アベンチュリンは石英(クォーツ)の一種で、石英の中に他の鉱物が含まれることで内部に反射が起こり、キラキラとした輝き(アベンチュレッセンス)を放ちます。
アベンチュレッセンスがない色付きの石英に対してアベンチュリンという名前が付けられることもあります。

主な採掘国は、インドやブラジルなど。その中でも緑色の中に美しいアベンチュレッセンスが見えるものが「インド翡翠」と呼ばれ、インドではお土産にもされています。

本記事では、そんなアベンチュリンの意味や色別の効果、相性の良い石などをご紹介します。インドを訪れた際のお土産として、検討してみてください。

パワーストーン・アベンチュリンの意味を解説

画像: 提供:日本パワーストーン協会
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アベンチュリンは、恋愛に効果的なパワーストーンとしてよく知られていて、下記のような石言葉があります。

〈アベンチュリンの石言葉〉

  • 恋のチャンス
  • 豊穣
  • 優しさ
  • 素直さ
  • 勇敢
  • 聡明
  • 安眠
  • 心の安定
  • 沈着

アベンチュリンの名前は、「偶然」をきっかけに生まれたガラスと似ていたため、イタリア語で「偶然」という意味がある「a ventura(ア・ベンチュラ)」を語源として名付けられました。

遡ること18世紀。ヴェネチアンガラスで有名なイタリアのヴェネツィア・ムラーノ島で、とあるガラス職人がガラスを溶かしていたところ、間違って銅くずが混ざってしまいました。ガラスが冷えて固まった結果、溶けたはずの銅が箔となり混ざり、所々がキラキラと光るガラスができたのだとか。
そんな偶然から、箔が混ざったガラスは「アベンチュリンガラス」と名付けられました。

このことをきっかけに、以前から自然界に似たような石があることが注目されます。そうして、石英(クォーツ)の中に針鉄鋼や赤鉄鋼などが混ざってキラキラと輝く石のことをアベンチュリンと呼ぶようになったのです。

アベンチュリンは5月の誕生石

誕生石の選定は、国ごとに異なります。日本では一般的に、5月の誕生石はエメラルドや翡翠など新緑を思わせるグリーンの宝石が設定されています。

アベンチュリンは5月の誕生石としてメジャーとはいえませんが、パワーストーンショップなどの一部ではアベンチュリンを5月の誕生石にしていることが多いようです。

諸説ありますが、エメラルドの語源が「緑の宝石」であることから、緑色のストーンであるアベンチュリンが5月の誕生石とされたと考えられます。

【色別】アベンチュリンの効果をご紹介

画像: iStock/west
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アベンチュリンは緑が有名ですが、実はレッドやブルーなどもあり、色彩豊かな石です。この色味は、石英(クォーツ)に含まれている鉱物の種類によって変わります。

また、カラーによって石の持つ効果も少し異なる点にも注目。パワーストーンとしてアベンチュリンを選ぶ際の参考になるでしょう。

ここでは、代表的なアベンチュリンとして、4種類の特徴や効果をご紹介します。

  • グリーンアベンチュリン
  • ブルーアベンチュリン
  • レッドアベンチュリン
  • オレンジアベンチュリン

グリーンアベンチュリン

グリーンアベンチュリンは、一般的によく知られているアベンチュリンで、クロム雲母(フックサイト)という鉱物が含まれています。「グリーンクォーツァイト」と呼ばれるものは、クロム雲母を含んでいないものです。

主な産出地はインドで、見た目が似ていることから「インド翡翠」と呼ばれることもあります。

グリーンアベンチュリンは、洞察力や思考力を発揮させてくれる石として有名です。勉強に励んでいるとき、仕事や資格取得に邁進しているときに、力を発揮できるようサポートをしてくれるでしょう。

また、心身のバランスを整える効果もあるので、安定した人間関係を築き、その中で才能を発揮したいときにもおすすめです。

ブルーアベンチュリン

ブルーアベンチュリンは、深い青色が特徴。グリーンアベンチュリンよりも産出量が少なく希少性が高い石として知られています。

ブルーアベンチュリンは、癒し効果があるとされている石です。ストレスを和らげて心身のバランスを整えてくれ、ポジティブな気持ちになれます。

また、人間関係の円滑化や目標を成就させるパワーも与えてくれるので、受験やビジネスなど、一念発起したいタイミングの手助けにもなるでしょう。

レッドアベンチュリン

レッドアベンチュリンは、石英(クォーツ)にヘマタイトなど赤系のゲーサイト(水酸化鉱物)が含まれている石です。キラキラとしたアベンチュレッセンスが見られない石は「赤水晶(レッドクォーツ)」となります。

レッドアベンチュリンの主な効果は、リラックス作用です。不安定な感情を落ち着かせてくれるので、イライラしがちなときにおすすめです。

また、レッドアベンチュリンは疲労回復や健康維持にも効果的といわれています。

オレンジアベンチュリン

オレンジアベンチュリンも、鉱物としてはレッドアベンチュリンやピンクアベンチュリンと同じ系統で、温かみがある優しい雰囲気のオレンジ色です。

オレンジアベンチュリンには他のアベンチュリンと同じリラックス効果とともに、恋愛成就のお守りとしても期待されています。鮮やかなオレンジ色が果実を連想させることから「恋が実る」といわれているのです。

アベンチュリンと相性の良い石の組み合わせ3選

提供:株式会社ベルエトワール

アクセサリーなどでアベンチュリンを身につける際、他の石と組み合わせて持つこともあります。

相乗効果を得るためにも、できるだけ相性がいいストーンと組み合わせるようにしましょう。ここでは、アベンチュリンと特に相性がいい下記の石について、ご紹介していきます。

〈アベンチュリンと相性の良い石〉

  • フローライト
  • プレナイト
  • シトリン

フローライト

フローライトとは透明感があるパワーストーンで、カラーは緑から紫までさまざまです。癒し効果がある石であり、「ネガティブな感情」や「体で不要になったもの」を手放し、より良い状態に導いてくれます。

フローライトはどんな石とも組み合わせられますが、リラックス効果のあるアベンチュリンと合わせると、癒しパワーの相乗効果を発揮してくれるでしょう。

フローライトとアベンチュリンで同系色のものを選べば、見た目の相性も抜群です。

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プレナイト

プレナイトとは、マスカットを思わせるような淡い緑色のストーン。プレナイトは光沢があるものもあれば、ザラザラしているものもあります。中にインクルージョン(内包物)が含まれていることがあり、透明ではないことが多いです。

プレナイトには、感情を落ち着かせて周囲の人との調和を取ったり、直感力を高めてくれたりする効果があるとされています。そのためアベンチュリンと一緒に身につけることで、より精神的に落ち着きを得られることでしょう。

シトリン

シトリンの和名は「黄水晶」で、その名が示すとおり黄色〜黄金色の水晶です。地中深くに結晶となったアメジストが、マグマなどの熱によって黄色く変化したり、水晶に放射線が当たって黄色く変化したりしたものを指します。

シトリンは別名「幸運の石」と呼ばれる、富と繁栄をもたらしてくれる石。お金にまつわる運気を上げてくれるとともに、心身へのネガティブなエネルギーを取り除いてくれます。

アベンチュリンと組み合わせれば、心身のストレス軽減が期待できるでしょう。日頃ストレスを感じがちなら、試してみてはいかがでしょうか。

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アベンチュリンと翡翠の違いとは?

画像: iStock/real444
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緑系のアベンチュリンの中には、見た目が翡翠に似ているものがあります。そのためアベンチュリンは「インド翡翠」と呼ばれることがありますが、分類としては翡翠ではありません。

よく見ると異なる輝きがあるため、違いを見分けられるようそれぞれの特徴を確認しておきましょう。

アベンチュリンの特徴

アベンチュリンの色にはいくつかのバリエーションがありますが、特に有名なのはグリーンアベンチュリンです。光を放つ鉱物が内包物として含まれていて、光に当てるとキラキラ輝く効果「アベンチュレッセンス」が特徴です。

そんなグリーンアベンチュリンの化学組成はSiO2(石英)で、内包物はフックサイト。和名が「砂金石英」「砂金水晶」であることから分かるように、水晶の仲間です。

翡翠の特徴

翡翠(ひすい、ジェイド)とは東洋で人気がある宝石で、いくつかカラーバリエーションがありますが、青っぽく鮮やかな緑色の翡翠が有名です。

翡翠のほとんどの部分を構成しているのが、ヒスイ輝石。濃い緑色の部分には、鉄・マグネシウム・カルシウムなどを含み、オンファス輝石に近い組成です。このように、さまざまな鉱物が集まってできているのが特徴です。

ぶどう石・ソーダ珪灰石・ジルコンなどが含まれることもありますが、アベンチュリンに含まれている石英(クォーツ)は、翡翠には含まれていません。つまりアベンチュリンと翡翠は、色は似ていても異なる石からできています。

アベンチュリンの浄化方法

画像: iStock/ninelutsk
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パワーストーンによっては水や塩などに弱く、お手入れや取り扱う際に注意が必要なことがあります。しかし、アベンチュリンは比較的傷が付きにくいため、避けた方がいい取り扱い・お手入れ方法はありません。

パワーストーンのお手入れでは、浄化してからパワーチャージするのが一般的です。代表的な浄化方法として、下記のような方法があります。

  • 流水にさらす(1〜2分程度)
  • 盛り塩の上に置く
  • ホワイトセージをいぶし、煙にくぐらせる

浄化後に行うパワーチャージには、下記のような方法があります。

  • 日光浴
  • 月光浴
  • さざれ石や原石の上に置く
  • 土の上に置く

上記の方法を参考にして、3カ月に1度程を目安に、アベンチュリンの浄化を行いましょう。

まとめ:アベンチュリンは癒しのパワーストーン

アベンチュリンとは石英(クォーツ)の中に他の鉱物が入っていて、内部で反射することで輝く宝石です。癒し効果があるため、心を強く持ちたいときや、心身が疲れているときに持つのにおすすめです。

特にインド産は人気があるので、インドを訪れた際には街中のお土産店などで、その輝きと癒しのパワーに触れてみてください。

※パワーストーンが持つ効果の感じ方には、人によって個人差がありますことをご了承ください。

監修・写真提供:日本パワーストーン協会

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