異なる文化に触れ、食を楽しみ、絶景に震え、エンターテインメントに心躍る。間違いなく人生を豊かにしてくれるのが、海外への旅。現地でのさまざまな体験へのワクワクと同じぐらい、ひさしぶりの、あるいは初めての国際線にドキドキされている方も少なくないのではないでしょうか。実は、この何年かで国際線に関するサービスも大きく進化して、よりシンプルに、より快適に手続きができるようになっているのです。そこで、あらためて、JAL国際線のご利用方法を、順を追ってご紹介していきましょう。
画像: iStock/winhorse

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STEP0 ご搭乗の前に。航空券をご予約ください

画像: STEP0 ご搭乗の前に。航空券をご予約ください

海外旅行の予定を立てられたら、まずはJAL Webサイトやアプリから航空券をご予約ください。ご予約と同時にご希望の席をご指定いただけます。

購入が完了しましたら、ご指定のアドレスに完了メールと「eチケットお客さま控」をメールで送信します。また、JAL Webサイトの予約確認画面からも「eチケットお客さま控」を印刷いただけます。

なお、国際線航空券のご予約は、搭乗日から数えて360日前(※)から検索することができます。夏休みや年末、ゴールデンウィークなどの連休期間は混雑が予想されるため、ご旅程が確定している場合は、お早めのご予約がおすすめです。

※往復でご利用の場合は、往復共に申し込み日から360日以内となる旅程の予約が可能です。ご搭乗予定日の予約開始日につきましてはこちらからご確認ください。

JAL Webサイト

JALアプリ

STEP1 飛行機に搭乗するための手続き(チェックイン)を行います

画像: iStock/mapo

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予約した飛行機に搭乗するため、オンラインチェックイン(搭乗手続き)を行います。

オンラインチェックインには、とても簡単にご搭乗手続きが完了し、スムーズにご予約の便にご搭乗いただけるメリットがあります。

たとえば、空港にお越しになる前に、いつでも・どこでもスマホやWebからチェックインいただけます。そのため、空港のチェックインカウンターの行列にお並びいただく必要がありません。お預けの手荷物がなければ、空港ご到着と共に保安検査場に直行可能(モバイル搭乗券や2次元バーコードが必要です)。お預けの手荷物がある場合には、オンラインチェックイン専用カウンターをご利用いただけます。

オンラインチェックインの流れ

[準備するもの]

  • パスポート
  • eチケットお客さま控
  • メールアドレス

※パッケージツアーや団体旅行のお客さまは旅行会社発行の「認証番号」

従来は空港でチェックインを行うのが一般的でしたが、JAL国際線をご利用のお客さまは、ご自宅やお好みの場所で、ご出発便の24時間前から1時間前までオンラインでのチェックインが可能です。

オンラインチェックインでは、JAL WebサイトやJALアプリからシートマップにてお客さまご自身による座席指定をしていただくこともできます。すでに座席指定をお済ませのお客さまも、オンラインチェックインにて座席の変更が可能です。

(1)オンラインチェックイン手続きを開始

〈JAL Webサイトをご利用の場合〉

画像1: オンラインチェックインの流れ

JAL Webサイトトップページの「搭乗・チェックイン」より国際線「オンラインチェックイン」を押して手続きを開始してください。

〈JALアプリをご利用の場合〉

JALアプリトップ画面の「今すぐオンラインチェックイン」を押してください。

(2)必要情報を入力

画像2: オンラインチェックインの流れ

「チェックインする」ボタンを押していただくと、「認証」画面が開きます。

予約番号・eチケット番号(航空券番号)・認証番号のいずれかと、便名・日付・お名前をご入力ください。会員ログイン済みの場合、この画面はスキップします。以下、ご搭乗便の情報と座席の確認・変更を行うことができます。

(3)搭乗券の発行

搭乗券の受取方法を以下のなかから選択し、搭乗券を発行することができます。

[搭乗券の受取方法]

  • JALアプリで受け取る
  • メールで受け取る
  • ご自身で印刷する
  • Walletを利用する/Walletを追加する(iPhoneの場合)
  • モバイル搭乗券(Google ウォレット)を利用する

オンラインチェックインを行い、お客さまご自身がご自宅や会社のPCから印刷できる「ホームプリント搭乗券」または、お客さまのスマートフォンから取得できる「モバイル搭乗券」を事前にご用意のうえ空港にお越しいただければ、チェックインカウンターに並ぶことなく、直接保安検査場へお進みいただけます。

オンラインチェックイン操作説明(個人旅行でご利用の場合)

STEP2 余裕を持って空港にお越しください

画像: iStock/tupungato

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フライトの当日は、できるだけ時間に余裕を持って空港にお越しください。国際線の場合、ご搭乗手続き締め切り時間はご出発前の60分前です。そのうえで、ご搭乗口へは30分前までを目安にお越しください。

ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などのハイシーズンには混雑が予想されます。空港によっても状況は異なりますが、周辺道路や駐車場の混雑が予想されますので、公共交通機関のご利用をおすすめします。

ご搭乗のお客さまへのお願い(国際線)

STEP3 お手荷物を預けます

機内に持ち込み可能なお手荷物

機内に持ち込めるお手荷物は、大きさと重量、個数が決められています。

ハンドバッグ、ノートパソコンといった身の回りのもの1個と、縦+横+高さの和が45インチ(115cm)を超えないサイズ、かつ3辺それぞれの長さが55cm×40cm×25cm以内で、10kg以下の手荷物1個というルールがあります。

そのほか航空法による各種条件があるため、詳しくは以下からご確認ください。

機内持ち込みお手荷物のルール

お預けになるお手荷物

お手荷物をお預けいただく際は、ご搭乗便出発の60分前までにお手続きください。お手荷物は「自動手荷物預け機(以降 Self Baggage Drop)」で事前にお預け入れを行うことができます。Self Baggage Dropは、ITの活用でより便利に空港をご利用いただける「JAL SMART AIRPORT」の一環として導入されたもの。現在、国際線は羽田空港、成田空港および一部の海外空港で稼働しています。

Self Baggage Dropが導入されていない空港では、カウンターにてお手荷物をお預けいただきます。

画像: お預けになるお手荷物

Self Baggage Dropは有人カウンターにお並びいただくことなく、お手荷物の預け入れを完了することができ、スムーズに手続きを終えることができます。

手順としては、まず自動チェックイン機で手荷物タグを発行し、手荷物に手荷物タグを付け、Self Baggage Dropへ進みます。ディスプレイの指示にしたがって搭乗券のバーコードをかざし、ベルトの上に、一つずつお手荷物を置きます。最後に手荷物引換証が印刷されるので、それを受け取れば手続きは終了です。

お預けになるお手荷物のルール

STEP4 保安検査を受けます

残す行程は4つ。保安検査をクリアし(該当される方は税関審査を行って)、出国審査を経てから、搭乗口へ。国際線の場合、出発30分前には搭乗口に到着している必要があります。

通常、保安検査と出国審査には10〜15分程度の時間を要します。繁忙期の混雑を想定すると、出発の60分前には保安検査場にいることが望ましいでしょう。ここでは乗客の衣服や靴、機内に持ち込む手荷物が安全かどうかを確認します。

保安検査場入口にある改札のリーダーに搭乗券をかざして入場します。

検査では、検査係員の指示に従い、コート、ジャケット、パーカー、ダウンベスト、セーター、カーディガンなどは脱いでいただき、トレーに入れます。さらに、くるぶしを覆うブーツやバスケットシューズ、ソールの厚い靴、金属などの装飾が多い靴なども脱いでいただき、専用トレーに。携帯電話、鍵、小銭などの金属類はポケットから出し、ノートパソコンやタブレット端末もお手荷物から出してすべてトレーに入れます。

細心の注意が必要なのが液体物。機内持ち込みについては、国内線とは違い、詳細なルールが設けられています。

[液体物のルール]

  • 容器1つにつき100ミリリットル以下であること
  • 複数容器の場合1リットル以下のジッパー付き透明ビニール袋に入れること
  • 1人1袋に限る

準備ができたら、お手荷物とトレーに入れた衣類や身の回り品は機械に通し、金属探知ゲートを通過します。

なお、機内持ち込みが可能なものには細かな規定があり、保安検査場で指摘されることも少なくありません。事前に確認しておくようにしましょう。

制限のあるお手荷物

STEP5 税関審査を受けます(該当される方のみ)

以下の条件に該当する方は、税関で書類を提出する必要があります。

税関手続きが必要な方提出書類
腕時計等の外国製品を持出す方外国製品持出し届 1通
100万円相当額の現金等を持出す方支払手段等の携帯輸出・輸入申告書 1通
輸出免税物品を持出す方(居住者の場合)輸出証明申請書 2通

STEP6 出国審査を受けます

画像: iStock/Tony Studio

iStock/Tony Studio

無事、保安検査場を通過すれば、出国審査です。窓口もしくは顔認証ゲートに連なる列に並び、1人ずつ順番に審査を受けるのが、一般的な出国審査です。搭乗券とパスポートを準備して待機し、自分の番が来たら、窓口または顔認証ゲートにお進みください。パスポートの写真と顔が照合され、本人確認が完了すれば、出国審査は終了となります。

日本人が日本を出国する際の審査自体に複雑な点はありませんが、繁忙期には出国審査は混雑し、長蛇の列ができることも珍しくありません。出発までの最後の関門とはいえ、搭乗口に出発30分前に到着するためには、余裕を持って審査を受けるようにしましょう。

一方で、そうした混雑緩和の方策として2018年から出国審査に「自動化ゲート」が導入されています。自動化ゲートは、パスポートと指紋認証、顔認証を行うことで自動的に出入国審査をすることのできるシステムです。

利用するためには、事前にパスポートの顔写真と指紋を登録する必要がありますが、フライト当日でも登録可能です。現在、自動化ゲートは成田空港(第1・2ターミナル)、羽田空港、中部空港、関西国際空港に設置されています。

STEP7 飛行機に搭乗します

搭乗口に進みます。ご搭乗の便がどこの搭乗口なのかを搭乗券または空港案内モニターをご確認いただき、出発30分前には到着していられるように、搭乗口に向かってください。

画像: STEP7 飛行機に搭乗します

搭乗口では、JALスタッフからご搭乗時刻とご搭乗の順番についてご案内があります。病気やけがをされているお客さま、ご妊娠中、お子さま連れのお客さまなどの事前改札サービスに続いて、搭乗クラスや会員種別に応じたグループの優先搭乗、さらにお座席番号席順に、通常5グループのお客さまを順に機内ご案内いたします。

搭乗の際には、パスポートで本人確認を行ったうえで、改札機に搭乗券をかざし、飛行機にご搭乗いただけます。

さて、その後は、旅先に思いを馳せながら、JALがご提供する快適なフライトを心ゆくまでお楽しみいただければ幸いです。……なのですが、今、JALの国際線にご搭乗いただくお客さまに、ぜひご体験いただきたいご搭乗手続きのやり方があります。それが「Face Express」。

SPECIAL STEP 最新鋭の顔認証システム「Face Express」をおすすめします

「Face Express」とは、最新テクノロジーを駆使した顔認証システムのこと。

今回、JAL国際線での旅の手続きについて順を追ってご紹介してきましたが、「STEP3 お手荷物お預け時」「STEP4 保安検査」「STEP6 搭乗」という多くの手続きでパスポートと搭乗券を提示し、本人確認をする必要がありました。

Face Express対応機器はこのマークが目印

しかし、チェックイン時にパスポートとお客さまの顔を照合し、顔情報を登録すれば、それ以降の手続きでパスポートと搭乗券の提示が不要となるのが、このFace Expressというサービス。目印は、上のロゴマーク。現在、成田空港と羽田空港に導入されています。

成田空港は、3階出発ロビーKカウンターの自動チェックイン機で登録可能

画像: 羽田空港は3階出発ロビーJALカウンターにFace Express専用機を設置

羽田空港は3階出発ロビーJALカウンターにFace Express専用機を設置

それぞれの機器でパスポート情報を読み取り、備え付けのカメラで顔認証を行えば、その後のSTEPは基本“顔パス”となるのです(出国審査は対応していません)。

自動手荷物預け機では、顔認証で手荷物預けを実現。

自動手荷物預け機の案内にしたがって進むと顔認証を開始し、お手荷物をお預けいただけます。手続きが完了後、レシートが発行されます。

保安検査場に進むと、Face Express登録済旅客専用レーンが。保安検査場の改札も顔認証で通過可能です。

足マーク部分に立ち、カメラに顔を向けて認証させればゲートがオープンします。

さらに搭乗ゲートでも搭乗券とパスポートの提示不要!

画像: SPECIAL STEP 最新鋭の顔認証システム「Face Express」をおすすめします

足マーク部分に立ち、カメラに顔を向けて認証させれば機内への扉が開きます。

従来の手続きでは、空港で過ごす数時間のあいだに、何度も大事なパスポートを出してはしまうという行動を繰り返す必要がありました。それが一度の登録でFace Expressに代替することができるようになったのです。空港で過ごす時間もまた旅の一部。そんな搭乗手続きがよりスムーズで快適に、そしてタッチレスでより安全・安心な旅を。顔認証による新しい搭乗手続きを、ぜひとも一度ご利用ください。

※一部路線ではFace Expressによる顔認証手続きを行っていない場合があります。

Face Express

はじめての方はもちろん、海外旅行好きの方でも、毎回少しは緊張してしまうであろう国際線の搭乗手続き。きちんと覚えておかなくても大丈夫です。身近なデジタル機器とテクノロジーの組み合わせによって、以前よりも簡単・便利に進化しています。海外に行く機会のある方は、ぜひとも事前にチェックしてください。

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