肉厚の穴子を贅沢に使用した歴史ある箱寿司「檜垣」
神戸の名物食材のひとつである穴子。これを箱寿司で味わうのは関西ならではの食文化です。
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箱寿司はじめ、巻き寿司やちらし寿司が味わえる関西寿司専門店「檜垣(ひがき)」。中華街でにぎわう南京町の中、大通りを1本奥に入った場所に位置します。
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地元ではもちろん、観光客にも愛される人気店。カウンター8席のみの小さなお店ですが、前日までの予約でテイクアウトも可能なので、自宅や新幹線、飛行機で味わうお客さんも多いのだとか。
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箱寿司に使用するのは、「伝助(でんすけ)」と呼ばれる300g以上もある穴子。大きくて肉厚の穴子を贅沢に使用した箱寿司は美味しさも格別です。
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木製の型に酢飯や穴子を重ねて詰め力強く押して形を作ったら、専用の包丁でカットして完成です。細かな行程がいくつもありますが、店主檜垣さんの流れるような職人技はついつい見とれてしまいます。
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「穴子箱寿司(3,000円)」は焼きと蒸しが各4切れ入り。関東では蒸し穴子が定番ですが、焼き穴子は関西ならではの食べ方。味や食感、風味の違いの食べ比べも楽しめます。
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香ばしく炙った焼き穴子は、皮はカリっと身はふっくらしていて、濃密なタレが穴子本来の味を引き立てています。シャリと穴子の間には椎茸やキクラゲが入っているところも関西箱寿司の特徴。
酢飯はほんのり甘さがあり、香ばしい穴子とのバランスがちょうどよく、上品な味わいに仕上がっています。
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色々食べたいという方に人気の「三種盛り合わせ(2,000円)」は、焼き穴子と海老が2切れずつに加えて、巻き寿司が4切入り。
色鮮やかで美しい海老はぷりっとした食感が楽しく、山椒の葉がさっぱりとした風味を加えています。
美しく巻かれた巻き寿司の具材は、たまご、かんぴょう、椎茸、木耳、人参そして三つ葉。程よい甘さの具と海苔と酢飯の具合がちょうど良くとても美味しいです。
細部までこだわった美しい箱寿司、関西の食文化に触れながら職人技を堪能してくださいね。
檜垣(ひがき)
住所 | : | 兵庫県神戸市中央区栄町通2-9-4 川泰ビル 1F |
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電話 | : | 078-321-5188 |
営業時間 | : | 要予約、売り切れ次第終了 |
定休日 | : | 木曜日 |
※価格は6月19日時点となります。
王道の洋食メニューをレトロ空間で味わう「洋食パリス」
神戸と言えば欠かせないグルメのひとつが洋食です。150年以上前の開港以来、船のコック達によって発展していった洋食文化は神戸の歴史とは切っても切り離せません。
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JR三ノ宮駅より徒歩10分、グリーンのタイルの壁が目を引くレトロな外観の「洋食パリス」。エビフライやグラタン、ハンバーグステーキなど洋食の王道メニューが楽しめるとあって、大人だけでなくお子さまにも人気のレストランです。
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暖かな光に包まれたどこか懐かしい空気が流れる店内。テーブルにセットされたスプーンやフォークが洋食屋さんならではの雰囲気でワクワクします!
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お店の奥にはウォークインセラーがあり、ナチュールを中心にさまざまなラインナップから洋食にぴったりのワインを選ぶことができるんです。
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洋食の王道メニュー「マカロニグラタン(Sサイズ 770円)」。口当たりなめらかなホワイトソースに包まれたマカロニやチキン、玉ねぎなどの具材たち。とろ〜り伸びるチーズは香ばしい焦げ目がついて、ついつい手が止まらなくなる美味しさ。
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「ハンバーグステーキ(Sサイズ 1,300円)」。ひき肉はごろっと大きめにカットされていて、噛めば噛むほどに力強い旨みを感じます。まさにステーキという名にふさわしい食べ応えで、濃厚なソースも美味しいです。にんじんローストやブロッコリーが鮮やかな彩りを添えてくれる一皿。
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イタリアンという名のナポリタン「イタリアン(Mサイズ 1,100円)」。太めのスパゲットーニに絡むケチャップソースは子供のころを思い出しますね。具材はソーセージ、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームなど盛りだくさんで食べるたびに口の中が楽しくなります。
料理はSサイズや大人数でシェアできるLサイズまで用意されているので、おひとりでもちょっとずつ、色々な種類の料理が楽しめます。
洋食やお客さまへの想いが伝わる温かい洋食店。一度訪れたらとりこになってしまうでしょう。
洋食パリス
住所 | : | 兵庫県神戸市中央区布引町2-2-12 MAISON ROSE 1F |
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電話 | : | 078-862-1485 |
営業時間 | : | 18:00~24:00(フードL.O.22:00) |
定休日 | : | 不定休 |
公式サイト | : | https://www.instagram.com/paris_boozys/ |
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