜひ“東大流”の徳島ラーメンを堪能してみてください。

ラーメン東大 大道本店

徳島ならではの食文化と、ここでしか味わえない絶品グルメ。旅の時間を最大限に活かせるタイパ優秀グルメを、ぜひ体験してみてください。