ステップアップとやりがいを重ねる仕事。CAになるには?
JALの客室乗務職採用は、おかげさまで毎年多くの方のエントリーを受け付けています。ご応募は一般的な企業と同様で、Webサイト上の採用情報で新卒やキャリアの募集要項を発表し、ご応募いただく流れです。
選考を経て、入社した客室乗務員は、安全とサービスについての基礎訓練を受講し、乗務資格を取得します。国内線乗務からスタートし、国際線の乗務資格を得てからも、エコノミークラス、ビジネスクラスへとステップアップしながら、技量や感性を磨き、成長していきます。
お客さまの命を守る安全の訓練や、品質の高いサービスを目指すための厳しいハードルを乗り越える必要がある一方、仲間と共にチームワークを活かし、お互いを磨き上げることにやりがいも感じられる仕事といえます。
新卒キャリア採用サイト
客室乗務員志望だけでなく、キャリアに役立つJALエアラインスクール
このような特徴を持つ客室乗務員のほか、空港のグランドスタッフを志す学生や社会人の方々から支持をいただいているのが、JALエアラインスクールです。4日間の短期集中講座や3カ月間のレギュラー講座を中心に、羽田空港内のJALスカイミュージアムほか全国の大学などでも受講できるスクールとなっております。
丸島「JALエアラインスクールは、学生や社会人の方など、18歳以上の方なら、どなたでも通うことができるスクールです。カリキュラムを通じて、まずは今のご自身をしっかりとご理解いただきます。そのうえで、将来のありたい姿を考え、その目標に対して、今の自分がなすべきことを明確にしていくサポートを、現役のJAL社員が行います」
こう語るのが、大学で非常勤講師を務め“キャリア”について学びを深めた経験を活かしながら、企画運営を行う丸島拓郎です。
JALエアラインスクールで行うことのひとつが、企業に入ったその先でどう自分らしく働くのか、という大きな視点で自分と向き合うこと。そのうえで自分の本当に「なりたい姿」を明確にしていくのです。つまり、航空業界を志望する方だけではなく、さまざまな就職活動に役立つスクールだといえます。実際これまでの受講生の採用実績を見ても、幅広い業界への内定を取られております。
JALエアラインスクール 採用実績
航空業界のみならず、幅広い業界で活きる学び
丸島「学生の方やセカンドキャリアを目指す社会人の方など、さまざまな方が受講されています。以前、お医者さまを目指す女性の方が、寄り添いの気持ちを学びたいという理由から受講されたケースも。また、卒業生の内定実績としても、ホテルやブライダルといったサービス関連のほか、金融やマスコミなどの内定報告も多くいただいています」
現役の客室乗務員で、スクールの講師を務める中島美智代が続けます。
中島「カリキュラムでは、航空業界の多様性も学べます。この学びを深めることで、実際に客室乗務員志望の方が、業務企画職で内定を獲得するケースもございます。可能性の幅を狭めないでほしいのです。社会に出たご自身の、なりたい姿を掴んでいただくことができる講座を目指しています。ご自身の働き方や多様性、チャレンジしたいことを明確にすることが、航空業界はもちろん、社会でいきいきと働くことにつながるはずです」
今の航空業界に求められる最新の“人財像”を踏まえた、JALならではのカリキュラム
中島「私が目指していたときの客室乗務員像は、機内の安全を守り、上質なサービスを提供する専門職でした。しかし今はまったく違います。新規事業の立ち上げや、他業界との協業・企画推進、地方活性化の一翼を担うふるさと応援隊など、乗務の専門性を極めることに加え、多様なミッションにチャレンジする姿勢が求められています。そのことをご認識いただきながら、しっかり自己分析できることも特色です」
JALならではのプログラムとして、働くイメージ作りも行います。たとえば客室でお飲み物をご提供するサービスの訓練体験。日ごろ、JALスタッフがどのような思いでサービスや安全と向き合っているかを、実践形式で学ぶことができるのです。
中島「仕事を理解することで、憧れだけでない、明確な志望動機に気が付くことができます。このような経験をすることで、長い就職活動期間のモチベーションの維持に役立ちます。また、実際のJALの採用面接官経験者が、面接の練習を行います。『あなたのここに魅力がある、こうしたら、さらにあなたの良さが伝わる』といったこともしっかりとフィードバックします。ご自身の課題を知ることができる点は、大きなアドバンテージになります」
チームで学び、絆を作ることで、“求められる人物像”に近づくことができます
このように、最新の“求められる人財像”を踏まえた講座を通じて、有意義な学びを得られるのが、JALエアラインスクールの特徴といえます。
中島「こと航空業界を目指す方々は、周囲に同じ志望の方が少なく、また狭き門へのチャレンジであるため、孤独感にさいなまれているケースが多く見受けられます。私たちは、チームとして同じ目標を目指す雰囲気を大切にしています。短期集中講座の4日間でも絆ができて、情報共有し、互いに励ましあえる仲となっています」
美しい所作やマナーは、あえて具体的にお教えしません
JALエアラインスクールで得られる大きな学びのひとつが、ご自身の強みを活かした品格の醸成かもしれません。社会人として一目置かれる雰囲気を、内面から作ることができるのは、カリキュラムの大きな特色です。
中島「実は、お辞儀の角度はこれくらい……と、具体的なマナーを教えることはしないのです。むしろそれをやってしまうと、画一的になり個性を潰しかねません。カリキュラムを通じて講師陣の立ち居振る舞いを見ていただき、日常で素敵だなと思える方がどんな振る舞いをしているか、あるいはその逆はどんなふるまいか、意識しながら見て学ぶことが大切なのです」
先述の「なりたい自分をイメージし、内面を磨く」ためのカリキュラムと組み合わせることで、受講される方の佇まいは、驚くほど変わるといいます。
品格は内面から。磨くと周囲の反応が必ず変わります
中島「面接の直前対策として実施しているブラッシュアップ講座で、半年ぶりなどに再びお会いすると、多くの受講者の方の印象が以前とはガラリと変わっています。頭の中で所作を考えるクセを身につけることで、周りの目が変わります。そして返ってくる反応も違います。そのメリットは大きいはずです。すべてのコミュニケーションは相手があってのことですから、大きな武器になると思います。ご自身を磨くことで、チャンスをご自身側に引き寄せることができるのです」
凜とした佇まいは、内面と意識から。そのことを真に身につけた方がどんどん内定をとっていくのを見ると、我が事のように嬉しいと中島は語ります。
丸島「所作というと、品のようなひとつの技術だと思われますが、私はその方の自信そのものだとも思います。カリキュラムのなかで自分について向き合う講座が多いのは、まさに自信を付けていただくため。ご自身の過去と向き合っていくことで、他人と比較するわけではなく、自分自身にフォーカスを当て、自信を作っていくプロセスになるのです」
世界に誇るサービス品質に直に触れ、学べるスクールです
JALは、持続可能な目標と衛生的で多彩なサービス、そして客室乗務員のホスピタリティと高い接客スキルなどが評価され、日本唯一のWORLD CLASSエアラインに認定されています。また、英国の航空サービス格付会社SKYTRAXより、世界最高品質の商品・サービスを提供する航空会社として2018年から「5スター」に6年連続で認定されました。
JALエアラインスクールは、航空業界への大きな足がかりのみならず、世界に誇る一流のサービスに触れて学べる機会といえます。どんな学びが待っているのか、詳しくははぜひ以下の動画や公式サイトへのリンクからご覧ください。講師陣一同、ここでの経験が人生の大きな糧になることを願って、いつでも門戸を開いてお待ちしています。
JALエアラインスクール
A350導入の裏話や機内食のメニュー開発など、JALの仕事の舞台裏を紹介します。
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